アーカイブ - 2015年 10月

10月 30日

神奈川県資料室研究会が、神奈川県立川崎図書館と連携して構築した 「科学技術系外国雑誌デポジット・ライブラリー」について、コレクション評価を実施し、その結果を公表

2015年10月29日、神奈川県資料室研究会が、神奈川県立川崎図書館と連携して2004年4月に構築した「科学技術系外国雑誌デポジット・ライブラリー」について、コレクション評価を同志社大学免許資格課程センター佐藤翔助教に委託して実施し、その結果を公表しています。

評価内容は以下の通りとのことです。

・工学系を中心に、物理学、化学等工業に係る研究分野を中心とするコレクション
・Scopusによる評価の高い雑誌を多く所蔵
・県内の大学図書館と比較して、10指に入る種類数のコレクション
・仮に購読していた場合、過去10年分で約1億円以上の費用を必要とした可能性のあるコレクション
・神奈川県内の研究者需要の高い雑誌を所蔵
・国立国会図書館でも所蔵していない雑誌も200タイトル以上所蔵

「デポジット・ライブラリー」の コレクション評価を実施しました(神奈川県資料室研究会,2015/10/29)
https://saas01.netcommons.net/shinshiken/htdocs/index.php?key=jo003mitd-359#_359

デポジット・ライブラリーのコレクション評価について
https://saas01.netcommons.net/shinshiken/htdocs/?page_id=180

インドとフランスが、インドの手稿類の保存・読解やデジタル化について覚書を締結

2015年10月29日付のインドのThe Hindu誌によると、文書遺産を保存・開発し、公表するために、インドとフランスが、デジタル化の連携と技術支援のための覚書を締結したとのことです。

覚書では、フランスが古い手稿や文書をデジタル化し、インドの電子図書館の構築を支援するするプロジェクトが強調されているとインド文化省の図書館の共同事務局長グハ(Sreya Guha)氏は述べています。

一方、フランスは、自身のコレクションにある何千もの読解が困難なサンスクリット語やタミル語の文書類の解釈と優れた洞察を得るためにインドから援助を得ることを期待しているようです。

Bid to conserve written heritage(The Hindu,2015/10/29)
http://www.thehindu.com/news/cities/kolkata/bid-to-conserve-written-heritage/article7815798.ece?css=print

米国図書館協会(ALA)児童図書館サービス部会(ALSC)、図書館における子供向けの創造的なプログラムのための助成金を79館に支給

米国図書館協会(ALA)の児童図書館サービス部会(Association for Library Service to Children:ALSC)が“Curiosity Creates ”助成金を獲得した79の図書館を発表しました。

79の図書館には7,500ドルを支給し、6歳から14歳までの子どもたちの探検と発見を促進する新しい創造的なプログラムを支援するとのことです。

この助成金はディズニーからALSCへの寄付によって可能となったとのことです。

この“Curiosity Creates ”助成金は、21世紀の経済の成功の源となる、子どもの想像力と批評力を促進さるプログラムと空間を有効にすることで、図書館が地域社会に奉仕する変革的な役割を支援し、注目させることを意図しているとのことです。

今回の助成金は、全米から400を超える申請があったもので、ALSCでは創造的なプログラムや全国の図書館で行われる非公式な学習の支援に熱心であり、プログラム終了時には、成功事例の報告書を発表するとのことです。

ALSC enhances creativity programming in 79 libraries with Curiosity Creates Grants(ALA,2015/10/29)

文化庁、2015年度文化審議会著作権分科会法制・基本問題小委員会(第6回)の開催について通知、議事はTPPへの対応についてを予定

2015年10月29日、文化庁は2015年度文化審議会著作権分科会法制・基本問題小委員会(第6回)の開催について通知しました。日時は2015年11月4日9時30分から14時30分まで、場所は文部科学省東館3階講堂で、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)への対応について協議される予定とのことです。この委員会は傍聴可能で、受付期間は10月29日(木)14時から11月2日(月)12時までとのことです。

平成27年度文化審議会著作権分科会法制・基本問題小委員会(第6回)の開催について(文化庁、2015/10/29)
http://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/2015102901.html

