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カレントアウェアネス・ポータルは、図書館界、図書館情報学に関する最新の情報をお知らせする、国立国会図書館のサイトです。
2018年4月3日、米・図書館情報資源振興財団(CLIR)は、中東地域の文化財を閲覧できる“Digital Library of the Middle East(DLME)”のプラットフォームの実装やコンテンツのキュレーションに関してAndrew W. Mellon財団から112万ドルの助成を受けたことを発表しました。
スタンフォード大学の技術パートナーや世界のコンテンツプロバイダーと連携しつつ、2018年1月に公開されたプロトタイプの開発経験に基づいてDLMEの拡張などが進められます。プラットフォームの立ち上げは2020年を予定しています。
プラットフォームは今後の電子図書館プロジェクトが再利用できるものとなるとのことで、コンテンツへのアクセスやそれらの保存に関する仕様の統一を意図しているようです。
出版倫理委員会(Committee on Publication Ethics:COPE)が2018年3月付けのドキュメント“Preprints”を公開しています。
このドキュメントは、学術出版界においてプレプリントに関する議論を加速させることを目的としており、プレプリントの背景や課題、雑誌編集者にとっての倫理的な疑問への回答、雑誌編集者・出版者・プレプリントプラットフォーム・著者への提案などをまとめています。また、ドキュメントの末尾にプラットフォームの一覧を掲載しています。
雑誌編集者にとっての倫理的な疑問として、プレプリントは出版物なのか、プレプリントに優先権はあるのか、雑誌に公開されたらプレプリントはどうなるのか、複数のプラットフォームに投稿できるのか、投稿したプレプリントのライセンスはどういうものなのか、などが挙がっています。
Discussion documents(COPE)https://publicationethics.org/resources/discussion-documents
引用データのオープン化を推進するイニシアティブI4OCが、立ち上げから1周年を迎えました。I4OCなどが、関連記事を掲載しています。
I4OCは、2017年4月6日に立ち上げが発表されました。1周年を記念して、2018年4月を“Open Citations Month”とするとしています。
この1年間で、オープンな引用データの割合は50%を超え、5億件以上の引用データがオープンに利用可能です。参加する出版者数も490に達しています。引用データ数が多い上位20の出版者のうち、15の出版者が引用データをCrossrefでオープン化しています。また、約50の利害関係者がオープンな引用データのアドボカシーや再利用促進のためにI4OCに参加しています。
I4OCは今後も引き続き、引用データのオープン化の割合を100%に近づけることを目指していきます。
Open Citations Month(I4OC, 2018/4/2)https://i4oc.org/news.html#April2018
2018年4月1日、東日本大震災後に休館していた富岡町図書館(福島県)が、富岡町文化交流センター「学びの森」内で再開しました。
報道によると、原子力関連のコーナーも設けられているとのことです。
@tomippi(Facebook, 2018/4/5) https://www.facebook.com/tomippi/posts/595642450790268
「富岡町図書館」が再オープンしました(富岡町文化交流センター 学びの森, 2018/4/6) http://www.manamori.jp/posts/news8.html
「災害」に関する当サイトの記事
調査研究リポート「東日本大震災と図書館」
国立国会図書館 東日本大震災復興支援ページ
地震・災害 関連情報(レファレンス協同データベース)
各地の図書館等の被災情報等について(外部リンク) saveMLAK
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