アーカイブ - 2017年

12月 7日

E1976 - 第59回北海道図書館大会<報告>

2017年9月7日と8日の2日間,北海道江別市の札幌学院大学を会場に,第59回北海道図書館大会を開催した。北海道図書館振興協議会,北海道地区大学図書館協議会,私立短期大学図書館協議会北海道地区協議会,北海道学校図書館協会,専門図書館協議会(北海道地区連絡会)の5団体からなる北海道図書館連絡会議及び北海道立図書館が主催した。今大会は,近年,図書館を取り巻く環境が大きく変化する中,図書館がその存在を維持し,高めていくためにはどのようにすればよいのか,未来の図書館のあり方について考えようとするもので,「その先の,図書館 ~図書館の新たな可能性を考える~」をテーマに,基調講演,各団体による6つの分科会,図書館の今日的な話題等を情報提供するトピック,協賛図書館団体・企業11社(団体)と大会参加者有志8団体による計19のブース展示を実施した。

E1975 - 尾鷲市立図書館の寿文庫活動

地域の風習である厄年の「まき銭」を,尾鷲市立図書館(三重県)の図書購入費として寄付してもらう「寿文庫活動」が2018年も1月5日から3月12日まで行われる。1966年,「まき銭の廃止や厄祝を簡素化し,その経費で市立図書館の図書購入支援をしよう」と尾鷲市に本店がある紀北信用金庫の元理事長・故土井周平氏が提唱し「寿文庫運営委員会」が発足したことに始まる活動である。

『カレントアウェアネス-E』338号を発行

E1979 - 環太平洋研究図書館連合(PRRLA)2017年総会<報告>

2017年10月17日から20日まで,環太平洋研究図書館連合(Pacific Rim Research Libraries Alliance:PRRLA)の2017年総会が中国・浙江大学で開催された。12の国・地域の34の大学図書館から62人が出席し,日本からは植木俊哉東北大学附属図書館長と筆者の2人が参加した。

E1977 - ORCIDによる情報発信強化に関するシンポジウム<報告>

2017年9月8日,日本教育会館(東京都千代田区)にて「ORCID 我が国の学術情報、研究者 - 情報発信強化を目指して」と題して,特定非営利活動法人UniBio Press主催による公開シンポジウムが行われた。UniBio Pressは国立情報学研究所(NII)の支援のもと国際的な出版活動を行う法人で,シンポジウムには,同じくNIIが支援するオープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)のメンバー機関の職員のほか,各学会,大学,研究機関の職員などおよそ50人が参加した。シンポジウムでは,宮入暢子氏(ORCID Inc.),谷藤幹子氏(国立研究開発法人物質・材料研究機構(NIMS)),安達淳氏(NII)によるそれぞれの講演とパネルディスカッションが行われた。

美濃加茂市東図書館(岐阜県)、シャンティ国際ボランティア会の取組に協力し、「ミャンマーに絵本を届ける運動(ワークショップ)」を実施

2018年1月8日、岐阜県の美濃加茂市東図書館が、シャンティ国際ボランティア会の取組に協力し、「ミャンマーに絵本を届ける運動(ワークショップ)」を実施します。

カレン族の子どもたちの読書用に、日本語の絵本にカレン語の翻訳シールを貼る作業を行なうものです。

事前の申し込みが必要で、定員は60人です。参加費として1冊60円が必要です。

ミャンマーに絵本を届ける運動(ワークショップ)(美濃加茂市図書館)
http://www3.city.minokamo.gifu.jp/news_view.cfm?news_id=677

砺波市立図書館(富山県)、「子ども読書月間」にあわせ、「写真でつながる“イチ押し”本」を実施中:撮影した写真はTwitterでも紹介

富山県の砺波市立図書館が、12月の「砺波市子ども読書月間」にあわせ、「写真でつながる“イチ押し”本を2018年の1月上旬まで実施しています。

同館では「子ども読書月間」にあわせ、好きな本・オススメ本のPOPを書く企画を例年実施しているものの、感想を書けない小さな子どもにも“イチ押し”本が紹介できるように今年から開始されたものです。

