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カレントアウェアネス・ポータルは、図書館界、図書館情報学に関する最新の情報をお知らせする、国立国会図書館のサイトです。
2018年もカレントアウェアネス・ポータルをご愛読いただき、ありがとうございました。本日12月28日が、年内最後の記事更新日となります。本年は、カレントアウェアネス-R 1,834本、カレントアウェアネス-E 106本、カレントアウェアネス 29本を掲載しました。
2019年は1月4日より記事更新を再開いたします。今後もより一層コンテンツの充実に努めてまいりますので、引き続きご愛読のほど、よろしくお願い申し上げます。
みなさま、よいお年を。
2019年2月9日、江東公会堂(ティアラこうとう)(東京都江東区)において、文化庁が主催するCulture NIPPON シンポジウム東京大会「文学が繋ぐ人と人~2020年とその先の未来へ向かって~」が開催されます。
様々な視点から、文学や文学を中心としたプログラムを取り上げ、場所・時代を超えて人々を繋ぐ文学の力について議論し、発信するシンポジウムとのことです。国文学研究資料館長のロバート・キャンベル氏による講演「人と人とを繋ぐ文学の力」や、作家・村田沙耶香氏によるショートプレゼンテーション「作者の視点から語る文学の力」等が行われます。
定員は1,000名で、入場無料ですが事前の申込みが必要です。
文学が繋ぐ人と人~2020年とその先の未来へ向かって~<東京大会>(Culture Nippon シンポジウム)https://culture-nippon-s.com/tokyo/
2018年12月20日、SPARC Europeと英・Digital Curation Centre(DCC)が、欧州におけるオープンデータ・オープンサイエンス方針を分析した新たな報告書、”An Analysis of Open Data and Open Science Policies in Europe v3, November 2018”の公開を発表しました。
SPARC EuropeとDCCは欧州のオープンデータ・オープンサイエンス方針に関する報告書を2017年3月、2017年5月にも公開しており、今回の報告書は一連の調査結果の第3弾にあたります。
EU加盟国28か国とアイスランド、ノルウェー、セルビア、スイスが調査対象となっており、公開に関するニュースでは重要な調査結果として次の2点が挙げられています。
・2018年1月から11月の間に5つの新しい方針が追加されたこと ・オープンデータ・オープンサイエンスへの国家的な取組に関する新しい動きがチェコ、ギリシャ、アイルランド、ルクセンブルク、ポーランドで見られたこと
2018年12月28日、文化庁は、マラケシュ条約の締結に伴う利用しやすい様式の複製物の国境を越える交換についてのページをウェブサイトで公開しました。
新着情報一覧(文化庁) http://www.bunka.go.jp/whats_new.html ※「2018年12月28日 盲人,視覚障害者その他の印刷物の判読に障害のある者が発行された著作物を利用する機会を促進するためのマラケシュ条約の締結に伴う利用しやすい様式の複製物の国境を越える交換」とあります。
盲人,視覚障害者その他の印刷物の判読に障害のある者が発行された著作物を利用する機会を促進するためのマラケシュ条約の締結に伴う利用しやすい様式の複製物の国境を越える交換について(文化庁) http://www.bunka.go.jp/seisaku/chosakuken/hokaisei/marrakesh/
一般社団法人日本脚本アーカイブズ推進コンソーシアムが、大学図書館等における脚本(図書として出版されたものを除く)の所蔵調査を開始することを発表しています。
平成30年度文化庁の委託調査研究事業「文化関係資料アーカイブ構築の調査研究」の一環として実施されるものであり、全国に分散保存されている脚本の所蔵状況を明らかにすることで、将来的な統合検索システム等の作成、資料のデジタル化保存等の活用につなげたいとしています。
2018年12月28日現在、大学図書館関係者に対して調査のためのアンケートを実施中であり、アンケートの結果は2019年3月末に発行される文化庁への報告書に掲載するほか、2019年3月に開催予定の文化庁、国立国会図書館との共催によるシンポジウムで報告を行う予定とあります。
