アーカイブ - 2019年 11月

11月 12日

【イベント】学術講演会「オープンサイエンスと大学図書館-京都大学の取り組み-」(12/6・松山)

2019年12月6日、愛媛大学図書館(愛媛県松山市)において、学術講演会「オープンサイエンスと大学図書館-京都大学の取り組み-」が開催されます。

講師は京都大学附属図書館学術支援課長の山中節子氏であり、大学におけるオープンサイエンスの展望と課題に関し、大学図書館との関わりを中心として、京都大学での取り組みの紹介が行われます。

参加費は無料ですが、事前の申込みが必要です。

学術講演会「オープンサイエンスと大学図書館-京都大学の取り組み-」(愛媛大学)
https://www.ehime-u.ac.jp/data_event/data_event-105677/
https://www.ehime-u.ac.jp/wp-content/uploads/2019/11/2019_poster.pdf
※二つ目のURLはポスターです。[PDF:1ページ]

【イベント】公開シンポジウム「オープンアクセス:これまでとこれから」(12/17・堺)

2019年12月17日、大阪府立大学中百舌鳥キャンパス(大阪府堺市)において、大阪府立大学学術情報センター図書館、大阪市立大学学術情報総合センターが共催する公開シンポジウム「オープンアクセス:これまでとこれから」が開催されます。

大阪府立大学、大阪市立大学の学術リポジトリのこれまでの歩みを振り返るとともに、オープンアクセスやリポジトリについて、特に研究者にとっての意義と今後の展望を考えるシンポジウムとあります。

参加費は無料であり、定員は300人(事前申し込み要、残席に余裕がある場合のみ当日参加受付)です。

当日の主なプログラムは次のとおりです。

〇第一部
・大阪府立大学学術情報リポジトリOPERAの10年 
・大阪市立大学学術機関リポジトリOCURA
・基調講演「研究成果のオープン化から始まる研究戦略」
引原隆士氏(京都大学図書館機構長・附属図書館長)

人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)、日本古典籍くずし字データセットに字形データを大幅に追加:データセットを活用した無料のAIくずし字OCRサービスも公開

2019年11月11日、人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)は、日本古典籍くずし字データセットに字形データを大幅に追加し、文字数が684,165字から1,086,326字となったことを発表しました。

データセットに対してクリーニングを行い、一部の新字を旧字に統合した結果、文字種については4,645種から4,328種に減少したとあります。

あわせて、同データセットを活用したAIくずし字OCRサービスである「KuroNetくずし字認識サービス」も公開されました。IIIFに準拠した画像を対象として、多文字くずし字OCR機能を提供するものです。

「KuroNetくずし字認識サービス」のページでは、利用には登録が必要であること、利用は無料であるが他者の利用をさまたげるような利用状況となった場合は制限を行う可能性があること等、利用方法と制限に関する説明が掲載されています。

ビル&メリンダ・ゲイツ財団からAPC助成を受けた3,268本の論文に関する分析結果とデータが公開される

2019年11月7日付けのThe Scholarly Kitchenブログ記事で、ビル&メリンダ・ゲイツ財団からAPC助成を受けた3,268本の論文について、同財団が公開した請求書データの分析結果が紹介されています。また、分析結果のデータも公開されています。

分析を行い、記事を執筆したのは出版コンサルティング会社Paloma & Associatesの研究者らや、カリフォルニア大学ロサンゼルス校の大学図書館員らです。執筆者らがビル&メリンダ・ゲイツ財団の知識・研究サービス部門の担当者に、同財団のオープンアクセス(OA)方針を受け、APC(論文処理加工料)の助成を受けた論文の請求書データの提供を求めたところ、同財団が承諾し、データを公開したことによって、今回の分析が行われました。

京セラコミュニケーションシステム株式会社、公共図書館システム「ELCIELO」と株式会社オトバンクの「audiobook.jp」を連携させたオーディオブック配信サービスの提供を開始へ

2019年11月12日、京セラコミュニケーションシステム株式会社は、同社の公共図書館システム「ELCIELO」と株式会社オトバンクの「audiobook.jp」を連携させたオーディオブック配信サービスの提供を2020年2月から開始すると発表しています。

「ELCIELO」のオプションサービスとして提供予定で、導入館では、利用者が図書館に行かずに、パソコンやスマートフォンを用いて図書館のウェブサイトからオーディオブックを検索・視聴できるようになります。

