アーカイブ - 2015年 5月 11日

韓国国立中央図書館、開館70周年を迎え、蔵書数が1,000万冊に到達

韓国国立中央図書館(NLK)は、2015年で開館70周年を迎え、また蔵書数が1,000万冊に達したとのことです。

1945年10月の開館当時の蔵書数は約28万5,000冊で、1988年には100万冊、2004年には500万冊を超えたとのことで、蔵書数が1,000万冊を突破したのは、国立図書館としては世界で15番目、韓国では初めてとのことです。

これを記念して、2015年5月14日には、記念式典のほか、国際シンポジウム、野外音楽会が行なわれるとのことです。記念式典には、国際図書館連盟(IFLA)の次期会長であるDonna Scheeder氏やNLKの歴代館長など200名以上が出席するそうです。国際シンポジウムは、「ビックデータ時代の国立図書館の役割」と題して、IFLAのDonna Scheeder氏が基調講演、英国図書館(BL)のMiki Lentin氏、日本の情報通信研究機構の村山泰啓氏らが主題発表をするそうです。

米国国立医学図書館(NLM)、医学史データベース“Images from the History of Medicine”収録画像のOAI-PMHサービスによる提供を発表

2015年4月29日、米国国立医学図書館(NLM)が、中世から現代までの医学の社会的、歴史的局面を描く、世界的に有名な歴史的なプリントや写真集からの7万以上の画像へのアクセスを提供するデータベースである“Images from the History of Medicine(IHM)”収録画像のOAI-PMHサービスによる提供を発表しています。

NLM Announces OAI-PMH Service for its Images from the History of Medicine Database
(NLM,2015/4/29)
http://www.nlm.nih.gov/news/nlm_announces_oai-pmh_ihm.html

Images from the History of Medicine(NLM)
http://www.nlm.nih.gov/hmd/ihm/

Springer Nature社が設立

 欧州連合や米国司法省などの主要な公正競争監視機関は、Springer Science+Business Mediaと、Nature社の親会社であるMacmillan Science and Educationの大半の事業の合併を承認したそうです。新会社の名称は” Springer Nature”となるそうです。なお、Holtzbrinck Publishing Group(Macmillan Science and Educationのオーナー)とBC Partners(Springerを所有するファンドの顧問)間の合意は、2015年1月15日にすでに発表されていました。

Springer Nature created following merger completion(NPG、2015/5/6)
http://www.nature.com/press_releases/springer-nature-merger-complete.html

Springer Nature created following merger completion(Macmillan Science and Education、2015/5/6)

文部科学省、平成26年度委託調査「「高校生の読書に関する意識等調査」報告書」を公開

2015年4月16日に、文部科学省が平成26年度委託調査「「高校生の読書に関する意識等調査」報告書」を公開しています。

関連データ・資料等(文部科学省 子ども読書の情報館)
http://www.kodomodokusyo.go.jp/happyou/datas.html
※「高校生の読書に関する意識等調査」報告書(平成27年4月16日)、として同報告書のpdfファイルへのリンクがあります。

参考:
「朝の読書」で小学生、中学生、高校生がよく読んでいる本は? 平成25年度「朝の読書」人気本調査結果発表
Posted 2014年6月3日
http://current.ndl.go.jp/node/26271

『アジ研ワールド・トレンド』誌が2015年4月号で「図書館と障害者サービス-情報アクセシビリティの向上-」を特集

日本貿易振興機構(ジェトロ)アジア経済研究所の刊行している『アジ研ワールド・トレンド』誌が2015年4月号(No.234)で「図書館と障害者サービス-情報アクセシビリティの向上-」と題した特集を組んでいます。

刊行後2カ月を経過したためPDFで全文公開されています。

アジ研ワールド・トレンド 2015年4月号(No.234) 特集:図書館と障害者サービス-情報アクセシビリティの向上-
http://www.ide.go.jp/Japanese/Publish/Periodicals/W_trend/201503.html

静岡県立中央図書館、『静岡県の絵葉書』5,094枚をデジタルライブラリーで公開

静岡県立中央図書館が、同館で所蔵する、第1期と第2期あわせて7,000枚近くの絵葉書を収録する主に戦前に発行された県内の絵葉書のコレクション『静岡県の絵葉書』(S690/17)のうち、第1期の絵葉書5,094枚をデジタル化し、同館のデジタルライブラリーで公開しました。

