アーカイブ - 2018年 7月

7月 18日

オープンソースのディスカバリーサービス“VuFind”のバージョン5.0が公開

米国のヴィラノヴァ大学図書館が開発しているオープンソースのディスカバリーサービス“VuFind”のVersion 5.0が、2018年7月16日に公開されました。

EU一般データ保護規則(GDPR)に準拠するための機能、新規資料・トレンドといった資料発見のためのインターフェイス、Ex LibrisのAlmaとの互換性、利用者による履歴へのアクセス(オプション)などといった機能が追加されています。

VuFind 5.0 Press Release(Vufind,2018/7/16)
https://vufind.org/wiki/changelog:release-5-0

参考:
オープンソースのディスカバリーサービス“VuFind”のバージョン4.0が公開
Posted 2017年7月11日
http://current.ndl.go.jp/node/34341

九州工業大学附属図書館、学生の建築デザイン設計に関する課題の優秀作品展『新・九工大附属図書館の設計』を開催中

九州工業大学附属図書館が、2018年8月8日まで、『新・九工大附属図書館の設計』展を開催中です。

工学部建設社会工学科建築学コース3年次の学生の建築デザイン設計の課題である「戸畑キャンパス附属図書館および旧マテリアル棟跡地における新・図書館の計画提案」の優秀作品6点の模型及びポスターを展示するものです。

九州工業大学附属図書館 [お知らせ]
https://www.lib.kyutech.ac.jp/library/?q=ja/news
※「【本館】『新・九工大附属図書館の設計』作品展開催 2018/07/13(金)」とあります。

【本館】『新・九工大附属図書館の設計』作品展開催(九州工業大学附属図書館)
https://www.lib.kyutech.ac.jp/library/?q=ja/node/553

7月 17日

シンガポール国家図書館委員会法(NLB Bill)の改正法案が可決:オンライン資料が納本対象に

2018年7月9日、シンガポール国会において、シンガポール国家図書館委員会法(NLB Bill)の改正法案が可決しました。

同日付のThe Straits Times紙によると、今回の改正により、NLBでは、著作権者からの書面による同意なく、電子書籍、オンライン雑誌等、電子的形態のみで出版された同国関連出版物の収集が可能となるとのことです。

また、議員からの質問に対するS.Iswaran情報通信大臣の回答に拠れば、ウェブアーカイブに関しては、収集対象は.sgドメインのウェブサイトに限定し、ソーシャルメディアは対象外であり、シンガポール以外のウェブサイトについては許諾を得て収集すると回答しています。収集頻度は年1回で、時事的問題については例外規定が設けられます。加えて、ウェブアーカイブの実施にあたって、インターネット上の音源や映画映像などの収集の問題を解決するために、著作権法の改正も行なうとしています。

一方、国際的な慣行に従って、NLBでは、パスワードで保護されていたり、購読者限定のコンテンツについては収集しないとのことです。また、著作権法改正により、館内のコンピューターで収集コンテンツの利用が可能となったとしても、利用者がそのようなコンテンツをコピー・配布できないようにすると回答しています。

Open Preservation Foundation(OPF)が2018年から2021年までの戦略計画を発表

2018年7月4日、デジタル資料の長期保存を目指す非営利団体Open Preservation Foundation(OPF)が、2018年から2021年までの新たな戦略計画を発表しました。

その中で、「行動計画」(Action Plan)として、OPFの開発するツールに関する研修コースの構築、会員への技術的な支援の提供、ソフトウェアやプロジェクトの品質を測る指標の確立、OPFの成果物のロードマップ構築等が挙げられています。

Open Preservation Foundation launches new strategy(OPF, 2018/7/4)
http://openpreservation.org/news/open-preservation-foundation-launches-n...

