アーカイブ - 2019年 7月

7月 3日

一橋大学附属図書館及び社会科学古典資料センター、「西洋古典資料保存に関する拠点およびネットワーク形成事業」の取組で、令和元年度国立大学図書館協会賞を受賞

2019年7月2日、一橋大学附属図書館は、同館及び社会科学古典資料センターが、「西洋古典資料保存に関する拠点およびネットワーク形成事業」の取組により、令和元年度国立大学図書館協会賞を受賞したと発表しています。

「西洋古典資料保存に関する拠点およびネットワーク形成事業」は、同館と社会科学古典資料センターが連携して実施している、西洋古典資料の保存にかかる大学図書館の人材育成とネットワーク形成の取組です。

審査では、事業の着想や予算獲得の行動力、図書館職員とセンターの専門家が連携して事業を推進し多大な成果を上げた点、事業年度終了後も形成したネットワークを通じて専門的知見の共有を図る等、全国的・継続的な波及効果が期待できる点が高く評価されたとのことです。

附属図書館・社会科学古典資料センターが国立大学図書館協会賞を受賞しました(一橋大学附属図書館,2019/7/2)
http://www.lib.hit-u.ac.jp/news_detail/n/20190702/

【イベント】歴史文化資料保全の大学・共同利用機関ネットワーク事業東北大学拠点シンポジウム「歴史が導く災害科学の新展開Ⅲ―日本の災害文化―」(7/21・仙台)

2019年7月21日、東北大学災害科学国際研究所において、同所等主催の歴史文化資料保全の大学・共同利用機関ネットワーク事業東北大学拠点シンポジウム「歴史が導く災害科学の新展開Ⅲ―日本の災害文化―」が開催されます。

文系・理系の研究者が、歴史資料・伝承を基盤に取り組んでいる研究や、東日本大震災の被災地に残され、かつ現在変容しつつある今日の災害文化についての報告を行なうとともに、登壇者によるパネルディスカッションを行なうことで、文理融合型の災害文化研究のこれらからについての展望を議論するものです。

資料配付の準備のため、参加には事前登録が推奨されています(登録しなくても参加自体は可能)。

内容は以下の通りです。

・開会挨拶 平川新氏(宮城学院大学学長)

・基調講演 首藤伸夫氏(東北大学名誉教授) 「災害文化は有用か」

・研究報告
蝦名裕一氏(東北大学災害科学国際研究所)「東北地方太平洋沿岸の災害文化―記録と忘却をめぐって―」

・今井健太郎氏(海洋開発研究機構)「現代の稲むらの火―観測と計算の連携による津波予測技術」

・佐藤翔輔氏(東北大学災害科学国際研究所)「災害文化はあの日までどれくらい伝わっていたのか―陸前高田市と気仙沼市の場合」

熊本市歴史文書資料室、『新熊本市史』史料編 第1巻から第5巻の目次を公開

2019年7月1日、熊本市歴史文書資料室が、『新熊本市史』史料編の第1巻から第5巻の目次を公開しました。

熊本市歴史文書資料室 更新情報
http://www.city.kumamoto.jp/hpkiji/pub/detail.aspx?c_id=5&id=3436&pg=1&nw_id=1&type=new
※7月1日欄に「新熊本市史(各巻の内容紹介:史料編 第1巻~第5巻 目次 追加)」とあります。

札幌市中央図書館、『新札幌市史』のデジタルアーカイブを公開

2019年7月2日、札幌市中央図書館が、歴史資料検索閲覧システム「ADEAC」にて、『新札幌市史』のデジタルアーカイブを公開したと発表しています。

新札幌市史のデジタルアーカイブ公開について(札幌市の図書館,2019/7/2)
http://www.city.sapporo.jp/toshokan/info/201907sinsapporosisi.html

札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ
https://trc-adeac.trc.co.jp/WJ11C0/WJJS02U/0110005100

7月 2日

国立科学博物館、「科学系博物館イノベーションセンター」を設立:中長期的な取組の方針をまとめた「科博イノベーションプラン」も発表

2019年6月27日、国立科学博物館(東京都台東区)は、新組織「科学系博物館イノベーションセンター」の設立を発表しました。同センターは、経営基盤の強化及び地域博物館を含めた事業活性化を目指して活動していくとしています。

あわせて、同館の中長期的な取組の方針をまとめた「科博イノベーションプラン」も発表しています。報道によれば、同館筑波研究施設(茨城県つくば市)の収蔵庫内の標本等を、デジタルアーカイブ化して同館本館と結んだバーチャル展示等に活用することや、各地の博物館との共同巡回展に役立てること等が想定されています。

