アーカイブ - 2020年 1月 27日

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「データベース 近代日本の日記」β版が公開:活字化された日記の情報を収録

研究プロジェクト「近代日本の日記文化と自己表象」の2020年1月26日付けTwitterにおいて、「データベース 近代日本の日記」のβ版公開が発表されました。

「データベース 近代日本の日記」β版は、国文学研究資料館名誉教授であった故・福田秀一氏が収集した日記関連資料のうち、幕末期から2006年までに出版・活字化された日記を対象として行われたデータベース作成作業の成果です。科学研究費助成事業の一環として実現したものであり、同プロジェクトのウェブサイト上で公開されています。

過去の年月、記入者名、ジェンダー、収録書名から日記の情報を検索できるようになっており、現在の収録件数は約850件とあります。

@diaryculture(Twitter, 2020/1/26)
https://twitter.com/diaryculture/status/1221297806658260992

米国人は映画館よりも図書館を多く訪問:2019年の世論調査から(米国)

2020年1月24日、米国の調査会社ギャラップ社は、2019年に米国人が行ったレジャー活動に関する世論調査の結果を公表しました。

調査は、2019年12月2日から15日にかけて、ランダムサンプリングにより選ばれた米国のワシントンD.C.及び全ての州に居住する18歳以上の1,025人を対象として、電話インタビューにより行われました。

調査結果によれば、レジャー活動の年間訪問・実施回数を問う設問で、9つの選択肢のうち、1位は「図書館に行く」で平均10.5回、2位は「映画館に映画を観に行く」で平均5.3回でした。性別、年齢層別、所得別、地域別等で見た場合の調査結果も示されており、女性は男性の約2倍の頻度で図書館を訪問していること等、結果から分かる要点がまとめられています。

【イベント】高木家文書重要文化財指定記念講演会「伝来の地で語る高木家文書の世界」(3/1・大垣)

2020年3月1日、岐阜県大垣市の大垣市スイトピアセンター学習館2階スイトピアホールにおいて、高木家文書重要文化財指定記念講演会「伝来の地で語る高木家文書の世界」が開催されます。

名古屋大学附属図書館が所蔵する「高木家文書(交代寄合西高木家関係資料)」が、2019年7月に重要文化財に指定されたことを記念して、広く高木家文書を紹介するという趣旨の下で開催されます。同講演会は名古屋大学附属図書館と、旗本高木家の役宅であった「西高木家陣屋跡(国指定史跡)」を管理する大垣市教育委員会が主催者となり、会場は高木家文書ゆかりの地である岐阜県大垣市が設定されています。講演会会場では高木家文書のレプリカ展示も行われます。また、講演会参加者には「高木家文書関連グッズ」が進呈されます。

事前申込・参加費は不要ですが、定員は120人(当日受付順)です。主なプログラムは次のとおりです。

・高木家文書の特徴と伝来
 石川寛氏(名古屋大学人文学研究科准教授)

・高木家治水文書の紹介
 秋山晶則氏(岐阜聖徳学園大学教育学部教授)

・高木家文書にみる上石津地域の人々と山
 山﨑和真氏(大垣市教育委員会学芸員)

・質疑応答

米・カリフォルニア大学、Elsevier社との契約解除による影響調査のため学内者向けに無記名アンケートを実施中

2020年1月23日、米・カリフォルニア大学は、同大学図書館と同大学の「図書館と学術コミュニケーションに関する大学評議会(UCOLASC)」が共同して、同大学がElsevier社の最新のコンテンツへのアクセスを停止されたことによる影響を調査するため、学内者向けに無記名アンケートを実施していることを発表しました。

カリフォルニア大学とElsevier社との契約交渉は2019年初めに決裂し、同年7月10日にElsevier社はカリフォルニア大学に対して、2019年に発行された同社の学術雑誌掲載コンテンツのScienceDirect経由のアクセスを停止しました。その後、カリフォルニア大学図書館はElsevier社のコンテンツへアクセスするための様々な代替手段を学内者向けに案内してきました。

無記名アンケートは2020年2月29日まで実施されています。

米国国立医学図書館(NLM)、総ページ数4万3,500ページ以上に及ぶ完全なデジタル化を実施した6種類の原稿コレクションを公開

2020年1月17日、米国国立医学図書館(NLM)は、同館のデジタル化資料を公開するウェブサイト“Digital Collections”において、完全なデジタル化の完了した原稿コレクションを公開したことを発表しました。

アーカイブ資料の調査・理解に役立つ詳細な調査ガイドとして、“finding aids”も完備された形で、総ページ数4万3,500ページ以上に及ぶ6種類の原稿コレクションが公開されています。公開された原稿コレクションは以下の6種類です。

