アーカイブ - 2015年 5月

5月 22日

総務省情報通信政策研究所、2014年の「情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」の報告書を公開

総務省情報通信政策研究所は、2015年5月19日、「平成26年 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」の報告書を公開しました。

この調査は、2012年から実施されているもので、ソーシャルメディア等のインターネット上の新しいメディアと、テレビ、新聞といった従来型のメディアについて、利用時間の長さ・時間帯、利用者の割合、利用目的及び信頼度等を継続的に把握し、メディア間の関係を明らかにすることなどを目的としたものとのことです。

調査結果の主なポイントとして、

・スマートフォンの利用率が全体で6割超に
・モバイル機器からのインターネット平均利用時間は50.5分(平日)
・ソーシャルメディアの利用率が全体で6割超に
・ソーシャルメディアの利用者数が増加、利用時間は平均70.9分(平日)
・テレビ(リアルタイム)視聴時間、全体で平均利用時間平日170.6分、休日228.9分

が挙げられています。

「平成26年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」の公表(総務省, 2015/5/19)
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01iicp01_02000028.html

研究成果~調査研究報告書(情報通信政策研究所)

5月 21日

COAR-SPARC conference 2015のレポートとプレゼンテーション資料等が公開される

2015年4月14日から16日まで、ポルト(ポルトガル)で開催されていたCOARとSPARCの共催のカンファレンス“COAR-SPARC conference 2015”のレポートとプレゼンテーション資料等が、COARのウェブサイト上に掲載されています。

“report”のページでは、会議の模様が紹介されており、セッションでは、”International Policy Environment”や、研究データ管理の組織モデル(Organisational models for Research Data Management)、国際的な連携・協力(Global alignment and Collaboration)などをテーマに、各種OA方針などについて、話し合われたようです。また、欧州や米国、南米の各種大学や機関から発表者の出席があったようです。

なお、会議の場では、COARの常会の2015年から2018年までの新しい議長として、Eloy Rodrigues氏(ミンホ大学)が選定された模様です。

COAR-SPARC conference 2015 report(COAR)
https://www.coar-repositories.org/news-media/coar-sparc-conference-2015-report/

researchmap、業績情報登録時の外部データベースとしてScopusとの連携を開始

researchmapは、2015年5月21日、業績情報登録時の外部データベースとして、Elsevier社の抄録・引用文献データベースScopusとの連携を開始したことを発表しました。

researchmapのパンフレットには、業績情報登録時に自動取得できる外部データの一覧が掲載されています。

科学技術振興機構(JST)によると、researchmapはすでに、KAKEN、CiNii、PubMed、Amazon、J-GLOBAL、e-Rad、ORCIDなどの外部データベースと連携しており、今回、外部データベースとして新たにScopusと連携することで、今まではカバーできていなかった分野についてもオンラインで業績情報を取得できるため、研究者の入力作業が簡略化されるとのことです。

Scopusとの連携開始について(researchmap, 2015/5/21)
http://researchmap.jp/bby4y9u49-70/#_70

researchmapがScopusと連携開始~研究者の業績情報の入力作業を簡略化~(JST, 2015/5/21)
http://www.jst.go.jp/pr/info/info1104/index.html

※パンフレット(researchmap, 2015/4)

オープンアクセス学術出版協会(OASPA)、加盟機関が2014年にCC BYで出版したオープンアクセス(OA)の論文数を公開

オープンアクセス学術出版協会(Open Access Scholarly Publishers Association;OASPA)は、その加盟機関がCC BYで出版したオープンアクセス(OA)論文数を公開しています。

2014年は141,232件で累計543,611件になったとのことです。加盟機関毎の論文数のほか、CC BY以外のライセンスのOA論文数、ハイブリッドジャーナルのOA論文数、OAの単行書のダイレクトリ”Directory of Open Access Books”(DOAB)の出版者数・冊数が、エクセル形式で公開されています。

Growth of OA-only Journals Using a CC-BY License(OASPA, 2015/5/19)
http://oaspa.org/growth-of-oa-only-journals-using-a-cc-by-license/