北米研究図書館協会(ARL)、“Research Library Issues”298号を刊行:研究大学におけるデータサイエンス革命を支援する図書館・図書館員の役割等を特集

2019年7月1日、北米研究図書館協会(ARL)が、“Research Library Issues”(RLI)298号を刊行しました。研究大学におけるデータサイエンス革命を支援する図書館・図書館員の役割と関わりを特集しています。

学生に中核的なデータリテラシーのスキルを教えることによってデータ科学への道筋について示した記事、Moore-Sloan Data Science Environment(MSDSE)の助成により促進されたデータサイエンス教育の大規模な成長と変革についてMSDSEに参加する3大学の職員と懇談した記事、米国国立農学図書館(NAL)におけるデータサイエンスに関するサービスの高度で協力的な成長に関する2記事が掲載されています。

同号では、研究図書館による長年にわたる貢献を活用しているため、研究図書館はデータサイエンス革命への準備ができていると主張しています。

京都府立久美浜高等学校図書館、学校図書館一般公開「“知る”を楽しむ辞典・事典」展を開催

京都府立久美浜高等学校図書館が、2019年7月16日から8月1日までの平日、学校図書館一般公開として、「“知る”を楽しむ辞典・事典」展を開催すると発表しています。

「探究学習」をテーマに、目的に応じた調べる手段を、クイズ形式で体験的に学べる企画と、100種類以上の辞典や事典を展示で紹介する内容です。

事典と辞典の使い比べ体験、Wikipediaの編集、同館で所蔵する12種類の国語辞書の特徴の紹介、複数の公共図書館の協力を得て集めた100種類以上の事典の読み比べ、などのプログラムを実施すると紹介されています。

「”知る”を楽しむ辞典・事典」展開催! 学校図書館一般公開(京都府立久美浜高校,2019/6/20)
https://www.kyoto-be.ne.jp/kumihama-hs/cms/index.php?key=jogh3x6a3-434#_434

北海道日本ハムファイターズ、読書促進全道キャンペーン「グラブを本に持ちかえて」の小学生試合招待企画「本を読んでファイターズを応援しよう!」を2019年も実施:141の道内図書施設等で実施

2019年7月1日、北海道日本ハムファイターズは、読書促進全道キャンペーン「グラブを本に持ちかえて」の小学生試合招待企画「本を読んでファイターズを応援しよう!」を2019年も実施すると発表しました。

小学生を対象に夏休み期間中、目標冊数を読み終えた児童にPILOT製「ファイターズロゴ入りシャープペンシル」ならびに9月に札幌ドームで開催する主催試合の観戦チケットをプレゼントするものです。

北海道と日本ハムグループ、札幌市と日本ハムグループの包括連携協定に基づき、事前に申し込みのあった103の地方公共団体、141の道内図書施設等で実施する企画で、少子化が進み、図書館を利用する児童の数や貸出冊数が減少する中、幼少期から読書の習慣をつけ学力向上につなげることを目的に2017年から行なわれています。

ファイターズ読書促進全道キャンペーン「グラブを本に持ちかえて」2019 小学生試合招待企画「本を読んでファイターズを応援しよう!」を今年も実施(北海道日本ハムファイターズ,2019/7/1)
https://www.fighters.co.jp/news/detail/00001968.html

国際日本文化研究センター、「日本関係欧文貴重書データベース」での楽譜の掲載を開始

2019年6月28日、国際日本文化研究センターが、同センターが所蔵する、主として開国(1854年)以前に出版された欧文図書のうち、日本に関する記述のある図書・地図を公開している「日本関係欧文貴重書データベース」において、楽譜の掲載を開始したと発表しています。

図書・地図と同様、書誌情報や目次のほか、PDFにて全頁閲覧が可能です。

今後掲載の拡充を図るとともに、連動してウェブサイト「日本関係欧文史料の世界」でも楽曲解説文を掲載していく予定としています。

トピックス一覧(2019年)
http://topics.nichibun.ac.jp/pc1/ja/arrival
※2019.06.28欄に「「日本関係欧文貴重書データベース(楽譜)」を更新しました (Bucalossi(Arr.) , Nagel, Arnaud, Bonheur)」とあります。

【イベント】図書館情報交流会 in 長野「図書館でつながる ~図書館を核としたまちづくり~」(7/20・長野)

2019年7月20日、りぶしる委員会(図書館サービス向上委員会)主催の、図書館情報交流会 in 長野「図書館でつながる ~図書館を核としたまちづくり~」が、県立長野図書館で開催されます。

図書館サービス向上委員会の委員をパネリストに、地域における図書館の可能性について、「関連機関との連携」、「図書館によるコミュニティ」をサブテーマに議論を行うことで、地域における図書館サービスの向上に寄与することが目的です。