・1983年から1994年の後天性免疫不全に関する全国委員会の記録
・ジェームズ・ガーフィールド第20代米国大統領の健康状態に関する1881年の公報
・1818年のメリーランド州ボルチモア北部地域の軍事視察における健康診断の報告書
・米国陸軍外科医助手のマクフェイル(Leonard C. McPhail)による1845年から1939年までの日記
・南北戦争中の1860年から1864年に米国の外科医のレターマン(Jonathan Letterman)が送受信した書簡、及び日記
・1926年における精神障害の先住民のための精神科病院に関する年報と国勢調査

オーストラリア図書館協会(ALIA)、「ドラァグクイーンによる読み聞かせ」を開催する図書館を支援するためイベント開催の様子を撮影した写真送付を呼びかけ:ブリスベン・スクエア図書館で発生した中傷による妨害への対抗として

2020年1月13日、オーストラリア図書館協会(ALIA)は、クイーンズランド州のブリスベン・スクエア図書館で前日12日に発生した「ドラァグクイーンによる読み聞かせ(Drag Queen Storytime)」イベントの中傷による妨害に触れ、このような図書館のイベントへの妨害を非難し、図書館が主催する「ドラァグクイーンによる読み聞かせ」を全面的に支持する声明を発表しました。

ALIA会長のナイト(Robert Knight)氏は、「図書館の蔵書・プログラム・サービスはコミュニティに所属する全ての多様なメンバーを対象としたものである。オーストラリア国内の多数の図書館が社会包摂プログラムへの関与の一環として、「ドラァグクイーンによる読み聞かせ」を実施しており、偏見に基づいて図書館活動が妨害されることは全く受け入れられない」とコメントしています。

ALIAは「ドラァグクイーンによる読み聞かせ」が図書館で広く支持されていることを示すため、「ドラァグクイーンによる読み聞かせ」の様子を撮影した写真をALIA宛にメール送信することを国内の図書館に依頼しています。

国際図書館連盟(IFLA)アジア・オセアニア分科会、SDGsへの同地域の図書館による支援の実態をまとめた小冊子を発行へ:事例を募集中

2020年1月26日、国際図書館連盟(IFLA)アジア・オセアニア分科会は、国連のSDGsへの同地域の図書館による支援の実態をまとめた小冊子を8月に発行すると発表しました。

同分科会では、西アジア・中央アジア・南アジア・東南アジア・北東アジア・オセアニア各地域からの報告が望まれており、3月31日までの投稿を呼びかけています。

Share Your SDG Stories!(IFLA, 2020/1/26)
https://www.ifla.org/node/92830

参考:
国際図書館連盟(IFLA)、図書館の諸活動がコミュニティや住民の生活に与える好影響に関して説得力のある話を可能とするためのマニュアルを公開:持続可能な開発目標(SDGs)への貢献事例収集促進のため
Posted 2018年4月11日
https://current.ndl.go.jp/node/35829

Wiley社、コロナウイルスに関する研究論文を期間限定でオープンアクセスに:新型肺炎をめぐる救援活動支援のため

2020年1月24日、Wiley社は、同社が出版したコロナウイルスに関する研究論文を期間限定でオープンアクセスにすることを発表しました。中国で感染が拡大している、新型コロナウイルスが原因とみられる肺炎をめぐる救援活動支援のために実施するものです。

1月24日時点では54本の関連論文が無料公開であり、今後新たな関連論文が発表されればそれらも無料公開の対象となること、無料公開期間は2020年4月までを予定しているが必要に応じて延長されることが述べられています。

【イベント】講演会「大阪市立図書館デジタルアーカイブと継承するオープンデータの可能性」(2/12・大阪)

2020年2月12日、大阪市立中央図書館において、同館・合同会社AMANE・継承型学術オープンデータ製作委員会の共催による講演会「大阪市立図書館デジタルアーカイブと継承するオープンデータの可能性」が開催されます。

1月にリニューアルした同館のデジタルアーカイブの新機能や搭載されているオープンデータ画像の説明に加え、新しいオープンデータの形である「継承型学術オープンデータ」についても紹介するとしています。

社会におけるオープンデータの共有、デザイン・プロダクツ開発や事業化の可能性など、「オープンデータ公開のそれから」について、参加者全員で考えることを目的とするとしています。

参加費は無料ですが、定員は60人(事前申込先着順) です。

内容は以下の通りです。

【イベント】ワークショップ 「ハーバード大学日本災害DIGITALアーカイブ(JDA)ー教育現場での活用方法」(2/28-29・仙台)

2020年2月28日・29日、宮城県仙台市の東北大学災害科学国際研究所及び宮城教育大学において、東北大学災害科学国際研究所「みちのく震録伝」と米・ハーバード大学ライシャワー日本研究所主催のワークショップ「ハーバード大学日本災害DIGITALアーカイブ(JDA)ー教育現場での活用方法」が開催されます。

防災学習を教える中学校・高校・大学の教員、震災デジタルアーカイブの利活用を考えている図書館や自治体、アーカイブ団体などからの参加者を募集しており、参加費は無料ですが、事前の申し込みが必要です。

