アーカイブ - 2019年 10月

10月 31日

応用科学大学コンソーシアム運営によるリポジトリサービス“Theseus”等のネットワークが展開するオープンな研究成果物公開プラットフォーム(フィンランド)(記事紹介)

ドイツ経済学中央図書館(ZBW)の運営するオープンサイエンス・情報インフラ等に関する話題を扱ったブログ“ZBW MediaTalk”は、2019年10月1日付で、ブログ記事“Open Access in Finland: How an Open Repository becomes a Full Service Open Publishing Platform”を投稿しました。

同記事は、フィンランドの応用科学大学(University of Applied Sciences)コンソーシアム“AMKIT-Konsortio”が共同運営するリポジトリサービス“Theseus”等のネットワークによる、オープンな研究成果物公開プラットフォームの展開を紹介したものです。フィンランドの応用科学大学図書館員で、Theseusのヘルプデスクを担当するTiina Tolonen氏とMinna Marjamaa氏が同記事を共同執筆しています。

ProQuest社、文学研究・教育・学習の包括的な支援ソリューション“ProQuest One Literature”の提供を開始

2019年10月22日、ProQuest社は、文学研究・教育・学習の包括的な支援ソリューションとして“ProQuest One Literature”の提供を開始したことを発表しました。

同社のプレスリリースによると、ProQuest One Literatureは著名な文学部を持つ大学の教員・図書館員とともに開発された製品で、様々なメディア・フォーマットにより網羅的で大規模な文学コレクションを収録しています。多様性に独自の形で焦点を当て、これまで周縁化されてきた著者の作品を多数収録したコレクションとなっています。

同社はProQuest One Literatureの主な収録コンテンツと特徴について、以下のように発表しています。

文部科学省、研究支援サービス・パートナーシップ認定制度を創設し公募を開始

2019年10月29日、文部科学省は、民間事業者が行う研究支援サービスのうち、一定の要件を満たすサービスを「研究支援サービス・パートナーシップ」として認定する制度を創設したことを発表しました。

文部科学省のウェブサイトに掲載された報道発表資料「研究支援サービス・パートナーシップ認定制度の創設及び公募の開始について」によると、認定を通じて研究者の研究環境を向上させ科学技術の推進及びイノベーションの創出を加速し、研究支援サービスに関する多様な取組の発展を支援することが制度創設の目的です。

制度への認定により、研究者の研究環境向上・研究支援サービス利活用の奨励と促進・研究コミュニティに対する認知度の向上が企図されています。また、研究支援サービスを認定された事業者と同省の間で、定期的または不定期に意見交換やネットワーキング等の場が設けられます。将来的には認定サービスのうち、同省関連事業との連携によりサービスの加速が見込まれ、同省関連事業にも貢献が大きいものには、金銭的な支援を除く具体的な連携を検討することを発表しています。

2019年10月30日正午から11月29日正午まで認定のための公募期間が設けられ、同省は申請のあった研究支援サービスの審査を行い、2020年1月中に認定を行う予定です。

文化庁、首里城跡で発生した火災を踏まえ「文化財の防火管理等の点検・確認について」を発出

2019年10月31日、文化庁が、首里城跡で発生した火災を踏まえ、都道府県知事・都道府県教育委員会教育長・関係独立行政法人の長宛に「文化財の防火管理等の点検・確認について」を発出しました。

同庁では、「国宝・重要文化財の防火対策等について」(平成31年4月17日付)を発表し、全国の国宝・重要文化財の所有者等に対して防火対策の徹底を要請していますが、改めて、文化財の防火管理等の至急の点検・確認を依頼するものです。

また、史跡等に設置されている復元施設等の防火管理等の点検・確認についても併せて要請しています。

報道発表(文化庁)
http://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/index.html
※2019年10月31日欄に「文化財の防火管理等の点検・確認について」とあります。

国立国会図書館(NDL)、『びぶろす』誌で「地域に根ざした音楽資料の保存」と「専門情報機関のデジタルアーカイブ」を特集

国立国会図書館(NDL)の刊行する『びぶろす』誌(行政・司法各部門の支部図書館と専門図書館の連絡情報誌)の85・86合併号(2019年10月)で、二つの特集「地域に根ざした音楽資料の保存」と「専門情報機関のデジタルアーカイブ」を掲載しました。

