これは同日付で投稿された、引用データのオープン化を推進するイニシアティブI4OCの取り組みを紹介するブログ記事“OASPA and the Initiative for Open Citations”の中で表明されたものです。同記事ではオープンアクセス(OA)と並んで、出版社がコンテンツの発見可能性を高めるためメタデータをCrossrefに登録しオープン化する動きが進展していること、2017年に設立されたI4OCの取り組みによりCrossrefに登録された引用データのオープン化率が約1%から56%以上へと大幅に伸長したことなどが紹介されています。
研究評価の改善を求める「研究評価に関するサンフランシスコ宣言」(DORA)の2019年8月21日付のブログ記事において、米・アイオワ州立大学図書館の図書館員であるCurtis Brundy氏によるエッセイ“Implementing DORA – A Librarian’s Perspective”が公開されています。
2019年9月2日、フィンランド学会連盟(Federation of Finnish Learned Societies :TSV)とDOAJ (Directory of Open Access Journals) は共同で、フィンランドで発行されたオープンアクセス(OA)の査読誌のDOAJへの採録を促進するパイロットプロジェクトの実施を発表しました。期間は2019年5月から2020年の5月までです。
2019年9月3日、オーストリア学術図書館コンソーシアム(Kooperation E-Medien Österreich : KEMÖ)は、Springer Nature社と契約中のSpringer系のジャーナルに関する“Read & Publish”契約を更新したことを発表しました。
更新後の現在の契約は2019年1月から2021年12月の3年間を契約期間とし、オーストリア国内の34の研究機関(大学・応用科学大学等)、及びオーストリア科学財団(FWF Der Wissenschaftsfonds)が参加しています。この契約によりオーストリアの研究者等は追加料金の支払いなしに1,900以上のSpringer系のジャーナルへ研究成果をオープンアクセス(OA)で出版することが可能になります。また、コンソーシアムの構成員はSpringer、Palgrave Macmillan、Adisのジャーナル2,000誌以上にアクセスすることも可能です。