アーカイブ - 2019年 12月 3日

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フィンランド・ヘルシンキ中央図書館(Oodi)、開館1周年を記念したイベントを開催:多数の賞に受賞・ノミネートされるなど大きな成功を収めた1年間として振り返り

2019年11月25日、フィンランドのヘルシンキ中央図書館(Oodi)は、独立記念日前日の2019年12月5日に開館1周年を記念したイベントを開催することを発表しました。12月5日には1日を通して、館内各所であらゆる年齢層を対象としたワークショップ・音楽演奏会等が開催されます。

翌11月26日には、開館からの1年間が大きな成功であったことを振り返る記事“Central Library Oodi’s first year has been a success”を投稿しています。開館以来の1年間で予想を大幅に上回る利用があり好意的なフィードバックを受けていることが振り返られています。また、IFLAの“Public Library of the Year”受賞をはじめ、カナダの建築雑誌“AZURE”が主催する国際建築賞“AZ Awards”でのピープルズ・チョイス賞の受賞、米・TIME誌の“World’s Greatest Places”リストへの掲載など、その活動や建築が多数の受賞・賞へのノミネートという形で評価されていることを紹介しています。

米・アイビー・プラス図書館連合、トルコに関連する話題を扱ったオンライン報道機関のウェブサイトを収集したウェブアーカイブを公開

2019年11月18日、米・コロンビア大学図書館は、トルコに関連する話題を扱ったオンライン報道機関のウェブサイトを収集したウェブアーカイブ“Web Archive of Independent News Sites on Turkish Affairs”の公開を発表しました。

トルコ政府の規制の外にあるオンライン報道機関による、トルコに関連する話題を扱ったニュースコンテンツを収集・保存するアーカイブとして、米・アイビー・プラス図書館連合の図書館員によって構築されたものです。これらのウェブサイトではトルコ政府の報道機関が取り上げない、移民・テロリズム・環境問題・LGBTQ問題・戦争・反政府活動などの話題を扱っており、収集・保存されたアーカイブを通してトルコ国内の多様な人々の全体像を提供しようとするものである、としています。

このアーカイブは、アイビー・プラス図書館連合による、消滅しやすいウェブサイトのテーマ別の精選・収集を目指すプログラム“Web Resources Collection Program”の共同コレクションの1つとなっています。

島根大学附属図書館、同大学法文学部地理学研究室とともに企画展「海図にみる島根県隠岐と東部の港と海岸-明治と平成の海図の比較を通して-」を開催

島根大学附属図書館が同館1階展示室において、同大学法文学部地理学研究室とともに、2019年12月5日から24日まで、企画展「海図にみる島根県隠岐と東部の港と海岸-明治と平成の海図の比較を通して-」を開催することを発表しています。

同企画展は島根県隠岐及び東部地方を記した明治期の海図と現在の海図すべてを一同に集めた展示として実施されます。展示に使用される明治期の海図は国土地理院の前身にあたる陸地測量部作成の地形図よりも古い時期に作成され、島根大学法文学部山陰研究センターが海上保安庁海洋情報部の協力のもと実施した研究共同プロジェクトで発見したものです。新たに発見された明治期の海図と現在の海図とを比較しながら、地域の歴史的変遷を提示する内容で展示が行われます。

同企画展の企画・準備は、島根大学法文学部社会文化学科の専門教育科目「地理学調査法」を受講する学生が中心に行っています。2019年12月5日には学生による展示解説が行われます。

オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)、JPCOARスキーマVer.1.0.2を公開:資源タイプの語彙追加・会議記述の項目追加等

2019年11月27日、オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)は、メタデータ規格JPCOARスキーマを改訂しVer.1.0.2を公開したことを発表しました。

Ver.1.0.2への改訂は、JPCOARのコンテンツ流通促進作業部会が、国際的なメタデータ標準の改訂や作業部会へ寄せられた意見を検討することで実施されました。Ver.1.0.2の主な改訂事項として、資源タイプに記述可能な語彙を追加したこと、会議記述に関わる項目に主催機関・開催期間・開催会場を追加したことなどを挙げています。その他いくつかの項目について、注意点の文面修正・推奨例の修正といった微細な修正が行われています。

JPCOARスキーマVer.1.0.2の関連ドキュメントはGitHub上で公開されています。JPCOARは国内外における学術情報流通の動向の変化や技術の進展に対応するため、今後も年に1回程度、必要に応じてJPCOARスキーマの改訂を行う予定である、としています。

カナダ研究図書館協会(CARL)、カナダの記憶機関におけるデジタル保存の現状とニーズについての調査レポートを公開

2019年11月29日、カナダ研究図書館協会(CARL)は、カナダの記憶機関におけるデジタル保存の現状とニーズについての調査レポート“Final Report of the Survey on Digital Preservation Capacity and Needs at Canadian Memory Institutions, 2017-2018”の英語版及びフランス語版の公開を発表しました。

