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カレントアウェアネス・ポータルは、図書館界、図書館情報学に関する最新の情報をお知らせする、国立国会図書館のサイトです。
台湾・文化部の2019年9月12日付けのニュースにおいて、同日に行われた第43回「金鼎奨」(Golden Tripod Awards、出版業界を対象とする賞)の授賞式の様子と、授賞式における鄭麗君文化部長のスピーチが紹介されています。
鄭氏はスピーチの中で、台湾・文化部が進めている読書・出版に関する主要事業として以下の5点を挙げています。
・「文化內容策進院」(Taiwan Creative Content Agency)を設立したこと
・若年層の創作支援のため、補助金の予算を4倍にしたこと
・2019年の世界読書デーにあわせて“Literary Walking Tours of Taiwan”(走讀臺灣)を初めて開催したが、2020年にも開催し、読書人口の拡大を図ること
・“Taiwan Residency Project for International Translators”(譯者來臺駐村計畫)を拡大し、台湾文学の翻訳に関心を持つ人々のネットワークを構築すること
・文芸作品を支援し、創作者により資する環境を提供するために、2020年に文化部と教育部が共同で“Public Lending Right (PLR) Pilot Project”(公共出借權試辦計畫)を実施すること
2019年9月23日、中国の5A級観光地(中国・文化観光部が定める観光地等級の最上級)である「杭州西湖風景名勝区」の管理委員会は、9月22日、同区内の観光地で中国南宋時代の武将・岳飛を祭る「岳王廟」の敷地内に、ブックカフェ「啓忠書吧」がオープンしたことを発表しました。
浙江図書館(浙江省杭州市)と岳王廟の管理処が協力して開設したものであり、蔵書は5,000冊余りで、内60種200冊近くが岳飛に関する資料です。中国の決済サービス「アリペイ」(支付宝)に紐づく信用スコア「芝麻信用」の点数が550点以上であれば、地域住民、観光客のいずれであっても無料で資料を借りることができます。借りた資料は郵送での返却も可能です。
公共図書館と5A級観光地が共同開設し、信用スコアを用いて観光客に無料貸出を行うブックカフェは中国国内で初の事例とあります。
2019年8月30日、京都府教育委員会が、京都府立図書館が府内の市町村立図書館・読書施設とも連携し、教育支援センター・適応指導教室や府認定フリースクールへの図書の貸出を開始すると発表していました。
平成30年度アクションプラン「社会的自立に向けた不登校児童生徒支援計画」に基づき、学校外の教育支援センター・適応指導教室や府認定フリースクールに通所する児童・生徒の読書活動の機会充実を図ることが目的です。
市町村立図書館・読書施設による、府内18市町に設置されている教育支援センター・適応指導教室への図書の貸出を府立図書館が支援するほか、京都府立図書館も京都府教育委員会が認定する6つのフリースクールに対して図書の貸出を実施します(6か月・100冊以内以内、来館の上選書または同館職員による選書)。
京都府教育委員会 新着情報・プレスリリースhttp://www.kyoto-be.ne.jp/kyoto-be/ ※08.30欄に「〔広報資料〕不登校児童生徒読書活動支援事業」とあります。
韓国・京畿道が運営するニュースポータルサイトの2019年9月10日付けの記事において、京畿道内で開館した、または開館準備中の、専門に特化した公共図書館が紹介されています。
開館済(近日開館予定)の館としては、約2万冊の蔵書に加え楽器の貸出が可能な烏山市の音楽専門図書館、森の生態系に関する約2万1,000冊の蔵書に加え関連プログラムを実施する富川市駅谷図書館、11月21日開館予定で既存・若手の芸術家の発掘・育成や常設展を開催する議政府市の美術専門図書館が紹介されています。
また、京畿道では、2018年度から、図書館サービスの均衡的発展を目指して、既存の公共図書館の活性化と新しい役割の創出をはかる「公共図書館特性化サービス道費支援事業」を推進しており、道からの支援をうけて、安城市宝蓋図書館では漫画コーナー、城南市の板橋子ども図書館ではロボット体験館、富川市の遠美図書館では若者向け空間(作業コーナー、会議コーナー、コミュニケーションスペース)、楊州市のクムナム図書館では漫画資料室(タブレット端末によるウェブトゥーンやデジタル描画プログラムを開催)が改修・整備されました。