OASPA Members CC-BY Growth_Data to 2014(OASPA)
http://oaspa.org/wp-content/uploads/2015/05/OASPA-Members-CC-BY-Growth_Data-to-2014.xlsx

参考:

英国図書館(BL)、貴重な音源のデジタル化計画を発表

2015年5月20日、英国図書館(BL)はHeritage Lottery Fundからの資金援助を受けて、2017年から2022年の5年計画で、同館で所蔵する50万の貴重でユニークな音源や全国の主要なコレクションをデジタル化すると発表しています。

音源には方言やアクセント、オーラルヒストリー、既に聞くことができない演奏や演劇、姿を消していく野生生物の音源が含まれるそうです。

その他、地域の貴重な音源を保存・共有することを目的に、国全体の保存ネットワーク構築のため、10の地域センターを通じて提携機関と協同すること、また、英国の音の文化遺産を広く知らせ、英国内のアーカイブで保有する生きた歴史の宝庫への意識を高めるために、学校や地域でアウトリーチプログラムを行うとのことです。

British Library's pledge to save the nation’s sounds secures £9.5 million boost from Heritage Lottery Fund(BL,2015/5/20)
http://www.bl.uk/press-releases/2015/may/save-our-sounds-hlf-funding

※内容を修正しました(2015年5月21日)

参考:

ゲーム保存協会、ゲーム資料室をオープン

2015年5月2日、ゲーム保存協会が、ゲーム保存協会本部内にて「ゲーム資料室」をオープンしたと発表しています。

1976年から94年までのPC関連の雑誌資料を配した、ゲームの研究をされる方々にご利用いただける図書室とのことで、研究のために必要とする方に無料で開放しているとのことです。

利用条件は、ゲームに関連する事象を研究する正規の研究者あるいは学生、ゲームに関連するホームページの作者、ゲームに関する記事を執筆するジャーナリストや同人誌のライター、または、NPO法人ゲーム保存協会会員(サポーター・正会員)で、協会内のプロジェクト遂行上、資料を必要とする者とのことです。

また、資料室の利用には資料室予約フォームから事前の予約が必要のようです。

なお、ゲーム保存協会は、広く一般市民に対して、電子ゲーム及びその関連機器・資料等の保存技術・方法等についての研究・開発並びにその情報の提供に関する事業、普及・啓発に関する事業、アーキビスト並びに企業・団体等との連携及びその支援に関する事業を行い、文化の振興と文化財の保存・保管による継承を図り、もって広く公益に寄与することを目的とする団体とのことです。

ゲーム保存協会本部資料室開放のお知らせ(ゲーム保存協会,2015/5/2)
http://www.gamepres.org/?p=1010

カレントアウェアネス・ポータルに英訳コンテンツを追加しました。

2015年5月21日、カレントアウェアネス・ポータルの英語版に英訳コンテンツを追加しました。

東日本大震災関係の記事(「東日本大震災後の図書館等をめぐる状況」等)について、翻訳が完了した2014年2月(E1532)から2014年4月(E1555)までのもの3件を新たに掲載しました。

コンテンツは、今後も随時追加していく予定です。

E1532e - Status of Libraries in the Aftermath of the Great East Japan
Earthquake (As of February 14, 2014)
http://current.ndl.go.jp/en/e1532_en

E1543e - Collection of Disaster Related Web Contents and Use of Social
Bookmarks
http://current.ndl.go.jp/en/e1543_en

文科省、2015年度の「学校図書館司書教諭講習実施要項」を発表

2015年5月21日、文部科学省が、2015年度の「学校図書館司書教諭講習実施要項」を発表しています。

学校図書館司書教諭講習実施要項(平成27年度)文部科学省告示第一〇七号(文部科学省,2015/5/21)
http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/nc/1358013.htm

参考:
文科省、「学校図書館司書教諭講習実施要項」を発表
Posted 2010年5月25日
http://current.ndl.go.jp/node/16267

文科省、学校図書館司書教諭講習実施要項を発表
Posted 2009年6月10日
http://current.ndl.go.jp/node/13168

茨城大学水戸キャンパス図書館で、双葉町モノクロ写真展「HOME TOWN」開催(5/16-27)

