アーカイブ - 2015年 5月

5月 8日

北米研究図書館協会(ARL)が報告書シリーズ“SPEC Kit”第346号を刊行 - 「スカラリー・アウトプット・アセスメント・アクティビティーズ」がテーマ

2015年5月付で、北米研究図書館協会(ARL)が報告書シリーズ“SPEC Kit”第346号を刊行しました。今号のテーマは「スカラリー・アウトプット・アセスメント・アクティビティーズ」です。

研究者が彼らの学術成果や影響力を管理し測定するのを援助するためにARL加盟館が実施している活動を調査しているとのことです。

本文は有料ですが、目次とサマリーは無料で公開されています。

SPEC Kit 346: Scholarly Output Assessment Activities (May 2015)
http://publications.arl.org/Scholarly-Output-Assessment-SPEC-Kit-346/

Europeana、2015年のビジネスプランを発表

2015年5月7日付で、Europeanaが2015年のビジネスプランを発表しています。

2015年はEuropeanaの戦略計画“Europeana Strategy 2015-2020”の初年にあたるとして、その内容がこのプランに反映されています。主な目標として、ポータルのインターフェースが改善され、とくにアートヒストリーや音楽の分野で、コレクションがテーマ別に再構成され従来より閲覧しやすくなること、データの共有がより簡単になること、統計によるフィードバックを通じてデータ共有を促進すること、コンテンツの再利用のためにより創造的なツールを開発すること、などが挙げられています。

How we will make ‘the beautiful thing’: Europeana Business Plan 2015(Europeana Professional, 2015/5/7)
http://pro.europeana.eu/blogpost/how-we-will-make-the-beautiful-thing-europeana-business-plan-201

Make the Beautiful Thing Business Plan 2015(Europeana, PDF: 4.7MB 51ページ)

5月 7日

ネパールの文化遺産の被災状況に関する現場からの情報を収集するサイトが公開

2015年4月25日の地震によるネパールの文化遺産の被災状況に関して、現場からの情報を収集するウェブサイト”Kathmandu Cultural Emergency Crowdmap”が公開されました。

このウェブサイトは、文化財保存修復研究国際センター(ICCROM)や国際記念物遺跡会議(ICOMOS)の防災国際学術委員会(ICORP)などによるもので、現場からの声は重要な情報であるにも関わらず、復旧作業の担当機関に届かないことが多いとして、現場からの報告を収集することを目的としているとのことです。

Help us collect information on the Nepal Earthquake(ICCROM, 2015/4/29)
http://www.iccrom.org/help-us-collect-information-on-the-nepal-earthquake/

Help us collect information on the Nepal Earthquake(ICORP)
http://icorp.icomos.org/index.php/news/60-nepal-earthquake

Kathmandu Cultural Emergency

ネパール唯一の国連寄託図書館が被災

国連のDag Hammarskjöld LibraryのブログであるUN Pulseによると、ネパールで唯一の国連寄託図書館であるトリブバン(Tribhuvan)大学中央図書館が、2015年4月25日の地震により被災したようです。

同図書館は現在、被災状況把握及び復旧作業のため休館中のようです。UN Pulseには、被災状況の写真が掲載されています。

UN Depository Library in Nepal Damaged in 25 April Earthquake(UN Pulse, 2015/5/6)
http://un-library.tumblr.com/post/118283017269/un-depository-library-in-nepal-damaged-in-25-april

追手門大学附属図書館オーストラリアライブラリーの「オーストラリア研究のためのリファレンス・サイト」が改訂され、公開中

追手門大学附属図書館のオーストラリアライブラリーが開設しているウェブサイト「オーストラリア研究のためのリファレンス・サイト」が改訂され、第2版が2015年3月30日から公開されています。

2011年12月の公開以降初の改訂となるようで、国際オーストラリア研究学会(InASA)の助言も得て改訂が行われたとのことです。また「福祉」と「スポーツ」の2つの分野が追加され、現在では14の分野について紹介されているようです。

「オーストラリア研究のためのリファレンス・サイト」では、各分野ごとにオーストラリアの公的機関などのウェブサイトが紹介されており、そのウェブサイトの選定には、オーストラリア学会に所属する研究者が監修にあたったとのことです。

また、第1版の際と同様、オーストラリア政府外務貿易省・豪日交流基金の助成を受けて公開に至ったとのことです。

「オーストラリア研究のためのリファレンス・サイト」第二版を公開しました(追手門学院大学附属図書館, 2015/5/30)
http://www.oullib.otemon.ac.jp/?p=4704

追手門学院大学附属図書館オーストラリア・ライブラリーのホームページ
http://www.oullib.otemon.ac.jp/aus/aus_index.html