特集では次の記事を掲載しています。

【地域に根ざした音楽資料の保存】
・国際日本文化研究センターにおける浪曲SPレコード・デジタルアーカイブの取組
(国際日本文化研究センター助教 古川綾子氏)
・南島の音楽とデジタルアーカイブ
(立教大学大学院21 世紀社会デザイン研究科 宮本聖二氏)
・作業唄の保存と活用について
(同志社大学大学院総合政策科学研究科総合政策科学専攻博士課程(前期課程) 阪田美枝氏)
・スペイン国立図書館の音楽映像資料の収集とデジタル化、そして利活用について
(関西大学アジア・オープン・リサーチセンター特命准教授 菊池信彦氏)

【イベント】アート・ドキュメンテーション学会30周年企画行事・第12回秋季研究集会(11/16-17・東京)

2019年11月16日から17日にかけて、東京藝術大学(東京都台東区)でアート・ドキュメンテーション学会(JADS)30周年企画行事・第12回秋季研究集会が開催されます。

会員、非会員を問わず参加可能であり、参加費は正会員が1,500円(学生500円)、非会員が2,500円(学生1,000円)です。参加には事前の申込みが必要です。

主な内容は次のとおりです。

京都大学図書館機構、京都大学貴重資料デジタルアーカイブで「京都大学数学教室貴重書ライブラリ」を公開:和算資料及び西洋数学資料592点を収録

2019年10月30日、京都大学図書館機構は、京都大学貴重資料デジタルアーカイブで「京都大学数学教室貴重書ライブラリ」を公開したことを発表しました。

「京都大学数学教室貴重書ライブラリ」には、同大学の理学研究科数学教室が所蔵する和算資料(天文書や漢籍を含む)及び西洋数学資料592点が収録されています。今回の追加により、デジタルアーカイブの公開件数は14,162タイトル、1,262,613画像となったこともあわせて紹介されています。

【図書館機構】京都大学貴重資料デジタルアーカイブ: 「京都大学数学教室貴重書ライブラリ」を公開しました(京都大学図書館機構, 2019/10/30)
https://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/bulletin/1383420

京都大学数学教室貴重書ライブラリ(京都大学貴重資料デジタルアーカイブ)
https://rmda.kulib.kyoto-u.ac.jp/collection/math

米国議会図書館(LC)によるウェブアーカイブからデータセットを作成する取組:ウェブアーカイブの利用促進が目的

米国議会図書館(LC)が、2019年10月30日付けのデジタル情報の保存に関するブログ“The Signal”で、LCのデジタルコンテンツ管理部門が実施している、ウェブアーカイブ内からファイルを抽出し、データセットを作成する取組を紹介しています。

ウェブアーカイブがより利用されるようにするための取組の一つで、その成果として、.govドメインから抽出された、表形式、PDF、オーディオといった関連のメディアタイプごとのデータセットが作成・公開されています。各データセットには1,000ファイル含まれています。

データセットは今後も追加する予定で、追加した場合“The Signal”で紹介するとともに、LC Labsで公開されます。

「図書館利用者の情報行動の傾向及び図書館に関する意識調査」(令和元年度)の成果を公開しました

国立国会図書館は、2019(令和元)年度に実施したアンケート調査「図書館利用者の情報行動の傾向及び図書館に関する意識調査」の成果を公開しました。

当館総務部企画課が企画した調査であり、図書館を利用していない人々も含めた情報行動の傾向及び図書館への意識調査を実施し、主に、図書館政策立案者、各図書館及び図書館情報学研究者等へ今後の図書館の在り方の検討に資する基礎的な情報を提供することを目的としています。

なお、アンケート設計にあたっては、当館が2014(平成26)年度に実施した「図書館利用者の情報行動の傾向及び図書館に関する意識調査」をベースとし、同志社大学免許資格課程センターの佐藤翔准教授にアドバイスを頂きました。

ぜひご活用ください。

図書館利用者の情報行動の傾向及び図書館に関する意識調査(令和元年度)
https://current.ndl.go.jp/FY2019_research

・本調査に関するお問い合わせ先
国立国会図書館総務部企画課企画係
電話:03-3581-2331(代表)

米国著作権局、著作権について学ぶことができる動画シリーズを公開

2019年10月30日、米国著作権局が、初心者やさらに詳しく知りたい人が著作権局や著作権の概念について学ぶことができる動画シリーズをYouTube及びウェブサイトで公開しました。

現在、インターネット上の著作権、他人が自分のアイデアを利用した際の対処方法、フェアユース、パブリックドメイン等といった動画が公開されており、今後も継続的に動画を公開していくとしています。

Copyright Office Launches New Learning Engine Video Series(Copyright Office,2019/10/30)
https://www.copyright.gov/newsnet/2019/785.html

Learning Engine Video Series(Copyright Office)
https://www.copyright.gov/learning-engine/