サービス提供開始に先立ち、「ELCIELO」を導入館を対象にトライアルユーザの募集を行うとしています。

公共図書館システム「ELCIELO」が「audiobook.jp」と連携し、本を耳で聴く「オーディオブック配信サービス」を提供開始へ(京セラコミュニケーションシステム,2019/11/12)
https://www.kccs.co.jp/news/release/2019/1112/

Artstor、英国のサイエンスミュージアムグループの所蔵品約5万点の画像を公開

2019年10月29日、教育・研究目的で美術品のデジタルライブラリを構築しているArtstorが、英国の科学博物館・科学産業博物館・科学メディア博物館・鉄道博物館・鉄道博物館(シルドン)からなるコンソーシアム「サイエンスミュージアムグループ」の所蔵品約5万件の画像を“Open Artstor: Science Museum Group”で公開したと発表しています。

クリエイティブ・コモンズ・ライセンスのもとで公開されています。

New collection - Open Artstor: Science Museum Group(Artstor, 2019/10/29)
https://www.artstor.org/2019/10/29/new-collection-open-artstor-science-museum-group/

東洋美術学校、花村えい子氏(画家・アーティスト)のオリジナル原画調査レポートを公表:マンガ原画の保存状態調査の一環

2019年11月8日、学校法人東洋美術学校が、画家・アーティストである花村えい子氏のオリジナル原画調査レポートを公表しました。

同校の保存修復科における、マンガ原画の状態調査を行う事業「マンガ原画の保存状態調査」の一環として、花村えい子氏のマンガ原画632点の調査を実施した結果です。

同事業は、日本のマンガ原画の保存状態の数値化、及び修復などの対処が必要な原画の所在と優先度の可視化をテーマとした調査事業で、原稿用紙の酸性度、使用画材の変遷、制作過程で使われる粘着テープの劣化などが指摘されています。

【マンガ原画の保存状態調査】漫画家・アーティスト『花村えい子』先生オリジナル原画調査レポート公開(東洋美術学校, 2019/11/8)
https://www.to-bi.ac.jp/2019/11/08/hs_report-3/

電子出版制作・流通協議会(電流協)、「電子図書館(電子貸出サービス)実施図書館(2019年10月01日)」を公表

2019年10月28日、電子出版制作・流通協議会(電流協)が、「電子書籍貸出サービス」を実施している地方公共団体の公共図書館をまとめた「電子図書館(電子貸出サービス)実施図書館(2018年7月1日)」を公表していました。

公表資料(電流協)
https://aebs.or.jp/Publication.html
※2019/10/28欄に「電子図書館(電子書籍貸出サービス)実施図書館(2019年10月01日)更新」とあります。

電子図書館(電子貸出サービス)実施図書館(2019年10月01日)(電流協)
https://aebs.or.jp/Electronic_library_introduction_record.html

美馬市立図書館(徳島県)、「美馬の記憶 デジタルアーカイブ化事業」を開始:明治・大正・昭和時代の市内の写真を募集

徳島県の美馬市立図書館が、「美馬の記憶 デジタルアーカイブ化事業」の開始を発表しています。

昔の写真を広く収集し、デジタル化して保存・整理していくことで、劣化・散逸・消滅の危機から守り、次世代へと引き継ぐことを目的とした事業で、自宅に眠っている明治・大正・昭和時代の市内の昔懐かしい風景や建物・産業・行事などの写真を募集しています。

募集期間は2019年11月1日から2020年1月31日までです。

美馬市立図書館(Facebook,2019/11/11)
https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=1215904961943295&id=170181613182307

11月 11日

国立情報学研究所(NII)、NACSIS-CATセルフラーニング教材 図書コースの補講として「CAT2020とは -図書の目録が変わる・ここがポイント-」を公開

国立情報学研究所(NII)の目録所在情報サービスの2019年11月8日付のお知らせで、NACSIS-CATセルフラーニング教材 図書コースの補講として「CAT2020とは -図書の目録が変わる・ここがポイント-」を公開したことが発表されています。

2020年以降の目録所在情報システム(CAT2020)の運用開始に伴う、従来との変更点をまとめた内容となっています。なお、同教材の視聴に対応したブラウザは、Google Chrome、Firefox、Safari、Microsoft Edgeとなっており、Internet Explorer(IE)には対応していません。

NACSIS-CATセルフラーニング教材 図書コース 補講の公開について(NII目録所在情報サービス,2019/11/8)
https://www.nii.ac.jp/CAT-ILL/2019/11/nacsis-cat.html