ウェールズ国立図書館、11月中に新しいオンラインカタログへ更新

ウェールズ国立図書館が、11月中に、現在のオンラインカタログ“Aquabrowser”と“iPortal”を新しいカタログに変更すると発表しています。

新しいカタログを使用する際、検索対象を絞り込んで検索することとなり、

・Everything:図書館の蔵書と契約したデジタルコンテンツ
・Digital:図書館のデジタルコレクションと契約したデジタルコンテンツ
・Subscriptions:契約したデジタルコンテンツ
・in the library:図書館の蔵書のみ

が検索対象となるようです。

検索対象を、これまで可能であった、新聞・雑誌・伝記など資料やデータセットに限定して検索したい場合、今後は各々の資料に関するデータベースから検索する必要があるようです。

Changes to the catalogue(National Library of Wales,2015/10/29)
https://www.llgc.org.uk/blog/?p=10067/

Aquabrowser(National Library of Wales)
http://wales.aquabrowser.com/

iPortal(National Library of Wales)

【イベント】OCLCリサーチ・ライブラリー・パートナーシップ、ジェームズ・ミハルコ氏講演会「研究支援と図書館」(11/20・神奈川)

2015年11月20日、慶應義塾大学日吉キャンパスにおいて、OCLCリサーチ・ライブラリー・パートナーシップ (ORLP)の責任者であるジェームズ・ミハルコ氏による講演会、「研究支援(Research support)と図書館の関わり」が開催されます。

参加費は無料で、定員は先着50名とのことです。当日は日英による逐次通訳を行うとのことです。

OCLC Research Library Partnershipジェームズ・ミハルコ氏講演会「研究支援と図書館 (Research Support and Libraries)」開催のご案内 (慶應義塾大学メディアセンター)
http://www.lib.keio.ac.jp/jp/orlp2015/index.html
http://www.lib.keio.ac.jp/jp/orlp2015/ORLP2015.pdf

スマートフォンの所有率が上昇:Pew Research Centerの各種情報端末の所有率調査より(米国)

2015年10月29日に発表された、米国調査機関Pew Research Centerによる米国の各種情報端末の所有率調査“Technology Device Ownership: 2015”によると、68%の米国人がスマートフォンを所有しており、2011年調査の35%より増加しているとのことです。タブレット端末の所有率は45%で、こちらも2009年の調査結果の3%より増加しています。

その他の情報端末の所有率については、近年は減少、もしくは、停滞しており、

・電子書籍端末の所有率は19%で、2014年初期段階の32%より減少。
・MP3プレイヤーの所有率は目立った減少は見られないが、2008年以来40%程度の所有率で留まる。
・コンピューターの所有率は73%で、ここ10年間、ほぼ同じ状態である。
・40%の米国人はゲーム専用機を所有し、5年間でほぼ変化がない。
・14%の米国人がポータブルゲーム機器を所有している。

という結果になっているとのことです。

これはスマートフォンが、音楽プレーヤー、電子書籍リーダー、ゲーム機等の機能を取り込んでいることからくることと推定されています。

同調査は、2015年3月17日から4月12日まで、全米の18歳以上の成人1,907名に対して電話調査で実施されたとのことです。

第69回読書週間が実施中(10/27~11/9) 標語は「いつだって、読書日和」

2015年10月27日から11月9日までは、第69回読書週間です。
標語は「いつだって、読書日和」とのことです。

2015・第69回読書週間 標語・ポスター(読書推進運動協議会)
http://www.dokusyo.or.jp/jigyo/jigyo.htm

読書週間ポスターギャラリー(読書推進運動協議会)
http://www.dokusyo.or.jp/jigyo/dokusyo/dokusyopos.htm

読書週間素材集(読書推進運動協議会)
http://www.dokusyo.or.jp/jigyo/dokusyo/dokusyosozai.htm

英国では犬より猫の方がポピュラー:UK Web Archiveの分析から

米国では、10月29日は「猫の日」とのことですが、英国図書館(BL)のウェブアーカイブ事業“UK Web Archive”のTwitterによると、収集・保存された英国の1996年から2013年のウェブ情報を分析すると、英国では犬より猫の方がポピュラーとのことです。

UK Web Archive公式Twitter(2015/10/30付け)
https://twitter.com/UKWebArchive/status/659758180818419712?lang=ja

Who is best - Cats or Dogs?(BL UK Web Archive blog,2015/10/30)
http://britishlibrary.typepad.co.uk/webarchive/2015/10/who-is-best-cats-or-dogs.html

