米・ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校図書館(SBU Libraries)が、教育者で書籍販売業者であったエゲー(Otto F. Ege)氏によって断片化された中世手稿類の「断片」をデジタル化し“Otto F. Ege: Fifty Original Leaves from Medieval Manuscripts”として2017年11月に公開したと発表しています。
エゲー氏により作成されたポートフォリオの写真集“Fifty Original Leaves from Medieval Manuscripts, Western Europe, XII-XVI Century”に掲載されたNo.19とNo.40にあたるポートフォリオのセットを同館が所蔵しており、それらをデジタル化することで、研究者による断片化された手稿類の「再構成」を支援することを目的に行なわれました。
“Guidelines: Technical Guidelines for Digitizing Cultural Heritage Materials”に基づきデジタル化が行われ、メタデータはダブリンコアとVRA Coreの標準に準拠しています。
2017年11月29日、米・フロリダ大学出版局は、米・フロリダ大学図書館とのインプリント(ブランド名)である“LibraryPress@UF”から、フロリダ州やカリブ海地域の絶版となった名著39冊をオープンアクセス(OA)で出版する“Florida and the Caribbean Open Books Series”の提供開始を発表しています。
全米人文科学基金(NEH)とアンドリューW.メロン財団による絶版となった人文学の名著をOAで公開する“Humanities Open Book”プログラムの助成を得て公開されたもので、現在21作品のpdf版が無料で利用できるほか、冊子体やePub版を購入することもできます。
2017年11月28日、Journal of Web Librarianship誌のウェブサイトで、米・ルイジアナ州ニューオーリンズにあるロヨラ大学ニューオリンズの図書館に勤めるケリー(Elizabeth Joan Kelly)氏による論文“Use of Louisiana's Digital Cultural Heritage by Wikipedians”が公開されました。