アーカイブ - 2015年 9月

韓国国立中央図書館、IFLA/PAC韓国地域センター設置一般協定を2018年7月まで延長

韓国国立中央図書館(NLK)が、IFLA/PAC韓国地域センター設置一般協定を2018年7月まで3年間延長すると発表しています。

IFLA/PAC韓国地域センターは、2008年に初めてNLKに設置され、「司書のための資料保存実習ワークショップ」「韓・中・日国際セミナー」「資料保存・復元技術資料集の制作・配布」など多様な国内資料保存協力並びに支援活動を推進してきたとのことです。

今回の協定延長により、「保存・復元技術並びに能力強化」「知的文化遺産の保存認識の拡大と広報」「国内外保存・復元情報共有」「保存・復元技術の拡散」「IFLA保存・復元活動への参加」などの協力を行うとのことです。

今年、IFLA/PAC韓国地域センターは、

・司書教育訓練資料保存・復元課程開室(4月)
・「3Dスキャニング技法を活用した映像分析適用方法」専門家会議開催(4月)
・「正しい図書資料保存管理並びに簡単な復元整理方法」資料集の制作・配布(8月)
・全国図書館大会において「3Dプリンターと図書館の出会い」ワークショップ開催(10月)

等の事業を推進するとのことです。

13개국 국가도서관과 세계의 지적문화유산 보존 앞장- IFLA(국제도서관협회연맹) PAC(보존․복원) 네트워크 한국지역센터 설치 연장 -(NLK,2015/9/1)

英国図書館(BL)、タリバン関係資料アーカイブの受け入れを拒否 テロリズム法への抵触を懸念

英国図書館(BL)がタリバン関係資料アーカイブの受け入れ・提供を拒否したことが報じられています。

このアーカイブは2012年に研究者らのグループによって構築が開始されたもので、アフガニスタンのタリバンに関係する資料をデジタル化し、英語訳を付したものです。アーカイブの中にはタリバンの発行する新聞や地図、ラジオ放送等が含まれます。

グループのAdvisory BoardにはBLの図書館員も参加しており、デジタル化した資料のマスターコピーをBLがホスティング・提供することが期待されていました。しかし英国のテロリズム法に抵触する懸念があるため、BLはホスティング等を断ることに決定したとのことです。

英国のテロリズム法では「テロ行為に従事するもしくは準備する者が利用しうる資料を収集すること」と「テロリストによる出版物を流布すること」を禁じています。

British Library declines Taliban archive over terror law fears(BBC News、2015/8/28付け)
http://www.bbc.com/news/uk-34088661

『情報の科学と技術』65巻9号が、「コレクション構築の現在」特集

『情報の科学と技術』65巻9号(2015年9月)が、「コレクション構築の現在」特集を組み、以下の記事を掲載しています。

特集:「コレクション構築の現在」の編集にあたって
デジタル時代のコレクション構築:大学図書館を中心に/小山憲司
PDAで変わる選書の未来-千葉大学・お茶の水女子大学・横浜国立大学三大学連携プロジェクトの取組み-/立石亜紀子,餌取直子,庄司三千子
シェアード・プリント:米国の大学図書館における冊子体資料の共有と保存/森石みどり
オープンアクセス時代の蔵書構築とサービス/伊藤民雄
公共図書館の蔵書構築と共同保存事業-各館書庫からの除籍をどのように進めていくか?/堀渡

2015. 09 特集= コレクション構築の現在(情報科学技術協会)
http://www.infosta.or.jp/journals/201509-ja/

京都大学附属図書館が「学内オープンアクセス費支出状況 予備調査報告書」を公開

京都大学附属図書館情報管理課APC ワーキンググループが2014年に作成した「学内オープンアクセス費支出状況 予備調査報告書」が、2015年8月14日付けで京都大学の機関リポジトリKURENAIで公開されています。

この報告書は京都大学の教員によるオープンアクセス費(電子ジャーナル掲載論文を無料公開するために出版社に支払う費用)の支出状況等を予備的に調査した結果をまとめたものです。論文データベースScopusを用いた調査の結果、2013年に京都大学の研究者が出版社に支払ったオープンアクセス費は総額5,000万円以上と見積もられること等が報告されています。

学内オープンアクセス費支出状況 予備調査報告書
http://hdl.handle.net/2433/199243

参考:
E1686 - 京都大学オープンアクセス方針採択の経緯 カレントアウェアネス-E No.284 2015.07.09
http://current.ndl.go.jp/e1686

