アーカイブ - 2017年 1月

1月 27日

ハンガリーのオープンアクセスの状況

OpenAIREのブログに、ハンガリー科学アカデミー(MTA)のオープンアクセス(OA)義務化に関する記事が掲載されています。

MTAは、学会であり、また一連の研究機関を運営するほか、研究資金の助成も行っています。OAが義務化されているのは2013年以降に公開された、MTAの研究者やその助成を受けた研究グループの研究成果です。ハンガリー国内では、ほかにUniversity of DebrecenとUniversity of SzegedがOAを義務化しています。

MTAのOA方針は2016年に更新されましたが、その主な変更点は次のとおりです。

・人文科学・社会科学分野は、自然科学分野(1年)よりも長いエンバーゴ期間(2年)が設定可能
・CC BY-NC-NDよりもオープンなライセンスが必要
・OAとしない場合は研究機関の長の許可が必要
・OAジャーナル、ハンガリー国内のリポジトリ、国際的なリポジトリなどで公開しなければならない

2014年と2015年は、MTAの文献の60%弱がOA方針に従っています。また、主要な6大学については、2015年の研究成果のうち13%から30%がOAとなっています。

研究データキュレーションに関する文献リスト第7版が公開

ブログ“Digital Koans”を運営し、様々なトピックに関する文献リストを作成しているベイリー(Charles W. Bailey, Jr.)氏が、2017年1月24日付けで、研究データキュレーションに関する文献リストの第7版を公開しました。

主に2009年1月から2016年12月までに出版された、620本以上の英語文献などが掲載されています。

Version 7 of the Research Data Curation Bibliography Released(DigitalKoans, 2017/1/24)
http://digital-scholarship.org/digitalkoans/2017/01/24/version-7-of-the-research-data-curation-bibliography-released/

Research Data Curation Bibliography
http://digital-scholarship.org/rdcb/rdcb.htm

参考:
研究データキュレーションに関する文献リスト第6版が公開
Posted 2016年6月7日
http://current.ndl.go.jp/node/31747

研究データキュレーションに関する文献リスト第5版が公開

筑波大学附属図書館、良質な本を充分に揃えるための支援金をネットで募集開始

2017年1月26日から2017年3月31日まで、筑波大学附属図書館は、クラウドファンディングサイト「READYFOR(レディフォー)」において、「資料費減少で危機。大学図書館に本を購入し若者に十分な学ぶ場を」というプロジェクトを行なっています。

このプロジェクトは、国立大学に配分される「運営費交付金」が減額され、筑波大学附属図書館でも資料購入費が減少し、主要な雑誌や新聞の購読さえも中止せざるを得ない状況において、学習・研究を支える基礎となる良質な本を充分に揃えるための資金として300万円を募集するものです。

クラウドファンディング開始! 皆さまのご支援をお願いします(筑波大学附属図書館、2017/1/26)
https://www.tulips.tsukuba.ac.jp/lib/ja/20170126-2

資料費減少で危機。大学図書館に本を購入し若者に十分な学ぶ場を(READYFOR、2017/1/26)
https://readyfor.jp/projects/tsukubauniv-lib

筑波大学とREADYFORが寄附金・研究費獲得を目的とした業務提携を開始 - 国立大学とクラウドファンディング事業者の提携は国内初!-(ValuePress、2017/1/26)

【イベント】第2回CODHセミナー くずし字チャレンジ 〜機械の認識と人間の翻刻の未来〜(2/10・東京)