神奈川県博物館協会、川崎市市民ミュージアム救援のための総合対策本部を設置

2019年10月30日、神奈川県博物館協会が、台風第19号による被害を受けた川崎市市民ミュージアム救援のための総合対策本部を設置したと発表しています。

川崎市市民文化局よりの救援の要請を受けてのもので、現在、国立文化財機構などの関係機関と連携し救援に向けた調整を進めているとしています。

同協会では主に考古・歴史・民俗資料中心に救援を実施する予定で、10月29日付で、加盟館園へ救援の参加募集案内を発信したとしています。

@KNGW_kenpakukyo(Twitter,2019/10/30)
https://twitter.com/KNGW_kenpakukyo/status/1189413230407372800

参考:
文化庁、「台風19号で被災した川崎市市民ミュージアムへの支援について」を公表
Posted 2019年10月28日
https://current.ndl.go.jp/node/39365

10月 30日

大阪市立住之江図書館、所蔵資料と長野県大阪観光情報センター提供の観光パンフレットを展示する「長野応援展示」を実施中

大阪市立住之江図書館が、2019年10月30日から11月30日まで、図書展示「長野応援展示」を実施中です。

予約キャンセルが相次いでいると報道されている長野県の観光を応援することを目的に、同館所蔵資料と長野県大阪観光情報センター提供の観光パンフレットを展示するものです。

【住之江】図書展示「長野応援展示」(大阪市立図書館,2019/10/30)
https://www.oml.city.osaka.lg.jp/index.php?key=joo9fwn0f-510#_510

参考:
鳥取県立図書館、「平成30年7月豪雨 被災地応援観光パンフレット配布事業」を開催
Posted 2018年8月17日
https://current.ndl.go.jp/node/36499

市立留萌図書館(北海道)、元塾講師や元学校教員が勉強を教える、寺子屋・るもいっこ「学びのひろば」を実施

北海道の市立留萌図書館が、2019年11月2日から2020年3月14日までの毎週土曜日(計17回)、寺子屋・るもいっこ「学びのひろば」を実施します。

基礎学力の向上や学びのきっかけづくりを目的に、元塾講師や元学校教員など地域の協力を得ながら、子どもが楽しく学ぶことができる「地域の学び舎」を開設し、学習支援等を行うものです。

対象は小学校1年生から中学校3年生までで、参加費は無料、申し込みも不要で自由に出入りすることができます。

参加者は、学校の宿題や問題集などを持参して学習し、講師がわからないところを教えたり、丸つけを行います

2019年11月30日と2020年2月29日については、特別版として勉強以外の内容を企画する予定としています。

寺子屋・るもいっこ 「学びのひろば」(留萌市,2019/10/28)
http://www.e-rumoi.jp/seisaku/page15_00086.html

小牧市立図書館(愛知県)、開館50周年を記念しブックカバーをプレゼント:「尾張名所図会」に描かれた小牧を図案化したもの等

愛知県の小牧市立図書館は、2019年11月3日に開館50周年を迎えるにあたり、同日限りで、本館及び分館でブックカバーをプレゼントすると発表しています。

「尾張名所図会」に描かれた小牧を図案化したものなどで、図書館マスコット「きっちゃん」が隠れており、全部で8種類あると紹介されています。

開館50周年記念ブックカバープレゼントのお知らせ(小牧市,2019/10/25)
http://www.city.komaki.aichi.jp/admin/soshiki/kyoiku/7/oshirase/27288.html

参考:
大阪市立中央図書館、大阪港開港記念日にあわせ作成したオリジナルブックカバーを公開
Posted 2015年7月15日
https://current.ndl.go.jp/node/28925

韓国・釜山広域市立釜田図書館、高齢者を対象としたデジタル金融講座を開催

韓国の釜山広域市立釜田図書館が、2019年11月5日から12月3日にかけて、4回にわたって、高齢者を対象としたデジタル金融講座を開催します。

超高齢社会において、高齢者がデジタル金融による詐欺被害を受ける事を防止するとともに、スマートフォン等を用いた新たな金融サービスの利用から疎外されることを防ぐことを目的に、韓国シニア金融教育協議会と韓国図書館協会(KLA)が主催するものです。

「デジタル金融を簡単に知る」「スマートフォンで公共交通機関を利用する」「デジタル金融詐欺を防止する」「スマートフォンでの金融サービスを理解する」の4講座が開催されます。

国立情報学研究所(NII)、ダイエット商品口コミサイトの投稿データ約16万件を研究用データセットとして情報学研究データリポジトリ(IDR)で学術研究目的に無償提供開始

