アーカイブ - 2019年 10月 8日

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自殺予防とメンタルヘルスへの意識に関する図書館員によるガイド(記事紹介)

図書館や情報専門家、情報サービスに関するニュースサイト”Information Today”に2019年10月8日付けで、自殺予防とメンタルヘルスへの意識に関する図書館員によるガイド”A Librarian's Guide to Suicide Prevention and Mental Health Awareness”が掲載されています。執筆者はノースカロライナ州立図書館で法情報のレファレンス業務に従事し、”The Accidental Law Librarian”という図書の著者でもある、Anthony Aycock氏です。

Information Todayの記事では10月10日がWHOが定めるメンタルヘルス・デイであることに触れたうえで、自殺を防ぎ、利用者のメンタルヘルスの問題に対峙する上で図書館員に必要となる情報を、主にコレクション形成と利用者サービスを中心にまとめています。このうち利用者サービスに関しては具体的な応答例も示されています。

記事の末尾では、「図書館員はこれまでも、これからも、メンタルヘルスの問題の最前線にいる。我々の武器は(すべての戦争がそうであるように)情報である。この記事はこの武器を研ぎ澄ますためにも使えるが、それはきちんと使う場合のみである。我々がこの戦いを放棄しないことを願っている」と述べられています。

総務省、データサイエンス・オンライン講座「社会人のためのデータサイエンス入門」を開講

2019年10月8日、総務省は、日本オープンオンライン教育推進協議会(JMOOC)公認の配信プラットフォーム「gacco」において、登録料及び受講料無料のデータサイエンス・オンライン講座「社会人のためのデータサイエンス入門」を開講しました。

統計学の基礎やデータの見方に加えて、国際比較データを使った分析事例や公的データの入手・利用方法の紹介等を通じ、データ分析の基本的な知識を学習することができます。

2018年5月に実施した講座を再び開講するものですが、2019年5月1日に実施された「政府統計の総合窓口(e-Stat)」のリニューアルに伴い、講義の一部を更新しています。

データサイエンス・オンライン講座「社会人のためのデータサイエンス入門」の開講(総務省, 2019/10/8)
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01toukei09_01000047.html

Digital Scienceやウェルカム財団らが「研究の研究」に関する最新のアプローチを推進するコンソーシアム、Research on Research Institute (RoRI)を立ち上げ

2019年9月30日、英ウェルカム財団、Digital Science社、英シェフィールド大学、オランダのライデン大学の4機関により、「研究の研究」(research on research)に関する最新のアプローチ推進を目的とするコンソーシアム、”Research on Research Institute” (RoRI)の立ち上げが発表されました。

同コンソーシアムはメタ研究、科学の科学、メタ科学などとも呼ばれる「研究の研究」を、変革的・移行的な形で進めていくとされています。研究システムの分析や意思決定・評価データ・ツール等に関する実験を通じ、より戦略的であり、オープンで多様な研究を推進することが目的とのことです。

発足当初の2年間は、ロンドンのウェルカム財団オフィスにおけるインキュベーション(新規事業立ち上げ)期間と位置付ける、とのことです。また、ワーキングペーパーの公開も開始されています。

文部科学省、Instagramにアカウントを開設

2019年10月1日、文部科学省が、Instagramにアカウントを開設したことを発表しました。

報道発表によれば、「かたーい“お役所”のイメージとはまた違った一面や働く職員の顔、教育・科学技術・スポーツ・文化関係者、研究者、子供たち、いろいろな方を巻き込んで様々な側面を幅広い世代の皆様にお届けできたら」とのことです。

文部科学省インスタ始めます!!(文部科学省、2019年10月1日付け)
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/31/10/1421743.htm

参考:
九州大学附属図書館、Instagramにアカウントを開設
Posted 2017年6月1日
https://current.ndl.go.jp/node/34079

【イベント】三田図書館・情報学会2019年度研究大会 ラウンドテーブル「社会科学領域における研究データの公開と共有:図書館情報学での実践に向けて」も開催(11/16・東京)

2019年11月16日、慶應義塾大学三田キャンパスにて、三田図書館・情報学会2019年度研究大会が開催されます。

図書館情報学に関する研究発表が行われるほか、午後の時間帯には「社会科学領域における研究データの公開と共有:図書館情報学での実践に向けて」と題したラウンドテーブル(出席者が積極的に討議に関わる場)が設けられています。開催案内によれば、「図書館情報学領域と密接な関係がある社会科学領域における研究データの共有と公開に注目し,現在のオープンサイエンス,研究データのオープン化という新しい文脈において,従来からの活動がどのように位置づけられ,今後どのように広がっていくのかについて情報共有し,その動きを我が身に引きつけて考えてみること」を目的とする、とのことです。

三田図書館・情報学会 2019年度研究大会
http://www.mslis.jp/am_2019.html

オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)とcOAlition S、リポジトリのPlan Sへの準拠を支援するため協力することを発表

2019年10月7日、オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)とcOAlition Sは、リポジトリのPlan Sへの準拠を支援するため協力することを発表しました。

具体的な取り組みの予定として、次の4点が示されています。

・COARは、最も広く採用されているリポジトリ・プラットフォームと連携して、Plan Sをサポートする現在の機能を確かめ、課題を特定し、プラットフォームによる技術要件の採用支援のために専門的なノウハウと知識を提供する。

・COARは、メンバー、パートナー、地域ネットワークを通じて、リポジトリでの永続的識別子、標準語彙、質の高いメタデータの採用に関するリーダーシップとガイダンスの提供のため活動する。

・COARは、Plan Sの支持および実施に対する問題や障壁について、さまざまな地域やリポジトリ・コミュニティから寄せられたフィードバックをcOAlition Sに提供する。