参加費は無料ですが事前の申し込みが必要です。

内容は以下の通りです。

・パネルディスカッション(1):関連機関との連携
○コーディネーター:
山崎博樹氏(図書館サービス向上委員会委員長/元秋田県立図書館副館長)

○パネラー:
伊東直登氏(松本大学図書館長)
中山美由紀氏(埼玉大学非常勤講師/元東京学芸大学附属小金井小学校図書館)
小林隆志氏(鳥取県立図書館支援協力課長)

・パネルディスカッション(2):図書館によるコミュニティー地域住民の交流の場としての図書館
○コーディネーター:
平賀研也氏(県立長野図書館館長)

7月 1日

文部科学省、2018年度の「学術情報基盤実態調査」の結果を公表

2019年6月28日、文部科学省は「平成30年度「学術情報基盤実態調査」」の結果を公表しました。同調査は大学の学術情報基盤(大学図書館、コンピュータ及びネットワーク等)の現況を把握し、今後の改善と充実のための基礎資料とすべく、2005年度から毎年実施されているものです。2018年度調査の対象の大学は、国立86、公立92、私立608の計786大学で回答率は100%でした。

調査結果のポイントとして、以下の点等が示されています。

〇大学図書館編
・図書館資料費は713億円で、2016年度に続き減少傾向となり、2017年度より6億円(0.8%)減少。そのうち、電子ジャーナル経費は297億円で、2017年度より5億円(1.7%)減少。
・機関リポジトリを持つ大学は、585大学(74.4%)となり、2017年度より49大学(9.1%)増加。
・533大学(67.8%)がアクティブ・ラーニング・スペースを設置。

北海道大学、「北海道大学オープンアクセス方針」を策定

2019年6月28日、北海道大学附属図書館は、同大学が2019年6月25日に「北海道大学学術成果コレクション運営方針」を廃止し、新たに「北海道大学オープンアクセス方針 (Hokkaido University Open Access Policy)」を策定したことを発表しました。

「北海道大学オープンアクセス方針」は日本語版と英語版が公開されています。また、主な変更点として以下の2点を挙げています。

・これまでは研究成果の公開を「強く奨励する」としていたが、新方針では「原則公開」としたこと
・オープンアクセスジャーナルへの投稿や外部機関のリポジトリへの収録など、同大学の学術成果コレクション(HUSCAP)への掲載以外の方法による研究成果のオープンアクセスも許容すること(どの方法で公開するかは著者が選択可能)

お知らせ(北海道大学附属図書館)
https://www.lib.hokudai.ac.jp/news/
※2019年6月28日付けのお知らせに「「北海道大学オープンアクセス方針」を策定しました」とあります。

欧州研究図書館協会(LIBER)、研究データリポジトリの“FAIRness”の実態に関するアンケート調査の報告書を公表

2019年6月24日、欧州研究図書館協会(LIBER)は、研究データリポジトリの“FAIRness”の実態に関するアンケート調査の報告書を公表しました。

アンケート内容は、リポジトリや搭載されているデータの“FAIRness”、FAIR原則の定義や実装に関する誤解、実装の複雑さとリポジトリ関係者にとってのFAIR原則の重要性に関するものです。2018年12月から2019年2月にかけて配布され、計32のリポジトリが調査に参加しました。

報告書はリポジトリZenodoで公開されており、アンケート結果の分析を踏まえて、FAIR原則を実装するためのベストプラクティスや、FAIR原則の定義や実装に関する誤解の例が紹介されています。

藤沢市南市民図書館・市民ギャラリー(神奈川県)が藤沢駅前の商業施設内に移転開館

2019年7月1日、藤沢市図書館(神奈川県)は、藤沢市南市民図書館・市民ギャラリー(神奈川県)が藤沢駅前の商業施設「ODAKYU湘南GATE」6階に移転し、同日から開館していることを発表しています。

藤沢市のプレスリリースでは、移転に伴い、藤沢市南市民図書館は平日の夜8時まで開館となったこと、駅前商業施設内への移転により、買い物や学校・仕事帰りに気楽に立ち寄りやすい環境となったこと等を紹介しています。

7月1日オープン!南市民図書館がODAKYU湘南GATE6階に移転しました!(藤沢市図書館, 2019/7/1)
https://www.lib.city.fujisawa.kanagawa.jp/info?2&pid=5409

カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(CCC)、「親子関係と本に関するアンケート調査」の結果を公開 中学生の子どもに贈りたいもの1位は「書籍」