図書館で借りて「おもしろかった」本と一緒に写真を撮影できる場所を、砺波市立砺波図書館と砺波市立庄川図書館内に設置しており、撮影した写真は2018年下旬まで館内に掲示するほか、同館の公式Twitterでも紹介されます。

☆12月は「砺波市子ども読書月間」です☆(ラ・ラ・ラ・ライブラリー 砺波市立図書館,2017/12/1)
http://www.city.tonami.toyama.jp/blog/group/toshi/detail.jsp?id=4046

2017年度の図書館キャラクター・グランプリ、会場応援賞・ウェブ応援賞・プレゼンテーション賞・出展企業賞(第2弾)・審査委員会賞を発表

2017年12月6日、第19回図書館総合展期間中に行われた、2017年度の図書館キャラクター・グランプリの会場応援賞・ウェブ応援賞・出展企業賞(第2弾)・プレゼンテーション賞・審査委員会賞が発表されました。

●会場応援賞(会場におけるアンケート得票数上位のキャラクターを表彰するもの)
・第1位 ピアピア(株式会社サンメディア)
・第2位 もっくん(十文字学園女子大学図書館)
・第3位 情報犬 ビットくん(国立情報学研究所)
・第4位 とにゃんず(図書館スタッフ株式会社)
・第5位 こまとちゃん(東京大学駒場図書館)
・第6位 本棚のだ~なくん(寒川総合図書館)
・第7位 本野トラ(関東学院大学図書館)
・第8位 梅田うさお(足立区立梅田図書館)
・第9位 よむぞう(恩納村文化情報センター)
・第10位 ねこ館長(江戸川大学)

12月 6日

交通文化振興財団、財団所蔵の交通関係資料を公開するデジタルアーカイブ構築を目的にクラウドファンディングを実施中

公益財団法人交通文化振興財団が、2017年12月22日まで、クラウドファンディング「明治からの膨大な交通に関わる歴史資料を公開し、後世に残す。」を実施しています。

同財団事務局の交通資料調査センターが所蔵する、交通に関わる写真や絵葉書、文書、印刷物、乗車券、錦絵などの歴史資料を閲覧できるデジタルアーカイブシステムの構築が目的です。目標金額は400万円です。

クラウドファンディングに挑戦します((公財)交通文化振興財団 事務局ブログ,2017/10/20)
http://blog.canpan.info/koutsubunka/archive/53

クラウドファンディング始まりました!((公財)交通文化振興財団 事務局ブログ,2017/10/23)
http://blog.canpan.info/koutsubunka/archive/54

【イベント】国際検閲ワークショップ(1/26・東京)

2018年1月26日、早稲田大学において、同大学国際日本学拠点が主催する「国際検閲ワークショップ」が開催されます。

事前の申し込みは不要です。

当日の内容は以下の通りです。

第一部 基調講演(13:30〜15:00)
・ロバート キャンベル氏(国文学研究資料館長)「Popcorn on the Ginzaー占領期における日本の都市表象と文学ー」
・宗像和重氏(早稲田大学教授)「近代文学の「検閲」をめぐって」

第二部《若手研究者によるラウンド・テーブル》検閲と文学研究の現在(15:30〜17:30)
・牧義之氏(長野県短期大学・助教)「戦前・戦中期の出版警察と図書館との関係についてー事務文書から読み解くー」
・尾崎名津子氏(弘前大学・講師)「岩波文庫への検閲について」
・村山龍氏(慶應義塾大学・非常勤講師)「「児童読物改善ニ関スル指示要綱」の改稿過程を探る」
・金ヨンロン氏(早稲田大学・研究院客員助教)「占領期における検閲主体の読書行為をめぐってー東京裁判と検閲を中心にー」
・逆井聡人氏(東京外国語大学・特任講師)「在日朝鮮人文学と自己検閲:金達寿作品を中心に」

英国図書館(BL)、ウェブアーカイブ“UK Web Archive”の新しいインターフェイスのベータ版を公開

2017年12月5日、英国図書館(BL)が、同館のウェブアーカイブ“UK Web Archive”の新しいユーザーインターフェイスのベータ版を公開したと発表しています。