・COARとcOAlition Sは、オープンアクセスとオープンサイエンスを支援するリポジトリの役割を強化し、変革するために戦略的ロードマップの作成に取り組む。

カナダ研究図書館協会(CARL)、加盟館の2017・2018年度分及び2018・2019年度分の電子ジャーナル及びデータベースのライセンス契約料に関するデータを公表

2019年10月2日、カナダ研究図書館協会(CARL)は、大学図書館の加盟館がカナダ研究知識ネットワーク(Canadian Research Knowledge Network:CRKN)を通じてライセンス契約した、2017・2018年度分及び2018・2019年度分の電子ジャーナルとデータベースの利用料のデータセット及び集計表を公表しました。

CARL Members Release Journal Subscription Cost Data for 2017-2018 and 2018-2019(CARL, 2019/10/2)
http://www.carl-abrc.ca/news/carl-members-release-journal-subscription-cost-data-for-2017-2018-and-2018-2019/

デジタルアーカイブの資料で作成するGIFアニメの国際的なコンペティション“GIF IT UP”が開催中:2019年はEuropeanaが主催

Europeanaの2019年9月30日付けのブログ記事で、GIFアニメの国際的なコンペティション“GIF IT UP”の開催と、2019年10月1日から31日にかけて作品の投稿を受け付けていることが紹介されています。

“GIF IT UP”は、Europeana、DPLA、ニュージーランド国立図書館の“DigitalNZ”、オーストラリア国立図書館の“Trove”から利用できるパブリックドメインやオープンライセンスの動画・画像・テキスト等を使用して作成したGIFアニメのコンペティションです。応募作品の中から、優勝、次点(3作品)、people's choice賞等が選ばれ、賞品が授与されます。

“GIF IT UP”のウェブサイトによると、6回目の開催となる2019年は、DPLA、DigitalNZ、Troveとの緊密な協力のもと、Europeanaが主催しています。

World Wide Web Consortium(W3C)、創立25周年

2019年10月1日、World Wide Web Consortium(W3C)が、ティム・バーナーズ=リーが1994年10月1日に創立してから25周年を迎えました。

World Wide Web Consortium celebrates its 25th anniversary(W3C,2019/10/1)
https://www.w3.org/blog/news/archives/7972

HAPPY 25TH ANNIVERSARY, WORLD WIDE WEB CONSORTIUM!(W3C,2019/10/1)
https://www.w3.org/blog/2019/10/happy-25th-anniversary-world-wide-web-consortium/

米国国立医学図書館(NLM)、2019年9月に開催したPubMed更新版に関するウェビナーの要点等を同館ウェブサイトに掲載:PubMedリニューアルは2020年初頭に実施予定

米国国立医学図書館(NLM)が、2019年9月に開催したPubMed更新版に関するウェビナー“A New PubMed: Highlights for Information Professionals”について、要点・Q&A等を同館のウェブサイトに掲載しています。

NLMが掲載した同ウェビナーに関する要点では、リニューアル予定のPubMed更新版について、主として次のことが示されています。

・“PubMed Labs”上でPubMed更新版のテストが可能である
・PubMed更新版は、現在Advanced Search Builder、検索履歴(History)・検索詳細(Search Details)の参照機能、フィルターによる絞り込み、My NCBIアカウントの利用等の機能を備えている
・2020年初頭にPubMed更新版が基本システムになる予定である
・PubMed更新版が基本システムになった後、現行のPubMedへの全てのリンクがリダイレクトされる
・現行のPubMedはリニューアル後も数か月間は利用可能になる予定である

また、PubMed更新版の主な検索の仕様として次のことを挙げ、現行のPubMedと同等の機能が利用可能であることを案内しています。

県立長野図書館、株式会社バリューブックス・株式会社カーリルと共同で本の書影撮影を実施

県立長野図書館が、2019年10月8日日から10日まで、同館2階一般図書室内約10万冊の図書を対象に、株式会社バリューブックス・株式会社カーリルと共同で本の書影撮影を実施すると発表しました。

同館職員が一般図書室内の本を書架からおろし、バリューブックスのスタッフが、カーリルの開発した「Open Book Camera v1」を使って書影を撮影します。

作業は自由に見学することが可能です。

「株式会社バリューブックス」・「株式会社カーリル」と共同で、本の書影撮影を行います (県立長野図書館,2019/10/7)
http://www.library.pref.nagano.jp/osirase_191007

参考:
県立長野図書館、株式会社バリューブックスと連携協定を締結
Posted 2019年4月18日
https://current.ndl.go.jp/node/38049

埼玉県立熊谷図書館、菓子史研究家・風俗資料収集家の旧蔵コレクションを紹介するロビー展示「ポケットによろこびを ~昭和初期のキャラメル 池田文痴庵文庫より~」を開催

埼玉県立熊谷図書館が、2019年10月12日から11月21日まで、ロビー展示「ポケットによろこびを ~昭和初期のキャラメル 池田文痴庵文庫より~」を開催します。

同館では、没後遺族から寄贈された、旧浦和市在住の菓子史研究家・風俗資料収集家池田文痴庵(ぶんちあん)氏の主要コレクション5,000点からなる「池田文痴庵文庫」を所蔵しています。

今回の展示は、同コレクションから昭和初期の日本のキャラメル文化の普及、受容をうかがい知ることができる資料を紹介するもので、同氏が森永製菓に勤務していた時代に関わったキャンペーンの広告や写真なども展示されます。

【熊谷】ロビー展示「ポケットによろこびを ~昭和初期のキャラメル 池田文痴庵文庫より~」(埼玉県立図書館)
https://www.lib.pref.saitama.jp/event/exhibit/exhibit/post-30.html