アーカイブ - 2019年 12月 16日

2019年度第21回図書館総合展のフォーラム等記録類のまとめページが公開される

2019年12月16日、図書館総合展のウェブサイトにおいて、「第21回図書館総合展 フォーラム等記録類のまとめ」のページが公開されています。

フォーラムの記録動画や配布資料等、公開できる分をまとめたページとあります。

第21回図書館総合展 フォーラム等記録類のまとめ(図書館総合展, 2019/12/16)
https://www.libraryfair.jp/news/9526

参考:
“Library of the Year 2019”の大賞・オーディエンス賞は札幌市図書・情報館
Posted 2019年11月14日
https://current.ndl.go.jp/node/39507

欧州図書館・情報・ドキュメンテーション協会連合(EBLIDA)、ニュース・情報サイトの信頼性評価を行うNewsGuardとパートナーシップを締結:利用者のメディアリテラシー向上支援のため

2019年12月10日、欧州図書館・情報・ドキュメンテーション協会連合(EBLIDA)は、NewsGuardとのパートナーシップ締結を発表しました。NewsGuardでは、ジャーナリズムの実践に関する9つの基本的、非政治的な基準に基づき、ニュース・情報サイトの信頼性評価を行い、その結果を提供しています。

締結の目的として、NewsGuardが提供するメディアリテラシープログラムへの参加を欧州内の図書館で拡大し、利用者のメディアリテラシー向上支援を図ることを挙げています。なお、同プログラムは2018年後半に米国で開始され、現時点で世界の図書館600館以上で使用されており、Microsoft社の支援により図書館は無料で同プログラムに参加可能とあります。

同プログラムを通じ、ニュース・情報サイトの信頼度と詳細なレビューを提供するNewsGuardのブラウザ拡張機能の利用者用端末へのインストールが可能になること、レビューはメディアリテラシーに関するワークショップ、ディスカッションの材料として使用できることが紹介されています。

OCLC Research、図書館でのデータサイエンス・機械学習・人工知能の利用における課題と推奨事項をまとめたポジションペーパーを公開

2019年12月8日、OCLC Researchは、ポジションペーパー“Responsible Operations: Data Science, Machine Learning, and AI in Libraries”を公開しました。

図書館でのデータサイエンス・機械学習・人工知能の利用における技術的、組織的、社会的な課題を以下の7領域に整理し、推奨事項とあわせて示しています。

・責任ある運用へのコミットメント
・メタデータ記述と発見可能性
・手法及びデータの共有
・機械処理可能なコレクション
・労働力開発
・データサイエンスサービス
・専門職間及び学際的な連携の維持

オーストラリア競争・消費者委員会(ACCC)、世界的教育出版社Cengage社・McGraw-Hill社の合併計画の問題点に関する声明を公開

2019年12月12日、オーストラリア競争・消費者委員会(ACCC)は、米国に拠点を置く世界的教育出版社のCengage社・McGraw-Hill社の合併計画について、その問題点の概要を示した声明として“Statement of Issues”を公開しました。

ACCCは、両社はオーストラリアの高等教育機関にとって重要な役割を果たす出版社であり、合併がオーストラリアの学生に対して、製品の価格上昇、製品の品質低下、製品の選択肢の減少等をもたらす予備的な懸念があることを指摘しています。また、合併による競争の減少が、教育資料の著者にとっては、印税の減少や契約条件の低下へつながる可能性についても言及されています。

ACCCは、両社の合併計画の問題点に関する予備的な見解の提示・さらなる調査が必要な分野の特定・問題点の評価のための利害関係者からのコメントや情報の募集を企図して、“Statement of Issues”を同日付で公開しています。2020年1月20日までこの問題に関する利害関係者からの意見が募集され、集まった意見に基づいて、2020年3月12日に、合併計画に対するACCCの最終的な判断が下される予定です。

ジャパンサーチ(試験版)、国立民族学博物館の「カウフマン・アフリカ古地図コレクション」「雑誌目録」「音響資料曲目」「図書目録」との連携を開始

2019年12月11日、ジャパンサーチ(試験版)は、国立民族学博物館が所蔵する古地図の資料情報等に関するデータベース「カウフマン・アフリカ古地図コレクション」、雑誌の書誌・所蔵情報に関するデータベース「雑誌目録」、所蔵音響資料の音楽の曲単位の情報等に関するデータベース「音響資料曲目」、及び図書の書誌・所蔵情報に関するデータベース「図書目録」との連携を開始したことを発表しました。

お知らせ(ジャパンサーチ(試験版))
https://jpsearch.go.jp/news
※2019年12月11日付けのお知らせに「「カウフマン・アフリカ古地図コレクション 」「雑誌目録 」「音響資料曲目 」「図書目録」と連携しました」とあります。

@jpsearch_go(Twitter,2019/12/11)」
https://twitter.com/jpsearch_go/status/1204978524144066560

奈良県王寺町、町内の3小学校・2中学校の図書室に「雪丸図書システム」を導入:貸出・返却時に同町公式キャラクター「雪丸」が児童・生徒に語りかけ

2019年12月6日に発行された奈良県王寺町の広報紙・広報おうじ『王伸』の第704号において、同町が10月から町内の3小学校・2中学校の全ての図書室で、児童・生徒だけで図書の貸出や返却・蔵書検索等が可能な「雪丸図書システム」を導入したことが紹介されています。

「雪丸図書システム」は、ぬいぐるみの形をした同町公式キャラクター「雪丸」のロボットが図書の貸出や返却の際に、児童・生徒の名前を読み上げたり、話しかけたりするものです。

