アーカイブ - 2019年 5月

5月 10日

クリエイティブ・コモンズ、“CC Search”を正式に公開

2019年4月30日、クリエイティブ・コモンズ(Creative Commons)が、Beta版として公開していた、クリエイティブ・コモンズのライセンスで公開されているコンテンツを一括して検索できる“CC Search”を正式に公開しました。

Open APIやCommon Crawl社によるウェブアーカイブのデータセットから取り出した、19のコレクション(メトロポリタン美術館・クリーブランド美術館【美術品】/Behance・ DeviantArt【グラフィックデザイン・芸術作品】/Flickr【写真】/Thingiverse【3Dデータ】等)の3億件以上のコンテンツが検索できます。

また、画面デザインが変更(簡素化、クリエイティブ・コモンズに則ったフィルタリング機能)されたほか、より高速で関連性の高い検索が可能となっています。

今後は、EuropeanaやWikimedia Commons等の画像を優先的に追加するほか、オープンアクセスのテキストブックやオーディオなども年内に検索可能とし、機能の改善作業も継続する予定です。

国立韓国文学館の開館準備のため法人が設立される:事務所を韓国国立中央図書館(NLK)内に設置

韓国・文化体育観光部は、2019年4月23日に国立韓国文学館法人を設立したと発表しました。文学振興法第18条によるもので、事務所は韓国国立中央図書館(NLK)内に設置されました。

国立韓国文学館は、失われる恐れがあり保存が急務である韓国文学に関する資料を積極的に収集し、韓国文学の歴史を記録・保存・活用することを建設目的としています。また、韓国文学の現在を知り、デジタル時代の未来の文化における主体性を生み出せるようなコンテンツも構築する計画です。

同法人では、そのため、文化芸術全般の専門家による諮問機関を設置するとともに、文学館開館のための全般的な事項を実施することになっています。また、韓国文学翻訳院が2018年から実施してきた同館の資料構築事業の成果物(寄贈資料約5万5,000点、購入資料約940点)や韓国文化芸術委員会への寄付金等の移管を受け、事業を継続的に推進する予定です。

清須市立図書館(愛知県)、地元のビール工場の「中の人」の声が聞ける「Brewer's通信」を「日本一ビールに詳しくなるための図書コーナー」に掲示

2019年5月9日、愛知県の清須市立図書館が、「日本一ビールに詳しくなるための図書コーナー」において、市内に所在するビール工場の「中の人」の声が聞ける「Brewer's通信」の掲示を開始したと発表しています。

月替わりで更新されると紹介されています。

@kiyosu_library(Twitter,2019/5/9)
https://twitter.com/kiyosu_library/status/1126430311020023808

参考:
清須市立図書館(愛知県)、地元のビール工場と連携して「ビールの楽しみ方講座」を開催
Posted 2016年6月27日
http://current.ndl.go.jp/node/31902

京都府立図書館、大学生発案による学生の利用促進のためのミニ冊子を作成し府内の大学に配布

2019年5月9日、京都府立図書館が、学生による同館の利用促進を図ることを目的としたミニ冊子を作成したと発表しています。

同館が協力している京都府立大学のキャリア演習を昨年度受講した2回生(6人)の原案をもとに作成したもので、(公財)大学コンソーシアム京都の協力を得て府内37大学に配布されます。

京都府立図書館 お知らせ
https://www.library.pref.kyoto.jp/
※2019.05.09欄に「大学生の発案によるミニ冊子を作成しました」とあります。

大学生の発案によるミニ冊子を作成しました(京都府立図書館)
https://www.library.pref.kyoto.jp/?p=18791

5月 9日

太田市立新田図書館(群馬県)、東京オリンピック・パラリンピックのホストタウンであることに因み、マラウイ共和国に関する展示を実施中

群馬県の太田市立新田図書館が、マラウイ共和国に関する展示を、2019年5月12日まで実施しています。

太田市が、マラウイ共和国の2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会のホストタウンであることから実施しているもので、同国関連のパネルや書籍等が展示されています。

また、群馬県立図書館所蔵のマラウイ関連書籍も5月31日まで展示されています。

オリンピック×新田図書館×県立図書館~新田図書館は東京2020を応援します~(太田市)[PDF:2ページ]
https://www.city.ota.gunma.jp/005gyosei/0170-014kyoiku-tosyokan/01news/files/orinnpic.pdf

米国の書籍産業研究グループ(BISG)、オープンアクセスの単行書の利用状況に関するホワイトペーパーを公表

2019年5月5日、米国の書籍産業研究グループ(BISG)が、オープンアクセス(OA) の単行書の利用状況に関するホワイトペーパー“Exploring Open Access Ebook Usage”の公表を発表しました。ホワイトペーパーは“Humanities Commons”(Modern Language Associationが運営する研究者コミュニティ)のリポジトリで公開されています。

