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カレントアウェアネス・ポータルは、図書館界、図書館情報学に関する最新の情報をお知らせする、国立国会図書館のサイトです。
学術出版系ブログ“The Scholarly Kitchen”の2019年9月4日付の投稿において、米・カリフォルニア大学デービス校が2020年秋から実施する定額制の教科書・授業教材提供サービス“Equitable Access”に関して、購買部(Campus Stores)でExecutive Directorを務めるJason Lorgan氏へインタビューを実施した記事が掲載されています。
カリフォルニア大学デービス校は、キャンパス規模で出版社と契約を結び学生全体に均等にコストを配分することで、同校の学生が教科書やその他の授業教材を利用するためのコストを大幅に削減することを意図した新プログラム“Equitable Access”実施の準備を進めています。Lorgan氏はインタビュー記事の中で質問への回答の形で“Equitable Access”実施の背景や展望を説明しています。
国際博物館会議(ICOM)は、2019年9月7日に京都で開催された臨時総会(Extraordinary General Assembly:EGA)において、70.41%の賛成票により、規約に含まれる博物館の定義の新たな案に関する採択を延期することが決定されたと発表しています。
「博物館の定義、見通しと可能性(MDPP)に関する常設委員会」における作業は継続されます。
The Extraordinary General Conference postpones the vote on a new museum definition(ICOM,2019/9/7)https://icom.museum/en/news/the-extraordinary-general-conference-pospones-the-vote-on-a-new-museum-definition/
2019年9月5日、大阪大学附属図書館は、拠点大学として参加している国文学研究資料館の「日本語の歴史的典籍の国際共同研究ネットワーク構築計画」により、同館所蔵貴重図書「石濱文庫」の一部資料をデジタル化して、その画像データを公開したことを発表しました。
デジタル化された石濱文庫の画像データは、国文学研究資料館の「新日本古典籍総合データベース」から閲覧することができます。また、当該データは、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスのCC BY-NC-SA(クリエイティブ・コモンズ 表示-非営利-継承 4.0 国際ライセンス)の条件に基づいて利用することが可能です。
石濱文庫は石濱純太郎博士旧蔵の約4万2,000冊の東洋学コレクションで、モンゴル語・満州語・西夏語・ウイグル語・チベット語等に関する資料が数多く納められています。
19/09/05 石濵文庫の一部資料の画像データが公開されました(大阪大学附属図書館,2019/9/5)https://www.library.osaka-u.ac.jp/news/20190905_common/
2019年9月3日、オープンアクセス(OA)出版社PeerJは、プレプリント公開サービス“PeerJ Preprints”へ投稿されたプレプリント原稿の受理を2019年9月30日で停止することを発表しました。
“PeerJ Preprints”は2013年4月のサービス開始以来、5,000件以上のプレプリントを公開するなど、成功した先駆的なサービスとなっていました。しかし、現在は生物学分野のプレプリントサービスが多数立ち上げられ“PeerJ Preprints”以外の選択肢が十分に存在する状況となったため、今後はPeerJにとっての主たる目的である査読済OA学術雑誌の提供に集中する、としています。
PeerJは今後のスケジュールを以下のように示しています。 ・PeerJ Preprintsで公開されるオリジナルのプレプリント原稿の受理は2019年9月末まで ・PeerJ Preprintsで公開されるフォローアップを経た改訂版プレプリント原稿の受理は2019年末まで ・2020年1月1日以降、PeerJ Preprintsで新規のプレプリント原稿は公開されない
2019年9月3日、オーストラリア図書館協会(ALIA)とブルーシールドオーストラリア(BSA)は“ALIA Disaster Management for Libraries Guides”3点の更新を発表しました。
現在、同国が、乾燥・少雨等の気候により火災が発生する危険性が高まっていること受けてのもので、各館での防災プラン策定を支援することが目的です。
Is your library ready for the disaster season?(ALIA,2019/9/3)https://www.alia.org.au/media-releases/your-library-ready-disaster-season
2019年11月25日から27日まで、東京都千代田区のホテルメトロポリタンエドモントを会場に、国際公文書館会議東アジア地域支部(EASTICA)第14回総会及びセミナーが開催されます。
「アーカイブズのこれから ― 膨張する多様な記録にどう向き合うか」をテーマとし、技術革新によって多様な形で大量に生み出される記録/情報に直面しているアーカイブズ及びアーキビストに焦点を当て、アーカイブズのこれからを展望するとあります。