報道によると、「雪丸ロボット」は同町の町立図書館で会話や絵本の読み聞かせをするぬいぐるみと同じタイプであり、児童・生徒が通いたくなる学校図書室作りと読書習慣の定着を目指して導入された取り組みです。

広報おうじ「王伸」 No.704 [PDF:13.7MB](王寺町,2019/12/6)
http://www.town.oji.nara.jp/material/files/group/2/191206_A3.pdf#page=9
※p.16に「学校図書室に雪丸図書システム導入」とあります。

米国国立標準技術研究所(NIST)、ケネディ大統領暗殺事件で使用された銃弾の3Dスキャンによる高精度のデジタル複製物を制作:2020年初頭にデータを米国国立公文書館(NARA)のウェブサイトで公開予定

2019年12月5日、米国国立標準技術研究所(NIST)は、ジョン・F・ケネディ大統領暗殺事件で使用された銃弾について、3Dスキャンによる高精度のデジタル複製物を制作したことを発表しました。

同事件で使用された銃弾は、通常米国国立公文書館(NARA)で保管されていますが、細部まで忠実なデジタル複製物を制作するためにNISTへ移送されていました。多数のアクセス要求がある同銃弾について、オリジナルは温湿度の管理された保管庫で安全に保管しつつ、複製物を公開し広くアクセス可能とすることが、制作の背景として説明されています。

NARAは2020年初頭に、銃弾のデジタル複製物のデータを同館ウェブサイト上で公開する予定です。

米国の図書館員等による第二次世界大戦中の欧州での図書・文献の収集や情報活動(文献紹介)

2020年1月3日付で、オックスフォード大学出版局から“Information Hunters: When Librarians, Soldiers, and Spies Banded Together in World War II Europe”が出版されます。

著者は、米・ペンシルべニア大学教授(米国史)のペイス(Kathy Peiss)氏です。

“Abstract”では、同書は、第二次世界大戦中、欧州において、図書館員・アーキビスト・学者・兵士・スパイの一団が、情報分析のための中立都市での敵国出版物の調査、軍隊の接収計画の記録作成、ナチス著作物の書店・学校からの押収やナチスによって略奪されたユダヤ人の本の収集、戦時下の状況に改良した図書館技術による連合国のインテリジェンスへの貢献、危険にさらされた本の保存、略奪品の返還、蔵書の非ナチ化に携わったことが、図書館と学術機関・政府・軍隊との関係を強化したことや、本や文献の接収が戦後の安全保障・軍事計画・復興のための装置の1つになったことを示していると紹介されています。また、本や文献の接収が情報科学の発展を刺激し、研究、及び、米国の世界的なリーダーシップを政治的・知的に支え知識を広める国家的なリポジトリとなるという研究図書館の野望を強化したとしたとしています。

研究データ同盟(RDA)、フランスの高等教育・研究・イノベーション省(MESRI)及び国立科学研究センター(CNRS)と連携協定を締結

2019年12月10日、研究データ同盟(RDA)は、フランスの高等教育・研究・イノベーション省(MESRI)及び国立科学研究センター(CNRS)と連携協定を締結したと発表しています。

フランス政府は2018年7月に策定したオープンサイエンスに関する国家戦略(Plan National pour la Science Ouverte:PNSO)において、科学的研究成果をオープンにすることを表明しており、その具体的な行動として、研究データ管理・オープンサイエンス・データの総合運用性・FAIR原則の課題の解決のための組織であるとしてRDAを支援(フランス国内の活動の支援、RDA事務局への財政的貢献)するものです。

米国大学・研究図書館協会(ACRL)の出版部門、大学図書館の研究データサービスに関するホワイトペーパーを公開

2019年12月13日、学術書の書評誌Choiceを発行する米国大学・研究図書館協会(ACRL)の出版部門が、大学図書館の研究データサービス(RDS)に関するホワイトペーパー“Research Data Services in Academic Libraries: Where are We Today?”を公開しました。

2012年にACRLが実施したRDSに関する調査で得られた知見を再検証するとともに、この7年間に大学図書館で起きたRDSの変化に関する内容を更新することを目的としたものです。

過去7年間で、データ管理とアクセスに関する新しい技術・ツール・観点が、大学図書館の自己の位置づけ方や、2012年調査で調べた目標に対しての進展といった点での変化した程度を評価しています。また、定量的変化のみでなく、RDSの進展の障害となっているものに関する定性的評価も行っています。

閲覧には登録が必要です。

【イベント】シンポジウム『東日本大震災と「記憶」の記録化』(12/21・東京)

2019年12月21日、東京都文京区の跡見学園女子大学文京キャンパスにおいて、シンポジウム『東日本大震災と「記憶」の記録化』が開催されます。

被災地と外部とをつなぐ実践や、被災者にとっての「心のよりどころ」に注目する活動をに関する報告を行い、いま何が求められているのかを考えることが目的です。

内容は以下の通りです。
写真展『心はいつも子どもたちといっしょ』も同時に開催されます。

事前の申込みは不要です。

・西村慎太郎氏(国文学研究資料館・准教授)
原子力災害地域の歴史を未来へ紡ぐ―大字誌という方法

・吉田智彦氏(写真家・文筆家)・鹿目久美氏(福島からの避難者、母ちゃんずメンバー)
笑顔の向こうがわ―保養キャンプで出会った母子の日常にある矛盾と不安

・植田今日子氏(上智大学総合人間科学部・教授)
『更地の向こう側』の記憶地図―気仙沼市唐桑町宿での試みから

・槻橋修氏(神戸大学大学院工学研究科・准教授)
ふるさとの記憶―「失われた街」模型復元プロジェクト

・コーディネーター:金子祥之氏(跡見学園女子大学・助教)