アーカイブ - 2015年 5月 18日

ネパールの地震への対応に当たる医療専門家支援のために米国国立医学図書館(NLM)が実施していた、生物医学関係資料のフルテキストの無料提供の期間が延長

米国国立医学図書館(NLM)は、2015年5月15日、ネパールの地震に関して実施していた“Emergency Access Initiative”(EAI)の実施期間を、6月13日まで延長することを発表しました。

EAIは、ネパールの地震への対応に当たる医療専門家を支援するために、生物医学関係資料のフルテキストを期間限定で無料提供するもので、5月23日までが実施期間とされていました。

EXTENDED THROUGH JUNE 13: NLM and Publishers Launch Emergency Access Initiative, Granting Free Access to Books and Journals for Healthcare Professionals Responding to Earthquake in Nepal(NLM, 2015/5/15)
http://www.nlm.nih.gov/news/nepal_earthquake_resources_2015.html

Emergency Access Initiative(NLM)
http://eai.nlm.nih.gov/docs/captcha/test.pl?url

参考:

RDFのIFLA ISBD名前空間の翻訳のためのガイドライン公表

2015年5月15日、RDFのIFLA ISBD名前空間の翻訳のためのガイドラインが公表されました。

ISBD Linked Data Study Groupが編集したもので、ISBDの名前空間を英語から他の言語へ翻訳することを促進し、支援し、専門家の手引きとなることを意図したものとのことです。

Now available: Guidelines for translations of the IFLA ISBD namespace in RDF(IFLA,2015/5/15)
http://www.ifla.org/node/9578

ノースイースト文書保存修復センター(NEDCC)、ウェブサイト上にウェビナーの音声付きスライド動画を公開

ノースイースト文書保存修復センター(Northeast Document Conservation Center:NEDCC)は」“Preservation Week”中の2015年4月30日に実施されたウェビナーの音声付きスライド動画(タイトル:“NEDCC Conservation Demystified”)を公開しました。

動画の時間は約43分で、保存修復とはなにか?という導入から始まり、保存修復にあたっての決断、保存修復に従事するにあたって何を予想しておくべきか、保存修復を行う専門家の見つけ方、などといった章立てで構成されています。

公開されている動画の11分ごろから始まる、保存修復に従事するにあたって何を予想しておくべきか、についての説明では、「調査(Examination)」、「記録化(Documentaion)」、「処置(Treatment)」、「予防ケア(preventive care)」という4つのプロセスが、修復作業の模様や資料の写真とともに紹介されているようです。

NEDCC Announces(NEDCC)
https://www.nedcc.org/enewsletters/2015/05/15/tmc/

Twitter(NEDCCInfo, 2015/5/6)

新潟県立図書館、創立100周年記念図書寄贈を募集中

2015年4月1日、創立100周年を迎えた新潟県立図書館では、「創立100 周年記念図書<課題解決支援文庫>」を創設することを発表し、そのための図書寄贈をウェブサイト上で呼びかけています。課題解決支援型文庫とは、県民の誰もが抱える課題の解決に役立つ図書をテーマ別に整備し提供するものであるとのことです。

具体的には、出産や子育てを支援する文庫、就業支援に関する文庫、罹病している人やその家族のための向けた闘病記の文庫などが設置予定とのことです。

新潟県立図書館の発表によれば、1寄贈者からの寄贈図書の相当金額が30万円を超える場合、寄贈者名を冠した文庫を設置する予定であるとのことです。
同館は創立100周年を迎え、こういった取り組みによって、県民への貢献を図っていきたい考えのようです。

県民生活の課題解決を支援する文庫の開設にご協力を! 新潟県立図書館創立100 周年記念図書寄贈のお願い(新潟県立図書館)
http://www.pref-lib.niigata.niigata.jp/news/new2_of_100syunenkisou.html

お知らせ(新潟県立図書館, ※2015/5/1付で、上記ページヘのリンク等が掲載されています。)
http://www.pref-lib.niigata.niigata.jp/news/

参考:

【イベント】愛媛県立図書館、愛媛県立図書館設立80周年・教育文化会館開館40周年記念 「愛媛県立図書館のあゆみ展」を実施(前期5/22-9/29・松山)

愛媛県立図書館が同館が設立されてから80周年、教育文化会館に移転、開館してから40周年にあたるのを記念して、図書館が所蔵する貴重な資料により図書館のあゆみを振り返る展示を行うとのことです。