事前の参加登録が必要であり、参加登録料は16,500円ですが、11月26日午後のセッション1(講演1、2)、セッション2(講演3及びパネルディスカッション)のみ聴講希望の場合は無料です。申込多数の場合は抽選となります(有料登録者を優先)。
講演及びパネルディスカッションの内容は次のとおりです。なお、各講演タイトルは仮題です。
講演1 アンセア・セレス氏(国際公文書館会議(ICA) 事務総長) 「すばらしい新世界:AIとアーカイブズ」
講演2 ローレンス・ブリュア氏(米国国立公文書記録管理院(NARA) 首席記録官) 「米国の公文書管理改革 --- デジタルアーカイブのこれからを創る」
2019年9月8日、国際図書館連盟(IFLA)のリテラシーと読書(Literacy and Reading)分科会が、「国際識字デー」にあわせ、“IFLA Toolkit for National Literacy and Reading Strategies”を公表しました。
図書館協会・図書館・図書館員が、リテラシー及び読書における図書館の役割が、関連する国家レベルの戦略文書で認められるよう提言することを支援することが目的で、アドヴォカシーキャンペーンを構築するための方法や提言を強化するために使用する論拠や証拠、情報源等で構成されています。
First Version of IFLA Toolkit on National Literacy and Reading Strategies Launched(IFLA,2019/9/6)https://www.ifla.org/node/92544
鳥取県立図書館と県内市町村立図書館(希望館のみ)が連携し、2019年8月から10月頃にかけて、「ハザードマップ展」を実施しています。
防災週間のある9月、鳥取西部地震・鳥取県中部地震を経験した10月に、ハザードマップ等の展示を行うことで、県民の防災意識を高めることが目的です。
【企画展示・郷土】鳥取県内の図書館で開催<ハザードマップ展>(鳥取県立図書館)https://www.library.pref.tottori.jp/exhibition/now718818.html
2019年9月2日、全国歴史資料保存利用機関連絡協議会(全史料協)が、「九州北部豪雨 資料保存利用機関等状況確認報告」を発表しました。
8月29日時点の状況をまとめたもので、福岡県の福岡共同公文書館・柳川古文書館、佐賀県の佐賀県公文書館・有田町歴史民俗資料館全て「目立った被害なし」と報告されています。
全史料協 新着情報http://www.jsai.jp/ ※2019.9.02欄に「報告 九州北部豪雨 資料保存利用機関等被災状況」とあります。
九州北部豪雨資料保存利用機関等状況確認報告(令和元年8月29日時点)[PDF:1ページ]http://jsai.jp/ibbs/b20190902saga.pdf
2019年11月14日と15日、全国歴史資料保存利用機関連絡協議会(全史料協)主催の、第45回全国(安曇野)大会及び研修会が、安曇野市豊科公民館で開催されます。
大会のテーマは「「文書館(ぶんしょかん)」をつくる ~市町村が拓くアーカイブズ活動~」です。
参加には事前の申し込みが必要で、参加費は資料費として会員1,000円・非会員2,000円です。
第45回全国(安曇野)大会及び研修会(全史料協)http://jsai.jp/taikai/azumino/index.html
大会案内 [pdf:2MB]http://jsai.jp/taikai/azumino/taikaiannai.pdf
2019年9月17日、熊本大学において、熊本大学教育学部音楽学講座主催、ドイツ・ボン大学人文学部日本・韓国学専攻の共催の国際シンポジウム「近代の音と声のアーカイブズ」が開催されます。
世界各地で始まりつつある様々なメディアの保存と公開の現状について、ドイツ・ボン大学日本映画講釈SPレコードコレクションのデジタル化・公開プロジェクト事例を中心とした基調講演のほか、パネル報告を実施し、多彩な熊本の記録の保存のあり方とその将来を検討することを目的としています。
参加費は無料で、定員は先着170人です(予約可)。
内容は以下の通りです。
・挨拶 古島幹雄氏(熊本大学 理事・副学長) 佐藤祐治氏(元熊本県芦北振興局長・元熊本県県政文書課長)
・パネル報告 趣旨説明 湯川史郎氏・山田高誌氏
2019年9月3日、オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)は、持続可能で分散型のオープンな出版フレームワーク“Pubfair”に関するホワイトペーパーを公開し、内容へのフィードバックを求めていることを発表しました。
Pubfairは2017年11月以来展開されているCOARの次世代リポジトリワーキンググループにより示されたビジョンやユースケースからの触発により考案されたフレームワークです。モジュール化されたオープンソースの出版フレームワークとして、リポジトリの分散ネットワーク上に構築され、プレプリントやデータ、ソフトウェアも含む幅広い研究成果の品質保証・普及・発見サービスに関してリポジトリの機能を強化するものである、としています。
ホワイトペーパーではPubfairの概念モデルやアーキテクチャが概説されており、COARは機能とアーキテクチャの改善のため2019年9月30日まで、ホワイトペーパーに対するコミュニティからのフィードバックを求めています。
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