“Open UK Web Archive”(2005年に収集を開始。約1万5,000件のウェブサイトが閲覧可能)と“Legal Deposit Web Archive”(2013年に収集を開始。数百万のウェブサイトを含む。英国の納本図書館内でのみ閲覧可能)搭載コンテンツの一括検索への対応、ファセット機能の追加など検索機能の改善、デザインのシンプル化、特定のテーマやイベントに関するウェブサイトを集めた“Special Collections”ページの公開などが実施されています。

あわせてベータ版への意見を募集しています。

米国デジタル公共図書館(DPLA)、オクラホマ州のサービス・ハブからのコンテンツ提供を開始

2017年12月5日、米国デジタル公共図書館(DPLA)は、オクラホマ州のサービス・ハブ(州単位で複数機関のデータを集約する連携先)である“OK Hub”からのコンテンツの提供を開始したと発表しています。

“OK Hub”は、オクラホマ大学とオクラホマ州立大学が、オクラホマ歴史協会やオクラホマ州立図書館(Oklahoma Department of Libraries)とも連携して運営しているサービス・ハブです。ネイティブアメリカンの歴史や文化、同州の過去の環境や農業、同州に居住した人々の生活を示すコンテンツなど、10万点のコンテンツがDPLAから閲覧できるようになりました。

Oklahoma Hub Collections Now Discoverable in DPLA(DPLA,2017/12/5)
https://dp.la/info/2017/12/05/oklahoma-hub-collections-now-discoverable-in-dpla/

12月 5日

Knowledge Exchange、連携により構築・運営されている研究データ基盤の現状を概観・分析した報告書を公開

2017年11月29日、高等教育・研究向けインフラの活用と開発を目的に、英・JiscやオランダのSURF等6か国の研究機関によって共同で運営されているKnowledge Exchangeが、連携により構築・運営されている研究データ基盤(FRDI)の現状を概観・分析した報告書“The evolving landscape of Federated Research Data Infrastructures”を公開しました。

KEへの参加機関が所在する、6か国(英国、フランス、ドイツ、オランダ、デンマーク、フィンランド)において、連携により構築・運営されている16の研究データ基盤を対象に、2017年前半、それらインフラを運営する組織の専門家へのインタビューの形式で調査は実施されました。

連携を促進する要因、連携による便益、研究・研究者への影響、今後の課題などを理解することが目的で、報告書では9つの主要な結論としてまとめられています。

Library Journal誌による米国公共図書館ランキングの2017年版が発表

2017年12月4日、Library Journal誌(オンライン)が、今年で10回目となる、米国公共図書館ランキングの2017年版を発表しました。

博物館・図書館サービス機構(IMLS)が公表した2015年のデータに基づくもので、米国の7,409の公共図書館が対象です。

そのうち、259館に対して、「星付き図書館」(Star Libraries)として、予算規模ごとに、五つ星・四つ星・三つ星が与えられており、205館が昨年度に引き続き選ばれ、54館が新規もしくは再度選ばれています。

米国議会図書館、連邦裁判所ウェブアーカイブの新しい閲覧用ページを公開

2017年12月4日、米国議会図書館(LC)が、同館のウェブアーカイブチームと法律図書館が2017年9月に公開した連邦裁判所関連のウェブアーカイブ“Federal Courts Web Archive”の新しい閲覧用ページの公開を発表しています。

画面上部の表内に掲載された裁判所をクリックすると選んだ裁判所のウェブアーカイブへのリンクを紹介するほか、州や準州など地域から選択できる米国の地図やドロップダウンリストが用意されています。

New Way to Browse the Federal Courts Web Archive(LC,2017/12/4)
https://blogs.loc.gov/law/2017/12/new-way-to-browse-the-federal-courts-web-archive/

NPO法人SAPESI-Japan(南アフリカ初等教育支援の会)、「第6回 移動図書館車出港式」を開催

2017年11月28日、NPO法人SAPESI-Japan(南アフリカ初等教育支援の会)が、駐日南アフリカ共和国大使館との共催で、2017年度に寄贈する図書館車3台の出港を記念したイベント「第6回 移動図書館車出港式」を同大使館で開催しました。

