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カレントアウェアネス・ポータルは、図書館界、図書館情報学に関する最新の情報をお知らせする、国立国会図書館のサイトです。
韓国国立中央図書館(NLK)が、2017年2月1日から、これまで、視覚障害者1~6級、登録障害者1~3級、国家有功傷痍者1~3級など約128万人を対象としていた、障害者のための図書館資料無料配達サービス「책나래서비스」(本の翼サービス)の対象を、登録障害者1~5級、国家有功傷痍者1~5級などに拡大すると発表しています。拡大の結果、これまでの倍の、251万がサービス対象となるとのことです。
公共図書館の資料を検索可能とするなど、同サービスのウェブサイトの改善もあわせて行っています。
2배로 확대되는 장애인 무료 책 배달 책나래 서비스(NLK,2017/1/31)http://www.nl.go.kr/nl/commu/libnews/article_view.jsp?board_no=8933¬ice_type_code=3&cate_no=0
英国の王室図書館(Royal Library)・王室文書館(Royal Archives)・キングス・カレッジ・ロンドンが取組んでいるプロジェクト“Georgian Papers Programme”が、第1弾として、英国王ジョージ3世の直筆文書を含む約3万3千点のデジタル化資料を2017年1月28日に公開したと、同プロジェクトの米国の主要メンバーであるウィリアム・アンド・メアリー大学が発表しています。
同プログラムは、王室文書館所蔵のジョージ王朝時代の文書35万点をデジタル化してオンラインで公開することを目的とした5年間のプロジェクトです。
First batch of royal Georgian papers released(ウィリアム・アンド・メアリー大学,2017/1/27)http://www.wm.edu/news/stories/2017/first-batch-of-royal-georgian-papers-released.php
Georgian Papers Online(ロイヤル・コレクション・トラスト)http://gpp.royalcollection.org.uk/
参考:
2017年1月30日、米国図書館協会(ALA)と大学・研究図書館協会(ACRL)がそれぞれ、トランプ新政権の政策に対して反対を表明しています。
ALAは、会長名義で声明を発表し、トランプ新政権の最近の政策や行動は、情報へのアクセス、公平、知的自由など、ALAのもつ価値とは相反するとして、特定の国からの米国への入国を一時的に禁止する大統領令なども含め、これらの行動に強く反対しています。
ACRLは、研究者やメディアを黙らせるような最近の事態はACRLにとって深刻だとして、学生や教職員を支えるというACRLの使命を再確認することを会員に求め、表現の自由や学問の自由を抑圧したり、イスラム教徒が多数を占める国からの米国への入国を禁止したりする行動に反対しています。また、大学図書館などにおける多様性・包摂・公平などを、引き続き主張して追求していくとしています。
ALA opposes new administration policies that contradict core values(ALA, 2017/1/30)http://www.ala.org/news/press-releases/2017/01/ala-opposes-new-administration-policies-contradict-core-values
2017年1月27日、カナダ研究図書館協会(CARL)が、持続可能な学術コミュニティ構築のためのロードマップ“Scholarly Communications Roadmap”を公開しました。
オープンで持続可能で、効果的で、革新的な学術コミュニケーションシステムに積極的に変化することを促すという協会の活動を明確にするために作成されたもので、今後数年間で取組む主な活動として、
・オープンアクセス(OA)の利益と変化の必要性について利害関係者の理解と関与を高める(オープンサイエンスポリシーの採用の促進・加速) ・学術出版物の作成、普及のための経済的障壁を下げる ・信頼できる研究のインパクトや生産性のための基準の適用の促進 ・正式な学術コミュニケーションシステムに寄与する研究成果の種類を増やす
をあげています。
このロードマップは、状況にあわせて更新されることになっています。
CARL Releases Roadmap Towards Sustainable Scholarly Communication(CARL,2017/1/27)http://www.carl-abrc.ca/news/scholarly-communications-roadmap/
2017年1月30日、米・ネットワーク情報連合(CNI)が、2016年12月に開催された総会で行われたExecutives Roundtableの報告書“Library and IT Partnerships with Campus Museums and Archives”を公開しました。
ラウンドテーブルでは、大学キャンパス内のMLA機関が所蔵する資料の、記述、管理、キュレーション、アクセス強化、保存、普及のためのスローガン、ボーンデジタル資料に関する組織全体での戦略策定に関する幅広いトピックや、それらの資料が大学での教育や研究において効果的に使われるための方法が議論されています。
“Library/IT Partnerships with Campus Museums & Archives” Executive Roundtable Report Available(CNI,2017/1/30)https://www.cni.org/news/libraryit-partnerships-with-campus-museums-archives-executive-roundtable-report-available
Library and IT Partnerships with Campus Museums and Archives(CNI)
2017年1月30日、北米研究図書館協会(ARL)と米国大学出版協会(AAUP)は、米国のトランプ新政権の移民政策に対して明確に反対を表明しました。
7か国からの入国を一時的に禁止するトランプ政権の最近の大統領令は、多様性、包摂、公平、社会正義など、図書館や出版がもつ価値観と相反し、また米国は学術的な研究や出版にとってオープンな場所ではないというメッセージを送るもので、自由な調査研究や国際的な研究協力に影響があるとしています。
ARLとAAUPは、今回の大統領令によって影響を受けたすべての学生や研究者などを支援するとしており、トランプ大統領にこの大統領令の撤回を求めています。
Research Libraries, University Presses Oppose Trump’s Immigration Order(ARL, 2017/1/30)http://www.arl.org/news/arl-news/4204-research-libraries-university-presses-oppose-trumps-immigration-order
参考: ニューベリー図書館、デモ活動で用いられたエフェメラ類やデジタル写真の寄贈を呼びかけ(米国) Posted 2017年1月25日
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