ホワイトペーパーでは、オープンアクセス(OA)の単行書の著者・出版者・資金提供者・ベンダー・図書館・読者といったステークホルダーが利用実績データ(Usage data)へ包括的にアクセスして、電子書籍がどこでどのように利用されているかに関する戦略的洞察を得られるよう、ステークホルダー間の利用実績データ共有体制(データ・トラスト)構築を提言しています。

大阪府泉南地域5市3町(岸和田市・貝塚市・泉佐野市・泉南市・阪南市・熊取町・田尻町・岬町)の図書館、6月1日から図書館相互利用を開始

2019年6月1日から、大阪府泉南地域(岸和田市・貝塚市・泉佐野市・泉南市・阪南市・熊取町・田尻町・岬町)5市3町で図書館相互利用協定に基づき、地域内の図書館の相互利用が開始されます。

泉南地域の在住者は5市3町全ての図書館(室)で、当該市町の利用条件に基づいて、その図書館(室)の所蔵資料を貸出することができます。

6月1日(土曜日)から、泉南地域図書館の相互利用が開始されます (岸和田市立図書館,2019/5/2)
http://www.city.kishiwada.osaka.jp/site/toshokan/sennan-koiki.html

泉南地域図書館相互利用ちらし  [PDF:219KB] (岸和田市立図書館)
http://www.city.kishiwada.osaka.jp/uploaded/attachment/73399.pdf

欧州大学協会(EUA)、欧州の大学におけるオープンアクセスの進捗状況に関する調査報告書の第4版“2017-2018 EUA Open Access Survey Results”を公開

2019年4月4日、欧州大学協会(EUA)が、報告書“2017-2018 EUA Open Access Survey Results”の公開を発表しました。

2017年から2018年にかけて実施した欧州の大学のオープンアクセス(OA)の進展に関する4度目の調査の報告書で、欧州36ヵ国の321機関の回答に基づいて作成されています。この調査では特に研究成果物のOA、研究データ管理、研究データのオープン化に焦点が当てられており、初めて研究評価に関わる設問が追加されました。

報告書では調査結果に基づき、各機関はHorizon EuropeやPlan SなどのOAに関わる欧州規模での重要な動向を注視すべきであること、図書館員や機関の執行部と比べて低い程度に留まっている研究者のOAへの意識向上と関与の促進が重要であること、研究者にOAやオープンサイエンスへの貢献にインセンティブを与えるためにインパクトファクター等の現在優勢な指標に代わる評価制度の開発が必要であること等が指摘されています。

また、EUAは次回の調査ではオープンサイエンスの枠組みの中での研究評価について特に焦点を当てる予定であるとしています。

韓国・教育部、「2019年度学術資源共同管理体系構築事業施行計画」を公表

2019年4月23日、韓国・教育部が、「2019年度学術資源共同管理体系構築事業施行計画」を公表しました。

大学における学術資源の共同活用及び大学図書館の機能強化を支援するため、「大学図書館振興総合計画(2019~2023)」に基づいて、学術情報の流通及び共同活用体系や、大学の研究と教育を効率的にサポートすることが策定の目的です。

計画の方向性として、

・大学図書館統計の信頼度向上及び連携機関による共同活用
・ニーズに基づいた教育課程の運営による大学図書館の専門人材の能力向上
・大学図書館評価体系の改善による図書館振興支援
・外国学術誌支援センターの運営による学術資源共同活用の拡大
・学術DBの大学ライセンス共同契約の採用による予算削減の拡大

があげられています。

韓国・教育部、「2019年人文学及び人文精神文化振興施行計画」を発表:図書館関連の計画も

2019年4月24日、韓国・教育部が「2019年人文学及び人文精神文化振興施行計画」を発表しました。

施行計画は、「人文学及び人文精神文化振興に関する法律」の定めにより5年ごとに策定する「人文学及び人文精神文化振興基本計画」に基づき作成されるもので、中央官庁(教育部、文化観光体育部、法務部、行政安全部、文化財庁)と17の市・道及び市・道教育庁の計画をまとめたものです。

韓国図書館協会(KLA)の説明によると、図書館関連の内容も言及されており、また、実施主体が図書館のものも多いとのことです。

写真・映像の撮影場所の情報を募る「どこコレ?」、各地の図書館等で同時開催中

NPO法人20世紀アーカイブ仙台が行っている、収集した写真・8ミリフィルムの撮影場所が不明なものを展示し来場者に情報提供を募るプロジェクト「どこコレ?」が、2019年4月27日から、各地の図書館等で同時開催されています。