静岡県立中央図書館 ニュース
http://www.tosyokan.pref.shizuoka.jp/index.html
※ニュース欄に「静岡県の絵葉書5094枚をインターネット公開しました」とあります。

『静岡県の絵葉書』をインターネット公開しました(静岡県立中央図書館)
http://www.tosyokan.pref.shizuoka.jp/contents/info/2015/ehagakikoukai.html

米児童図書館サービス部会(ALSC)、若者に役立つ図書館でのメディア指導に関する白書を公開

2015年5月8日、米国図書館協会(ALA)の児童サービス部会(ALSC)が、若者に役立つ図書館でのメディア指導に関する白書“Media Mentorship in Libraries Serving Youth”を公開しました。

この白書では、児童図書館員のデジタルメディアの指導者としての役割を調査し、また、若者向けサービスを担当している司書が若者の計画的で適切で積極的なメディア活用において家族を支援することを要求しているとのことです。

ALSC Releases white paper: 'Media Mentorship in Libraries Serving Youth'(ALA,2015/5/8)
http://www.ala.org/news/press-releases/2015/05/alsc-releases-white-paper-media-mentorship-libraries-serving-youth

Media Mentorship in Libraries Serving Youth(ALSC)
http://www.ala.org/alsc/mediamentorship

Ithaka S+R、Research Librarianの司書教育の不十分さについてのイシューブリーフを公開

2015年5月7日、Ithaka S+Rが、“Educating the Research Librarian: Are We Falling Short?”と題するイシューブリーフを公開しました。

著者のDeanna Marcum氏は、Research Librarianに発生している巨大な変化と図書館課程のカリキュラムが合致していないとし、このイシューブリーフで、教育と実践の間のギャップを調査しているとのことです。

Educating the Research Librarian: Are We Falling Short?(Ithaka S+R,2015/5/7)
http://www.sr.ithaka.org/blog-individual/educating-research-librarian-are-we-falling-short

ISSUE BRIEF Educating the Research Librarian: Are We Falling Short?(May 7,2015)
http://sr.ithaka.org/sites/default/files/files/SR_Issue_Brief_Educating_the_Research_Librarian050715.pdf

参考:

山口県文書館、所蔵文書検索に毛利家文庫遠用物・近世後期(8,933件)のデータを追加

2015年5月1日、山口県文書館は、所蔵文書検索に毛利家文庫遠用物・近世後期(8,933件)のデータを追加しました。

これにより遠用物(毛利家文庫で袋入文書と呼ばれた一群の内、おおむね文政期以前という時代区分で整理されたもの)のデータがすべて検索できるようになったとのことです。

所蔵文書検索に毛利家文庫遠用物・近世後期(8,933件)のデータを追加しました。これで遠用物のデータはすべて検索できます!(山口県文書館,2015年5月1日)
http://ymonjo.ysn21.jp/index/list/cid/0#1430438376

所蔵文書検索(山口県文書館)
http://ymonjo.ysn21.jp/index/page/id/220

磐田市立図書館、市所蔵の郷土資料や絵図等をデジタル化したアーカイブ「いわたデジタルアーカイブ」を公開

2015年5月1日、磐田市立図書館は、磐田市立図書館等が所蔵する資料をデジタル化し、「いわたアーカイブ」として公開しました。

今回公開された資料は、七代目市川団十郎の見付天神裸祭見聞記であり、国内に6冊しかないという『遠々(とおとお)みます』や地元の郷土史に関わる資料など、9点となっているようです。

中日新聞の報道によれば、同図書館では今後国立国会図書館でも所蔵していない古書のデジタル化も予定されているようです。

磐田市立図書館ホームページ(2014/5/1付で、「図書館からのお知らせ」に「『いわたデジタルアーカイブ』を公開しました。」とあります。)
http://lib.city.iwata.shizuoka.jp/

いわたデジタルアーカイブ(磐田市立図書館)
http://lib.city.iwata.shizuoka.jp/digital/digital.html

七代目市川団十郎・見付裸祭見聞記『遠々見ます』について(磐田市立図書館)
http://lib.city.iwata.shizuoka.jp/digital/digital.html

磐田郷土資料 ネット公開(中日新聞, 2015/5/11)