国立映画アーカイブ(NFAJ)は、2018年12月26日付けのTopicsにおいて、京都国立近代美術館との共催による展示「フランス映画ポスター名品選 国立映画アーカイブ デジタル・コレクションより」の開催を紹介しています。
展示は京都国立近代美術館(京都市左京区)で2019年1月16日から2月24日にかけて開催されます。デジタル化したNFAJ収蔵資料の活用の試みであり、フランスの映画ポスターの伝統である大判ポスター10点を選び、高精度の複製を制作して展示を行うとあります。
NFAJでは、資料活用の幅を広げ、アクセシビリティを高めるためのデジタル化を実施しており、2018年3月31日には、ポスター等のデジタル化作業により得られたデジタル化の仕様、技術の標準化に関する情報をまとめた資料「東京国立近代美術館フィルムセンター映画関連資料デジタル化の手引(2017 年版)」を刊行しています(刊行当時は「東京国立近代美術館フィルムセンター」であり、翌4月1日にNFAJが設立)。
2018年12月27日、国立情報学研究所(NII)は、『NII Today』第82号(2018年12月)の刊行を発表しました。
「オープンアクセスへの道:これからの学術情報流通システムを考える」を特集テーマとし、以下の4本の記事を掲載しています。なお、同紙は無料で全文PDFを公開しています。
・NII Interview オープンアクセスは電子ジャーナル問題を解決できるか:研究環境の改善に向けた京都大学の取り組み ・どうなる、どうする、明日の学術情報システム:持続可能性の鍵としてのオープンアクセス ・オープンアクセス普及のカギを握るさまざまな取り組み:グリーンOA、ゴールドOAは学術誌を救うか ・学術誌をアカデミアの手に取り戻す:オープンアクセスの最新動向と岐路に立つ日本 ・エッセイ:バイオ研究者にとってのOA推進
最新トピックス一覧(NII)https://www.nii.ac.jp/news/ ※2018年12月27日のニュースに「NII Today 第82号 「オープンアクセスへの道 これからの学術情報流通システムを考える」を発行」とあります。
2018年12月28日、東京大学附属図書館は、2018年11月22日開催の第2回東京大学学術資産アーカイブ化推進室主催セミナー「かわいい子には旅をさせよ ― デジタルアーカイブとオープンデータ―」に関して、講演資料及びパネルディスカッション記録の公開を発表しました。
【開催報告】第2回東京大学学術資産アーカイブ化推進室主催セミナー(東京大学附属図書館, 2018/12/28)https://www.lib.u-tokyo.ac.jp/ja/library/contents/news/20181228
第2回東京大学学術資産アーカイブ化推進室主催セミナー 講演資料・パネルディスカッション記録(東京大学附属図書館)https://www.lib.u-tokyo.ac.jp/ja/library/contents/archives-top/seminar2
2018年12月19日、米国下院が、博物館図書館サービス法2018年版(S.3530 - Museum and Library Services Act of 2018)を可決しました。
「図書館サービスおよび技術法」(Library Services and Technology Act)に基づく図書館助成事業を、博物館・図書館サービス機構(IMLS)に2025年まで再委任する内容となっています。
Museum and Library Services Act Passes(americanlibraries,2018/12/20)https://americanlibrariesmagazine.org/blogs/the-scoop/museum-and-library-services-act-passes/
2019年2月15日、大阪府立大学I-siteなんば3階のまちライブラリー@大阪府立大学(大阪市)で、大阪府立大学・和歌山大学連携事業として、大阪府立大学主催による第52回アカデミックカフェ「MLAKSU連携の可能性と住民の役割―つながる・むすぶ・わかちあい―」が開催されます。
和歌山大学教授・学術情報センター図書館長の渡部幹雄氏が「カタリスト」として招かれます。開催案内では、地域の文化施設MLAK(博物館、図書館、文書館、公民館)及び教育施設SU(学校、大学)が連携することで人は新しい「知」に出会えるとし、知的資源の活用と保存について、国内外の事例を写真とともに紹介しながら考えるとされています。