同プロジェクトでは、南アフリカの子どもに移動図書館車で本を届け、本を読む機会を増やし、子ども達の識字力・読解力の向上を目指す活動を行なっており、日本で使われなくなった中古の移動図書館車を地方公共団体から譲り受けて、南アフリカに海上輸送し、南アフリカの各州教育庁およびNPOにこれまで合計45台寄贈しています。

今回寄贈される移動図書館車と寄贈先は以下の通りです。

・石川県野々市市 → 南アフリカ共和国 西ケープ州教育庁
・兵庫県神戸市 → ムプマランガ州教育庁
・大分県佐伯市 → ハウテン州NPO Heron Bridge幼児教育センター

外務省「日本NGO連携無償資金協力」の助成金により2台、作曲家弓削田健介氏のアルバム作品集「図書館で会いましょう」の売り上げ及び教育芸術社様からの寄付金により1台が輸送され、2017年12月末に商船三井の自動車船「NEPTUNE ACE」に積み込まれ、2018年1月に南アフリカに到着する予定です。

椋鳩十記念図書館(長野県)、「どくしょのあき! むくとしょかんへGO!」を実施中:スタンプ10個でネコ館長・ムクニャンのカレンダーがもらえる

長野県下伊那郡喬木村にある椋鳩十記念図書館が、2017年12月20日まで、同村の「読書旬間」にあわせ、「どくしょのあき! むくとしょかんへGO!」を実施しています。

借りた本を入れる袋の持参、同館で本を借りる、クイズに挑戦で各々スタンプが1個もらえるほか、面白かった本を図書館の人に伝えるとスタンプが2個もらえることとなっており、期間中にスタンプを10個集めると、同館のネコ館長・ムクニャンが掲載された「ムクニャンカレンダー」がもらえます。

@takagi.mukutosyo(Facebook,2017/11/27)
https://ja-jp.facebook.com/takagi.mukutosyo/posts/1574178069326451

日本赤十字社と米・ハーバード大学ライシャワー日本研究所、デジタルアーカイブのメタデータ連携に関する覚書を締結

2017年11月13日、日本赤十字社と米・ハーバード大学エドウィン・O・ライシャワー日本研究所が、デジタルアーカイブのメタデータ連携に関する覚書を締結しました。
 
同社の赤十字原子力災害情報センターが運営するデジタルアーカイブでは、東日本大震災・福島第一原子力発電所事故における同社の救護活動の記録をはじめとした原子力災害対応に関する情報を提供しています。同社は、今回の連携により、それらの情報がより広く共有・活用されることになるとしています。
 
ハーバード大学エドウィン・O・ライシャワー日本研究所とデジタルアーカイブのメタデータ連携に関する覚書を締結(日本赤十字社,2017/11/20)
http://www.jrc.or.jp/activity/saigai/news/171120_005040.html

赤十字原子力災害情報センター デジタルアーカイブ(日本赤十字社)
http://ndrc.jrc.or.jp/

アジア太平洋地域を対象とするマラケシュ条約のイシューブリーフとインフォグラフィックが公開

2017年11月30日、マラケシュ条約のイシューブリーフとインフォグラフィックが公開されました。

これは、国連開発計画(UNDP)、世界盲人連合(WBU)、EIFL(Electronic Information for Libraries)が作成しました。アジア太平洋地域を対象としています。

マラケシュ条約はアクセシブルな形態での著作物等の作成や配布のための国際的な法的枠組みを提供すること、視覚障害者等はアクセシブルな形態の著作物等を必要としているがしばしば利用できないこと、アクセシブルな形態の著作物等を用意しなければ知識に対する基本的人権が制限されること、マラケシュ条約は障害者権利条約(Convention on the Rights of Persons with Disabilities:CRPD)の履行を促す法的手段であること、アジア太平洋地域で少ないマラケシュ条約の批准国が増えることが重要であること、などが言及されています。

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