アーカイブ - 2018年 7月 24日

学芸出版社、学生を対象とする平成30年7月豪雨の被害による汚損本の無償交換をアナウンス

建築・まちづくり・デザイン分野を中心に事業を行う出版社、学芸出版社が、平成30年7月豪雨の被害を受けた汚損本について、無償交換に応じることをアナウンスしています。

対象となるのは大学、高専、専門学校、高校等の教科書として購入された学芸出版社の図書のうち、豪雨被害により使えなくなったものです。汚損本の現物を住所を明記して同社まで送るか、家屋の損壊等により購入した図書そのものが手元にない場合には、Web上の請求フォームから代替品発送を依頼することができます。

【イベント】大学図書館問題研究会第49回全国大会(九州)(9/8-10・福岡)

2018年9月8日から10日まで、大学図書館問題研究会は、西南学院大学図書館および百年館(松緑館)において、大学図書館問題研究会第49回全国大会(九州)を開催します。参加申込みの受け付けが開始されており、申込み期限は2018年8月31日までです。

同大会では研究発表・テーマごとに分かれての分科会・自主企画等が行われるほか、最終日の9月10日にはシンポジウム「「今、大学図書館の「問題」を改めて考える」が開催されます。シンポジウム告知Webページによれば、「大学図書館職員が、次の50年を歩むにあたり、何を考え、どのような視点で「問題」を抽出、着目し、研鑽していくべきなのか、マクロ的な立場から、改めて考えてみたい」とのことです。

大学図書館問題研究会第49回全国大会(九州)
https://www.daitoken.com/research/annual_conference/2018/

Macmillan社傘下のTorが電子書籍の新刊の図書館への販売を4ヶ月遅らせると発表したことに対し、米国図書館協会(ALA)が声明を発表:カナダ都市図書館協議会(CULC)は書簡を送付

Macmillan社傘下のTorが電子書籍の新刊の図書館への販売を4か月遅らせると発表したことに対し、2018年7月19日、米国図書館協会(ALA)が声明を発表しました。

ALA会長のLoida Garcia-Febo氏は、図書館の貸出が売り上げに影響を及ぼしているというTorの主張は、古臭く実証されていないとし、図書館への予告や議論なく実行されたことは図書館の読者と作家への献身を損なうものとしています。また、Macmillan社が関わっている、図書館での所蔵が図書の発見・著者のブランド開発・販売に与える影響を理解するためのプロジェクト“Panorama Project”との齟齬を指摘し、Macmillan社に対して、この決定を取り消すよう求めています。

また、カナダ都市図書館協議会(CULC)は、Pilar Martinez議長名でTorに送付した書簡において、CULCは活気のある出版業界の長期的健全性と成長能力に依拠しており、目標達成のため出版者と協力したいと述べています。そして、Tor・著者・公共図書館・読者に利益をもたらす選択肢について議論し理解するための会合を調整するために8月14日に連絡を取りたいとしています。

BioMed Central(BMC)が化学工学領域のオープンアクセス雑誌を創刊 生命医学分野以外にもブラントポートフォリオを拡大

2018年7月18日、生命医学分野のオープンアクセス(OA)出版事業を手掛けてきたBioMed Central(BMC)が、新たに”BMC Biomedical Engineering”と”BMC Chemical Engineering”の2誌を創刊することを発表しました。後者は生命医学分野ではなく、化学工学領域を対象とします。いずれも現在、投稿が受け付けられています。

BMCは2000年から生命医学分野のOA出版事業を行っていますが(当初は独立企業、後にSpringer社に買収され、現在はSpringer Natureの一部門)、今後はブランドポートフォリオを物理学・応用科学領域にも拡大していくとされています。近日中にこれらの領域の雑誌の追加創刊も予定されているとのことです。

国際音楽資料情報協会(IAML)日本支部が公式Facebookページを開設

国際音楽資料情報協会(IAML)の日本支部が、2018年6月27日付けで公式Facebookページを開設していました。

IAMLは1951年に、音楽資料の取り扱いに関する情報交換と所在目録作成事業などを行う国際機関として発足した団体です。日本支部は1979年に設立されています。今回のFacebookページ開設は、2018年6月16日の日本支部総会での承認を得て行われたものとのことです。

国際音楽資料情報協会(IAML)日本支部(Facebookページ)
https://www.facebook.com/IAMLJapan/

参考:
デジタル時代における音楽図書館と著作権-IAMLオランダ大会基調講演の資料
Posted 2009年7月8日
http://current.ndl.go.jp/node/13548

米・ノースダコタ州最高裁判所法律図書館、送水バルブの破損により水損被害が発生

2018年7月19日、米・ノースダコタ州最高裁判所が、18日午後に発生した送水バルブの破損により、同裁判所の法律図書館が水損被害を受けた事を発表しています。

水は建物の南東側を沿って流れ、1850年代にさかのぼる連邦法令集や、近年の連邦判例集、判例集・法律学説集などが水損被害を受けました。また、天井・床・書架・什器類も被害を受けています。