定員は30人(先着順、定員になり次第締切り)で、参加費は無料です。持ち物は、テーマに沿った本として、「図書館、博物館、公民館、文書館、学校、大学の経営に関する本」とあります。なお、本を用いた自己紹介の時間があります。
2018年12月28日付けの官報に「著作権法施行令の一部を改正する政令」「著作権法施行規則の一部を改正する省令」が掲載されました。
「著作権法施行令の一部を改正する政令(三六〇)」『官報』平成30年12月28日(号外 第290号)https://kanpou.npb.go.jp/20181228/20181228g00290/20181228g002900005f.html
「著作権法施行規則の一部を改正する省令(文部科学三七)」『官報』平成30年12月28日(号外 第290号)https://kanpou.npb.go.jp/20181228/20181228g00290/20181228g002900056f.html
2018年12月20日、大阪府の箕面市は、2021年4月開館予定の(仮称)市立船場図書館・(仮称)市立船場生涯学習センターの指定管理者を、国立大学法人大阪大学に決定したと発表しています。施設の管理運営は、大阪大学が将来にわたり無償で行なうとのことです。
両施設は、大阪大学箕面キャンパスの移転が決定している箕面船場阪大駅前に立地することになっており、大阪大学の大学図書館機能を兼ね備えた市立図書館では、同市の蔵書11万冊に加えて、大阪大学の蔵書約60万冊についても、市民も閲覧し、借りることができるとしています。館内は「にぎやかエリア」と「一般エリア」に分割された環境が整備されます。
(報道資料)大阪大学が、(仮称)市立船場図書館・(仮称)市立船場生涯学習センターを管理運営します(箕面市,2018/12/20)https://www.city.minoh.lg.jp/syogai/handaisiteikanri.html
「平成30年7月豪雨」による被害を受け休館中の愛媛県の宇和島市立簡野道明記念吉田町図書館が、2019年1月4日から吉田公民館内に一部図書を移して臨時開館すると発表しています。
宇和島市立簡野道明記念吉田町図書館https://www.city.uwajima.ehime.jp/site/uwajima-city-library/list314-727.html ※「簡野道明記念吉田町図書館 臨時開館 について」とあります。
愛媛豪雨災害 吉田図書館 臨時開館に向け準備(愛媛新聞,2018/12/28)https://www.ehime-np.co.jp/article/news201812280005
2018年12月27日付けの神戸新聞に、兵庫県宍粟市のハリマ農業協同組合が運営するサンパティオ図書館が10月から休館し、2019年1月を期限に、新たな運営者を募集しているとの記事が掲載されています。
同記事によると、図書館がなかった同市一宮町北部に1997年開館し、司書も配置されていましたが、利用が減り、また、農協の収益悪化のため、休館することになったとのことです。
期限までに運営者が見つからなかった場合、閉館となるとのことです。
全国的に珍しい民営図書館が閉館の危機 宍粟、貴重本多く存続願う声(神戸新聞,2018/12/27)https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201812/0011938842.shtml
2019年2月9日及び2月16日・17日、東京都千代田区のLifull Hubにおいて、経済産業省が主催する「ブロックチェーンハッカソン2019」が開催されます。
学位・履修・職歴証明、研究データの記録・保存の領域におけるブロックチェーン技術の社会実装をより一層進める事を目的に開催されるものです。
2月9日に開会式並びにワークショップが、2月16日・17日には審査ならびに懇親会が行われ、優秀者には賞が授与されます。
対象はブロックチェーン技術に興味のあるエンジニア等(学生・社会人)70人程度で、2019年1月中旬から応募の受付が開始されます。応募者多数の場合、申し込み時の書類を参考に抽選が行なわれるとしています。参加者は2人から5人程度のチームを組んで挑戦します。