倉敷市立図書館(岡山県)、真備図書館の被害状況を撮影した写真を公開

2018年7月16日、岡山県の倉敷市立図書館が、同市立真備図書館の平成30年7月豪雨による被害状況を撮影した写真を公開しました。

開架室、新聞・雑誌コーナー、事務室の様子を撮影した写真が掲載されています。

倉敷市 お知らせ
http://lib.kurashiki-oky.ed.jp/
※「【お知らせ】真備図書館の被害状況について(2018.7.16)」とあります。

開架室 [JPG:285KB] 
http://lib.kurashiki-oky.ed.jp/kaika_s.jpg

新聞・雑誌コーナー [JPG:268KB]
http://lib.kurashiki-oky.ed.jp/zassi_s.jpg

東邦大学医学メディアセンター本館、平成30年7月豪雨被災地への文献複写サービスの無料提供を開始

2018年7月13日、東邦大学医学メディアセンター本館が、平成30年7月豪雨被災地への文献複写サービスの無料提供を開始しました。

対象者は、京都府・岡山県・広島県・愛媛県・福岡県の大学・病院・医療関連機関に所属し、被災により文献入手が困難な人,あるいは救護・復興活動に従事する医療者(病院図書室・個人院を含む)で、対象者からの同館所蔵資料(無料提供できる電子版を含む)への文献複写依頼に対して、複写料金・送料を無料とし、希望する方法(普通郵便,速達,FAX)で送付・送信します。

期間は、2018年7月13日から8月31日までです。

西日本豪雨被災地への文献複写サービス無料提供について(東邦大学医学メディアセンター本館,2018/7/13)
http://www.mnc.toho-u.ac.jp/mmc/hisai_rain2018.php

愛媛資料ネットがtwitterアカウントを開設し、民間所在の歴史資料の保全を呼びかけ

2018年7月15日、愛媛資料ネットがTwitterアカウントを開設し、民間所在の歴史資料の保全を呼びかけています。

@ehime_s_n(Twitter,2018/7/15)
https://twitter.com/ehime_s_n/status/1018441631937150976

参考:
愛媛資料ネット、「平成30年7月豪雨」により水損被害を受けた資料の修復作業を開始
Posted 2018年7月12日
http://current.ndl.go.jp/node/36315

岡山史料ネット、民間所在の歴史資料の保全を呼びかけ
Posted 2018年7月9日
http://current.ndl.go.jp/node/36291

京都府立図書館、「平成30年7月豪雨による京都府内の図書館の被害について」をウェブサイトで公開

2018年7月15日、京都府立図書館が、「平成30年7月豪雨による京都府内の図書館の被害について」をウェブサイトで公開しました。

福知山市立図書館大江分館及び伊根町コミュニティセンターほっと館図書情報室の被害状況が掲載されています。

平成30年7月豪雨による京都府内の図書館の被害について(7月15日公表)(2018/7/15)
https://www.library.pref.kyoto.jp/?p=15244

参考:
愛媛県立図書館、「県内の公共図書館の休館状況について」をウェブサイトで公開
Posted 2018年7月12日
http://current.ndl.go.jp/node/36321

7月 13日

マラケシュ条約実施法案が米国上院を通過

2018年6月28日、マラケシュ条約の実施に関する法案“Marrakesh Treaty Implementation Act”(S. 2559)が米国上院を通過しました。

著作権法第121条に規定される視覚障害その他の障害者のための複製に係る例外規定(チェーフィー改正 : Chafee Amendment)に対する若干の改正が行われたため、大統領による署名の前に、下院司法委員会による著作権法改正への同意が必要とのことです。

S.2559 - Marrakesh Treaty Implementation Act(Congress.gov)
https://www.congress.gov/bill/115th-congress/senate-bill/2559/actions
※06/28/2018欄に「Passed/agreed to in Senate: Passed Senate without
amendment by Unanimous Consent」とあります。

米・法律図書館マイクロフォームコンソーシアム、全50州の法令公報のデジタル化プロジェクトの完了を発表

2018年6月21日、米・法律図書館マイクロフォームコンソーシアム(Law Library Microform Consortium:LLMC)が、北米の研究図書館センター(CRL)と共同で実施していた、全50州の法令公報(legislative journal)のデジタル化プロジェクトが完了したと発表しています。

