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カレントアウェアネス・ポータルは、図書館界、図書館情報学に関する最新の情報をお知らせする、国立国会図書館のサイトです。
東京都立中央図書館は、東日本大震災で被災した岩手県の陸前高田市立図書館の郷土資料の修復作業を行なってきましたが、このほど、追加で受け入れていた資料83点の修復作業が終了し、陸前高田市に返還したことを、同館Facebookで発表しています。
Facebook(東京都立図書館,2017/3/29)https://www.facebook.com/tmlibrary/posts/1598870993461047
関連: 陸前高田市立図書館 東日本大震災被災資料の修復について(東京都立図書館)http://www.library.metro.tokyo.jp/about_us/syusyu_hozon/siryou_hozon/tabid/3973/Default.aspx
2017年3月24日、ドイツ大学長会議(HRK)は、2017年3月23日に行われたElsevier社との契約交渉が不調に終わったことを発表しています。
HRKは学術出版社の出版物に関し、ドイツ全国規模でのライセンス契約を目的とするDEALプロジェクトを主導しています。そのDEALプロジェクトとElsevier社との交渉が決裂したために、ドイツの研究機関は一時同社の電子ジャーナルにアクセスできなくなっていました。2017年2月に電子ジャーナルへのアクセス権は回復されましたが、交渉は引き続き継続されていました。
HRKの会長であるHorst Hippler教授は「5回にわたる交渉を終えて、Elsevier社が(プロジェクトDEALが目指す)ゴールドオープンアクセスに基づく契約を結ぶ気が真剣にあるのか、疑わざるを得ない」とコメントしています。それでもElsevier社が交渉に値する提案を出してくるのであれば、協議は継続していくつもりであるとのことです。
一方、Elsevier社も3月24日に見解を発表しました。HRKが事前の要求とは異なる要求をしてきて、それが満たされない限りは交渉できないと言って同社に提案の機会を与えずに議論を拒否したとして、HRKに交渉に戻るよう求めています。
2017年3月23日、英国物理学会のIOP Publishingは物理に関係する論文であれば分野を問わずに出版対象とするオープンアクセス雑誌、”Journal of Physics Communications”を創刊しました。APCは1,000ポンド(1,495ドル/1,200ユーロ)とのことですが、創刊にあたって最初に受理した150本目までの論文についてはAPCを無料とするとされています。
IOP Publishing launches Journal of Physics Communications(IOP Publishing、2017/3/23付け)http://ioppublishing.org/news/iop-publishing-launches-journal-of-physics-communications/
米国議会図書館(LC)がPREMIS(Preservation Metadata Maintenance Activity)の概説資料、”Understanding PREMIS”の2017年改訂版を公開しています。同資料の初版は2009年に公開されていました。
Understanding PREMIS rev 2017https://www.loc.gov/standards/premis/understanding-premis-rev2017.pdf
参考: LC、PREMISデータディクショナリの「やさしい」概説資料を刊行 Posted 2009年2月5日http://current.ndl.go.jp/node/11751
2017年6月24日に、関東学院大学金沢文庫キャンパスにおいて情報メディア学会第16回研究大会が開催されます。
今回の基調テーマは「学校司書への期待と養成の課題 ~情報教育との関わりを視野に~(仮)」で、基調講演・シンポジウムのほか、ポスター紹介のライトニングトーク等が行われます。また、オプショナルツアーとして、金沢文庫の見学会も開催されるとのことです。
第16回研究大会開催のご案内(情報メディア学会)http://www.jsims.jp/kenkyu-taikai/yokoku/16.html
2017年3月28日、京都府立図書館が、府立図書館オリジナルノートを作成したと発表しています。
作成されたA5版のノートは、図書館ならではのオリジナルノートとするため同館職員がアイデアを出し合ったもので、洋書をイメージし、表紙には同館の古い写真を配し、同館のラベルも印刷されています。
ノートは、調べ学習等で来館した学生・生徒等に配布するとのことです。
府立図書館オリジナルノートを作成しました!(京都府立図書館,2017/3/28)http://www.library.pref.kyoto.jp/?p=9623
参考: CA1742 - 動向レビュー:ライブラリー・グッズの可能性-ミュージアム、米・英の国立図書館の事例を通して / 渡辺由利子 カレントアウェアネス No.307 2011年3月20日http://current.ndl.go.jp/ca1742
国立歴史民俗博物館が、2017年3月17日に「近世職人画像データベース」を公開したと発表しています。
17世紀から19世紀にわたる近世(江戸時代)の日本で商業出版された版本(板本)27タイトル(29種)の挿絵から、「職人」(諸職)の描かれた約3,000の画像を抜き出して、様々な角度から検索できるようにしたものです。
国文学研究資料館・国立歴史民俗博物館の研究者を中心に活動した連携研究「都市風俗と「職人」-日本中近世の絵画資料を中心に-」(平成25~27年度)の成果です。
データベース お知らせ(国立歴史民俗博物館)http://www.rekihaku.ac.jp/doc/t-db-index.html ※「2017/03/17 下記のデータベースを新規公開しましたので、是非ご利用ください。 ・近世職人画像」とあります。
2017年3月28日、熊本大学附属図書館が、「平成28年熊本地震」の発生から5月末までの復旧活動に係る業務記録を作成し、熊本大学学術リポジトリに掲載したと発表しています。
「平成28年熊本地震」業務記録を作成しました。(熊本大学附属図書館,2017/3/28)http://www.lib.kumamoto-u.ac.jp/news/2276
「平成28年熊本地震」業務記録http://hdl.handle.net/2298/36463
参考: E1886 - 2016年熊本地震発生後の図書館等の状況 カレントアウェアネス-E No.320 2017.02.23http://current.ndl.go.jp/e1886
「災害」に関する当サイトの記事
調査研究リポート「東日本大震災と図書館」
国立国会図書館 東日本大震災復興支援ページ
地震・災害 関連情報(レファレンス協同データベース)
各地の図書館等の被災情報等について(外部リンク) saveMLAK
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