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2018年11月17日、京都大学人文科学研究所本館において、シンポジウム「博物館と文化財の危機―その商品化、観光化を考える」が開催されます。
シンポジウムでは、博物館・文化財の現状と未来についての議論などが行われます。 発表の内容は次のとおりであり、聴講無料、事前申し込み不要です。
小泉和子氏(登録文化財昭和のくらし博物館館長・重要文化財熊谷家住宅館長) 「文化財住宅を博物館にする」
岩城卓二氏(京都大学人文科学研究所教授) 「対話する資料館」
久留島浩氏(国立歴史民俗博物館館長) 「博物館の可能性」
髙木博志氏(京都大学人文科学研究所所長) 「文化財と政治」
司会:原田敬一氏(佛教大学歴史学部教授)
2018年10月25日、大阪大学附属図書館が、館報『大阪大学図書館報』52巻1号を公開しました。
特集「6.18大阪府北部地震 被害状況と復旧に向けた取り組み」が掲載されており、地震による同館の開館・サービス状況、主な被害・損害、復旧に向けた取り組みについて紹介されています。
18/10/25 大阪大学図書館報(52巻1号)を発行しました(大阪大学附属図書館, 2018/10/25)https://www.library.osaka-u.ac.jp/news/20181025_common/
大阪大学図書館報52巻1号(大阪大学附属図書館)[PDF:138MB]https://www.library.osaka-u.ac.jp/incl/publish/kanpou/193.pdf
2018年10月29日、国文学研究資料館と凸版印刷株式会社は、国文学研究資料館が所蔵する日本文化に関する資料をデジタル化し、そのデジタルデータを活用して日本文化の多様性と魅力を発信する共創プロジェクトの推進に合意したと発表しました。
同プロジェクトでは、国文学研究資料館が所蔵する資料について、凸版印刷が持つAR、VR等の新しいデジタル表現を用いた情報公開の実現を目指すとしています。
国文学研究資料館と凸版印刷、日本文化の多様性や魅力をデジタルコンテンツで再創造し発信する共創プロジェクトを開始(凸版印刷、2018/10/29)https://www.toppan.co.jp/news/2018/10/newsrelease181029.html
韓国国立中央図書館(NLK)が、2018年10月29日から、本館の「文化の間」において、常設展示「時間の記録を引き継ぐ」を開始しました。
展示内容は4つに分かれています。
「国立中央図書館が歩んできた路:大韓民国の知識文化の歴史が向かった軌跡」では、朝鮮総督府図書館の建物と蔵書を継承し現在まで残っている物品や記録物が展示され、朝鮮総督府時代から使用された目録カードボックス、NLKの旧館(1963年から1974年まで)で使用されていた扁額などが紹介されています。
「昔の絵画、昔の地図旅行」では、NLKが所蔵する朝鮮通信使の記録物や貴重書が展示されています。
「美しい共有:個人文庫寄贈者たちの世界と人生を共感する場」では、NLKが所蔵する個人文庫の寄贈者の人生を回顧し、その人たちの世界観を共有する場となっています。
「世界の窓:世界知識文化の記録を結ぶ文化シルクロード」では、世界の図書館から収集した様々な資料が展示されています。
「人と冊、図書館:時間と空間、世代を超えて共に見る本」では、韓国人に愛された図書・雑誌・教科書の初版本が展示されています。
オルトメトリクスに関する研究を専門に掲載する雑誌、”Journal of Altmetrics”が創刊されています。出版者はLevy Library Press社で、編集長はイスラエルのバル=イラン大学のJudit Bar-Ilan氏です。
同誌はオルトメトリクスデータの分析や他の指標との比較、新たなオルトメトリクス指標の開発、オルトメトリクスを用いた実際の評価等のトピックを扱った研究を対象とする雑誌で、査読制があり、全論文がオープンアクセス(OA)で公開されます。2018年9月19日付けでBar-Ilan氏による創刊の言が掲載されたほか、同10月30日時点で、1本の展望論文と1本の研究論文が掲載されています。
The Journal of Altmetricshttps://www.journalofaltmetrics.org/
化粧品事業を手掛ける株式会社メディプラスを中心とした、ストレスと身体や肌について研究するプロジェクト「オフラボ(ストレスオフラボ)」が、読書とストレスオフの関係を調査したプレスリリースを、読書週間にあわせて公開しています。
これは同プロジェクトが2018年3月7日から17日にかけて行ったインターネット調査の結果のうち、読書とストレスに関する項目を分析したものです。分析対象者はすべて女性となっています。
分析の結果、低ストレス群の方が高ストレス群よりも読書をしている回答者の割合が高く、特に30分以上読書をする者の割合で差が大きかったとのことです。また、低ストレス群は月1回以上図書館を利用する者の割合が高ストレス群の1.49倍になっていたともされています。
20代女性の67.3%が「読書をしない」と回答 低ストレス者は月1回以上「図書館」を利用する傾向 10月27日~11月9日の「読書週間」を“ストレスオフ週間”に(オフラボ、2018/10/18付け)https://mediplus-lab.jp/news/detail/2658
2018年11月2日から11月14日にかけて、国際日本文化研究センターが収蔵資料展示「想像×創造する帝国 吉田初三郎鳥瞰図へのいざない」を開催します。会場は大阪市立中央図書館の1階エントランスギャラリーです。