山梨大学附属図書館、「大村智先生ノーベル医学・生理学賞受賞記念特別展」を開催(10/23-3/31)

山梨大学附属図書館では、2015年10月23日から2016年3月31日まで、ノーベル医学・生理学賞を受賞される同大学卒業生の大村智博士に関連する、写真・研究論文・研究成果等を展示する特別展示開催するとのことです。

大村博士が本学在学中及び在職中残された貴重な資料等も展示されるとのことです。

学内外誰でも閲覧できるとのことです。

「大村 智 先生 ノーベル医学・生理学賞受賞記念特別展」開催について(山梨大学,2015/10/29)
http://www.yamanashi.ac.jp/event/post-2314/
http://www.yamanashi.ac.jp/wp-content/uploads/post/event/2015/20151019.pdf

山梨大学附属図書館
http://lib.yamanashi.ac.jp/
※「大村博士 特別展示開催のお知らせ」とあります。

参考:
医学中央雑誌刊行会、医中誌Webに収録されているノーベル生理学・医学賞を受賞した大村智北里大学特別栄誉教授の文献リストを公開
Posted 2015年10月15日
http://current.ndl.go.jp/node/29645

米国議会図書館(LC)の米国民俗センター(The American Folklife Center)、フォークソング歌手ブロムバーグ(David Bromberg)氏からコレクションの寄贈を受ける

2015年10月29日、米国のフォークソング歌手で、ギター・バイオリンの名演奏者、かつ貴重なバイオリンの専門家である、ブロムバーグ(David Bromberg)氏が、彼の音楽の経歴に関連する文書類を、米国議会図書館(LC)の米国民俗センター(The American Folklife Center)に寄贈したと発表されています。

コレクションは、ブロムバーグ氏が、ボブ・ディラン氏、ピート・シーガー、ドク・ワトソンなどのフォークシンガーと演奏していた初期の時期に遡るもので、ノート、手紙、写真、ポスターやプログラムを含むショーの入場券、公的私的な演奏の音声・動画などが含まれるとのことです。

同センターのセンター長ピーターソン(Elizabeth Peterson)氏は、これらコレクションは米国の音楽について多くのことを明らかにするだろうと述べています。

American Folk Musician David Bromberg Donates His Papers to the Library of Congress(LC,2015/10/29)
http://www.loc.gov/today/pr/2015/15-196.html

参考:

10月 29日

秋田県の4つの大学図書館による「秋田大学共同利用周知キャンペーン」実施中 それぞれの館の所蔵資料の交換展示などを開催

2015年10月1日から12月25日まで、秋田県の4つの大学図書館が共同で、「秋田大学共同利用周知キャンペーン」を行っています。キャンペーン期間中、それぞれの大学図書館の特徴が表れた所蔵資料を1ヶ月ごとに交換し、展示を行うものとのことです。

秋田大学、秋田県立大学、秋田公立美術大学、国際教養大学のそれぞれの図書館がキャンペーンに参加しています。

本キャンペーンについては、特設ページも設けられていて、キャンペーンの概要のほか、それぞれの図書館の利用案内、交換展示の内容などに関する情報が掲載されていて、また、英語版のウェブサイトなども設置されるなど、英語でも情報発信が行われています。

四大学共同利用周知キャンペーン(特設ページ)
http://www.lib.akita-u.ac.jp/contents6/kyodo/index.html
http://www.lib.akita-u.ac.jp/contents6/kyodo/index-en.html
※2つ目のリンクは英語版のウェブサイトです。

四大学共同利用周知キャンペーン(パンフレット)
http://www.lib.akita-u.ac.jp/contents6/kyodo/kyodo_japanese.pdf

『カレントアウェアネス-E』291号を発行

電子書籍を提供している公共図書館は94%(米国):Library Journal誌とSchool Library Journal誌による共同調査より

Library Journal誌とSchool Library Journal誌が共同で実施している、公共図書館における電子書籍の年次調査が発表されています。

エグゼクティブサマリーによると、317の米国内の公共図書館への調査では、新規性の少なさや電子書籍が主流になったことにより、電子書籍への熱烈な興味はおさまっているとのことです。