2019年9月22日、岩手県が陸前高田市の高田松原津波復興祈念公園内に整備を進めていた「東日本大震災津波伝承館」(愛称:いわてTSUNAMIメモリアル)がオープンしました。
館内では、津波災害の歴史や、東日本大震災津波による被災の事実、震災から得た教訓、被災地の復興の姿などを伝える展示や映像上映が行われています。入館は無料です。
令和元年9月22日(日)「東日本大震災津波伝承館」オープン‼(東日本大震災津波伝承館, 2019/9/23) https://iwate-tsunami-memorial.jp/245/
常設展示(東日本大震災津波伝承館) https://iwate-tsunami-memorial.jp/permanent/
2019年9月20日、早稲田大学文化資源データベースで「早稲田大学百年史 データベース」が公開されました。
同大学の沿革史『早稲田大学百年史』と、2017年に公開されたWiki版『早稲田大学百年史』を連携させ、本文検索や文化資源データベース内での横断検索を可能としたものです。
また、Wiki版の当該ページへの移動や、文化資源データベース内の早稲田人名データベースの情報への参照も可能です。
ニュース(早稲田大学文化資源データベース)https://archive.waseda.jp/archive/news-list.php?lang=jp ※2019-09-20欄に「早稲田大学百年史 データベース を公開いたしました」とあります。
Wiki版『早稲田大学百年史』https://chronicle100.waseda.jp/index.php
2019年9月25日(水)の午前10時から実施していた「カレントアウェアネス・ポータル」の常時SSL/TLS化への対応に伴うメンテナンス作業は終了し、通常通り接続していただくことが可能になりましたので、お知らせします。
なお、この対応に伴う変更点は、以下の通りです。
〇カレントアウェアネス・ポータル全ページのURLの変更 カレントアウェアネス・ポータル全ページのURLが、httpからhttpsに変わりました。
・変更前後のURL(トップページの場合) (変更前)http://current.ndl.go.jp/ (変更後)https:// current.ndl.go.jp/ ※httpによるアクセスはhttpsへリダイレクトいたします。
栃木県の宇都宮市立中央図書館が、2019年9月18日から10月15日まで、高校生のための読書情報誌「MIYATEEN」の10年間の軌跡をたどる展示を開催中です。
地元紙の報道によると、同誌は、当初、高校生の読書推進を目的に市の教育委員会が作成したもので、その後、公募された高校生が編集委員を務めるようになり、近年は各号約4,000部を発行し、市内の高校や図書館などで配布されているとのことです。また、現在まで100人を超える生徒が編集に携わったと紹介されています。
今回の展示では、同誌の1号から10号までに加え、編集中の11号の編集委員の紹介文を添えて、各号に掲載したお薦め本が展示されているとのことです。
広報うつのみや2019年9月号(No.1721)[PDF:4ページ]https://www.city.utsunomiya.tochigi.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/021/338/42-45.pdf
2019年10月11日と12日、国立国会図書館(NDL)は、NDL東京本館において、2019年「NDLデジタルライブラリーカフェ」を開催します。
科学者と市民が気軽に科学の話題について語り合う「サイエンスカフェ」の手法を取り入れ、ゲストがデジタルライブラリーに関する最新の話題を紹介し、参加者を交えて語り合います。
参加費は無料ですが、事前の申込が必要です。
<第1回> 2019年10月11日 14時00分~16時00分 「文献アーカイブからのナレッジ抽出と情報アクセス」 ゲストスピーカー: アダム・ヤトフト(Adam Jatowt)氏(京都大学情報学研究科社会情報学専攻特定准教授) <第2回> 2019年10月12日 13時00分~17時00分 「ジャパンサーチ×エディタソン 新しいキュレーションを模索する」 ゲストスピーカー: 田良島哲氏(東京国立博物館特任研究員) 大井将生氏(東京大学大学院学際情報学府文化・人間情報学コース修士課程)
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