重要な政府資料がオンラインで利用できないという課題に対応するために実施されたもので、CRLが所蔵する法令公報をLLMCに提供して6年をかけてデジタル化作業が行われました。

多くの州の19世紀中ごろから20世紀の最後までの法令公報が含まれまれ、デジタル化された資料は、LLMC及びCRLの会員館において、全文検索可能なPDFファイルとして利用可能です。

同プロジェクトでは今後、長期保存のため、デジタル化原本を地下の安全な書庫に保管するとともに、デジタル化の対象を植民地や海外領土の法令公報に拡大する計画です。

全国歴史資料保存利用機関連絡協議会(全史料協)、「西日本豪雨 資料保存利用機関等被災状況」をウェブサイトで公開

2018年7月12日、全国歴史資料保存利用機関連絡協議会(全史料協)が、平成30年7月豪雨をうけ、資料保存利用機関等被災状況をまとめた「西日本豪雨 資料保存利用機関等被災状況」をウェブサイトで公開しました。

内容は随時更新するとしています。

第1報(2018年7月11日段階)によると、岡山県立記録資料館が「県内の現用公文書の状況について,悉皆調査を行う」、広島県立文書館が「状況は不明。これから県内の状況を把握したい」、愛媛県歴史文化博物館が「館の被災なし。南予地方を中心に民間及び公的施設の所蔵資料が被災。水損資料の保管場所が不足。」となっています。

全史料協 新着情報
http://www.jsai.jp/
※2018.7.12欄に「速報 西日本豪雨 資料保存機関等被災状況」とあります。

西日本豪雨 資料保存利用機関等被災状況 (全史料協)
http://jsai.jp/rescueA/NishinihonHR2018/201807HR1.html

Europe PMC、プレプリントの索引付を開始

2018年7月11日、Europe PMCが、7月からプレプリントの索引付を開始したと発表しています。

Crossrefに送られてから24時間以内にEurope PMCで検索できるようになり、含まれているDOIを通じて原文にアクセスすることができます。

また、査読論文とプレプリントを区別するために、プレプリントにはPPR IDが付与され、プレプリントがその後査読論文として公開され、Europe PMCに搭載された場合には、相互リンクをします。

Europe PMCでは、プレプリントの拡大や懸念事項、出版のエコシステムにおける影響について深く理解することの必要性を認識し、同サービスを開始したとしています。

Preprints in Europe PMC: reducing friction for discoverability(Europe PMC,2018/7/11)
http://blog.europepmc.org/2018/07/preprints.html

米国議会図書館(LC)、同館の一次資料を用いて政治・立法・市民参加について学ぶK-12の児童・生徒向け教育用アプリ開発のための助成対象3団体を発表

2018年7月12日、米国議会図書館(LC)が、同館の一次資料を用いて政治・立法・市民参加について学ぶK-12の児童・生徒向けの教育用アプリ開発のための助成を今後2年間受ける3団体を発表しました。

以下の3つが選ばれており、作成されたアプリは2020年に無料で公開されます。

・ボストンのFableVisionが、メリーランド公共テレビ及びタフツ大学Center for Information & Research on Civic Learning and Engagement、Maryland Humanitiesと連携して作成する、中学生向けの市民参加を主題としたミュージカルのモバイルゲーム “Civics: An American Musical”

・バージニア州のPBS NewsHourが作成するジャーナリズム上の重要な瞬間を紹介する中高生向けの対話型アプリ “Citizen Witness: Shift the Frame”

・ニューヨーク州のSecond Avenueが作成する憲法修正第19条(女性参政権)以前の社会に関するアプリ

日本図書館協会(JLA)、平成30年7月豪雨による図書館の臨時休館及び被害状況を公開

日本図書館協会(JLA)が、平成30年7月豪雨による図書館の臨時休館及び被害状況を公開しています。

電話での確認やウェブサイトの掲載情報によりまとめたものです。

≪平成30年7月豪雨による、臨時休館及び被害状況、以下のとおりです≫(2018年7月10日午後5時現在)(JLA)
http://www.jla.or.jp/home/news_list/tabid/83/Default.aspx?itemid=4083