電子書籍の価格が高いというのが電子書籍に関して公共図書館から寄せられる最も多い不満ということです。

また、公共図書館での電子書籍書籍の提供率は、2010年が72%であったのに対して、2015年では94%になっています。

報告書全体を閲覧するには登録してダウンロードする必要があります。

94% of public libraries offer ebooks says the 2015 LJ/SLJ report(No Shelf Required,2015/10/28)
http://www.libraries.wright.edu/noshelfrequired/2015/10/28/94-of-public-libraries-offer-ebooks-says-the-2015-ljslj-report/

2015 Ebook Usage Reports:Public Libraries

E1729 - 非英語圏の国のOAの専門書の利用状況<文献紹介>

Ronald Snijder. Evaluating the Impact of the FWF-E-Book-Library Collection in the OAPEN Library: An Analysis of the 2014 Download Data. D-Lib Magazine. 2015, 21(7/8).

E1727 - 実験的ディスカバリサービス「NDLラボサーチ」の紹介

 

●はじめに

 国立国会図書館(NDL)次世代システム開発研究室は,当館が所蔵するデジタル化資料のデータや書誌情報などを用いて,東京大学や国立情報学研究所といった大学や研究機関と共同で次世代の図書館サービスの検討に資するための調査研究を行っており,その実験の場としてNDLラボを運営している。本稿ではNDLラボで公開している成果のうち,実験的なディスカバリサービスである「NDLラボサーチ」を紹介する。

 

E1728 - 英国・ドイツでの日本研究司書へのレファレンス研修を終えて

 国立国会図書館(NDL)では,これまで国際交流基金主催の「日本研究上級司書研修」への協力や「日本研究情報専門家研修」の実施など,海外日本研究司書への国内での研修を行ってきた。しかし,海外へ職員を派遣して行うレファレンス研修は実現できていなかった。このたび,設立20周年記念事業としてドイツの日本資料図書館連絡会“Arbeitskreis Japan-Bibliotheken”から,そして英国の日本専門司書グループ“The Japan Library Group”から研修講師の派遣依頼があり,2015年8月21日に英国図書館(BL)で,28日にドイツのミュンヘン大学図書館で,現地の日本研究司書を対象に「日本情報の調べ方(人文分野)」の研修を行った。あわせて,BL,ドイツの国際交流基金ケルン日本文化会館,ケルン大学日本学科図書館,ボン大学日本学科図書館,バイエルン州立図書館などを見学した。

E1726 - 統計数理研究所が取り組むInstitutional Research

 現在,文部科学省による2014年度からの研究大学強化促進事業開始や国立大学・大学共同利用機関の第3期中期目標期間に向けた中期計画の策定など,これまで以上に大学・研究機関の自己評価能力の重要性が高まっている。そのような流れのなかで“Institutional Research”(IR)という言葉が注目されている。IRとは,大学・学術機関の環境や成果に関する様々なデータを収集して分析し,計画の策定や政策・意思決定を支援する活動の総称である。大学・研究機関の主体的・自立的ガバナンスの強化が図られ,意思決定システムの確立が進むなか,機関内におけるIR活動とその担当者は今後重要な位置を担うことは間違いなく,IR活動を支える統計リテラシーを有した人材の確保・育成が急務である。

E1725 - 欧州におけるオープンアクセス方針の実施に向けた準備状況

 国・大学・助成機関といったレベルを問わず,各国でオープンアクセス(OA)方針の策定が進められている(CA1851参照)。世界中のOA方針のダイレクトリであるROARMAPには700を超える方針が登録されている。しかしながら方針の策定はOA推進の出発点であっても,決してゴールではない。その後の着実な方針の実施は,策定それ自身よりもはるかに困難であろう。

E1724 - 『IFLA学校図書館ガイドライン』改定される

 

●実現可能で多くの示唆を与えるIFLA学校図書館ガイドライン


 2015年8月,国際図書館連盟(IFLA)より『IFLA学校図書館ガイドライン』“IFLA School Library Guidelines”が公表された。2002年に出された『IFLA/ユネスコ学校図書館ガイドライン』(E003参照)の改訂版にあたる。学校図書館の目標を「社会に参加する責任感と倫理感を持ち,リテラシーを身に付けた児童生徒の育成」とし,「すべての児童生徒と教師が,効果的な学校図書館プログラムとサービスを利用できるよう」に作成された。日本からは岩崎れい氏(京都ノートルダム女子大学)がIFLA学校図書館分科会のメンバーとして関わっている。

 

 

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