ラテンアメリカにおけるオープンアクセス Jeffrey Beall氏への反論(記事紹介)

COARのウェブサイトにおいて、2015年8月17日付けで「ラテンアメリカにおけるオープンアクセス:他の地域にとっての模範」(”Open Access in Latin America: A paragon for the rest of the world”)と題した記事が公開されています。この記事は米コロラド大学の図書館員Jeffrey Beall氏がブログ”Scholarly Open Access”で2015年7月30日付けで公開した記事「SciELOは出版の貧民街か?」(”Is SciELO a Publication Favela?”)に対する反論として、COARのKathleen Shearer氏や米SPARCのHeather Joseph氏ら9名の署名入りで公開されたものです。

Beall氏のブログ記事ではブラジルやラテンアメリカ諸国を中心とするオープンアクセス(OA)の電子ジャーナルプラットフォームSciELOと、メキシコを中心とする同じくOA電子ジャーナルプラットフォームRedalycについて、商業出版社の電子ジャーナルプラットフォームに比べビジビリティも低く、多くの北米の研究者は収録誌を聞いたこともないと批判しています。

国土交通省、「統合災害情報システム(DiMAPS)」の運用を開始

2015年9月1日、国土交通省は「統合災害情報システム(DiMAPS)」の運用を開始したと発表しています。

統合災害情報システムは、地震や風水害などの自然災害発生時に、いち早く現場から災害情報を集約して地図上に分かりやすく表示することが出来る、システムで、本システムの運用により、災害現場からの情報収集や防災関係機関との情報共有、国民への情報提供等、様々な場面での活用が期待されるとのことです。

「統合災害情報システム(DiMAPS(ディーマップス))」の運用を開始しました ~災害情報をより早く、わかりやすく~(国土交通省,2015/9/1)
http://www.mlit.go.jp/report/press/mizukokudo06_hh_000013.html

報道発表資料(PDF形式)
http://www.mlit.go.jp/common/001101990.pdf

別紙資料(PDF形式)
http://www.mlit.go.jp/common/001101991.pdf

「統合災害情報システム(DiMAPS)」の運用を開始しました~災害情報をより早く、わかりやすく~(国土地理院,2015/9/1)

韓国国立中央図書館(NLK)、本のフリーマーケットを開催

2015年9月20日、韓国国立中央図書館(NLK)は同館の芝生広場において本のフリーマーケットを開催するとのことです。

同館ホームページから参加申請をした一般市民30名による、図書、CD、DVDやしおりなどの図書関連物品の販売、NLKへの寄贈図書の販売、瑞草区の公共図書館による図書の交換や販売、体験プログラム(読書感想画、しおり作成、本の作成)などが実施されるとのことです。

京都大学と富士通株式会社、edXや学内に蓄積された学習エビデンスデータを活用する共同研究を開始

2015年8月28日、京都大学と富士通株式会社は、様々な学習支援システムに蓄積された履修記録や教材アクセス記録などの学習エビデンスデータを活用し、新しい教育・学習とそれを実現するためのICTプラットフォーム開発に向け、共同研究を開始すると発表しました。

京都大学では、2004年頃から各種の教育・学習支援システムを導入し、授業出席状況、試験結果、教材・資料の参照日時などの学習エビデンスデータを蓄積してきたほか、2014年4月に日本の大学としては初となるMOOCコンソーシアムedXへの参加を果たしており、教材ビデオの視聴日時や理解度テストの回答状況などのデータも蓄積されているとのことです。

研究期間は6月に始まっていて、

・MOOCを対象にした学習データの分析・可視化(2015年6月~9月)
・学内の教育・学習支援システムのデータの統合・分析・可視化(2015年10月~12月)
・大学教育の場での効果検証(2016年1月~3月)

といった内容と期間で実施されるようです。

京都大学と富士通、学習エビデンスデータを活用した新しい教育・学習実現のための共同研究を開始(富士通株式会社, 2015/8/28)
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2015/08/28.html

京都大学高等教育研究開発推進センター

山口県内の公立図書館、連携イベント「図書館で知る やまぐちの幕末・維新」を開催

山口県内の公立図書館が連携して、2015年9月1日から2016年2月28日にかけて「幕末・維新」を統一テーマとして、展示や講演会などのイベントを行なうとのことです。