学位・履修・職歴証明や研究データ管理をテーマにブロックチェーン・ハッカソンを開催します(経済産業省,2018/12/27)http://www.meti.go.jp/press/2018/12/20181227004/20181227004.html
2018年12月27日、文部科学省が、「学習者用デジタル教科書の効果的な活用の在り方等に関するガイドライン」を公開しました。
「デジタル教科書」の効果的な活用の在り方等に関するガイドライン検討会議において検討されて来たものです。
新着情報(文部科学省)http://www.mext.go.jp/b_menu/news/index.html ※平成30年12月27日欄に「学習者用デジタル教科書の効果的な活用の在り方等に関するガイドライン」とあります。
学習者用デジタル教科書の効果的な活用の在り方等に関するガイドライン(文部科学省)http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/139/houkoku/1412207.htm
2018年12月19日、韓国科学技術情報研究院(KISTI)が、研究データプラットフォームの試験サービスを開始すると発表しました。
同プラットフォームでは、各機関が作成したデータの登録・管理、検索、ダウンロードが可能なほか、コミュニティ支援や研究データの分析環境支援といった機能も提供されます。
また、KISTIが運用している国家科学技術知識情報サービス(NTIS)と連携することで研究データが作成された課題との関係が把握できるほか、DOIを付与するためにKISTIのDOIセンターとも連携しています。その他、KISTIのGlobal Science Experimental Data Hub(GSDC)や韓国情報化振興院のAI hub、韓国地質資源研究院の研究データともメタデータ連携が行われています。
海外機関とではOpenAIREと連携しているほか、2019年にはオーストラリアのANDSとの連携協力も推進する予定となっています。
2018年12月24日、岐阜県図書館が、ビジネス支援実施事業の報告を同館ウェブサイトに掲載しました。
岐阜県図書館 お知らせhttps://www.library.pref.gifu.lg.jp/ ※12月24日欄に「ビジネス支援実施事業の報告を掲載」とあります。
ビジネス支援実施事業(岐阜県図書館)https://www.library.pref.gifu.lg.jp/riyo-annai/toshokan-susume/bussiness-jigyo.html#30
2018年12月27日、大阪市立図書館が、「大阪市立図書館英語を学ぶための各種サービス」を公開しました。
同館が提供している、自宅等のパソコンで24時間いつでも利用可能な英語を学ぶための各種サービス(電子書籍、音楽配信サービス)を案内するものです。
また、同館が所蔵する英語で書かれた本の検索方法や、関連コーナーの紹介も行っています。
大阪市立図書館英語を学ぶための各種サービス(大阪市立図書館,2018/12/27)https://www.oml.city.osaka.lg.jp/index.php?key=jou04igey-510#_510
2018年12月26日、韓国国会図書館(NAL)が、「外国法律翻訳DB」を2019年1月1日から「国会電子図書館」及び「国会法律図書館」を通じて一般公開すると発表しました。
同DBは、同館が独自に翻訳したものや公的機関が翻訳した外国の法律を収集して2006年から構築したもので、世界104か国の1万244件の法律の翻訳が含まれています。
これまでは国会内部と一部公共機関のみで公開されてきましたが、今回、一般に公開することにしたものです。
国会図書館 プレスリリースhttp://www.nanet.go.kr/libintroduce/bododata/selectBodoDataList.do ※「256 국회도서관, 외국법률번역DB 대국민 공개…일본, 독일 등 외국법률 번역문 104개국 1만 240여 건 구축 2018-12-26 (国会図書館、外国法律翻訳DB対国民公開…日本、ドイツなど外国法律翻訳文104か国約1万240件構築)」とあります。
「災害」に関する当サイトの記事
調査研究リポート「東日本大震災と図書館」
国立国会図書館 東日本大震災復興支援ページ
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