【イベント】東京文化資源会議、「第1回東京文化資源区シンポジウム ― 構想をどう進めるか」開催(5/21・東京)

2015年5月21日に東京文化資源会議主催のシンポジウム「第1回東京文化資源区シンポジウム ― 構想をどう進めるか」が開催されます。

2020年のオリンピック・パラリンピック開催に向け、世界に日本文化の豊かさを発信するため、東京都心北部一帯について、同地域の文化資源の活用・連携・再創造を提案することを目的として開催されるものであるとのことです。

シンポジウムでは、様々な分野のパネリストによる、パネルディスカッションのほか、吉見俊哉東京大学教授による「東京文化資源区構想概要」、長尾真京都大学名誉教授による「京都における検討状況について」などの発表も予定されているようです。

参加費は無料で、応募資格に制限はなく、定員は250名のようです。

「東京文化資源会議」は、2014年6月以降、内閣府、国土交通省、文化庁、大学、民間研究機関、企業等、様々な分野の専門家、実践者の有志が集まり検討されてきた「東京文化資源区構想策定調査委員会」が発展する形で、2015年4月1日に組織されたとのことです。「東京文化資源区構想」の広報及び普及や、文化資源による地域活性化等に関連した事業をを行う組織となっているようです。

【イベント】大阪市市史編纂所、「自治体史編纂事始」展を開催中(~ 6/17)、「探そう!大阪の歴史魅力第6回講演会『日本最初の市史-大阪市史の誕生-』」も開催予定(6/6)

大阪市史編纂所は、2015年6月17日まで「自治体史編纂事始」展を開催しています。

「大阪市史」関係の稿本群が、日本ではじめての市史として大阪市の文化財に指定されたことを記念した展示、とのことで、『大阪市史原稿』や『市史編纂日記』などの関連資料が展示されているようです。

また、6月6日には、大阪市史編纂所長を講師とし、『新修大阪市史』(本文編・史料編)、『大阪市の歴史』等の内容や、大阪市史編纂所が集めた歴史情報を紹介するセミナーも開催される予定とのことです。

「自治体史編纂事始」展を開催します。(大阪市立図書館, 2015/4/13)
http://www.oml.city.osaka.lg.jp/index.php?key=jof4rvcvv-6077

【中央】「日本最初の市史-大阪市史の誕生-」6月6日(土) - 大阪市立図書館
http://www.oml.city.osaka.lg.jp/index.php?action=pages_view_main&active_action=journal_view_main_detail&post_id=2694&comment_flag=1&block_id=510#_510

【中央】3Fケース展示「自治体史編纂事始」展  6月17日まで(大阪市立図書館, 2015/5/3)

東京国立近代美術館等、「海外日本美術資料専門家(司書)の招へい・研修・交流事業 2015」(JALプロジェクト)の参加者を募集中

前回(2014年)に引き続き、東京国立近代美術館が、国立新美術館、国立西洋美術館および東京文化財研究所とともに「海外日本美術資料専門家(司書)の招へい・研修・交流事業 2015」(JALプロジェクト)を開始すると発表しています。

日本国外で日本美術資料を専門に扱う図書館員(Japanese-art librarian:JAL)などを公募・選考して、およそ2週間、日本へ招へいし、研修交流事業を行うとのことです。参加者は2015年7月31日まで募集されています。

前回同様、日本美術の範囲には写真・映像・マンガ・デザイン・建築等の視覚芸術全般を含み、これらに関わる視覚資料の扱いを専らとする図書館員ならびにアーキビスト、ヴィジュアル・リソース・キュレータ等も招へいの候補者に含められるとのことです。

高知県、高知市、「新図書館等複合施設」の愛称とこども科学館(仮称)の正式名称を募集中(~6/10)

高知県と高知市は、高知市の中心部に建設中の新図書館(県立図書館、高知市民図書館)や新点字図書館、こども科学館(仮称)が一体となった「新図書館等複合施設」の愛称を、2015年5月1日から6月10日まで募集しています。

誰でも、1人3点まで、応募可能で、審査のうえ受賞作品が決定され、新図書館や新展示図書館の愛称として使用される予定であるとのことです。

また、同時にこども科学館(仮称)の正式名称も募集されています。

なお、この複合施設は平成29年度に開館する予定とのことです。

新図書館等複合施設の愛称を募集します。(高知県庁ホームページ, 2015/4/24)
http://www.pref.kochi.lg.jp/soshiki/312201/2015040900195.html
http://www.pref.kochi.lg.jp/soshiki/312201/files/2015040900195/file_20154175131136_1.pdf
http://www.pref.kochi.lg.jp/soshiki/312201/files/2015040900195/file_20154175131047_1.pdf
※2つ目のリンクは愛称募集のチラシで、3つ目のリンクは募集要項です。