定員は、中学校・高校の教員から10人程度、大学・図書館・博物館・自治体・アーカイブ団体などから10人程度です。教員は教育現場でJDAを活用する意思があること、教員以外はそれぞれの所属機関でJDAを利用するか、個人としてJDAに投稿・貢献する意思があることが参加条件です。

内容は以下の通りです。

2月28日
・防災観光のツアー(仙台近郊)
・米・ハーバード大学ゴードン教授による講演
・意見交換会

2月29日
・米・ハーバード大学自然災害アーカイブ(JDA)の紹介と使い方
・グループワーク
・グループワークの発表
・講評

宇部市(山口県)、宇部市立図書館「渡辺翁記念文庫」「渡辺翁記念文化協会「絵本文庫」」への公益財団法人渡辺翁記念文化協会からの寄付を受領

2020年1月24日、山口県の宇部市が、宇部市立図書館「渡辺翁記念文庫」「渡辺翁記念文化協会「絵本文庫」」への公益財団法人渡辺翁記念文化協会からの寄付金80万円を受領すると発表しました。

「渡辺翁記念文庫」は1953年に同館内に寄託設立され、2006年8月に同館に寄贈されたもので、高価な美術関係図書を中心に収集されています。また、渡辺翁記念文化協会「絵本文庫」は、同館が幼児を対象とした読み聞かせのための貸出文庫を開始するにあたり、2006年2月に同協会から、子どもの読書活動支援のための一助として寄付金を受領し設立されたものです。

寄附の受領について(宇部市, 2020/1/24)
https://www.city.ube.yamaguchi.jp/houdou/toshokan/2019/kihujyuryo.html

栃木県立図書館、講座「もしもの時の法知識!図書館で学ぶ交通事故対応」を開催:日本司法支援センター栃木地方事務所との共催

2020年2月14日、栃木県立図書館が、日本司法支援センター栃木地方事務所との共催で、講座「もしもの時の法知識!図書館で学ぶ交通事故対応」を開催します。

地域課題解決支援事業として、交通事故の法的トラブルの予防や深刻化の防止に役立ててもらうことをも目的に実施するもので、弁護士による講座や、同館所蔵の交通事故関連資料の紹介が行われます。

【イベント】講座「もしもの時の法知識!図書館で学ぶ交通事故対応」(栃木県立図書館, 2020/1/26)
http://www.lib.pref.tochigi.lg.jp/index.php?key=jobk0t41m-573#_573

田原市図書館(愛知県)、豊橋技術科学大学からの実務訓練生が作成したミニゲーム「本を片付けて!」を公開

2020年1月23日、愛知県の田原市図書館が、豊橋技術科学大学からの実務訓練生が作成したミニゲーム「本を片付けて!」を公開しました。

次々とやってくる利用者がカウンターに返しにくる本を片付けるゲームで、たまに返される黒い本は利用者に戻すというルールです。片付けた本の数が増えるとレベルアップし、利用者の数もスピードも上がっていきます。15冊積みあがるとゲームオーバーです。

パソコン、スマートフォンで遊ぶことができ、結果の画面をツイートして共有することも可能です。

田原市図書館 お知らせ
http://www2.city.tahara.aichi.jp/section/library/index.html
※2020.1.23欄に「新しくゲームができるようになりました」とあります。

中津市立小幡記念図書館(大分県)、妊婦や赤ちゃん連れの利用者がゆっくり座ることのできる「マタニティーコーナー」を設置

2020年1月26日付の地元紙で、大分県の中津市立小幡記念図書館が「マタニティーコーナー」を設置したことが報じられています。

設置されたのは2019年11月6日で、妊婦や赤ちゃん連れの利用者がゆっくり座ることができる空間となっており、ソファも設置されています。お薦め本や関連図書も配置されています。

妊婦に優しい空間 中津市小幡記念図書館に新設 (大分合同新聞, 2020/1/26)
https://www.oita-press.co.jp/1010000000/2020/01/26/jd0058904172

「「マタニティコーナー」完成」『図書館だより』2019年12月号 [PDF:50ページ]
https://libwebsv.city-nakatsu.jp/temp/dayori1-12.pdf

成田市立図書館(千葉県)、WebOPACでopenBDのAPIを用いた書影表示を開始

2020年1月23日、千葉県の成田市立図書館が、WebOPACの検索結果一覧、書誌詳細画面、新着案内、おすすめリスト等の画面において、openBDのAPIを用いた書影の表示を開始したと発表しています。館内OPACでは表示されません。

2020年1月23日(木曜日)より新しいサービスが始まりました。(成田市立図書館, 2020/1/23)
https://www.library.city.narita.lg.jp/update/2019/n_20200123_newservice.html

参考:
野田市立図書館(千葉県)、openBDを使った資料情報提供の試行を開始
Posted 2017年4月20日
https://current.ndl.go.jp/node/33870