2019年4月23日、ノルウェー国内の研究機関等の高等教育および研究におけるICTや共同サービスを担当するUnit(Direktoratet for IKT og fellestjenester i høyere utdanning og forskning:Norwegian Directorate for ICT and Joint Services in Higher Education and Research)は、Unitが組織するノルウェーの高等教育・研究のためのコンソーシアムとElsevier社が試験的なナショナルライセンス契約を締結したことを発表しました。
2019年4月15日、米国情報標準化機構(NISO)は、メタデータと雑誌記事のコンテンツを記述するためのXML要素と属性を定義した規格“Journal Article Tag Suite(JATS)”のバージョン1.2(ANSI/NISO Z39.96-2019)の公開を発表しました。
バージョン1.1と互換性があります。また、プレプリントのバージョンを記述できる“article version”“article version alternatives”、アクセス・データ・施設などといった非金銭的支援に関する記述ができるメタデータタグ、JATS以外の語彙を指定するための4つの属性なども含まれていると説明されています。
前世紀の文化・政治・市民的態度の歴史と発展を探求するプロジェクトとして、国立アメリカ歴史博物館(NMAH)が所蔵する米・プリンストン大学のポスターコレクションなどを対象に、同協会でデジタル化を担当するDigitization Program Office(DPO)とNMAHが、2018年12月から実施している事業です。
第1段階では約1万点のポスターが対象で、同協会のTranscription Centerと連携して、クラウドソーシングによる各ポスターのカタログシートのテキスト化も進められています。デジタル化とカタログシートのテキスト化が完了すると、これらはスミソニアン協会の博物館・文書館・図書館等の資料を一括検索できるSI Collections SearchとSmithsonian Online Archive(SOVA)を経由して、ウェブ上で利用可能になる見込みであるとしています。また、このプロジェクトのパートナーとして大規模デジタル化に取り組んでいるGoogle Arts and Cultureのプラットフォームでも利用可能になる予定です。