須佐歴史民俗資料館、所蔵する史資料の復旧を終え再開館

2015年4月14日、2013年7月に発生した萩市東部の集中豪雨災害で被災し、休館していた須佐歴史民俗資料館が再開館しました。

災害によって約1000点の所蔵史資料のうち、約200点が被害を受けたとのことですが、地元のNPO法人やボランティアなどによって、復旧や資料の整理・復元が行われたとのことです。

別館(益田館)は2015年秋開館予定とのことですが、今回は本館部分の開館に当たって展示資料が一新されたり、須佐の地名の由来である須佐之男命に因み、愛称(「みこと館」)が命名されたりしたようです。

被災した須佐歴史民俗資料館が再開館(萩市ホームページ, 2015/4/27)
http://www.city.hagi.lg.jp/soshiki/5/h10326.html

萩市観光協会「ぶらり萩あるき」
http://hagishi.com/search/detail.php?d=1100203

須佐歴史民俗資料館資料の救出(萩博ブログ, 2013/8/4)
http://hagihaku.exblog.jp/20813078/

参考:
7月末の豪雨で須佐歴史民俗資料館が被災
Posted 2013年8月6日
http://current.ndl.go.jp/node/24081

クリエイティブ・コモンズ・ジャパン、CC0日本語版を正式公開

2015年5月1日、クリエイティブ・コモンズ・ジャパンはCC0(パブリックドメイン)の日本語版を正式に公開しました。2013年11月に公開された日本語版ドラフトに関して実施されたパブリックコメントの結果を踏まえた内容であるとのことです。

また、クリエイティブ・コモンズ・ジャパンのブログでは、パブリックコメントの内容(訳語への意見等)も掲載されているようです。

CC0 日本語版の公開(クリエイティブ・コモンズ・ジャパン ,2015/5/1)
http://creativecommons.jp/2015/05/01/cc0-jpver/

クリエイティブ・コモンズ・リーガル・コード(クリエイティブ・コモンズ・ジャパン) 
http://creativecommons.org/publicdomain/zero/1.0/legalcode.ja
※リーガルコードの要旨です。

Creative Commons — CC0 1.0 全世界(クリエイティブ・コモンズ・ジャパン)
http://creativecommons.org/publicdomain/zero/1.0/deed.ja

参考:
クリエイティブ・コモンズ・ジャパンがCC0日本語版のパブリックコメントを募集中
Posted 2013年11月7日

5月 1日

医中誌Web、収録文献数1,000万件超え

医学中央雑誌の発表によると、2015年5月1日現在、医中誌Webに収録された文献数(検索可能な全文献数)が10,013,205件となり、1,000万件を超えたようです。

なお、現在同データベースで検索できる文献は1977年以降のものであるとのことです。

収録文献数が1,000万件を超えました(医学中央雑誌, 2015/5/1)
http://www.jamas.or.jp/news/news66.html

データ件数、更新情報(医学中央雑誌)
http://www.jamas.or.jp/user/database/data.html

参考:
1977年~1983年発行の医学中央雑誌のデータ、約92万件が医中誌Webに追加
Posted 2014年11月17日
http://current.ndl.go.jp/node/27450

早稲田大学演劇博物館、収蔵品(立体資料)の3D化コンテンツを収録した「3Dデータベース」の試験公開開始

2015年4月29日、早稲田大学演劇博物館は、同館が収蔵する立体資料についてテクスチャー付き3Dデータを作成し、同館の「演劇博物館デジタル・アーカイブ・コレクション」内で「3Dデータベース」を試験公開しました。

今回試験公開されたコンテンツは、日本の能・狂言・舞楽や、中国の「儺戯」、韓国のタルチュム「山台ノリ」などで使用される面が主となっているようです。

なお、同データベースのコンテンツはブラウザ上で閲覧できるだけではなく、PDFファイルとしてダウンロードすることも可能なようです。

同データベースの利用に当たってはGoogle Chromeの使用が推奨されるとのことです。また、今後は、スマートフォン、タブレットによる利用への対応や、3Dプリント出力用のデータ提供なども予定されているようです。

早稲田大学演劇博物館デジタル・アーカイブ・コレクション(早稲田大学演劇博物館)
http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/
※2015/4/29付けで「3Dデータベースを試験公開しました」とあります。

3Dデータベース 試験公開(早稲田大学演劇博物館)
http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/epk3d/

3Dデータベース検索画面(早稲田大学演劇博物館)