前期は、2015年5月22日から9月29日までで、二番町時代の県立図書館についての展示を実施するとのことです。

後期は会期は未定ですが、教育文化会館時代の県立図書館についての展示を実施するようです。

愛媛県立図書館設立80周年・教育文化会館開館40周年記念「愛媛県立図書館のあゆみ展」の実施について
http://www.ehimetosyokan.jp/contents/ehime/4f-tenji/80-40year.htm

愛媛県立図書館
http://www.ehimetosyokan.jp/contents/index.htm

Wiley社、論文査読者向けのスライド動画つきまとめページを公開

Wiley社は、論文査読者を支援し、また論文査読者の貢献について知る取組みの一環として各種ガイドライン等を作成し、“Wiley Exchange”上で公開しています。

公開されているページでは、「ピアレビューとは何か(“What is Peer Review?”)」や、「ピアレビューのプロセス(“The Peer Review Process”)」、「ピアレビューの種類(“Types of Peer Review”)」、論文査読者になる理由とその説明などといった一般的な説明に加え、「一般的・倫理的ガイドライン(“General and Ethical Guidelines”)」、「ピアレビューの手順(“How to Perform a Peer Review”)」、「指摘の入ったペーパーのレビュー(“Reviewing Revised Manuscripts”)」などといった実務的な内容もまとめられているようです。

同社によれば、科学的研究や学術研究の質と真正性(integrity)を守るためにはピアレビューが基盤となるという考えのもと作成した、とのことです。

Wileyが論文査読者のための情報まとめページを公開(ワイリー・サイエンスカフェ, 2015/5/15)
http://www.wiley.co.jp/blog/pse/?p=32196

日本出版インフラセンター(JPO)等、改正著作権法に対応する出版権設定情報を登録できる業界システム「出版情報登録センター」(JPRO)の説明会を開催(東京、京都、大阪・5/29、6/3、6/8)

2015年5月末から6月初旬にかけ、日本出版インフラセンター(JPO)及び2014年12月に設立された「出版情報登録センター」は、2015年1月に施行された改正著作権法に対応する、出版権設定情報を登録できる業界システム「出版情報登録センター」(JPRO)についての説明会が開催されます。

開催地と開催日は東京が5/29、京都が6/3、大阪が6/8となっているようです。
JPROは、近刊情報や販売促進情報、出版権情報、書誌の確定情報を提供する総合的な出版情報センターとして、業界全体の効率化を目指し、7月1日に本稼働する予定であるとのことです。

なお、すでに出版情報登録センターのポータルサイトもプレ公開されているようです。

「出版情報登録センター」東京・京都・大阪説明会の開催について()
http://www.jpo.or.jp/topics/data/20150501_jpoinfo.pdf

「出版情報登録センター(JPRO)」について(JPO, 2015/2/6)
http://www.jpo.or.jp/topics/data/20150420_jpoinfo.pdf

岩手県宮古市、『三陸鉄道情熱復活物語』と『三陸の海』の点字本兼墨字本を三陸鉄道株式会社から受贈

2015年5月13日、岩手県宮古市は『三陸鉄道情熱復活物語』と『三陸の海』の点字本兼墨字本をそれぞれ2部ずつ、三陸鉄道株式会社から受贈しました。

いずれも盛岡市西部公民館に所属する点字ボランティア団体「西部点字パソコンサークル・ステップ」が作成したものとのことで、宮古市は受贈した本を市立図書館や宮古市身体障害者福祉センターに置く予定であるとのことです。

facebook (岩手県宮古市, 2015/5/13)
https://www.facebook.com/city.miyako/posts/1848671972025648

Twitter(岩手県宮古市公式アカウント, 2015/5/13)
https://twitter.com/miyako_city/status/598388965360607232

【イベント】特許庁、これからの日本経済を支える若者を主な対象とし、知的財産について体感するフォーラム“TOKYO IP COLLECTION 2015”を開催(6/13-14・東京)

2015年6月13日と14日、「知的財産制度のこれまでとこれから」をメインテーマとしたフォーラム“TOKYO IP COLLECTION 2015”が経済産業省特許庁によって開催されます。

今後の日本経済を支える若者を主な対象としたイベントであるとのことで、潜在的に知的財産を活用し得る人々も含め、知的財産制度がいかに社会を支えているか体感できるものであるとのことで、また、知的財産に詳しくない人でも参加できる内容であるようです。

