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2018年3月6日、ORCID, Inc.が、2017年の年次報告書を公開しました。
報告書の公開を発表しているブログ記事では、登録数400万件・ORCIDレコード上のDOIの件数1,000万件を達成したこと、アウトリーチ活動のための資源・情報を拡充したこと、218の会員と5つのコンソーシアム(ブラジル・カナダ・ノルウェー・南アフリカ)が新たに参加したこと、ORCID API Ver.2.0を公開したこと、書籍出版のワークフローや雑誌記事での表示に関する調査を実施したことなど、年次報告書の概要が紹介されています。
Five Key Highlights from ORCID’s 2017 Annual Report (ORCID,2018/3/6)https://orcid.org/blog/2018/03/06/five-key-highlights-orcid%E2%80%99s-2017-annual-report
2018年3月6日付けの米・Library Journal(LJ)誌(オンライン)が、優れた准専門職図書館員(=図書館情報学修士号(MLIS)を持たない)を表彰する“Paralibrarian of the Year”賞の2018年の受賞者を発表しています。
選ばれたのは、カリフォルニア州モンントレー・カウンティ公共図書館(Monterey County Free Libraries)のオルベラ(Orquidea Olvera)氏です。
英語とスペイン語を話すことができるオルベラ氏が、移動図書館車“Safari Van”で、未就学児の教室・同館の分館や各種イベントを訪問し、特にスペイン語を母語とする未就学児に対して、本の貸出しに加え、読み聞かせ・歌・ゲーム・科学実験・工作などといった、リテラシーや科学に関するプログラムを実施していること等が評価されたものです
2018年3月2日、台湾国家図書館が、公共図書館の貸出しサービスの統計調査の結果(2017年)を発表しています。
公共図書館の来館者数は8,622万人(前年比13%増)で、そのうち本を借りた人数は2,050万(前年比2.45%増)、貸出冊数は7,493万冊(前年比4.53%増)となっています。
その他、貸出し冊数が最も多かった地方公共団体は苗栗県三湾郷で、この3年間の1人あたりの平均貸出し冊数は14.07冊であったことや、貸出し冊数が最も多い年代は35歳から44歳で、貸出し冊数全体の28.47%を占めることなどが発表されています。
また、同館による発表を報じる新聞記事では、18歳から24歳までの年代の貸出し冊数は全体の4.11%を占めるに過ぎない事や、女性が借りた冊数が男性より20%多いことなどが紹介されています。
國圖發布106年臺灣閱讀風貌,臺灣閱讀力再躍升(國家圖書館,2018/3/2)https://www.ncl.edu.tw/information_236_7700.html
2018年3月17日、日本オーラル・ヒストリー学会(JOHA)主催のJOHAシンポジウム「オーラルヒストリーのアーカイブ化を目指して」が、東京都千代田区の上智大学四谷キャンパスで開催されます。
同シンポジウムは、日本移民学会および総合女性史学会が共催となり実施されます。移民史研究、地域女性史研究、戦争体験の継承等のオーラルヒストリー(音声資料)が私蔵されがちで、各地のコレクションのネットワーク化が十分でないという問題意識から、アーカイブ化に向けた公的な仕組みづくりの可能性と課題について論じます。プログラムは趣旨説明の後以下の4つの報告が行われ、コメントと総合討論が予定されています。
「オーラルヒストリーを受け継ぐために-飯田市歴史研究所での経験から-」 安岡健一(大阪大学) 「地域女性史とオーラルヒストリー-その展開と保存の可能性をめぐって」 宮﨑黎子(地域女性史研究会) 「オーラルヒストリーとアーカイヴ化の可能性—2012年質的データアーカイヴ化研究会調査より」 小林多寿子(一橋大学) 「北米におけるオーラルヒストリーのデジタルアーカイビング—UCLA JARP COLLECTION を中心に—」 森本豊富(早稲田大学)
2018年3月6日、科学技術・学術政策研究所(NISTEP)が、府省等の審議会・委員会等の議事録URLや開催日などを整理した「府省議事録等メタデータセット」をGitHubで公表しました。
*.go.jp ドメインを持つ組織の議事録・議事概要のメタデータ約2万5000件と、国会会議録のメタデータ約2万件の情報が掲載されています。
「府省議事録等メタデータセット」の公表について(NISTEP,2018/3/6)http://www.nistep.go.jp/archives/35962
議事録メタデータセット(GitHub)https://github.com/NISTEP/minutes
日本図書館協会(JLA)図書館システムのデータ移行問題検討会が、2018年3月2日に開催されたJLAの2017年度第5回理事会にて報告した「図書館システムのデータ移行問題検討会報告書」及び別紙「データ移行仕様書」を、JLAのウェブサイトで公表しました。
検討会では、報告書や別紙への意見や活用事例のフィードバックを受け付けており、寄せられた意見や事例は検討の上ウェブサイトで紹介されます。
図書館システムのデータ移行問題検討会(JLA)http://www.jla.or.jp/committees/tabid/590/Default.aspx ※進捗状況の項目に「本検討会は約2年半の検討結果を報告書としてまとめ、2018年3月2日の2017年度第5回理事会に報告しました。」とあります。
「災害」に関する当サイトの記事
調査研究リポート「東日本大震災と図書館」
国立国会図書館 東日本大震災復興支援ページ
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