EBSCO社、ストリーミングによる精神療法の実演動画データベースとしてPsycTHERAPY®を発表

2019年11月5日、EBSCO社はストリーミングによる精神療法の実演動画データベースとしてPsycTHERAPY®の導入を発表しました。

PsycTHERAPYは大学卒業レベルの臨床心理学・カウンセリング心理学教育における使用が想定されており、米国心理学会(APA)の製作した最新のテクニックが使用された500以上の精神療法の実演動画が収録されています。また、動画には対応したトランスクリプトもついています。

EBSCO Information Services Releases PsycTHERAPY® Database(EBSCO,2019/11/5)
https://www.ebsco.com/news-center/press-releases/ebsco-releases-psyctherapy-database

大手出版社Macmillan社、図書館向け電子書籍提供モデル変更を実施:米国図書館協会(ALA)は継続して反対キャンペーンを展開

2019年11月1日、米国の大手出版社Macmillan社は、図書館向け電子書籍提供モデル変更を実施しました。新刊書の購入を各図書館1冊までに制限し2冊目以降の購入に8週間のエンバーゴを設けるという内容です。

米国図書館協会(ALA)は同日付のお知らせで、方針撤回を求める強固な世論が存在するにもかかわらず、同社はモデル変更の実施を行った、としています。ALAは同社の決定を受けて、今後も2019年9月11日からオンライン上で展開している同社への抗議キャンペーン“eBooksForAll.org”で、同社の方針への反対署名を募りながら電子書籍の購入制限がコミュニティへ与える影響に関するエピソードを収集する予定です。また、議会への働きかけをさらに強めることも表明しています。

米・カリフォルニア大学デービス校図書館のワインコレクションから垣間見るワイン史上の一大事件「パリスの審判(Judgment of Paris)」の裏側(記事紹介)

2019年10月10日、米国のカリフォルニア大学デービス校図書館は、同館のワインコレクションに新たに加わった資料の、1976年のワイン史上の一大事件「パリスの審判(Judgment of Paris)」と関わるエピソードを紹介した記事を公開しました。

「パリスの審判」は、1976年にフランス・パリで開催されたブラインドテイスティングによるワインの試飲会で、カリフォルニア産のワインがフランス産のワインを上回る評価を獲得し、カリフォルニアワインの価値が世界中に認識されることとなったワイン史上の一大事件です。同館はこの「パリスの審判」に重要な役割を果たした2人の人物であるワイン醸造家André Tchelistcheff氏とワインツアー事業者のJoanne DePuy氏に関わる資料を受入しており、記事の中で両氏の「パリスの審判」に関わるエピソードを紹介しています。

米・Ithaka S+R、根拠に基づいた新サービスの計画立案のための手法に関するイシューブリーフを公開

2019年11月6日、米・Ithaka S+R、根拠に基づいた新サービスの計画立案のための手法に関するイシューブリーフ“What Do Our Users Need? An Evidence-Based Approach for Designing New Services”を公開しました。

同手法は、コミュニティカレッジの図書館サービスに関するプロジェクトの一環で作成されたもので、大学図書館での新サービスの計画立案にあたって商業市場における手法を採用するものです。

同手法は、現在7つの機関で試験的に運用され、順次新しいサービスが公表されています。

このイシューブリーフでは、同手法の方法論や、図書館や図書館のグループによって同手法がどのように利用できるかについて述べられています。

米・カリフォルニア州立図書館、K-12の公立学校の児童・生徒及び教職員に無償でオンラインの教育資源へのアクセスを提供する“California K12 Online Content Project”の利用分析結果を発表

2019年10月30日、米・カリフォルニア州立図書館は、“California K12 Online Content Project”の利用分析結果を発表しています。

同プロジェクトは、同館とリバーサイド郡教育局が共同で、個々の学校等が支払った場合少なくとも1,300万ドルとなるところを、年300万ドルの支払いで、K-12(幼稚園から高校まで)の公立学校の児童・生徒及び教員・学校図書館職員に無償で、同州の学校向けの基準に沿ったオンラインの教育資源へのアクセスを提供する取組です。

分析によると、ブリタニカ・オンライン、TeachingBooks、ProQuestに740万回アクセスがあったことや、2018・2019学年度に3,300万以上のクリック・閲覧・ダウンロードがあったとしています。

調布市(東京都)、「令和元年度 戦争体験映像等記録事業」の協力者募集開始:完成したDVDは市内の図書館に配架

2019年11月8日、東京都調布市が、「令和元年度 戦争体験映像等記録事業」の協力者募集を開始しました。

同市では、戦争を体験した市民の体験談をDVDに収め、記録・保存する事業を行っており、制作したDVDは、市内小中学校等に配布するほか、市内の図書館にも配架し、利用できるようにしています。

