アーカイブ - 2019年 12月 24日

Open Preservation Foundation(OPF)、2019年の事業を振り返るレポート“End of Year Highlights 2019”を発表

2019年12月19日、デジタル資料の長期保存を目指す非営利団体Open Preservation Foundation(OPF)が、2019年にOPFが行った事業を振り返るレポート“End of Year Highlights 2019”を発表しました。

実施した事業として、文書ライフサイクル管理等に取り組む非営利団体DLM Forumとの覚書への署名、デジタル保存の現状に関するOPF加盟団体へのアンケート調査、OPFのデジタル保存用ツールのバージョンアップ等を挙げています。

その他、ファイルフォーマットやソフトウェア、コンピューティング環境に関する技術メタデータのレジストリ構築を目指す“Wikidata for Digital Preservation”など、OPFが参加しているデジタル保存関連のプロジェクトや、OPFのデジタル保存用ツールを強化・統合し単一のGUIを通じて利用できるようにするツール“JHOVE2020”の構築に取り組んでいること等への言及がなされています。

全国学校図書館協議会(全国SLA)、全国の小学校へ小学校高学年向けワークブック「学校図書館学びかたノート」の無料進呈を実施

2019年12月19日、全国学校図書館協議会(全国SLA)は、同協議会が小学校高学年の児童向けに、学校図書館を活用した学習のしかたを学ぶためのワークブック「学校図書館学びかたノート〈小学校高学年〉」を作成し、5万冊限定で全国の小学校に無料進呈を実施することを発表しました。

同冊子は2018年に小学校中学年向けに同様の目的で作成した「学校図書館学びかたノート〈小学校中学年〉」が好評で、高学年用の冊子も欲しいというニーズに応えて作成した、と説明されています。同冊子の入手を希望する全国の小学校(義務教育学校、特別支援学校の小学校課程を含む)は、児童配付用として20冊以上10冊単位で、所定の申込書により2020年1月15日を〆切として応募することができます。

お知らせ(全国SLA)
http://www.j-sla.or.jp/news/sn/
※2019年12月19日欄に「小学校高学年向けワークブック「学校図書館学びかたノート」を無料で進呈します」とあります。

米・カリフォルニア大学デービス校図書館、地元ブドウ園からの寄付を活用してブドウ栽培研究の第一人者である同校名誉教授の研究著作のデジタル化保存事業を開始

2019年12月16日、米・カリフォルニア大学デービス校図書館は、地元のブドウ園“Larkmead Vineyards”のオーナーであるCameron Baker氏・Kate Solari Baker氏から20万ドルの寄付を受けたことを発表しました。

同館は両氏からの寄付をブドウ栽培研究の第一人者である同校名誉教授の故・Harold Olmo氏の研究著作のデジタル化保存事業のために活用することを表明しています。同館は寄付金の活用により、ブドウ栽培・ブドウ育種・世界中の様々な気候や地形へのブドウ品種の適合性に関するOlmo名誉教授の研究をデジタル化し広く共有することが可能になる、としています。

カリフォルニア大学デービス校図書館は、3万冊以上のワインに関する図書・論文や1287年まで遡る貴重な手稿、著名なワインの著作家の作品等を含むワインコレクションを所蔵しています。Olmo名誉教授の研究のデジタル化は2020年から開始される予定です。

英国の機関リポジトリアグリゲーターCORE、Plan Sへの支持を表明

2019年12月9日、英国の機関リポジトリアグリゲーターCOREは、Plan Sに対する賛意を表した声明“CORE welcomes Plan S”を発表しました。

COREは、多数の学術コミュニティから支持されたPlan S原則に賛同し、様々なリポジトリや雑誌からオープンアクセス(OA)の研究成果を集約し広く利用可能なものにするという自らの使命によって、次の点でPlan Sの実現に貢献可能であることを表明しています。

国際図書館連盟(IFLA)、“Trend Report”の2019年版を公開

2019年12月23日、国際図書館連盟(IFLA)が、“Trend Report”の2019年版を公開しました。図書館界の現状を特徴づける主要な課題や発展についての洞察・展望を共有するためのもので、2019年の世界図書館情報会議(WLIC)のPresident's Sessionでの発言に基づいています。

不確実性への対処、全体的アプローチの採用、取組む規模の拡大といった点について触れられています。

Uncertainty, Innovation, Opportunity: IFLA Launches Trend Report Update 2019(IFLA, 2019/12/23)
https://www.ifla.org/node/92721

マレーシアでMalaysia Open Science Platform(MOSP)事業が開始

マレーシアのエネルギー・科学・技術・環境・気候変動省(MESTECC)とマレーシア科学アカデミー(ASM)による、Malaysia Open Science Platform (MOSP)事業の開始が、2019年11月7日、発表されていました。

MOSPは、同国の科学技術の共同エコシステム強化のために、国家の優先事項と国際的な優良事例に則った研究データのアクセシビリティと共有を可能とする信頼できるプラットフォームと説明されています。

あわせて、インダストリー4.0、イスラム金融におけるフィンテック、健康福祉、ハラール食品のサプライチェーン、の4戦略分野の共同ネットワークMalaysian Collaborative Network Platform for Disruptive Innovation (I-CONNECT) 事業の開始も発表されています。

@AkademiSainsMY(Twitter, 2019/11/7)
https://twitter.com/AkademiSainsMY/status/1192302261650673664

韓国国立中央図書館(NLK)、公共図書館948館の貸出データをもとに分析した2019年の貸出状況に関する調査結果を発表

2019年12月23日、韓国国立中央図書館(NLK)が、2019年の公共図書館における貸出状況に関する調査結果を発表しました。

公共図書館用のビックデータ分析プラットフォーム“도서관 정보나루”の公共図書館948館の貸出データ8,388万646件をもとに分析を加えたものです。

文学分野では最も貸出されたのは、2018年に続き『82年生まれ、キム・ジヨン』で、10月の映画公開後貸出しが増えました。同書をもっと多く借りたのは40代の女性で、30代・20代・50代の女性、40代男性と続きます。

同じく、非文学分野では2018年10月に出版された『당신이 옳다』(あなたが正しい)で、世代別では40代女性の貸出が最も多く、30代・50代の女性、40代の男性、20代の女性と続きます。

また、貸出の現状をテーマ別に分析した結果として、文学分野では韓国文学、英米文学、日本文学の順で貸出しがされており、韓国文学の貸出が増えた一方、日本文学に関しては2015年以来初めて下落したとしています。非文学分野では社会科学、歴史、自然科学、技術科学の順で貸出しされており、技術科学分野については2015年以来着実に増えていて、特に育児・料理・インテリア分野が多く貸出されたとしています。

文化庁、「世界遺産・国宝等における防火対策5か年計画」の決定と防火対策ガイドラインの改定等を発表

2019年12月23日、文化庁が、「世界遺産・国宝等における防火対策5か年計画」の決定、及び、「国宝・重要文化財(建造物)等の防火対策ガイドライン」「国宝・重要文化財(美術工芸品)を保管する博物館等の防火対策ガイドライン」の改定を発表しました。

あわせて、世界遺産である史跡等に所在する建造物の防火施設等の緊急状況調査結果も公表しています。

報道発表(文化庁)
https://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/index.html
※2019年12月23日欄に「世界遺産・国宝等における防火対策5か年計画等について」とあります。

世界遺産・国宝等における防火対策5か年計画等について(文化庁)
https://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/91957201.html