山口県内図書館連携イベント「図書館で知る やまぐちの幕末・維新」を開催します(山口県立図書館,2015/8/27)
http://library.pref.yamaguchi.lg.jp/node/1216

参考:
岩手県立図書館、同館で開催した企画展の県内市町村立図書館での巡回展示のスケジュール(平成27年度)を発表
Posted 2015年8月24日
http://current.ndl.go.jp/node/29233

三重県内公共図書館19館で電子書籍体験展示を開催
Posted 2012年2月6日
http://current.ndl.go.jp/node/20106

蒲郡市立図書館(愛知県)、蒲郡の観光展を開催(8/29~9/9)

蒲郡市立図書館(愛知県)では観光の街「蒲郡」のことをより知っていただく“きっかけ”として、2015年8月29日から9月9日まで、蒲郡の観光ポスターの展示や観光パンフレットの配布をするとのことです。
また、蒲郡まつりのコーナーでは、”顔だし看板”3種類も用意されているようです。

蒲郡の観光展(蒲郡市立図書館,2015/8/29)
http://www.city.gamagori.lg.jp/site/toshokan/kanko27.html

参考:
CA1729 - 図書館と観光:その融合がもたらすもの / 松本秀人
カレントアウェアネス No.306 2010年12月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1729

英国の3機関(DCC、DPC、ULCC)共同で、デジタルアーカイブとデジタル化保存に関する研修の需要調査を実施中

英国のデジタルキュレーションセンター(DCC)、電子情報保存連合(DPC)、ロンドン大学コンピュータセンター(ULCC)は、デジタルアーカイブとデジタル化保存に関する研修の需要調査を実施しています。

この調査では、デジタル化保存に関する研修内容についての質問項目(例えばデジタル化保存に関する業務22項目(費用、収集整理、ファイル形式の統合、法律上の問題、計画策定など)について、どのくらい困っているか、5段階で評価するものなど)ほか、研修の形式(e-learningとのブレンドラーニング、実際に対面して行う研修、Moocなどのオンラインでの学習など)や研修期間、実施形式(グループディスカッション、ベストプラクティスの事例紹介など)のほか、費用負担などについても質問項目があります。

質問項目の職業分野を問う欄には、MLAや研究などが挙げられており、これらの人々を対象としているようです。ウェブサイトから回答可能で、2015年10月2日まで応募が受け付けられています。

Digital Archiving & Preservation Training Needs Survey
https://www.surveymonkey.com/r/DAPTNS2015DPC

ORCID、アウトリーチミーティング&Codefestを11月3日・4日に開催

国際的な研究者識別子を付与する非営利組織であるORCIDは、“Research Information Innovation: Entrepreneurs and ORCID”をテーマに、ORCIDアウトリーチミーティング&Codefestを、2015年11月3日と4日にサンフランシスコで開催すると発表しています。

基調講演は、Mozilla Science Labのサーニー(Kaitlin Thaney)氏と、CrossRefのビルダー(Geoffrey Bilder)氏が行うとのことです。

プログラムには以下の内容が含まれるとのことです。

・ORCIDの更新と2016年のロードマップのプレビュー
・研究と研究者データを収集し保管する対話式のセッション;識別子と識別子管理そして貢献者の認識について
・ORCIDの技術サポートチームと会い、ORCID APIの実装について直接彼らに働きかける機会

9月30日締切でORCIDや他の永続的識別子を活用する意見やデモ、サービス等の募集が行われています。

参加費は無料ですが登録が必要のようです。

ORCID Blog(2015/8/31付け)
http://orcid.org/blog/2015/08/28/join-us-san-francisco

歴史資料検索閲覧システム“ADEAC”、デザインを一新

2015年9月1日、TRC-ADEAC株式会社の歴史資料検索閲覧システム“ADEAC”のデザインが変更されました。

トップページから「歴史資料」「古典籍」「行政資料」「個人資料」「新聞・広報」「美術資料」といった資料の種別ごとに資料の一覧(都道府県、機関名、アーカイブ名、その資料の概要)を表示することが可能となっています。

その他にも、検索結果一覧画面上に検索語入力欄が設置され、各画面の項目名や見出し等について、機械翻訳によって多言語(英語、中国語(簡体、繁体)、韓国語、スペイン語、ポルトガル語)で表示できるようになったようです。