調布市戦争体験映像記録事業にご協力いただける方を募集(調布市,2019/11/8)
https://www.city.chofu.tokyo.jp/www/contents/1573018625395/index.html

調布市戦争体験映像記録事業(平成28年度)の発行(調布市,2017/5/11)
https://www.city.chofu.tokyo.jp/www/contents/1492674295341/index.html

【イベント】地域歴史文化大学フォーラム in 名古屋 地域資料保全のあり方を考える(12/22・名古屋)

2019年12月22日、名古屋大学において、名古屋大学大学院人文学研究科及び人間文化研究機構「歴史文化資料保全の大学・共同利用機関ネットワーク事業」共催による「地域歴史文化大学フォーラム in 名古屋 地域資料保全のあり方を考える」が開催されます。

「東海資料ネット」(仮称)の設立を目指すために行われるもので、本フォーラムは、その出発点として位置づけられています。シンポジウムでは、東海資料ネットの設立構想が発表されます。

第1部では、古文書などの紙資料が水損被害をうけた際の緊急の救済方法を紹介し、災害時における資料保全のあり方を伝えるワークショップ「資料の緊急対応を考える」(講師:天野真志氏(国立歴史民俗博物館特任准教授))が行われます。事前予約制で、定員30人です。

第2部ではシンポジウム「歴史文化の保存・継承と防災対策―東海資料ネットの設立に向けて―」が行われ、内容は以下の通りです。

報告(1) 加藤規博氏(愛知県総務局総務部法務文書課県史編さん室主幹)
「愛知県史編さんにおける資料調査の実施状況について」

報告(2)岡田靖氏(一般社団法人木文研代表理事、帝京大学准教授)
「東日本大震災における彫刻文化財の被災後の対応と被災前の対策について」

11月 8日

デジタルアーカイブ学会、「肖像権処理ガイドライン(案)」を公開

2019年11月6日、デジタルアーカイブ学会は、「肖像権処理ガイドライン(案)」の公開を発表しました。あわせて、「肖像権処理ガイドライン(案)の解説」も公開されています。

「肖像権処理ガイドライン(案)」は、2019年9月26日に開催された同学会主催の公開ラウンドテーブル「肖像権ガイドライン円卓会議―デジタルアーカイブの未来をつくる」で公表されたものであり、今回、同学会ウェブサイト上でも公開が行われました。

同学会法制度部会では、デジタルアーカイブ機関の現場担当者が肖像権処理を行うための拠り所とできるガイドラインの検討に取り組んでおり、「肖像権処理ガイドライン(案)」は、そのための議論、意見交換の叩き台として作成されたものです。

肖像権処理ガイドライン案(デジタルアーカイブ学会, 2019/11/6)
http://digitalarchivejapan.org/bukai/legal/shozoken-guideline

SAGE社、英JiscのPublications Routerに対し論文フルテキストのデータ提供を開始

2019年11月7日、SAGE社は英JiscのPublications Routerに対して、論文フルテキストのデータ提供を開始したことを発表しました。

Publications Routerは論文のメタデータおよびフルテキストを出版社等から各大学の機関リポジトリ等へ通知・転送するためのシステムです。この提供に関するSAGE社とJiscの提携の最初のフェーズでは、SAGE社の160以上の完全オープンアクセス(OA)誌にゴールドOAモデルの下でOA化された論文のデータが提供されます。購読誌の論文データ提供については両者で調整が進められています。

Publications Routerは、SAGE社から提供された出版社版(published version of record)のデータを、提供から2カ月以内に参加機関の機関リポジトリへメタデータ・適用ライセンスとともに転送を行う予定です。

九州大学附属図書館、九州大学の貴重書及び資料群を紹介する冊子『知をつむぐ―九州大学の書物たち―』をオンラインで公開

2019年11月7日、九州大学附属図書館は、冊子『知をつむぐ―九州大学の書物たち―』を発行したことを発表しました。

同大学の代表的な貴重書・コレクションについて、写真とともに分野別に紹介するほか、主要な文庫・コレクションといった資料群の案内が掲載されています。

冊子は同大学各キャンパスの図書館で配布されるとともに、九大コレクション上でPDF版が公開されています。

『知をつむぐ ―九州大学の書物たち―』を発行しました(九州大学附属図書館, 2019/11/7)
https://www.lib.kyushu-u.ac.jp/ja/news/29281

知をつむぐ:九州大学の書物たち(九大コレクション)
http://hdl.handle.net/2324/2344444

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