参考:
日本図書館協会(JLA)、平成30年台風第7号と前線等による大雨の被害を受けた図書館に関する情報の提供を呼びかけ
Posted 2018年7月10日
http://current.ndl.go.jp/node/36297

国際図書館連盟(IFLA)、2017年の年報を公開

2018年7月6日、国際図書館連盟(IFLA)が、2017年の年報をオンラインで公開しました。

Now available: IFLA Annual Report 2017(IFLA,2018/7/6)
https://www.ifla.org/node/60499

IFLA Annual Report 2017(IFLA)
https://www.ifla.org/files/assets/hq/annual-reports/2017.pdf

IFLA Annual Report(IFLA)
https://www.ifla.org/publications/node/790

7月 12日

米国図書館協会(ALA)、9月の図書館カード登録促進キャンペーン月間に公共公告として利用可能な画像を公開:2018年は「Mr.インクレディブル」

2018年7月11日、米国図書館協会(ALA)は、9月の図書館カード登録促進キャンペーン月間(Library Card Sign-up Month)の公共公告(Public Service Announcements)として用いることができる画像を公開しました。

画像は、2018年の同月間の名誉会長(honorary chair)を務める「Mr.インクレディブル」を用いたもので、同作品を用いたポスター(PDF)や、Twitter・Facebookのヘッダー用画像のほか、メールで申請することで利用できる利用者カード用や館外掲示板用の画像サンプルが掲載されています。

また、同月間中に利用できるツイートのサンプルも掲載されています。

『カレントアウェアネス-E』350号を発行

E2042 - 独・ライプツィヒ大学におけるゲーム保存・学術利用

2018年4月27日,ライプツィヒ大学図書館にて,ドイツ語圏の日本関係図書館員が定期的に集まり情報交換をする日本資料図書館連絡会(Arbeitskreis Japan-Bibliotheken)の定期会議があった。その会議の午前の部で同館における日本のゲーム保存・学術利用とそれに伴ったプロジェクト“Diggr (Databased Infrastructure for Global Games Culture Research)”の紹介があったので,その内容を報告する。

E2041 - マラケシュ条約の締結・著作権法の改正と障害者サービス

2018年4月25日,参議院本会議において,「盲人,視覚障害者その他の印刷物の判読に障害のある者が発行された著作物を利用する機会を促進するためのマラケシュ条約」(以下「マラケシュ条約」;E1455,CA1831参照)の締結について承認を求める件が承認され,この条約の国会承認の手続が完了した。この条約は,2013年6月27日に世界知的所有権機関(WIPO)の外交会議において採択され,2016年9月30日には20か国目の加入が完了し,発効した。2018年7月10日現在,40か国が締約国となっている。なお,この条約は,締約国について,当該国がWIPO事務局長に批准書又は加入書を寄託した日から3か月後に発効することとされている(第19条(b))。日本政府は,「説明書」において,この条約の早期締結の必要性に言及していることから,近いうちに寄託が行われ,日本国内でも発効するものとみられる。

E2040 - 神奈川県立川崎図書館の移転・再開館について

神奈川県立川崎図書館(以下「当館」)は,工業専門図書館としての性質を有する神奈川県第2の県立図書館として1958年12月に川崎市川崎区富士見で開館して技術開発等を支援し,また,地域住民にとっては公共図書館の機能も果たしてきた。当館は開館から60年間同じ建物を使用していたため,施設の老朽化が進み,雨漏りの発生を招き,エレベーターもなく,利用者にはご不便をおかけしていた。さらに,当館は川崎市の管理する都市公園内に立地し,同市の富士見周辺地区整備実施計画上でも現地での建て替えは難しい状況にあった。

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