フォーラム開催の背景には、日本においてこれまで知的財産の管理が不十分で、各事業分野の企業が技術革新を生み出してきたにもかかわらず、市場シェアを他企業に奪われてしまったというような情勢もあるようです。加えて、2015年は専売特許条例(現・特許法)が制定され130年目に当たる節目の年でもある、とのことです。

フォーラムは展示、体験ブースのほか産学官の様々な人々によ講演や対談、パネルディスカッションも開催されるようです。

講演を除き、定員は450名で参加費は無料であるとのことです。

”若者×知財” 「TOKYO IP COLLECTION 2015」を開催します!(経済産業省, 2015/5/12)
http://www.meti.go.jp/press/2015/05/20150512004/20150512004.html

国立国語研究所、『国立国語研究所年報2009-2011』および『国立国語研究所年報2013』を公開

国立国語研究所は同研究所の各年度の活動全般をまとめた年報である『国立国語研究所年報2009-2011』および『国立国語研究所年報2013』をウェブサイト上で公開しました。

『国立国語研究所年報2009-2011』では、2009年10月1日に「大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所」となった際の発足の経緯や、発足直後の活動全般などについてもまとめられているようです。

国立国語研究所ホームページ(※2015/4/24付けで「新着ニュース」に、「『国立国語研究所年報2009-2011』『国立国語研究所年報2013』を公開しました。」とあります。

http://www.ninjal.ac.jp/

国立国語研究所年報(国立国語研究所)
http://www.ninjal.ac.jp/info/aboutus/yearbook/

「徳島市電子図書館」で徳島の狸伝説をもとにした短篇集の電子書籍『ぽんぽこ-阿波の狸の物語 プレ公開版』を公開

徳島市立図書館の電子書籍貸出サービス「徳島市電子図書館」で、2015年5月16日から、電子書籍『ぽんぽこ-阿波の狸の物語 プレ公開版』が公開されています。

本書籍は、「徳島市電子図書館」において公開するためのオリジナルのコンテンツであるとのことで、『徳島の風景 今昔』などに続き、第3弾ということのようです。

現在公開されているのはプレ公開版のようですが、今後、画家の飯原一夫氏による絵を用いつつ、徳島文理大学の学生が、本の中の絵が動く仕掛けの加わった絵本を完成させる予定であるとのことです。

徳島は、スタジオジブリ制作のアニメーション『平成狸合戦ぽんぽこ』などのモチーフともなるなど、狸で有名で、『ぽんぽこ-阿波の狸の物語』は徳島県内の各地に伝わるタヌキ伝説についてまとめられた短編集であるとのことです。

同書籍は、「徳島市電子図書館」上で誰でも閲覧でき、また、市内の徳島城博物館では5月24日まで原画展も開催されているようです。

『ぽんぽこ-阿波の狸の物語 プレ公開版』を公開しています!(徳島市電子図書館, 2015/5/16)
https://www.d-library.jp/tokushima/g0108/infodetail/?iid=11

『ぽんぽこ-阿波の狸の物語 プレ公開版』資料詳細ページ(徳島市電子図書館)

東京大学附属図書館と京セラコミュニケーションシステム、「次世代ハイブリッド図書館」の実証実験を開始

東京大学附属図書館と京セラコミュニケーションシステム株式会社は、次世代ハイブリッド図書館の実現に向けた実証実験の開始を発表しました。

5月から行われている実験は、「国立国会図書館近代デジタルライブラリー」をはじめ、インターネット上で公開されている著作権の保護期間の満了した書籍を活用するものとのことで、Europeana、DPLA、Internet Archive、青空文庫、Wikipeiaなどとネットワーク化され、「文学作品の作者がどのような書籍を読み、作品を作り上げていったのか追体験できる読書空間」が構築されるものであるとのことです。

東京大学では「新図書館計画」に基づき、2013年10月から授業や学術研究の支援のため、電子書籍配信サービス“BookLooper”を用い、また、2014年10月から上記のような電子書籍の学術的利活用方法の検証を行うべく検討が進められていたようです。

また、発表によれば、同計画において300万冊を収容可能な自動化書庫の設置が予定されている とのことで、これら図書館と電子図書館を融合させることで、電子情報と実物の本との間を自由に行き来する次世代ハイブリッド図書館の実現を計画しているとのことです。

文化財の常設展示開催場所に市立図書館を活用(鳥栖市立図書館)