同展示では地図絵師・吉田初三郎(1884-1955)が描いた鳥瞰図を中心に旅行案内や絵葉書など、約60点の日文研所蔵資料を展示するとのことです。11月3日には展示企画を担当した国際日本文化研究センター副所長・劉建輝氏による講演会も、大阪市立中央図書館にて開催されます。
【展示】想像×創造する帝国 吉田初三郎鳥瞰図へのいざない(会場:大阪市立中央図書館)(国際日本文化研究センター、2018/10/2付け)http://topics.nichibun.ac.jp/ja/sheet/2018/10/02/s002/index.html
オーディオブック配信サービスaudiobook.jpを手掛ける株式会社オトバンクと、日本交通株式会社が提携し、第72回読書週間にあわせ、社内でオーディオブックを視聴できるタクシー「本のない図書館タクシー」を運行しています。期間は2018年10月29日から11月11日までです。
同タクシーは乗車中にオーディオブックを視聴できるタブレット端末が貸与されるほか、「本のない図書館」としてのオリジナルラッピングが施されています。また、3台運行されるうちの1台は乗務員が書店員の格好をしているとのことです。
同タクシーへの乗車には専用ウェブサイトからの応募が必要で、当選した場合、乗車運賃・予約料金等はオトバンクが負担するとのことです(10km以内)。道路沿いやタクシー乗車場からの乗車の場合には、通常の料金が発生します。運行エリアは東京23区と武蔵野市、三鷹市とのことです。
本のない図書館タクシー 読書週間限定で走行中!(audiobook.jp)https://pages.audiobook.jp/lp/taxi/
2018年10月29日、韓国・文化体育観光部は、公共図書館3館を選定してメイカースペースを設置する試験運営事業を8月から実施していると発表しました。
選ばれたのは、ソウル特別市東大門区立図書館、果川市情報科学図書館、堤川市立図書館の3館です。
3館では、3Dプリンターを活用したしおり・書見台・鉛筆立ての作成、3Dプリンター・ビニールカッター・3Dペンの利用講習、3Dモデリングソフト・コーディング等のソウトウェア講習等が開催され、毎月下旬、ウェブサイトを通じて参加者を募集しています。また、同スペースを活用するサークルを募集し、活動を支援しています。
試験運営事業は2019年2月まで行われ、他の公共図書館でも活用できるよう運用事例集を制作し、配布する予定です。
생각한 것을 현실로, 공공도서관과 정보기술의 만남(韓国・文化体育観光部,2018/10/29)http://www.mcst.go.kr/web/s_notice/press/pressView.jsp?pSeq=16960
韓国・浦項大学校が、2018年10月23日の夕方、試験勉強のために大学図書館を訪れた学生に対して、夜食を配布しました。
大学総長・図書館長等をはじめ、大学職員が閲覧室に向かい、カップご飯(컵밥)等を学生に配布したもので、10分以内に無くなってしまうほど反応が良かったと紹介されています。
포항대학교, 시험기간 도서관 이용자 야식 지원 (浦項大学校,2018/10/26)http://www.pohang.ac.kr/open_content/square/focus/?boardTheme=webjine&mode=read&idx=774
参考: 試験勉強のために大学図書館を訪れた学生に朝食を配布(韓国) Posted 2016年12月14日http://current.ndl.go.jp/node/33106
北海道の登別市立図書館が、2018年10月27日から11月2日まで、第72回読書週間記念事業「私のコレクション・ブックetc展」を開催しています。
市内在住の女性が古本屋等で収集した『暮しの手帖』約250冊の一部、室蘭市の映画愛好家が収集し室蘭シネマクラブに寄贈した『キネマ旬報』の一部、室蘭市の映画ファンの女性が入館した映画館の入場券の半券等240枚を収めた収集ブック、登別温泉にあった旅館・ホテルのマッチ箱ラベルなど、個人や団体が集めた資料が展示されています。
その他、長期間収集した書籍・雑誌や、紙媒体の歴史を感じさせるものの出展が呼びかけられています。
第72回読書週間記念事業「私のコレクション・ブックetc展」 [PDF:1ページ]http://www.noboribetsu.ed.jp/~iinkai/library/My_collection2018.pdf
2018年10月29日、外務省外交史料館が、「当館所蔵史料の出典記載(引用)について」を同館ウェブサイトに掲載しました。
同館所蔵史料を学術論文・書籍等に引用する際の例を案内するもので、出典が明らかになるよう、以下の項目を記載することを推奨しています。特に、(注)印の項目は、出典としての史料を確認する際の重要な情報となることから、可能な限り記載することを推奨しています。
(1)個別の文書の件名 (2)個別の文書の付随情報(発受信者,発受信の日付,文書番号)(注) (3)史料群名 (4)史料ファイル件名 (5)巻数(注) (6)分類番号(マイクロフィルムなど,複製物の請求番号を含む)(注) (7)外務省外交史料館(所蔵機関)(注)
外務省外交史料館 お知らせhttps://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/honsho/shiryo/index.html ※「「当館所蔵史料の出典記載(引用)について」を掲載しました(平成30年10月29日)」とあります。
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