2019年10月29日、国立情報学研究所(NII)とダイエット商品口コミサイト「ダイエットカフェ」を運営する株式会社T.M.Community(TMC)は共同で、「ダイエットカフェ」に投稿された口コミデータ約16万件を研究用データセットとして、学術研究目的に無償提供を開始したことを発表しました。データセットはNIIが運営する情報学研究データリポジトリ(IDR)で提供されます。

「ダイエットカフェ」はダイエット関連企業との利害関係を有さず、ユーザーの口コミ情報のみを取り扱っていることを特徴としています。提供を開始するデータは、2008年8月3日のサービス開始日から2019年10月3日までに投稿された約8,000のダイエット商品に対する約16万件の口コミデータです。データは個人情報を含まない形で約60MBのCSVファイル形式で提供されます。

共同発表の中では、消費者の使用経験に基づく文章が含まれ、主観的な評価スコアや客観的な身体データと合わせて、健康に関連する分野での学術研究への利用が期待されること、主題が特化しプラス・マイナス両方の評価を含む等、既存のデータセットとは異なる特徴を持っているので相補的なデータ活用により新たな研究の展開が期待されること、などが指摘されています。

英・ケンブリッジ大学出版局(CUP)、近刊学術書をオープンアクセス(OA)化するためのクラウドファンディングキャンペーンを開始

2019年10月24日、英・ケンブリッジ大学出版局(CUP)は、近刊学術書をオープンアクセス(OA)化するためのクラウドファンディングキャンペーンを開始したことを発表しました。

キャンペーンはCUPとクラウドファンディングサービスのプラットフォームを提供する出版社Unboundとの提携によって実施されます。CUPにとって単行書に対するクラウドファンディング実施は初めてのことで、Unboundにとっても学術出版社との提携は初めてのことになります。

クラウドファンディングの対象となっているのは、スコットランドのナショナリズムの根源を扱った英・オックスフォード大学Ben Jackson准教授による2020年刊行予定の書籍“The Case for Scottish Independence: The Political Thought of Scottish Nationalism, c. 1960-2014”です。3か月間のクラウドファンディングキャンペーンによりOA化のための費用を調達することが目指されています。

米・ノースカロライナ大学チャペルヒル校図書館、SAGE社とオープンアクセス(OA)出版等に関する試験契約を締結

2019年10月22日、米・ノースカロライナ大学(UNC)チャペルヒル校図書館は、SAGE社とオープンアクセス(OA)出版等に関する試験契約を締結したことを発表しました。

締結された試験契約は同校所属の研究者が、SAGE社の雑誌で追加費用を支払うことなく論文をOAで出版することを可能にするものです。契約に基づき、2020年からSAGE社のコンテンツへ支払う購読料の一部が、同校所属の著者による研究成果物をOAで出版するための費用に充てられます。この試験契約により機関側へ追加費用が発生することはなく、現在SAGE社から購読しているコンテンツへのアクセスはそのまま維持されます。

Library to Debut Open Access Pilot with SAGE Publishing(UNC Libraries,2019/10/22)
https://library.unc.edu/2019/10/sage-pilot/

文化庁、平成30年度「国語に関する世論調査」の結果を公表:読書状況についても調査

2019年10月29日、文化庁が、平成30年度「国語に関する世論調査」の結果を公表しました。

2019年2月から3月にかけ、全国16歳以上の男女3,590人(有効回収数は1,960人)を対象に、一般社団法人中央調査社に委託して行われた調査であり、

・国語や言葉への関心
・表記等1 ―用語など―
・表記等2 ―文体・構成―
・読書について
・六つの表現の認知と使用,慣用句等の意味・言い方

の項目ごとに結果がまとめられています。そのうち、「読書について」では次のような内容等が紹介されています。

【イベント】オープンレクチャー「地域資料・古典籍のアーカイブ構築と活用」(11/25・東京)

2019年11月25日、東京都文京区本郷で、株式会社未来の図書館 研究所が主催するオープンレクチャー「地域資料・古典籍のアーカイブ構築と活用」が開催されます。

オープンレクチャーでは、国文学研究資料館古典籍共同研究事業センター事務室特任専門職員であり、「日本語の歴史的典籍の国際共同研究ネットワーク構築計画」に携わる増井ゆう子氏による講演が行われます。参加費は無料、定員は35人(先着順、事前申し込み要)となっています。

【11.25開催】オープンレクチャー「地域資料・古典籍のアーカイブ構築と活用」のお知らせ(株式会社未来の図書館 研究所)
http://www.miraitosyokan.jp/wp/20191025/
https://www.miraitosyokan.jp/future_lib/lecture/201911/20191125_flyer.pdf
※二つ目のリンクはフライヤーです。[PDF:1ページ]

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