【イベント】「九州・山口の近代化産業遺産」(「明治日本の産業革命遺産 製鉄・鉄鋼、造船、石炭産業」)の世界遺産登録を目指す九州の5市の図書館、パネル展を共同開催(福岡、長崎、鹿児島)

大牟田市立図書館、北九州市立八幡図書館、中間市民図書館、長崎市立図書館、鹿児島市立図書館の5つの図書館が、「九州・山口の近代化産業遺産」世界遺産の登録を目指し、パネル展等を同時開催しています。

これらの図書館が登録を目指している「九州・山口の近代化産業遺産」は、5月4日の内閣官房の発表によれば、「明治日本の産業革命遺産 製鉄・鉄鋼、造船、石炭産業」として、ユネスコ世界遺産委員会の諮問機関ICOMOSによって世界遺産一覧表への「記載」(Inscription)勧告がなされたところであるとのことです。

パネル展と同時に5図書館共同のクイズも開催されており、世界遺産への登録が目指されてる日本の近代化産業遺産について学びつつ、クイズも楽しめるイベントなっているようです。

なお、開催期間の終期は概ね5月末頃のようですが、図書館によって異なるようです。

九州5図書館共同企画 図書館de世界文化遺産登録を目指すパネル展・クイズ「近代日本の産業遺産を知ろう!」(大牟田市立図書館, 2015/5/2)
http://www.library.city.omuta.fukuoka.jp/02event.html

九州5図書館共同企画「図書館de近代日本の産業遺産を知ろう!」(大牟田市ホームページ, 2015/5/8)

首都大学東京と新潟県、GPSやARの技術を用いて高齢化の進む山里の魅力を伝えるスマートフォンアプリ「よこねアーカイブ」を公開

首都大学東京システムデザイン学部渡邉英徳研究室と新潟県は、2014年度における同県の「大学生の力を活かした集落活性化事業」の成果物として、魚沼市の横根集落における風景等を伝えるスマートフォンアプリ「よこねアーカイブ」を公開しています。

このアプリでは、スマートフォンを用いて地図上のアイコンをクリックすることで、住民のから寄せられた思い出の写真や集落の現在の風景、そして民俗文化を撮影した映像等を閲覧することができるとのことです。また、GPSとAR(拡張現実)技術を用い、写真や映像をスマートフォンのカメラの視野に重ねあわせて表示することも可能、とのことです。

横根集落は高齢化の進行したいわゆる限界集落であるとのことで、アプリの制作にあたっては、住民とのワークショップも開催し、50代~70代の参加者による「紙地図による写真と記憶の共有」、子どもたちによる「世界に伝えたい「もの・場所・こと」の撮影」が行われたとのことです。

スマートフォンアプリ「よこねアーカイブ」を公開しました。(新潟県ホームページ, 2015/4/30)
http://www.pref.niigata.lg.jp/chiikiseisaku/1356811049842.html

【イベント】「2015東アジア文化遺産保存国際シンポジウムin奈良」開催(8/26-29・奈良)

2015年8月26日から29日まで、「東アジア文化遺産保存国際シンポジウム」が奈良で開催されます。

同シンポジウムは、歴史的・文化的背景、気象環境、材質、伝統技術など共通する点の多い日・中・韓を中心とした、東アジアの文化財保存修復の専門家が結集し、最新の調査研究成果の発表と討議を通じての文化交流を行うものということです。文化財保存支援機構が事務局となり、東アジア文化遺産保存学会、奈良県、関西大学/国際文化財・文化研究センター、日本文化財科学会、文化財保存修復学会などとの共催で、文化庁や奈良市、国内の新聞社数社等の後援で開催される予定のようです。

2007年に結成された「東アジア文化遺産保存学会」発足後は、日本・中国・韓国の持ち回りで国際シンポジウムを開催していたとのことです。

なお、8月29日に開催される予定の講演会の定員は400名で、参加費は無料とのことです。

【ご案内】2015東アジア文化遺産保存国際シンポジウムin 奈良(文化財保存支援機構, 2015/4/27)
http://www.jcpnpo.org/news/?p=1#1430097969-990481

2015東アジア文化遺産保存国際シンポジウムin奈良(文化財保存支援機構)
http://npojcp.wix.com/2015iscchea