2017年9月25日、米国情報標準化機構(NISO)が、テクニカルリポート“Issues in Vocabulary Management”を公開しました。
2013年から2014年にかけて実施された“Bibliographic Roadmap Development Project”の成果で、図書館・出版社等以外にも、書誌や他の記述データを作成し共有する個人・団体や、課題を解決するために語彙を使用する様々な組織のナレッジマネージャーを支援することを目的としています。
2014年に発表した“Bibliographic Roadmap Development Projectの要約レポートで示された今後の書誌情報交換のための作業「語彙の利用・再利用」「語彙の文書化」「RDF語彙の保存のための要件」に基づいており、適切なライセンスやメンテナンスの維持・版管理を含めた語彙の利用・再利用のためのポリシーや社会的考慮事項の検討、語彙の属性の文書化、特に発見や利用・統制の持続性に関連した基準の研究、資金不足により団体によって放棄された語彙や印刷物からデジタル版に移行できない語彙などの“orphan vocabularies”の現状調査が行われています。
米国図書館協会(ALA)元会長でペンシルヴァニア州立大学図書館長・女性学教授のコートニー・ヤング(Courtney L. Young)氏が、米国の図書館が男女共同参画社会に向けてどのような取り組みを行っているかについて講演します。日英同時通訳があり、司会は筑波大学図書館情報メディア系助教の小泉公乃氏が務めます。