2019年6月27日、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(CCC)が、オンライン調査「Tアンケート」により2019年5月30日から6月4日にかけて行った、「親子関係と本に関するアンケート調査」の結果を公開しました。調査は、7月第4日曜の「親子の日」にちなんで12歳から22歳の子どもを持つ男女904人を対象に実施したものとあります。

「親子の日」に子どもに何を贈りたいかという質問では、1位の「衣服・くつ」に次いで「書籍」が2位となっています。子どもの年齢別では、「書籍」は子どもが中学生の場合は1位、高校生及び18歳から22歳の場合は3位となっています。また、過去1年以内に子どもに本を贈ったことがあるかという質問に「ある」と回答した人は、子どもが中学生の場合は49.0%、高校生の場合は27.2%、18歳から22歳の場合は18.2%という結果でした。本を贈ったことが「ある」と回答した人が贈った本で最も多かったのは、『君たちはどう生きるか』であったとされています。

オーストラリア国立大学(ANU)、1861年から1928年における国内6図書館の貸出記録をデータベース化し“Australian Common Reader”として公開

2019年6月18日、オーストラリア国立大学(ANU)は1861年から1928年における国内6図書館の貸出記録をデータベース化し“Australian Common Reader”として、大学のウェブサイトで公開したことを発表しました。

大学の発表によると、図書館の貸出記録データベースとしては世界最大のもので、19世紀末から20世紀初頭のオーストラリアにおける読書習慣を明らかにするものである、としています。

このデータベースは2008年に西オーストラリア州のカーティン大学によって構築され、2014年以降、ANUのSchool of Literature, Languages and Linguistics所属の研究者であるラモンド(Julieanne Lamond)氏と同大学のデジタル人文学研究センター(Centre for Digital Humanities Research)の共同運営によって管理されています。

データベース上では、貸出された図書館、職業、利用者の性別によるフィルタリングや特定の本・利用者の検索、検索結果のエクスポート等の操作を行うことができます。

“IFLA Metropolitan Libraries Short Film Award 2019”の受賞作品は「フィンランドの図書館が世界一である100の理由」

2019年6月28日、国際図書館連盟(IFLA)の大都市図書館部会(Metropolitan Libraries Section)は、5月にフィンランド・ヘルシンキで開催した同部会の会議において、“IFLA Metropolitan Libraries Short Film Award”の2019年の受賞作品として、フィンランド・エスポー市図書館が作成した「フィンランドの図書館が世界一である100の理由」(100 Reasons why these Finnish libraries are the best in the world)を選んだと発表しています。

同賞は、イタリア図書館協会(AIB)主催の図書館・図書館員に関する短編フィルムのコンテスト“A Corto di libri”の一部で、応募作品の中から、大都市・大都市圏の公共図書館に関する最も優秀な短編フィルムに対して贈られる賞です。

授賞式はアテネで開催される世界図書館情報会議(WLIC)の会期中である8月27日に行われ、同作品は同会議のイベントにおいて上映される予定です。

阿賀野市立図書館(新潟県)、「けんこう交流スペース」を開設:年齢・血管年齢測定器や肌年齢測定器、血圧計、フットマッサージ器などを設置

新潟県の阿賀野市立図書館が、同館ギャラリー内に「けんこう交流スペース」を設置したことが、『広報あがの』令和元年6月号で紹介されています。

くつろぎながら交流できる場となることを目的に開設されたもので、年齢・血管年齢測定器や肌年齢測定器、血圧計、フットマッサージ器などのほか、ティーサーバーも設置されています。

「図書館×フィットネス×交流の場 けんこう交流スペースを市立図書館に開設」『広報あがの』令和元年6月号 p. 5. [PDF:13ページ]
http://www.city.agano.niigata.jp/uploaded/attachment/17591.pdf

施設案内 本館(阿賀野市立図書館)
http://city.agano.niigata.jp/lib/shisetsu/
※「創作室 塾のコンビニ「健康塾」事業でフィットネス機器を一般開放しています」とあります。

フィリピン国立図書館(NLP)、2018年の年次報告書を公開

2019年6月28日、フィリピン国立図書館(NLP)が、2018年の年次報告書を公開しました。

巻頭において同館館長は、2018年の重要な事業として、品質マネジメントシステムの国際標準ISO 9001:2015の認証を2018年12月26日に受けたこと、NLPの建物の改修工事が最終段階を迎えたこと、の2点をあげています。

National Library of the Philippines (RSSフィード)
http://web.nlp.gov.ph/nlp/?q=rss.xml
※「NLP 2918 Annual report 2019年6月28日」とあります。

National Library of the Philippines 2018 Annual Report [PDF:50ページ]
http://nlpdl.nlp.gov.ph/web/2018_nlp_annual_report.pdf

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