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カレントアウェアネス・ポータルは、図書館界、図書館情報学に関する最新の情報をお知らせする、国立国会図書館のサイトです。
宮城県気仙沼市のリアス・アーク美術館が、休館日の2019年3月11日、震災を追悼し後世まで伝える機会とするため、常設展の「東日本大震災の記録と津波の災害史」のみ観覧可能とし、観覧料を無料とすると発表しています。
2019年3月20日、けやきホール(東京都渋谷区)において、オーファンワークス実証事業シンポジウム「著作権保護期間70年時代に裁定利用が果たす役割とは~裁定制度を活用した利用円滑化について~」が開催されます。
オーファンワークス実証事業実行委員会の主催であり、2018年度の実証事業が2019年3月末で終了するにあたり、2018年度の実績報告と改善に対しての提案、問題点などを検討するものです。また、今後の展望として、裁定制度のみではなく、周辺の制度整備の必要性などを含めた広い視点からの議論も行うとあります。
参加費は無料であり、定員は200名(先着順、申込み要)です。主なプログラムは次のとおりです。
〇裁定制度の利用円滑化に向けた実証事業成果報告 瀬尾太一氏(オーファンワークス実証事業実行委員会 幹事/一般社団法人日本写真著作権協会 常務理事)
2019年2月25日、神戸大学附属図書館は、同館デジタルアーカイブの『王敬祥関係文書』をリニューアル公開したことを発表しました。
同館デジタルアーカイブ上の説明によれば、王敬祥は、清末から中華民国初期にかけて孫文などの革命派を支援した神戸の華僑です。同館では兵庫県立歴史博物館が所蔵している「王敬祥関係文書」をデジタル化し、「王敬祥関係文書」を利用した神戸華僑に関する調査研究成果とあわせ2003年から公開を行っています。
今回のリニューアルにより、翻刻と画像を同時に閲覧できるなど、従来のシステムを維持しつつシステム改善を実施したほか、タブレット端末などにも対応したとあります。
『王敬祥関係文書』をリニューアルしました(神戸大学附属図書館, 2019/2/25)https://lib.kobe-u.ac.jp/libraries/12712/
青森県の八戸市水産科学館(マリエント)が、2019年3月1日から3月31日まで「地震津波写真展」を開催中です。
過去に八戸を襲った地震・津波の被害と津波の脅威を記録した写真、当時の新聞記事等を展示しています。
地震津波写真展開催のお知らせ(八戸市水産科学館)http://www.marient.org/topics/index.php?sc=190116_174133
八戸・マリエントで地震津波写真展 (47News(東奥日報),2019/3/2)https://www.47news.jp/localnews/3324864.html
2019年2月25日、台湾国家図書館が、2018年の公共図書館の利用状況等に関する報告書『107年臺灣閲讀風貌及全民閲讀力年度報告』を発表しています。
公共図書館の来館者数は延べ9,198万人(前年比6.68%増)で、そのうち本を借りた人数は延べ2,167万人(前年比5.71%増)、貸出冊数は7,791万冊(前年比3.98%増)となっており、いずれの数値も前年から上昇しています。
2018年の貸出統計に基づいた人気図書のランキング(総合及びジャンル別)も掲載されており、総合ランキングでは、ハリー・ポッターシリーズが第1位となっているほか、金庸や黄易など、香港の作家による武侠小説が多くランクインしています。日本関係書籍では『解憂雜貨店』(東野圭吾『ナミヤ雑貨店の奇蹟』の中国語版)が第19位となっています。
また、本報告書には、2018年に同館が台湾全域の公共図書館及び学校図書館を対象として行った「閲讀力」(読書力)の調査結果もまとめられており、地域別又は学校種別の一人当たり平均蔵書数・貸出冊数・来館回数や、貸出カードの所持率などが紹介されています。
2019年3月4日、文化庁は、「文化財保護法に基づく文化財保存活用大綱・文化財保存活用地域計画・保存活用計画の策定等に関する指針」の決定を発表しました。
新着情報一覧(文化庁)http://www.bunka.go.jp/whats_new.html ※2019年3月4日欄に「文化財保護法に基づく文化財保存活用大綱・文化財保存活用地域計画・保存活用計画の策定等に関する指針の決定」とあります。
概要 [PDF:122KB]http://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkazai/pdf/r1402097_09.pdf
本文 [PDF:573KB]http://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkazai/pdf/r1402097_10.pdf
福岡県の芦屋町歴史民俗資料館が、2019年2月5日から3月21日まで、企画展「8年目の3.11ー大津波から甦る財(たから)たちー」を開催中です。
陸前高田市立博物館(岩手県)が、文化庁の支援を得ながら、国内の様々な機関と連携し、東日本大震災の津波により被災した資料の救出と再生に取り組んだ成果を展示するものです。
3月16日には被災から復元したリードオルガンの演奏と歌唱のコンサートが、3月17日には講演会「8年目の3.11~津波で被災した資料再生の軌跡」と被災資料の安定化処理技術に関するワークショップが開催されます。
芦屋歴史の里企画展「8年目の3.11ー大津波から甦る財(たから)たちー」(芦屋町,2019/2/8)http://www.town.ashiya.lg.jp/view.rbz?ik=1&pnp=116&pnp=300&pnp=306&nd=306&cd=4126