実施機関・会場は以下の通りです。

・市立小樽図書館(北海道小樽市)
・せんだいメディアテーク(仙台市)
・お茶ナビゲート(東京都)
・新宿区立四谷図書館(東京都)
・県立長野図書館
・伊那市立図書館(長野県)
・情報通信交流館e‐とぴあ・かがわ(高松市)
・くまもと森都心プラザ図書館(熊本市)
・赤井仮設団地 みんなの家(熊本県益城町)

東京文化財研究所、「売立目録デジタル・アーカイブ」を資料閲覧室の専用端末で公開

2019年5月8日、東京文化財研究所が、「売立目録デジタル・アーカイブ」の公開を発表しました。

売立目録は、個人・名家の所蔵品等を決まった期日中に売立会で売却するために作成・配布された冊子で、売却される美術品の名称・形態・写真などが掲載されていることから、美術品の伝来や流通を考えるうえで重要な資料です。同研究所では、明治時代後期から昭和時代までに発行された合計2,532冊の売立目録を所蔵しています。

同研究所所蔵の売立目録には保存状態が悪い原本も多いことから、2015年から東京美術倶楽部と共同でデジタル化事業を開始し、今回公開されたものです。

同研究所資料閲覧室の専用端末での利用が可能で、各種情報や画像も有償で印刷することができます。

更新履歴(東文研)
https://www.tobunken.go.jp/japanese/update.html
※5/8欄に「売立目録デジタル・アーカイブ 公開のお知らせ」とあります。

5月 8日

カナダ研究知識ネットワーク(CRKN)、加盟機関が所管するオープンアクセスジャーナルのリストを公開

2019年5月6日、カナダ研究知識ネットワーク(CRKN)、加盟機関が所管するオープンアクセス(OA)ジャーナルのリストの公開を発表しました。

同リストはこれまでサイモン・フレイザー大学の逐次刊行物管理システムCUFTSで管理されていましたが、より多くの研究者が図書館のカタログを通じてOAコンテンツを入手できるようにリンクリゾルバーに提供されます。

同リストの作成は、カナダの多様な機関・分野の信頼のおけるOAの査読誌の発見可能性の向上を目的としており、400誌を超えるジャーナルが掲載されています。

同リストは他のOAリストやデータベースを補完するように設計されており、図書館による定期的な追加や編集を通じて再調査や信頼性を担保しています。

6月14日まで追加・訂正を受け付けており、その後、リンクリゾルバーに提供されます。

スコットランド国立図書館(NLS)、1980年代をテーマとしたウェブサイト“Back to the future: 1979-1989”を公開

2019年5月2日、スコットランド国立図書館(NLS)が、1980年代をテーマとしたウェブサイト“Back to the future: 1979-1989”の公開を発表しました。

同ウェブサイトはNLSのデジタルコレクションの一環として構築されたもので、ジャーナリストや図書館員が執筆した、NLSの蔵書をもとに着想を得たものを含めた1980年代の主な事件に関するエッセイや、NLSの動画アーカイブから選ばれた1980年代の映像が掲載されています。国際関係から大衆文化や社会など6つのテーマを扱っており、今後年間を通じて各テーマに内容が追加される予定です。

また、ウェブサイトの公開に合わせ、当該年代の“Britain: an official handbook”12冊がデジタル化公開されています。

1980s retrospective website goes live(NLS,2019/5/2)
https://www.nls.uk/news/archive/2019/05/1980s-website-launch

アイビー・プラス図書館連合(Ivy Plus Libraries Confederation)、日本のLGBTQに関するウェブサイトを収集した“Queer Japan Web Archive”を公開(米国)

日本のLGBTQに関するウェブサイトを収集した“Queer Japan Web Archive”の公開が発表されています。

同アーカイブは、アイビー・プラス図書館連合(Ivy Plus Libraries Confederation)のもと、ブラウン大学、デューク大学、ハーバード大学、プリンストン大学、イェール大学の日本研究司書の共同事業として、柳原良江氏(東京電機大学)・志田哲之氏(早稲田大学)による学術的支援を受けて運営されています。

日本の非営利団体によりLGBTQコミュニティの研究・権利擁護・支援・サービス提供を目的として作成されたウェブサイトの収集・保存が目的です。

収集対象には、非営利団体が行っているLGBTQコミュニティの支援サービスにより提供されている、生活の質向上、不動産、雇用、教育援助、ヘルプライン、ワークショップ、メンタルヘルス、HIV / AIDSのような性感染症、法律関係の情報が含まれます。