2015年5月16日から27日まで、茨城大学水戸キャンパス図書館において、双葉町モノクロ写真展「HOME TOWN-二人のイギリス人が伝える“ふるさと双葉”-」が開催中です。

双葉町出身の大学院生である小田野明氏(人文科学研究科2年)が、故郷でドキュメンタリー映像の撮影をするなかで、英国生まれのアンソニー・バラード氏、フィリップ・ジェリーマン氏と活動をともにするようになり、小野寺氏が双葉町で継続的に写真を撮り続ける二人の写真展を企画・開催したもののようです。

双葉町モノクロ写真展「HOME TOWN-二人のイギリス人が伝える“ふるさと双葉”-」(5/16~5/27)(茨城大学地球変動適応科学研究機関,2015/5/7)
http://www.icas.ibaraki.ac.jp/2015/05/futaba-hometown/

『カレントアウェアネス-E』281号を発行

『カレントアウェアネス-E』281号を発行しました。

□目次□

■E1672■ 東日本大震災後の図書館等をめぐる状況(2015/4/30現在)
■E1673■ 共同保存図書館実現に向けた多摩デポとカーリルの共同研究
■E1674■ 古音源の保存と活用に関する国際シンポジウム<報告>
■E1675■ NDLにおけるLODの作成と試行提供:ISILを対象として
■E1676■ 研究データ同盟第5回総会<報告>
■E1677■ 仏・独における電子版博士論文のOAに関する調査<文献紹介>

E1677 - 仏・独における電子版博士論文のOAに関する調査<文献紹介>

E1677 - 仏・独における電子版博士論文のOAに関する調査<文献紹介>

Joachim Schopfel et al. A French-German Survey of Electronic Theses and Dissertations: Access and Restrictions. D-Lib Magazine, 2015, 21(3/4)

E1676 - 研究データ同盟第5回総会<報告> 

E1676 - 研究データ同盟第5回総会<報告>

 2015年3月9日から11日にかけて,「障壁なきデータ共有」をスローガンとする研究データ同盟(RDA;E1531参照)の第5回総会が米国のサンディエゴで開催された。RDAには95か国から2,800名弱が登録しているが(第5回総会時点),今回はそのうち383名の参加があった。RDAはおおむねBirds of a Feather(BoF),Interest Group(IG),Working Group(WG)という3種類の分科会から構成されており,議論の進度に応じて,BoF,IG,WGと段階が進む。第5回総会時点ではWGが16,IGは38設置されていた。1年前の第3回総会時点に比べてWGはさほど増えていないが,IGは倍近くに増えたことになる(E1566参照)。

E1675 - NDLにおけるLODの作成と試行提供:ISILを対象として

E1675 - NDLにおけるLODの作成と試行提供:ISILを対象として

 国立国会図書館(NDL)は,Linked Open Data(LOD;CA1746参照)の提供とその利活用を促進するため,様々な取組を行っている。その一つとして,2015年4月27日,「図書館及び関連組織のための国際標準識別子(ISIL)」(CA1715CA1757参照)のLODを作成し,試行提供を開始した。国立国会図書館ホームページの「オープンデータセット」のページにおいて,RDF/XML形式のデータをパブリックドメインマーク付きで公開している。本稿では,既存データを元にしたISILのLOD作成から試行提供開始までの,約半年間の取組を通して得られた知見等を紹介する。

E1674 - 古音源の保存と活用に関する国際シンポジウム<報告>

E1674 - 古音源の保存と活用に関する国際シンポジウム<報告>

 明治期に録音された雅楽より,現在演奏されている雅楽はテンポが緩やかなものであるという。当時の録音メディアの収録時間の限界が一因であるとしても,どうやら明治期には,今よりも速いテンポで雅楽が演奏されていたらしい。