カナダにおけるデジタル保存活動の現時点の見取り図を提供し、存在するギャップや顕著に見られるニーズを特定することを目的として、CARLのデジタル保存ワーキンググループが実施した調査の成果を報告するものです。

調査は二つのフェイズからなり、第一フェイズでは、2017年10月から12月にかけて、CARLに所属する29機関を対象として調査が行われました。その後、2018年12月から2019年1月にかけて調査結果のアップデートが行われています。第2フェイズでは、より広いカナダの記憶機関を対象として2018年8月から9月に調査が行われ、両フェイズ合計で52機関から完全な回答が寄せられました。今回、回答結果のデータセットもあわせて公開されています。

Europeana 、アドベントカレンダーをオンラインで公開中:クリスマスまで日めくりで収録コンテンツを紹介

Europeana Blogの2019年12月1日付けの記事で、アドベントカレンダー“Cultural Heritage Advent Calendar”のオンライン公開が発表されています。2019年12月24日までの期間、Europeanaの収録コンテンツを日めくりで紹介するものです。

Europeana Advent Calendar(Europeana Blog, 2019/12/1)
https://blog.europeana.eu/2019/12/europeana-advent-calendar/

参考:
英国図書館ウェブアーカイブ事業、過去のその日に保存したコンテンツをアドベントカレンダーとしてブログで紹介中
Posted 2011年12月9日
https://current.ndl.go.jp/node/19705

スコットランド国立図書館(NLS)、2020年から2025年までの戦略案を公開し、意見を募集

2019年12月2日、スコットランド国立図書館(NLS)が、2020年から2025年までの戦略の草案を公開し、意見募集を開始しました。

戦略では、新しい利用者を獲得する方法、ニーズを満たすデジタルサービスを構築する方法、コレクションを同館が所在するエジンバラやグラスゴーを超えて届ける方法などについて計画されています。

また、エジンバラのジョージ4世ブリッジビルを、研究のための場所を維持しつつ、あらゆる来館者にとってより快適で元気づける場所とするための改修も計画されています。

締切は2020年1月27日です。

Views sought on draft National Library strategy(NLS, 2019/12/2)
https://www.nls.uk/news/archive/2019/12/draft-strategy-consultation

米国学校図書館員協会(AASL)、「全国学校図書館基準」とGoogleのコンピューターサイエンス教育に関するプログラム“CS First”との関係を示す資料を公開

2019年12月2日、米国学校図書館員協会(AASL)が、「全国学校図書館基準」を満たすために必要な資料や資源を提供する取組の一環として、同基準と、Googleのコンピューターサイエンス教育に関するプログラム“CS First”の関係を説明する資料(クロスウォーク)を公開しました。

AASL Standards now crosswalked to Code with Google’s CS First Curriculum(ALA AASL, 2019/12/2)
http://www.ala.org/news/member-news/2019/12/aasl-standards-now-crosswalked-code-google-s-cs-first-curriculum

【イベント】第38回人文機構シンポジウム 「~ コンピュータがひもとく歴史の世界 ~デジタル・ヒューマニティーズってなに?」(1/25・東京)

2020年1月25日、東京都千代田区の日比谷図書文化館において、大学共同利用機関法人 人間文化研究機構主催の第38回人文機構シンポジウム「~ コンピュータがひもとく歴史の世界 ~デジタル・ヒューマニティーズってなに?」が行われます。

歴史資料のデータ化、研究者以外の多くの人々によりコンピュータで資料を読む作業、人工知能(AI)の可能性などについて紹介されます。

参加は無料ですが、事前の申込が必要です(定員200人)。

内容は以下の通りです。

・開会の挨拶 平川 南氏(人間文化研究機構長)

・趣旨説明
 岸上 伸啓氏(人間文化研究機構理事)「コンピュータが読む人間文化」

・講演1
 後藤 真(国立歴史民俗博物館准教授) 「コンピュータが読む日本語」

・講演2
 朝日 祥之氏(国立国語研究所准教授) 「コンピュータが読む写真」

【イベント】ふくしまを伝える アーカイブフォーラム2019(12/8・楢葉)

2019年12月8日、福島県楢葉町のJヴィレッジホールにおいて、福島県が主催する「ふくしまを伝える アーカイブフォーラム2019」が行われます。

2020年度の開館に向けて整備中の「東日本大震災・原子力災害伝承館」の設立趣旨の1つである「情報発信」の大切さについて県民全体で考える機運を醸成することを目的に開催されるものです。

福島県クリエイティブディレクターの箭内道彦氏と内堀雅雄福島県知事による対談や、県内で復興に向けた活動を行っている人によるパネルディスカッションが行われます。

参加には事前の申し込みが必要で、定員は200人です。

ふくしまを伝える アーカイブフォーラム2019(福島県 ふくしま復興ステーション)
https://www.pref.fukushima.lg.jp/site/portal/forum2019.html