2017年2月10日、国立情報学研究所(NII)で、第2回CODHセミナー「くずし字チャレンジ 〜機械の認識と人間の翻刻の未来〜」が開催されます。

くずし字を読むというチャレンジに対して機械によるアプローチと人間によるアプローチを用いた研究について、研究者がこれまでの研究の紹介と今後の展望について語ります。

参加費は無料、定員は約40名です。事前の申込が必要です。

13:00-13:25
NIJL-NWプロジェクト―くずし字読解への課題と期待
山本 和明、国文学研究資料館

13:25-13:50
日本古典籍字形データセットの公開と活用への期待
北本 朝展、人文学オープンデータ共同利用センター/国立情報学研究所

13:50-14:15
電子くずし字字典データベースにおける現状と展望
山田 太造、東京大学史料編纂所

14:15-14:40
木簡文字への文字認識技術の応用
耒代 誠仁、桜美林大学

14:40-15:05
くずし字の学習支援と市民参加翻刻
橋本 雄太、京都大学

15:05-15:20
全体討論
全員

第2回CODHセミナー くずし字チャレンジ 〜機械の認識と人間の翻刻の未来〜(CODH)

1月 26日

米国図書館協会、GLBTQについての子ども・若者向け推薦図書リスト“2017 Rainbow Book list”を公開

2017年1月17日、米国図書館協会(ALA)冬季大会において、同協会のGLBT(Gay, Lesbian, Bisexual,Transgender)ラウンドテーブル(GLBTRT)が“2017 Rainbow Book list”を公開しました。

図書館員や読者を対象とした、18歳までの子ども・若者に推奨される重要で信頼のおけるGLBTQに関するフィクション・ノンフィクション50タイトルの文献リストで、2015年7月1日から2016年12月31日までに出版された本から選ばれました。

蔵書構築、読書案内のツールとして、また、関心のある図書館員や利用者向けの推薦図書リストとしても利用できます。

2017 Rainbow Book List highlights quality GLBTQ books for children and teen(ALA,2017/1/25)
http://www.ala.org/news/press-releases/2017/01/2017-rainbow-book-list-highlights-quality-glbtq-books-children-and-teen

2017 Rainbow Book List(GLBTRT,2015/1/17)

ACRL、2017年の“Academic/Research Librarian of the Year”を発表

2017年1月25日、米国の大学・研究図書館協会(ACRL)が、2017年の“Academic/Research Librarian of the Year”の受賞者として、アトランタ大学センターのロバートW.ウッドラフ図書館CEO兼館長のパーハム(Loretta Parham)氏を選んだと発表しています。

同館のサービスや施設の改革、学生・教員のみならず同窓生やアトランタ市民を対象としたアウトリーチ活動(シンポジウム、市民討論会、講演会等)の実施、キング牧師コレクションの収集とデジタル化計画の策定、歴史的黒人大学図書館連盟(Historically Black Colleges and Universities Library Alliance)の共同創設理事長・創設委員会議長やALA、ACRL、OCLCの理事会等での活動が評価されています。

ロバートW.ウッドラフ図書館は、2012年の図書館インテリアデザイン賞(ALA)、2016年の大学図書館優秀賞(ACRL)を受賞しています。

Loretta Parham named 2017 ACRL Academic/ Research Librarian of the Year(ALA,2017/1/25)

E1878 - ソーシャルイノベーションの核となる図書館へ

図書館と地域をむすぶ協議会(図&地協)は,図書館が果たすべき本来の機能と役割を追求し,図書館を地域づくりの核となる施設として位置づけ,地域の将来を支える人材の育成や経済文化創出のための多様な方法を実践することを目的とする任意団体である。本稿では,幕別町図書館(北海道)の試みを中心に,図&地協がコーディネートする,ソーシャルイノベーションの核としての図書館づくりの一端を紹介する。...

E1877 - 伊那谷をもっと楽しく知るアイデアソン

アーバンデータチャレンジは,地域課題の解決を目的に,地方自治体を中心とする公共データを活用した一般参加型コンテストであり,2016年は全国30拠点がエントリーしている。本稿では,これまでの伊那市立図書館(長野県)の地域アーカイブを活用したプロジェクト「高遠ぶらり」及び,2016年のアーバンデータチャレンジの拠点の一つである長野ブロックのキックオフイベント「伊那谷をもっと楽しく知るアイデアソン」を紹介する。...