文部科学省、学校図書館の整備充実に関するリーフレット「みんなで使おう!学校図書館」を公開

2015年4月20日、文部科学省は「みんなで使おう!学校図書館」のリーフレットを公開しました。学校図書館の整備充実に係る基本的な考え方を紹介するものとのことです。

同リーフレットでは、学校図書館について、その役割、蔵書整備の方法、運営面などが文部科学省の計画などとともに説明されているほか、学校教育の充実という目的を遂げるために行うべきこと(現状の把握や学校や教育委員会によるビジョンの策定、適切な予算要求)等が紹介されています。

学校図書館(文部科学省 ※2015/4/20付の新着情報に「『みんなで使おう!学校図書館』リーフレットを掲載しました。」とあります。)
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/dokusho/

学校図書館関係資料(文部科学省)
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/dokusho/link/1318154.htm
http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2015/04/20/1317831_01.pdf

※2つ目のリンクは、「みんなで使おう!学校図書館」のリーフレットです。

参考:

科学技術振興機構(JST)、研究倫理映像教材“THE LAB”(日本語版)公開

2015年4月23日、科学技術振興機構(JST)、米国の保健福祉省研究公正局(Office of Research Integrity:ORI)は研究倫理映像教材“THE LAB”の日本語版を作成し、ウェブサイトで公開しました。

THE LABは倫理的な判断能力や問題解決能力を身につけることができるバーチャル体験学習型教材とのことで、今回JSTが公開した日本語版では、日本語の字幕が付与されていますが、米国では既にスペイン語版と中国語版も公開されているとのことです。

視聴者は、研究不正に関してさまざまな苦悩に直面する登場人物の立場となって、「責任ある研究活動(RCR)」に関する判断を行っていくという、ストーリー仕立ての教材となっているようです。

機構報 第1099号:研究倫理映像教材「THE LAB」日本語版のオンライン公開について(JST, 2015/4/23)
http://www.jst.go.jp/pr/info/info1099/index.html
http://www.jst.go.jp/pr/info/info1099/besshi.html
※2つ目のリンクは、機構報 第1099号の別紙(「研究倫理映像教材「THE LAB」日本語版の概要」)です。

The Lab : WILL Interactive

総務省、「音声読み上げによるアクセシビリティに対応した電子書籍制作ガイドライン」を公開

総務省のホームページで「音声読み上げによるアクセシビリティに対応した電子書籍制作ガイドライン」が公開されています。

ガイドラインは主に「1. 読み上げ対応のための電子書籍記述仕様」、「2. アクセシビリティ対応電子書籍リーダー設計指針」、「3. アクセシビリティに対応した電子書籍コンテンツ制作のあり方」の3章で構成され、EPUB(主にEPUB3)や、SSMLやPLSといった言語仕様などが取り上げられているようです。

総務省では、紙媒体での読書が困難な視覚障害者等が利用可能な電子書籍の普及・促進を図っており、このガイドラインもこの取組みの一環であるようです。

アクセシビリティに対応した電子書籍の普及促進(総務省)
http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/b_free/b_free04.html
http://www.soumu.go.jp/main_content/000354698.pdf

※2つ目のリンクは「音声読み上げによるアクセシビリティに対応した電子書籍制作ガイドライン」。

参考:
総務省、2012年度「デジタル・ディバイド解消に向けた技術等研究開発」に採択された5件の事業を発表
Posted 2012年7月11日

島根大学附属図書館等、国指定重要文化財である鳥取県の「河本家住宅」が所有する古典籍をADEACで公開

2015年4月27日、島根大学附属図書館は、鳥取県東伯郡琴浦町の国指定文化財河本家住宅保存会との共同で、河本家「稽古有文館」が所蔵する古典籍をデジタル画像化し、歴史資料検索閲覧システムADEACにおいて公開しました。

島根大学附属図書館と同保存会は、図書館振興財団の助成を受け、2014年度からの3ヵ年計画で公開事業を進めるとのことで、今回は同事業における第一次の公開として65点の資料が提供されているようです。

河本家は、戦国大名尼子氏の譜代家臣を先祖とし、江戸時代は地域の豪農であったとのことです。1688年に建築された同家の住宅は、建築年代が明らかな民家としては山陰地方で最古に属するそうで、国指定重要文化財に指定されています。

なお、同保存会によると、同家に保管されている古文書の研究が進めば、江戸時代における東伯耆の地方史が明らかとなることが期待できるようです。

国指定文化財河本家住宅に伝わる貴重資料を高精細画像閲覧システムでインターネット公開 [松江](島根大学附属図書館, 2015/4/27)
http://www.lib.shimane-u.ac.jp/new/new.asp?disp=2&id=1332

『河本家古典籍/島根大学』(ADEAC)

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