アーカイブ - 2018年 7月 27日

鳥取市立図書館と鳥取市人権福祉センターが連携し、こども食堂実施団体への図書提供事業を開始:読書ボランティアによる「読み聞かせ」も仲介

鳥取市が、2018年6月29日付けの市長定例記者会見において、7月6日からのこども食堂実施団体への図書提供事業の開始について発表しています。

こども食堂を利用する子どもが、自分の力で楽しみながら読書ができ、また、夢や希望を持って将来の自分や家庭・地域を考えることができるよう支援するため、鳥取市立図書館と人権福祉センターが連携し、こども食堂で図書が利用できるようにするものです。

鳥取市立図書館は、100冊程度の図書(20冊程度の図書が入った本箱を5箱)を人権福祉センターに届け、希望分野を伺いながら、毎月図書を入れ替えます。人権福祉センターは、こども食堂の開所日に、本箱を1箱から数箱持参します。

また、鳥取市立図書館では、希望に基づいて、読書ボランティアによる「読み聞かせ」の仲介をするとしています。

公益社団法人日本芸能実演家団体協議会、豊島区(東京都)に図書約4,200冊を寄贈:久松保夫氏旧蔵書「木偶坊文庫」・中村歌右衛門氏旧蔵書「中村文庫」等

2018年7月6日、公益社団法人日本芸能実演家団体協議会(芸団協)が、東京都の豊島区に芸団協が所蔵する図書約4,200冊を寄贈したことを豊島区が発表しています。

芸団協が、「舞台芸術・演劇文化」を中心に国際アート・カルチャー都市を推進している豊島区に、歴代の芸団協の会長や関係者がコレクションしてきた図書を寄贈したもので、久松保夫氏の旧蔵書である「木偶坊文庫」、歌舞伎俳優の中村歌右衛門氏の旧蔵書である「中村文庫」などが含まれます。

寄贈を受けた図書は、旧真和中学校への搬入作業が完了していて、今後、図書館職員を中心に資料状態の確認や目録資料との突合作業等が行われ、2019年度には区内図書館での閲覧・貸出や、区内劇場施設等での展示資料としての活用が予定されています。

野村萬氏に感謝状贈呈、図書約4,200冊を区に寄贈(豊島区,2018/7/6)
https://www.city.toshima.lg.jp/013/kuse/koho/hodo/h3007/1807091539.html

英国国立公文書館(TNA)、直面する課題等に対応するための5つの分野横断的な研究の優先事項を発表

2018年7月25日、英国国立公文書館(TNA)が、アーカイブ機関が直面している課題等に対応するための、5つの分野横断的な研究の優先事項を発表しました。

1,100万件の記録を所蔵し、所蔵する記録が年々増加していくなかで、TNAの研究・改善課題の中心をデジタル分野に移行し、コレクションを開放することで新しい利用者に届けることを優先事項として位置付けるとしています。

「記録の再考(rethinking the record)」「人・場所・ルール(people, place and rule)」「リスク・不確実性・信頼性(risk, uncertainty and trust)」「オープン性・アクセス・利用(openness, access and use)」「効果・価値・影響(impact, value and affect)」の5分野を優先事項とし、各分野での新しい方法論・理論・技術を見出すことを目的としています。

TNAでは、同課題に対応するために、分野・セクターを超えて連携するとし、歴史家、アーキビスト、保存修復家(コンサバター)、デジタル人文学者、コンピュータ科学者の技術を取り入れ、革新したいとしています。

韓国国立中央図書館(NLK)、国立障害者図書館のウェブサイトに発達障害者の方を対象としたコンテンツの搭載を発表

2018年7月27日、韓国国立中央図書館(NLK)が、同館の国立障害者図書館のウェブサイトに発達障害者の方を対象としたコンテンツを搭載したと発表しています。

視聴者メディア財団の支援により韓国教育放送公社(EBS)が制作した映像77点や、韓国発達障害者福祉協会等で作成したよみやすい本17点等、発達障害者の方が読みやすいコンテンツを収集したもので、全てのコンテンツは別途の本人確認手続きなしに利用することができます。

NLKでは今後も継続して収集・提供するとしています。

발달장애인을 위한 읽기 쉬운 콘텐츠가 한곳에(NLK,2018/7/27)
http://www.nl.go.kr/nl/commu/libnews/article_view.jsp?board_no=9690&notice_type_code=3&cate_no=4

韓国国立中央図書館(NLK)、公共図書館における3年間の貸出しデータを用いて行なったビジネス関連図書の貸出に関する分析結果を発表

2018年7月26日、韓国国立中央図書館(NLK)が、公共図書館における3年間(2015年1月から2018年5月まで)の貸出しデータ2億6,000万件を用いて行った、ビジネス関連図書の貸出に関する分析結果を発表しました。

また、貸出数上位の図書のテーマは、職場の上司と部下間の意思疏通や関係、会社員としての素養、幸福で、同テーマは全年齢層にわたって人気がありました。貸出数上位200位のキーワードは職場内での意思疎通や関係、幸福等で、タイトルに「リーダー」「リーダシップ」が含まれる図書が43%含まれていました。

なお、貸出数上位5位の図書の中には曽野綾子氏の『人間の分際』(약간의 거리를 둔다)が含まれています。

京都大学図書館機構、京都大学貴重資料デジタルアーカイブ搭載の244点の資料に翻刻テキストを追加

2018年7月26日、 京都大学図書館機構が、京都大学貴重資料デジタルアーカイブに搭載されている「河合文庫」の239点を含む244点の資料に翻刻テキストを追加したと発表しています。

【図書館機構】京都大学貴重資料デジタルアーカイブ: 韓国古文献資料「河合文庫」ほか244点の資料に翻刻テキストを追加しました(京都大学図書館機構,2018/7/26)
http://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/bulletin/1379136

参考:
「河合文庫」等1,851タイトルの資料が京都大学貴重資料デジタルアーカイブで新規公開
Posted 2018年2月8日
http://current.ndl.go.jp/node/35460