E1673 - 共同保存図書館実現に向けた多摩デポとカーリルの共同研究

E1673 - 共同保存図書館実現に向けた多摩デポとカーリルの共同研究

 東京都多摩地域の市町村立図書館は,住民に積極的な資料提供を行い,暮らしに役立つ図書館をめざしてきた。それぞれの図書館では魅力ある蔵書を構築するため,新しい本を購入するたびに古い本を書庫に移してきたが,書庫に収容しきれない本は除籍せざるをえない。いまやほとんどの図書館の書庫は満架をむかえ,個々の図書館の力だけでは本が日々消え行くという流れを止めることはできない。

E1672 - 東日本大震災後の図書館等をめぐる状況(2015/4/30現在)

E1672 - 東日本大震災後の図書館等をめぐる状況(2015/4/30現在)

東日本大震災後の図書館等をめぐる状況について,本誌での既報(E1652ほか参照)に続き,2015年2月中旬から4月下旬にかけての主な情報をまとめた。

5月 20日

アトラス社、ORCIDレコードに登録された論文のAltmetricスコアを表示するブックマークレットを開発

株式会社アトラスは、2015年5月18日、ORCIDレコードに登録された論文のAltmetricスコアを表示するブックマークレット"Altmetric for ORCiD"を開発したことを発表しました。

これは、ORCIDサイトの研究者プロフィールのページ上でクリックすることで、ORCIDに登録された執筆論文情報のうち、DOIが登録されている論文のAltmetricスコアを即座に表示させるもので、同社は、AltmetricやDOIの重要性を認識させ、研究成果の公開を促進したいとしています。

ORCIDレコードに登録された論文のAltmetricsを表示するブックマークレットを開発しました(株式会社アトラス, 2015/5/18)
http://www.atlas.jp/news/2015-05-18-877

The Altmetric for ORCID Bookmarklet(株式会社アトラス)
http://www.atlas.jp/a4id/

参考:
株式会社アトラス、iOS用アプリ「論文検索Qross」をリリース-Altmetricsを検索結果に表示
Posted 2013年8月20日
http://current.ndl.go.jp/node/24195

schema.org、ver.2.0を公開

2015年5月12日、schema.orgが、スキーマのver.2.0を公開したと発表しています。

ver.2.0では、語彙だけでなく、発展し運営する方法にとっても、技術及び管理の両展望からいくつかの重要な変更と追加をもたらすものとのことです。

また、ver.2.0では、schema.orgの現在の語彙を統合しまとめており、一貫性とユーザービリティ―を改善する、多くの更新された定義、タイプ/プロパティの結合、term nameを特徴とするとのことです。

新しい拡張体系(extension system)も紹介しており、また、mainEntityOfPageを含む様々な新しい語彙を追加しており、Automotive Ontology communityから大きな貢献を受けているとのことです。

Schema.org 2.0(schema blog,2015/5/13)
http://blog.schema.org/2015/05/schema.html

Releases(schema.org)
https://schema.org/docs/releases.html
※2015年5月12日にReleaseされたとの記述があります。

extension system(schema.org)

国際子ども図書館、「子どもの読書活動推進支援計画2015」を発表

国立国会図書館国際子ども図書館は、2015年5月19日、2015年度(平成27年度)から2019年度(平成31年度)までの5年間を計画期間とした、「国立国会図書館国際子ども図書館 子どもの読書活動推進支援計画2015」を発表しました。

この計画は、児童書の専門図書館として全国の図書館等における子どもの読書活動推進の取組に資するため、2010年度に同館が策定した「国立国会図書館国際子ども図書館 子どもの読書活動推進支援計画 2010」の後継計画であり、同館は引き続き関係諸機関と連携しつつ、子どもの読書活動推進に資する取組の充実を図ります。

この計画では、取組方針として、次の4つの方針に沿った支援を行います。

(1)子どもの読書に関する情報発信
(2)人材育成及びネットワーク構築
(3)国際子ども図書館における実践
(4)所蔵資料等を活用した情報提供

「国立国会図書館国際子ども図書館 子どもの読書活動推進支援計画 2015」を掲載しました(国立国会図書館国際子ども図書館, 2015/5/19)
http://www.kodomo.go.jp/

国立国会図書館国際子ども図書館 子どもの読書活動推進支援計画 2015
http://www.kodomo.go.jp/promote/suishin2015.html

参考:

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