『カレントアウェアネス-E』318号を発行

E1876 - 「本のまち八戸」拠点施設の八戸ブックセンター

2016年12月4日,青森県八戸市は,本の閲覧と本及び雑貨の購入ができる市直営の施設「八戸ブックセンター」を開設した。...

E1880 - オープンサイエンスの潮流と図書館の役割<報告>

2016年11月15日,国立国会図書館(NDL)東京本館で国際シンポジウム「オープンサイエンスの潮流と図書館の役割」が開催された。本シンポジウムは,欧州の研究図書館や国立図書館でのオープンサイエンスに対する取組の現状を踏まえ,日本におけるオープンサイエンスの在り方と図書館が果たすべき役割を考えることを目的としたものであり,当日は研究者や図書館員など200名を超える参加があった。...

E1879 - 第64回日本図書館情報学会研究大会シンポジウム<報告>

2016年11月13日,天理大学杣之内キャンパスにて,第64回日本図書館情報学会研究大会シンポジウム「学校図書館への研究的アプローチ」が開催された。パネリストは,足立幸子氏(新潟大学),今井福司氏(白百合女子大学),岩崎れい氏(京都ノートルダム女子大学),中村百合子氏(立教大学),野口武悟氏(専修大学)の5名が,コーディネータ・司会は,平久江祐司氏(筑波大学)が務めた。...

E1875 - ことば蔵が市民と共に“Library of the Year 2016”大賞受賞

2016年11月,先進的な活動を実践する図書館などを表彰する“Library of the Year(LoY)2016”の大賞に兵庫県の伊丹市立図書館ことば蔵(以下,ことば蔵)が選ばれた。LoYは2006年,学識経験者らでつくるNPO法人「知的資源イニシアティブ」が創設したものである(CA1669参照)。図書館及びそれに準ずる施設・機関における,他の図書館にとって参考となる優れた活動や独創的で意欲的に取り組んでいる具体的な事例を評価し選考するもので,毎年実施されている。11回目となる2016年は,審査基準などが見直されるなか,自薦・他薦の53機関の中から,3度にわたる公開選考会によって大賞が決定した。...

LA Referenciaのオープンアクセス出版物、OpenAIREのプラットフォームから検索可能に

LA Referenciaのオープンアクセス(OA)出版物が、OpenAIREのプラットフォームから検索できるようになりました。

2016年12月、OpenAIREは、LA Referenciaのメタデータのハーベストを開始しました。LA Referenciaには、アルゼンチン、ブラジル、チリなどラテンアメリカ9か国の、全分野にわたるピアレビュー誌の記事や学位論文など、120万件以上のメタデータが収録されています。

Europe and Latin America expand their collaboration for open science(OpenAIRE, 2017/1/18)
https://www.openaire.eu/europe-and-latin-america-expand-their-collaboration-for-open-science

参考:
OpenAIREとLA Referenciaがメタデータガイドライン等の共通化について合意
Posted 2015年12月8日
http://current.ndl.go.jp/node/30168

OpenAIRE、LA Referencia、SHAREがリポジトリのデータ交換等において協働へ
Posted 2015年7月17日

米国の公共放送の歴史的コレクションを提供するAAPBが、オンライン展示“Speaking and Protesting in America”を公開

2017年1月20日、米国の公共放送の歴史的コレクションを提供している“American Archive of Public Broadcasting”(AAPB)が、言論・集会・請願についての権利に焦点をあて、ラジオ番組・ローカルニュース・映像・インタビュー等を含む多様なラジオやテレビのコンテンツが用いて米国社会で異議を唱えることの役割を検証したオンライン展示“Speaking and Protesting in America”を公開しました。

Twitter(@amarchivepub,2017/1/20)
https://twitter.com/amarchivepub/status/822457634922131456

Speaking and Protesting in America(AAPB)
http://americanarchive.org/exhibits/first-amendment

