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カレントアウェアネス・ポータルは、図書館界、図書館情報学に関する最新の情報をお知らせする、国立国会図書館のサイトです。
2017年1月4日、大韓医学学術誌編集者協議会(KAMJE)の傘下機関であるxmlinkは、同会が運用する保健医療分野の論文のデータベースKoreaMedにインデックスされた論文を、自身のORCIDレコードに容易に追加できるLink wizardの提供を開始したと発表しています。
ORCID에 KoreaMed Search & Link wizard 제공(xmlink,2017/1/4)https://www.xmlink.kr/zb_xe/?mid=News&document_srl=166690&listStyle=&cpage=
2017年1月19日、経済産業省は、内閣官房情報通信技術(IT)総合戦略室と協力し、政府の許認可、委託契約受注、補助金交付、表彰受賞等の法人の情報等を一括で検索、閲覧できる「法人インフォメーション(略称:法人インフォ)」の運用を開始しました。
このシステムでは、法人番号が使用されています。
このシステムにより、取引先や取引先候補がどのような法人かを調べることができます。また、共通語彙基盤を使ってデータ整理が行われており、RDFで実装されLOD(Linked Open Data)として活用できるようにもなっています。
法人インフォメーション(略称:法人インフォ)http://hojin-info.go.jp/hojin/TopPage
各府省庁の法人情報を一括検索、閲覧、取得ができる「法人インフォメーション」の運用を開始しました。(経済産業省商務情報政策局情報政策課情報プロジェクト室、2017/1/19)http://www.meti.go.jp/press/2016/01/20170119001/20170119001.html
関連: 経済産業省の持つ法人情報を一括検索、閲覧できるシステムの一般向け運用を開始しました。(経済産業省商務情報政策局情報政策課情報プロジェクト室、2016/4/22)
2017年1月18日、米国情報標準化機構(NISO)が、入門書シリーズの1冊として“Understanding Metadata”を公開したと発表しています。
2004年に刊行されたものの改訂版で、メタデータの種類、標準化、文化遺産部門など幅広い分野での利用に関するトピックが含まれており、また、運用中の豊富なメタデータの事例も紹介されています。
入門書シリーズとしては、2015年に公開した“Research Data Management”に続くもので、今後、文化機関のためのLinked Dataに関する入門書の公開も予定されています。
NISO Publishes "Understanding Metadata" Primer(NISO,2017/1/18)http://www.niso.org/news/pr/view?item_key=163cc4576827006ed5adf7ef3b359416c4d94e15
Understanding Metadata(NISO)http://www.niso.org/apps/group_public/download.php/17446/Understanding%20Metadata
参考:
2016年3月に創設されたEuropeanaのData Quality Committee(DQC)が、2016年12月31日付けで“Data quality committee - 2016 report”を公開しています。
同レポートの著者は、Europeanaのブログにおいて、この1年間のメタデータ品質の向上に関する成果として、
・情報検索行動を反映したユーザーシナリオの作成 ・要件定義の明確化(必須要件と任意要件) ・メタデータの品質の調査の開始 ・検索やランキングのアルゴリズムに影響するメタデータ値の問題パターンの特定
をあげています。
Data quality committee - 2016 report(Europeana)http://pro.europeana.eu/files/Europeana_Professional/EuropeanaTech/EuropeanaTech_WG/DataQualityCommittee/DataQualityCommittee-2016Report.pdf
And the quest for better metadata quality goes on: an update from the DQC (Europeana,2017/1/16)
2017年1月17日、米・中央情報局(CIA)は、機密解除された、約93万点、1,200万ページの文書をオンラインで公開したと発表しています。
CIAでは1999年以来、機密解除された記録は、メリーランド州カレッジパークにある国立公文書館の新館ArchivesII内に設置された検索システムCRESTで公開してきましたが、これら文書をオンラインで提供するものです。
CIA Posts More Than 12 Million Pages of CREST Records Online(CIA,2017/1/17)https://www.cia.gov/news-information/press-releases-statements/2017-press-releases-statements/cia-posts-more-than-12-million-pages-of-crest-records-online.html
Twitter(@CIA,2017/1/17)https://twitter.com/CIA/status/821486113038733313
CREST: 25-Year Program Archive(CIA)
2017年1月17日、OCLCは、クラウドベースのILL管理システム “Tipasa” を発表しています。ILLiadの機能を、クラウド上に移行したもので、WorldShareのプラットフォーム上に構築されており、既に8館が採用しているとのことです。
また、同日、カナダ・オタワを拠点にILLやリソースシェアリングに関するシステムを開発しているRelais International社の買収について合意したと発表しています。
OCLC introduces 'Tipasa' interlibrary loan management system(OCLC,2017/1/17)https://www.oclc.org/en/news/releases/2017/201701dublin.html
OCLC agrees to acquire Relais International to provide library consortia more options for resource sharing(OCLC,2017/1/17)https://www.oclc.org/en/news/releases/2017/201702dublin.html
Relais International
2017年2月12日、愛知県名古屋市の中京病院において、認知症に優しいまちづくり実行委員会主催のシンポジウム「認知症と図書館」が開催されます。
地域包括ケアの今後の動向や、社会資源として何故「図書館を取り上げるのか?」といった点で、今後の取り組みを考えていくきっかけを創っていく為のシンポジウムです。
医療・介護関係者、図書館関係者、一般市民が対象です。
内容は以下の通りです。
・「地域医療・地域包括ケアにおける社会資源」 水野正明氏(名古屋大学総長補佐/名古屋大学医学系研究科教授)
・「認知症と図書館」 呑海沙織氏(筑波大学図書館情報メディア系/知的コミュニティ基盤研究センター教授)
・「セクターを超えた取り組み『認知症に優しい図書館プロジェクト』」 田中克明氏(一般社団法人認知症フレンドリージャパンイニシアティブ/コクヨ(株)事業開発センター)
・川崎市における認知症の人に優しい図書館づくりの事例 舟田彰氏(川崎市立宮前図書館)
・南区介護事業所連絡会の取り組み 山下祐佳里氏(南区介護事業所連絡会)
・シンポジウム「認知症と図書館」 水野正明氏、呑海沙織氏、田中克明氏、舟田彰氏、堀尾篤史氏、山下祐佳里氏ほか
Facebook(シンポジウム「認知症と図書館」)
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