事故発生1時間以内に州立図書館に対して支援要請を行ない、州立図書館の職員が、19日朝、水損以外を受けた資料の移動、評価、修復を行ないました。被害を大きい資料については廃棄されるか修復のために移送されます。

修復作業中、図書館の大部分は利用禁止となりますが、図書館は開館しており、マイクロフィッシュ・パソコン・冊子体の蔵書の一部は引き続き利用可能です。

State Law Library remains open during repairs(North Dakota Supreme Court,2018/7/19)
https://www.ndcourts.gov/court/news/library0718.htm

京都大学図書館機構、「イスラーム学貴重資料集成」を京都大学貴重資料デジタルアーカイブにて公開

2018年7月20日、京都大学図書館機構は、同学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科が収集したイスラーム学(イスラーム思想)に関する稀覯書をデジタル化した「イスラーム学貴重資料集成」の25件の書誌の6,731点の画像を京都大学貴重資料デジタルアーカイブで公開したと発表しました。

同コレクションは、同研究科が所蔵するイスラーム学に関する稀覯書のうち、写本・石版刷り資料を中心に集めたものです。2003年に公開されていましたが、今回同アーカイブで画像の解像度を上げて公開されました。

【図書館機構】京都大学貴重資料デジタルアーカイブ: 「イスラーム学貴重資料集成」(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科所蔵)を公開しました(京都大学図書館機構,2018/7/20)
http://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/bulletin/1379112

米・公共図書館協会(PLA)、子どもの学習と成長を家族・教育者・地域社会で共に支援する“family engagement”の認知度を図書館を通じて向上させるためのツールキットを公開

2018年7月23日、米国図書館協会(ALA)の公共図書館協会(PLA)が、ALAのLibraries Transformキャンペーンと連携し、子どもの学習と成長を家族・教育者・地域社会で共に支援する“family engagement”の認知度を図書館を通じて向上させることを目的に設計された無料のツールキットを公開しました。

図書館によるマーケティング・資金調達・地域連携・アドヴォカシー活動を補完するものとして利用でき、“family engagement”のアドヴォカシー活動のための戦略・戦術を提供しているとしています。

PLAがALAのLibraries Transformキャンペーンと連携して作成したツールキットは、2017年の健康リテラシーに関するものに続いて2番目となります。

ツールキットを利用するには、Libraries Transformのウェブサイトに登録する必要があります。

国文学研究資料館・実践女子大学、新日本古典籍総合データベース構築協力に関する覚書を締結

国文学研究資料館と実践女子大学は、2018年7月5日に、新日本古典籍総合データベース構築協力に関する覚書を締結したと発表しました。

実践女子大学・実践女子大学短期大学部図書館所蔵の古典籍をカラー・デジタル資料にて新日本古典籍総合データベースにて公開するものです。

平成30年度 歴史的典籍NW事業における連携機関との覚書等の締結について (国文学研究資料館)
https://www.nijl.ac.jp/pages/cijproject/images/20180719_mou.pdf
※「4.実践女子大学(データベース構築に関する覚書)」とあります。

国文学研究資料館と覚書調印 ~新日本古典籍総合データベースに協力~  大学所蔵の資料群をカラー・デジタルで国内外に公開(実践女子大学,2018/7/23)
http://www.jissen.ac.jp//notice/20180705_news1.html

八幡浜市教育委員会(愛媛県)、体験講習『災害にあった写真を救おう』を開催

2018年7月30日、愛媛県の八幡浜市教育委員会が、愛媛資料ネット、宮崎歴史資料ネットワークの協力により、体験講習『災害にあった写真を救おう』を開催します。

「平成30年7月豪雨」により水損被害を受けた写真や写真アルバムの応急処置方法を学ぶための講習会です。

会場は旧双岩中学校で、参加費は無料ですが、タオル、ぞうきん(1~2枚)の持参が必要で、ご自身の水損写真があれば持参可となっています。

体験講習『災害にあった写真を救おう』(八幡浜市,2018/7/23)
http://www.city.yawatahama.ehime.jp/docs/2018072300025/

参考:
大洲市立博物館(愛媛県)、特別講習会「水に浸かった写真を捨てないで ~誰でも、簡単に出来る水損写真の応急処置~」を開催
Posted 2018年7月23日
http://current.ndl.go.jp/node/36366

新図書館等複合施設「オーテピア」(高知県)が開館

2018年7月24日、オーテピア高知図書館(高知県立図書館と高知市民図書館本館の合築)、オーテピア高知声と点字の図書館、高知みらい科学館からなる新図書館等複合施設「オーテピア」が開館しました。

@pref_kochi(Twitter,2018/7/24)
https://twitter.com/pref_kochi/status/1021515521550897158
https://twitter.com/pref_kochi/status/1021559690621214720
https://twitter.com/pref_kochi/status/1021591024747958272