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カレントアウェアネス・ポータルは、図書館界、図書館情報学に関する最新の情報をお知らせする、国立国会図書館のサイトです。
2015年もカレントアウェアネス・ポータルをご愛読いただき、ありがとうございました。本日12月28日が、年内最後の記事更新日となります。本年は、カレントアウェアネス-R 2,342本、カレントアウェアネス-E 111本、カレントアウェアネス 25本、調査研究リポート 1本を掲載しました。
2016年は1月4日より記事更新を再開いたします。今後もより一層コンテンツの充実に努めてまいりますので、引き続きご愛読のほど、よろしくお願い申し上げます。
みなさま、よいお年を。
2015年11月18日付の、Designboomなどで、カナダのオンタリオ州トロント郊外のニュースマーケットに“Story Pod”と名づけられた、リトル・フリー・ライブラリーについて紹介されています。
訪れた人たちが本を読んだり、置いていったりすることができ、施設に組み込まれた椅子に座って読書を行うこともできるというものです。
“Story Pod”は、トロントにある建築デザインスタジオAtelier Kastelic Buffey(AKB)が設計したもので、日中はリトル・フリー・ライブラリーとして機能し、夜になると椅子や本棚の部分を格納してロックされ、備え付けの太陽光パネルによるLEDライトで、ランタンのように辺りを照らしてくれるものとなっているようです。
AKBのウェブサイトをはじめ以下のURLに写真が掲載されています。
Story Pod(AKB)http://www.akb.ca/projects/#/story-pod/
Toronto's Giant "Story Pod" Unfolds into an Open-Air Library for Public Reading(MY MODERN MET, 2015/11/20)
2015年12月14日、ニュージーランド公文書館は、公的記録法(2005年制定)のもとでは5回目となる2014/2015年度(会計年度)の年次報告を公開しました。
ニュージーランドにおいて、2005年に現行の公的記録法が施行されてから10年がたつものの、2014/2015年度に記録管理について監査した33の官庁のうち、一定水準以上の記録管理ができていたのは、かろうじて半数程度でしかなかった、とされています。
2010-2015年度の5か年の記録監査プログラムが満了したとのことで、2015/2016年度には、現行のプログラムの評価を行うとのことです。
田原市図書館(愛知県)は、同館の男性スタッフ4名のうち、SNS(TwitterやFacebook)を利用して「男らしさ of the year」を決定して、結果を発表しています。
Twitter上で競技方法や優勝予想の投票を受付け、氷菓の早食いで結果(館長が優勝)を決定したようです。
なお、Facebookの記述によると、これらは全て勤務時間外に行ったもので、「図書館に親しみを感じていただければ幸いです」としています。
Twitter(tahara_lib, 2015/12/17、19)https://twitter.com/tahara_lib/status/677763725873442816https://twitter.com/tahara_lib/status/678133869116129280
Facebook(田原市図書館, 2015/12/19)
2015年12月21日、Mendeleyのブログで、研究データの公開とそのデータへの識別子の付与などを行い、研究論文と研究データの速やかな関連付けを可能にするためのプラットフォーム“Mendeley Data”について、REST APIの提供が開始されたことが発表されています。
“Mendeley Data”は、2015年11月の“Mendeley Open Day”に公開されたものです。
Mendeley Datahttps://data.mendeley.com/
About(Mendeley Data)https://data.mendeley.com/faq#about
Mendeley API Referencehttp://dev.mendeley.com/methods/#datasets
関連: Put your research data online, with Mendeley Data!(2015/11/9, Mendeley blog)http://blog.mendeley.com/academic-features/put-your-research-data-online-with-mendeley-data/
参考: DANSとMendeley、データアーカイブで協同
2016年2月18日、国立文化財機構奈良文化財研究所の平城宮跡資料館講堂で、全国遺跡報告総覧シンポジウムが開催されます。
「文化遺産の記録をすべての人々へ!―発掘調査報告書デジタル化の方向性を探る―」をテーマとするこのシンポジウムでは、遺跡の発掘調査報告書を電子化して公開するプロジェクトである「遺跡資料リポジトリ・プロジェクト」や全国遺跡報告総覧の経緯に関する報告、発掘調査報告書のデジタル化に関する基調講演・事例報告のほか、パネルディスカッションが行われます。また、シンポジウム終了後には、情報交換会が行われます。