国立国会図書館(NDL)、日本十進分類法(NDC)新訂10版の分類基準を公開

2017年1月26日、国立国会図書館(NDL)は、日本十進分類法(NDC)新訂10版の分類基準を公開しました。

書誌データの作成および提供(国立国会図書館)
http://www.ndl.go.jp/jp/data/news.html

日本十進分類法(NDC)新訂10版の適用について(国立国会図書館)
http://www.ndl.go.jp/jp/data/catstandards/classification_subject/index.html#ndc10

国立国会図書館「日本十進分類法(NDC)新訂10版」分類基準(PDF: 1.1MB)
http://www.ndl.go.jp/jp/data/NDC10code201701.pdf

【イベント】図書館総合展2017 フォーラム in 福智町(3/27・福岡)

2017年3月27日、福岡県福智町の福智町人権のまちづくり館において、「図書館総合展2017 フォーラム in 福智町」が開催されます。

「地方創生を拓く町立図書館の未来」をテーマに、2017年3月に開館する福地町立図書館のできるまでや、今後の展望を報告しつつ、小さな自治体における公共図書館のありかたを論じるものです。

フォーラムは3部構成で、以下のようになっています。

・[第1部]「公共施設の今後(仮)」─講演
講師:宮脇淳氏(北海道大学公共政策大学院教授)

・[第2部]「『ふくちのち』ができるまで、そしてできた後」─報告
講師:大西麻貴氏(共同主宰)/鳥越美奈氏(ふくちのち館長)

・[第3部]「『ふくちのち』による『まなび』の環境づくり」─講演とパネル討論
講師:嶋野勝氏(福智町長)/西川京子氏(九州国際大学学長)/鳥越美奈氏(ふくちのち館長)ほか

協賛企業・団体によるブース展示や福智町立図書館・歴史資料館「ふくちのち」の見学ツアー等も実施されます。

2017年 3月27日(月)、図書館総合展2017 フォーラム in福智町 開催のお知らせ(図書館総合展,2017/1/25)
https://www.libraryfair.jp/news/5517

参考:

1月 25日

佐賀を舞台にした小説・ライトノベル・マンガなどのデータ「佐賀が舞台の本」公開

佐賀を舞台にした小説・ライトノベル・マンガなどのデータ「佐賀が舞台の本」が公開されています。

これは、佐賀県内公共図書館レファレンス研究会の研修の一環として、佐賀県内の公共図書館28館の図書館職員が作成しました。個人的な感想、本を見つけた方法、佐賀言葉によるコメントなどが含まれています。

京都の図書館で働く図書館司書による学習グループ「ししょまろはん」作成のLinked Open Data(LOD)「京都が出てくる本のデータ」の手法を参考にしているとのことです。

佐賀が舞台の本(LinkData)
http://linkdata.org/work/rdf1s4848i

関連:
京都が出てくる本のデータ(LinkData)
http://linkdata.org/work/rdf1s1294i

参考:
京都の図書館司書が作成「京都が出てくる本のデータ」公開
Posted 2014年2月26日
http://current.ndl.go.jp/node/25565

ししょまろはん、「本に出てくる京都のおいしいもののデータ」(「たべまろはん」)を公開
Posted 2016年9月12日
http://current.ndl.go.jp/node/32519

富岡町(福島県)、いわき市産業創造館で「富岡町ふるさとアーカイブ巡回展 In いわき」を開催

2017年1月27日、福島県の富岡町が、いわき市産業創造館で「富岡町ふるさとアーカイブ巡回展 In いわき」を開催します。

MRシステムを通して富岡町の桜並木や中央商店街などを歩く体験ができるほか、富岡町が現在行っている震災の経験・教訓聞き取り伝承事業の発信事業(口演)も合わせて行なわれます。また、2016年10月に福島大学附属図書館を会場に開催された企画展「ふるさとを 想う まもる つなぐ~地域の大学と町役場の試み」の展示も実施されます。

Facebook(福島県富岡町役場,2017/1/23)
https://www.facebook.com/town.tomioka.fukushima/posts/1547795155232443

いわき産業創造館イベント情報1月開催のお知らせ
http://www.iwaki-sansoukan.com/event_201701.html

ページ