同事業では、収集対象となるウェブサイトの推薦を受け付けています。

アイビー・プラス図書館連合(Ivy Plus Libraries Confederation)、東欧及び旧ソビエト連邦地域のウェブサイトを収集したウェブアーカイブを公開(米国)

2019年5月7日、米・コロンビア大学図書館が、東欧及び旧ソビエト連邦地域のコンテンツを収集したウェブアーカイブ“Eastern Europe and Former Soviet Union Web Archive”の公開を発表しています。

同アーカイブは、アイビー・プラス図書館連合(Ivy Plus Libraries Confederation)のもと、コロンビア大学・プリンストン大学・イェール大学・ニューヨーク大学・ニューヨーク公共図書館(NYPL)が連携し、ブラウン大学・シカゴ大学・コーネル大学・ダートマス大学・デューク大学・ハーバード大学・ジョンズホプキンズ大学・ペンシルバニア大学と共同で構築されたものです。

近年、同地域において、現在及び将来における人文学・社会科学・歴史学のプロジェクトにとって価値があると思われる多くの重要なウェブサイトが生み出されていることから、それらを収集・保存するために実施されました。

収集対象には、政党、非政府組織、活動家グループ、芸術・文化団体、歴史学者・哲学者等のウェブサイトが含まれています。

米国建築家協会(AIA)・米国図書館協会(ALA)主催の2019年図書館建築賞受賞6館が発表される

2019年4月4日、米国建築家協会(AiA)が、米国図書館協会(ALA)と共同で毎年開催している図書館建築賞の2019年の授賞館6館を発表していました。

受賞館は以下の通りです。

・アルビオン公共図書館(カナダ・トロント)
・バーナードカレッジミルスタインセンター(米・ニューヨーク)
・カルガリー中央図書館(新館)(カナダ・アルバータ州)
・コロラドカレッジタット図書館(米・コロラド州)
・ルイビルフリーライブラリー南部中央地域図書館(米・ケンタッキー州)
・ハーフムーンベイ図書館(米・カリフォルニア州)

Six Projects Receive 2019 AIA/ALA Library Building Awards (AIA,2019/4/4)
https://www.aia.org/press-releases/6131705-six-projects-receive-2019-aiaala-library-b

日本古典籍くずし字データセット文字種(くずし字)一覧の個々の文字が元の古典籍画像上で確認できるように

2019年5月1日、人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)が、日本古典籍くずし字データセット文字種(くずし字)一覧の個々の文字を、元の古典籍画像上で確認できるようにしたことを発表しました。

一覧の個々の文字をクリックすると字形一覧ページに移動し、個々の字形の画像をクリックすると元の古典籍画像が表示され、当該文字の位置が青線(四角形)で示されるようになっています。

ニュース(CODH)
http://codh.rois.ac.jp/news/
※2019-05-01付けで「日本古典籍くずし字データセット 文字種(くずし字)一覧の個々の文字を、元の古典籍画像上で確認できるようにしました。」とあります。

日本古典籍くずし字データセット 文字種(くずし字)一覧(CODH)
http://codh.rois.ac.jp/char-shape/unicode/

5月 7日

韓国・文化体育観光部、「第3次読書文化振興基本計画(2019~2023)」を発表

2019年4月29日、韓国・文化体育観光部が、「第3次読書文化振興基本計画(2019~2023)」を発表しました。

出版・図書館・読書界からの特別専門チーム(18人)のもと、2018年「本の年」を契機に初めて実施した読者・非読者を対象とした「読者開発研究」や読書の経済的価値等に関する事前調査や統計、アンケート・公聴会などで寄せられた意見に基づいて策定されたものです。

同計画は、個人的な読書を社会的な読書に転換し、読書の価値を改めて認識することを目的としており、「人と社会を導く読書」をビジョンに掲げ、「社会的読書の活性化」「読書の価値の共有・拡散」「包容的な読書福祉の実現」「未来の読書の生態系形成」の4大推進戦略のもと、13の重点課題を示しています。

【イベント】図書館総合展2019 フォーラム in 札幌(7/6・札幌)

2019年7月6日、札幌市図書・情報館において、「図書館総合展2019 フォーラム in 札幌」が開催されます。

同イベントでは新たなコンセプトの下で2018年10月7日に開館した札幌市図書・情報館について、その立ち上げ秘話、現在・将来について取りあげられるとともに、北海道内の図書館のユニークな取り組みも紹介されるとのことです。

2019年7月6日(土)、図書館総合展2019 フォーラム in札幌 開催のお知らせ(図書館総合展、2019/4/12付け)
https://www.libraryfair.jp/news/8321

参考:
札幌市図書・情報館の開館日が2018年10月7日に決定
Posted 2018年10月4日
http://current.ndl.go.jp/node/36761

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