参加費は無料、定員は200名です。
【日程】 2016年2月18日 13:00~17:30
13:00~13:10 開会挨拶 杉山洋(奈良文化財研究所企画調整部長) 杉江実郎(島根大学附属図書館長) 13:10~13:20 報告「遺跡資料リポジトリ・プロジェクトの経緯」 矢田貴史(島根大学附属図書館 企画・整備グループ) 13:20~13:30 報告「全国遺跡報告総覧の誕生」 高田祐一(奈良文化財研究所企画調整部 研究員) 13:30~14:00 基調講演「発掘調査報告書とデジタル化」 水ノ江和同(文化庁文化財部記念物課 文化財調査官) 14:00~14:20
『カレントアウェアネス』326号(2015年12月20日発行)の記事を掲載しました。
◆CA1859◆ 事例報告:北米の大学における日本古典籍の電子化事業 / 鈴木紗江子◆CA1860◆ オープンなナレッジベースの進展とその背景 /上野友稔,香川朋子,古橋英枝,塩野真弓◆CA1861◆ 動向レビュー:Library Services Platformの現在 / 大谷周平◆CA1862◆ 動向レビュー:これからの学術情報システムとNACSIS-CAT/ILL / 熊渕智行◆CA1863◆ 動向レビュー:欧州の文化遺産を統合するEuropeana / 時実象一
2015年12月14日、図書館パートナーズは第1回の「ライブラリー・ファシリテーター認定講座」を開催しました。
「図書館パートナーズ」は、墨田区ひきふね図書館を拠点に行政と協働でイベントの開催等の活動をしてきた「墨田区ひきふね図書館パートナーズ」が、同団体と同様の人材を育成をするために2015年5月に立ち上げたものです。自治体や民間企業から、司書や図書館館長向けの研修依頼を受け、実施しているほか、同じようなボランティアを養成する講座も実施し、一般の人等への図書館のPRを行う手段として「全国図書館イベントサイト」の運営も行っているようです。
「ライブラリー・ファシリテーター認定講座」は、図書館という場を促進する、活性化させる人(ライブラリー・ファシリテーター)としてのスキルを、ワークショップ等を通じて身に付けるもので、12月14日には6名が認定されたようです。
ライブラリー・ファシリテーター認定講座のご報告(図書館パートナーズ)http://libraryfacilitator.com/notice/4
Facebook(図書館パートナーズ, 2015/5/22、12/14)https://www.facebook.com/libraryfacilitator/posts/887980244595911
2015年12月25日、国土地理院は「電子地形図20万」と「数値地図(国土基本情報20万)」の全国整備を完了したことを発表しました。
いずれも、2014年10月17日から提供が開始され、毎月10面程度ずつ提供範囲が拡大されてきたものです。
「電子地形図20万」と「数値地図(国土基本情報20万)」の全国整備が完了(国土地理院, 2015/12/25)http://www.gsi.go.jp/chizuhensyu/chizuhensyu60004.htmlhttp://www.gsi.go.jp/common/000111470.pdfhttp://www.gsi.go.jp/common/000111471.pdf ※2つ目と3つ目のリンクは、「電子地形図20万」の「那覇」の図幅の出力例です。
国立国会図書館(NDL)は「平成27年度来館利用者アンケート結果」を公開しました。同アンケートは、2015年7月から8月にかけて、東京本館、関西館、国際子ども図書館、東京本館の専門室(議会官庁資料室、人文総合情報室、憲政資料室、科学技術・経済情報室)において実施したものです。
平成27年度来館利用者アンケート結果http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/enquete/enquete2015_01.html
新着情報(国立国会図書館 ※2015/12/25付で「平成27年度来館利用者アンケートの結果を掲載しました」とあります。)http://www.ndl.go.jp/jp/news/index.html
2015年10月1日付けで、日本図書館協会が、「図書館における指定管理者制度の導入の検討結果について 2015年調査(報告)」(8月22日付)を公表していました。別表では、2014年度までに指定管理者制度を導入した図書館のリストがまとめられています。
図書館における指定管理者制度の導入の検討結果について2015年調査(報告) (PDF) (2015/10/1付)http://www.jla.or.jp/Portals/0/images/committe/torikumi/sitei2015.pdf
別表 (PDF)http://www.jla.or.jp/Portals/0/images/committe/torikumi/sitei2015appendix.pdf
小牧市(愛知県)は、小牧市図書館の業務委託を公募型プロポーザル方式で実施し、2015年12月25日から募集を開始することを発表しました。