2015年5月2日から、佐賀県の鳥栖市立図書館において、同市の教育委員会による文化財の常設展示が開かれています。

報道によれば、鳥栖市内には予約不要で見学可能な、歴史資料を展示できる資料館や博物館などがないとのことで、今回、鳥栖市立図書館で初の歴史資料に関する常設展示が開かれることとなったようです。

常設展示は2カ月に1回入れ替えられる予定とのことで、6月30日までは、、「とす古代人の宝物」と題し、市内の遺跡から出土した弥生時代の銅鏡などを展示しているとのことです。

文化財の常設展示を始めました!!(鳥栖市立図書館)
http://www.city.tosu.lg.jp/library/Material/32068.pdf

図書館に文化財常設展 鳥栖の歴史身近に(佐賀新聞, 2015/5/13)
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10105/186141

【イベント】神戸市東遊園地で「アウトドアライブラリー」実施

神戸市の中心に立地する東遊園地で、神戸市と神戸パークマネジメント社会実験実行委員会が連携して、2015年6月1日から14日までの間、社会実験「アーバンピクニック」の一環として「アウトドアライブラリー」を開催します。

このイベントでは、当日公園に設置される本棚について「本棚オーナー」が募集されており、「本棚オーナー」はあるテーマを決め、パンフレットや「アーバンピクニック」のウェブサイト上にオーナーの名前とそのテーマが掲載されるようです。

そのテーマに沿って本が10冊集められるとのことで、その10冊は寄贈によるものとなるようです。本の寄贈も同ウェブサイト上で募集されており、寄贈する人は、気になるテーマを選んで、そのテーマに沿った本を1冊、メッセージシートを添えて寄贈するとのことです。

本棚オーナーは、期間中のいずれか1日に1時間ほどの時間で「本の交流会」を開催するとのことです。また、当日にも本の寄贈は受付け、また公園にはカフェもオープンし、来場者と本の提供者、「本棚オーナー」の相互交流を創出する、となるという試みのようです。

東遊園地パークマネジメント社会実験「アーバンピクニック」を実施します(神戸市ホームページ, 2015/5/12)

日本赤十字社福島県支部、4年間の災害救護活動や活動に携わった職員の手記を掲載した『東日本大震災 福島の記録』を発行

日本赤十字社福島県支部は、同支部、福島赤十字病院、福島県赤十字血液センターなどとともに行なった東日本大震災と福島第一原発事故に関する救援活動及び福島県内における復興支援活動について、記録集を発行したとのことです。

記録集は全322ページで、9つの章と活動資料集という構成となっています。それぞれの章では、日本赤十字社福島県支部、福島赤十字病院および福島県赤十字血液センターの災害における災害対策本部の対応状況のほか、東日本大震災そのものについての概要、救援物資や義援金等についてもまとめられているようです。

記録集は赤十字原子力災害情報センター デジタルアーカイブでダウンロード可能なようです。

日本赤十字社福島県支部が「東日本大震災 福島の記録」を発行(赤十字原子力災害情報センター デジタルアーカイブ, 2015/5/15)
http://ndrc.jrc.or.jp/notice/6390/

三鷹市立図書館、太宰治の直筆文字をデザインに取り入れた公式ロゴを作成

2015年5月8日、三鷹市立図書館が公式ロゴ作成について発表しました。同図書館は、2014年11月に開館50周年を迎え、図書館への親しみや関心を持ってもらうことを目的とした取組みであるようです。

シンボルマークは一般公募で選定され、文字部分は太宰治の直筆文字をデザインに取り入れつつ、武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科との共同プロジェクトにより作成されたようです。

なお、三鷹市の発表によれば、完成した公式ロゴは、貸出カードやWebサイト、印刷物などに使用するのみならず、オリジナルグッズの製作も検討しているとのことです。

これにあわせ、三鷹市立三鷹図書館では、6月21日まで太宰治関連所蔵品展(約150点)も開催しているとのことです。

また、5月12日には「三鷹市立図書館公式ロゴ完成お披露目会」も開催されたようです。

三鷹市立図書館の公式ロゴが完成しました(三鷹市, 2015/5/8)
http://www.city.mitaka.tokyo.jp/c_press/051/051846.html

三鷹市立図書館公式ロゴの完成お披露目会を開催しました(三鷹市立図書館, 2015/5/15)
https://www.library.mitaka.tokyo.jp/info/info2007.html#a20150515