ADEAC(アデアック):デジタルアーカイブシステム
https://trc-adeac.trc.co.jp

ADEAC利用ガイド
https://trc-adeac.trc.co.jp/Html/SystemHelp/

ADEAC(アデアック):デジタルアーカイブシステム(TRC-ADEAC株式会社 ※2015/9/1付で「ADEACR:デジタルアーカイブシステムの画面デザインを更新しました。」とあります。)
http://www.trc-adeac.co.jp/index.html

ADEACが新しくなりました!(TRC データ部ログ, 2015/9/14)

PASTEUR4OA、世界のOA方針の状況を可視化した図などを集めたウェブサイト”PASTEUR4OA Data Visualisations”を開設

2015年8月26日、欧州におけるオープンアクセス(OA)とオープンデータの政策の発展促進をサポートするプロジェクトPASTEUR4OA(Open Access Policy Alignment Strategies for European Union Research)は、世界のOA方針の状況を可視化した図などを集めたウェブサイト”PASTEUR4OA Data Visualisations”を開設しました。

これらの図は、OA関連の広報資料の作成業務の一環で作成されたもので、OA方針のレジストリであるROARMAPのデータを利用しています。ほとんどのデータは8月24日現在のものですが、実データを利用しているものもあります。

世界のOA方針数、その国別の内訳、Horizon2020に準拠しているOA方針数、リポジトリへの登録の時期、APCへの言及の有無、などに関する図が掲載されています。

これらの図はCC BYで公開されており、ウェブサイト、文書、プレゼン資料などでの利用が可能とのことです。

News(PASTEUR4OA)
http://www.pasteur4oa.eu/news#.VeTt-9JdDL8

岩手県立図書館、東日本大震災情報ポータルの関連資料目録に、ブックリスト「防災(えほん、大型えほん、児童書、紙しばい)」を掲載

2015年8月31日、岩手県立図書館が、同館の東日本大震災情報ポータルの関連資料目録に、ブックリスト「防災(えほん、大型えほん、児童書、紙しばい)」を掲載したと発表しています。

お知らせ(岩手県立図書館東日本大震災情報ポータル)
https://www.library.pref.iwate.jp/0311jisin/index.html
※「2015.8.31 関連資料目録にブックリスト「防災(えほん、大型えほん、児童書、紙しばい)」を掲載しました。」とあります。

ブックリスト「防災」
https://www.library.pref.iwate.jp/books/booklist/list/201508_jidou_bousai.html

九州大学学術情報リポジトリ(QIR)の公開コンテンツが3万件を突破

九州大学学術情報リポジトリ(QIR)の公開コンテンツ数が3万件を突破したと発表されています。

3万件目のコンテンツは、時永祥三九州大学名誉教授先生と宇部工業高等専門学校の松野成悟教授の「時系列区分化手法による時間変化多変量ベクトル自己回帰モデルの推定と金融政策ショック分析への応用」とのことです。

九大リポジトリ(QIR)の公開コンテンツが3万件を突破しました!(九州大学附属図書館,2015/8/31)
https://www.lib.kyushu-u.ac.jp/ja/news/1770

参考:
九州大学学術情報リポジトリ(QIR)に登録した論文等のコンテンツに対してDOIを登録することが可能に
Posted 2015年6月12日
http://current.ndl.go.jp/node/28665

練馬区立光が丘図書館で「脱出ゲーム」開催(9/7、10/5)

2015年9月7日と10月5日、練馬区立光が丘図書館で、仲間とともに完全封鎖された図書館に隠された謎や暗号を解き明かし脱出を目指す「脱出ゲーム」が開催されるそうです。

対象は15歳から30歳までで、定員は計100名(各回50名)、参加費は無料とのことです。3名以上で構成されたグループで申し込む必要があるとのことです。

脱出ゲーム 「封鎖されたミステリー図書館Ⅱ~夜の図書館からの脱出~」(9/7・10/5)(練馬区立図書館,2015/7/10)
https://www.lib.nerima.tokyo.jp/event/detail/830
https://www.lib.nerima.tokyo.jp/upload/topic/pdf/1436417990.pdf

光が丘図書館で脱出ゲーム 閉館後に謎解き(練馬経済新聞,2015/8/31付け記事)
http://nerima.keizai.biz/headline/914/

参考:
大学図書館における「学生協働」と「ゲーミフィケーション」の実例(文献紹介)
Posted 2015年7月2日
http://current.ndl.go.jp/node/28811

早稲田大学中央図書館で「脱出ゲーム」開催
Posted 2014年11月10日

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