2016年1月18日まで、内容についての質疑を受付け、2月19日に第二次審査を行い、2月23日に結果通知を行う、と発表しています。
委託期間は2016年4月1日から2018年3月31日までとなっています。
小牧市図書館業務委託のプロポーザル実施について(小牧市, 2015/12/26)http://www.city.komaki.aichi.jp/shogaigakushu/library/015294.htmlhttp://www.city.komaki.aichi.jp/dbps_data/_material_/_files/000/000/015/294/koukokubun.pdfhttp://www.city.komaki.aichi.jp/dbps_data/_material_/_files/000/000/015/294/youkou-kaitei.pdf ※2つ目のリンクは公告文のPDFファイル(0.12MB)、3つ目のリンクは実施要綱(2015年12月24日付、一部修正済、0.36MB)です。
平成27年第4回定例会(12月議会)提出議案(小牧市, 2015/12/21)
2016年2月18日、東京都立中央図書館で、法情報サービス学習会「公共図書館の士業連携―調布市立図書館の事例から」が開催されます。
参加費は500円、定員は40人です。
法情報サービス学習会「公共図書館の士業連携―調布市立図書館の事例から」のご案内http://kokucheese.com/event/index/360755/
参考: CA1723 - 国内の公共図書館における法情報提供サービス / 日置将之 カレントアウェアネス No.305 2010年9月20日http://current.ndl.go.jp/ca1723
2016年2月8日と9日、日本図書館協会施設委員会は岩手県の一関文化センター小ホールで、「「東北における新たな図書館の動き」<震災から立ち上がる図書館>」をテーマとし、図書館建築研修会を開催します。
復興の状況を施設委員会が独自に調査した記録と共に、東北の図書館員、関係団体を応援し、今後の施策について、考えるものとなるようです。
●2月8日 基調報告「被災地の図書館復興の動き」 震災復興に向けた都市計画と図書館 一関市立一関図書館の概要と見学会
●2月9日 「震災から立ち上がる図書館計画の課題」 被災地図書館から図書館施設再生への課題提起 パネルディスカッション「震災から立ち上がる図書館-新たな図書館計画に向けて」
オプション対応「被災地の現状」
などといったプログラムが行われるようです。
定員は80名で、事前申込・参加費が必要です。
施設委員会(日本図書館協会)http://www.jla.or.jp/committees/shisetu/tabid/283/Default.aspx
2015年12月25日、東北大学附属図書館は、同館の本館地下書庫で、ドイツの新カント派哲学者・ヴィルヘルム・ヴィンデルバント(Wilhelm Windelband)の直筆ノート20冊を発見したと発表しました。
同館が実施する蔵書目録のデータベース化事業の過程で2015年5月に発見されたもので、ヴィンデルバントの直筆であることを検証するために、ヴィンデルバントが教授を務め、東北大学とも学術交流のあるハイデルベルク大学の協力を得て検証がなされたとのことです。
ヴィンデルバントは1902年に『哲學史要』が翻訳出版されています。
概要...
名古屋市図書館では、ページの切り取り、水濡れ、持ち去りなどの被害が年間約15,500冊あり、それへの対応のため、これまでは被害を受けた本を展示していたとのことですが、今年度は、名古屋市の21図書館で市民からキャッチコピーを募り、集まったキャッチコピーを市民が投票してキャッチコピー大賞を選ぶ投票を行っているとのことです。
投票期間は2015年12月27日までで、2016年1月16日に大賞が発表されるとのことです。
2015年12月22日、映像・音楽コンテンツや美術品など、様々なモノの保存・保管に関する事業を展開している寺田倉庫株式会社と、貴重資料の 電子化保存など、資料・書籍の電子化事業を行っている株式会社誠勝が、業務提携を行い、「T-Archive」(ティー・アーカイブ)の提供を開始することを発表しました。
「T-Archive」は、日本古来の文献など貴重な文書、書籍について、
●書籍を裁断しない高度なスキャニング技術 ●高精細拡大機能、閲覧・共有環境の設定が可能なアーカイブシステム ●貴重書籍の原本保管
をワンストップで提供するサービスであるとのことです。
「T-Archive」サービス提供開始のお知らせ(寺田倉庫株式会社, 2015/12/22)http://www.terrada.co.jp/ja/news/launch-of-a-new-service-t-archive.htmlhttp://www.terrada.co.jp/wp/wp-content/uploads/2015/12/20151222_T-Archive-Press-Release.pdf ※2つ目のリンクはプレスリリースのPDFファイルです。
「T-Archive」サービス提供開始のお知らせ(株式会社誠勝, 2015/12/22)
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