福島県立博物館が、2019年2月16日から4月11日まで、特集展「震災遺産を考える」を開催中です。
福島県立博物館を中心とするふくしま震災遺産保全プロジェクトが収集した資料を介して震災が福島県にもたらした出来事を考えることを目的に開催されます。
3月23日には、同館講堂において、ミニシンポジウム「震災を未来へ継承する」も開催されます。
震災遺産を考える(福島県立博物館)http://www.general-museum.fks.ed.jp/01_exhibit/kikakuten/2018/20190216_shinsaiisan/20190216_shinsaiisan.html
2019年3月1日、研究者向けのSNS・ResearchGateとSpringer Nature社が、2017年11月以降のNature誌掲載の一部全文記事を、3月7日までにResearchGateの研究者個人のプロフィール画面上で公開試行し、閲覧・ダウンロードを可能とすると発表しました。
同試行では、研究者がネットワークの共同の力を利用し、学術成果の視認性と発見可能性を高め、プラットフォームをまたいでの影響を測定できるようもするとしています。
東亜図書館協会(CEAL)に加盟する図書館の、東アジア関連資料等の年次統計(2017-2018)が、CEALの機関誌“Journal of East Asian Libraries”(JEAL)の168号(2019年2月)に掲載されています。
加盟館における、中国語(C)・日本語(J)・朝鮮語(K)・非CJK言語資料の単行書購入数、所蔵数、定期刊行物購読タイトル数、定期刊行物以外の非図書資料の所蔵数、総所蔵数、電子リソース数、電子書籍数や、寄付額・助成額、職員数(フルタイム換算)、外部委託の有無、各種サービス統計、連絡先等のほか、付録として、購入されているフルテキストデータベースのリストも掲載されています。
2019年3月1日、京都大学図書館機構は、嵯峨本『源氏物語』などの附属図書館所蔵資料33タイトルと部局所蔵資料88タイトルの合計121タイトルを、京都大学貴重資料デジタルアーカイブで新たに公開したと発表しています。
2019年3月1日現在、京都大学貴重資料デジタルアーカイブの公開件数は、1万2,913タイトル、112万1,569画像になったとしています。
【図書館機構】京都大学貴重資料デジタルアーカイブ: 嵯峨本『源氏物語』ほか121タイトルを新しく公開しました(京都大学図書館機構,2019/3/1) https://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/bulletin/1381294
嵯峨本『源氏物語』ほか121タイトルを新しく公開しました(京都大学貴重資料デジタルアーカイブ,2019/3/1) https://rmda.kulib.kyoto-u.ac.jp/news/2019-03-01
2019年3月1日、「全国学校図書館POPコンテスト」の結果が、主催のポプラ社から発表されました。
日本国内の小・中・高等学校が応募の対象で、児童・生徒が図書館にある本を題材にPOPを制作したもので、全国314校、作品数8,211点の応募から、入賞作として10部門・40作品が選ばれています。
ポプラ社 2018 全国学校図書館POPコンテスト結果発表https://www.poplar.co.jp/schoolLibrary/pop-contest/results/
全国学校図書館POPコンテスト(ポプラ社)https://www.poplar.co.jp/schoolLibrary/pop-contest/ ※2019年03月01日(金)欄に「ポプラ社2018年POPコンテスト結果発表はこちら!」とあります。
2019年2月28日、北九州市立図書館が、同年4月1日から、地区図書館分館の愛称「こどもと母のとしょかん」を取り止めるとともに、地区図書館・分館の児童室(児童書コーナー)に共通の愛称「子どもの本のへや」を設定すると発表しました。
愛称取り止めの理由として以下の4点をあげています。
2019年3月1日、東北大学附属図書館が、「図書館のみらい基金」(東北大学特定基金)の設置を発表しています。
同大学が所蔵する学術資料の一層の活用を図るとともに、貴重な資料を次世代に確実につないでいくことや、所蔵資料を公開するデジタル・アーカイブを構築することを目的に設置されたもので、基金の主な使途として、以下の4点が挙げられています。
1.市民のみなさま・学生・研究者のためのデジタルコレクション構築と公開 2.貴重資料に関する各種イベント開催 3.図書館設備の充実、資料の保存・修復 4.人材育成
同基金に寄付を行うと、各種顕彰・特典を得ることができます。
お知らせ(東北大学附属図書館)http://www.library.tohoku.ac.jp/news/news.html ※2019/03/01欄に「 「図書館のみらい基金」を設置しました」とあります。
2019年3月1日、名古屋市図書館が、中高生に図書館の情報を届ける「ティーンズTwitter」を開始しました。
ティーンズ向けのイベントの情報や新しく入った本のお知らせ、おすすめ本の紹介等を行うと説明されています。
名古屋市図書館ティーンズTwitter始めました!(名古屋市図書館,2019/3/1)https://www.library.city.nagoya.jp/oshirase/topics_sonota/entries/20190301_02.html
@nagoyalibteens(Twitter)https://twitter.com/nagoyalibteens
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