2015年1月5日付で、米国情報標準化機構(NISO)が論文の入手可能性やライセンス表示についての推奨指針“Access License and Indicators”を公開しました。論文が自由に利用できるのかどうか、また、再利用の条件などのライセンス表示のためのメタデータの要素を定義するものとのことです。
今号には、2014年9月12日に、ロンドンで開催されたワークショップ“2nd International Workshop on Linking and Contextualizing Publications and Datasets”と共同で開催された“Digital Libraries”で発表されたペーパー9本が掲載されしています。データ公開の現状や将来的な課題を検討するもので、新しい公開の形、データセットの引用、データセットのピアレビュー等が取り扱われているようです。また、10本目には、DataCiteの歴史を扱った記事が掲載されています。
Assistant State Archivist Wayne Moore to Present "Historic Maps of Tennessee and Beyond: Digital Maps at the Tennessee State Library and Archives" (TSLA, 2015/1/14) http://tnsos.org/Press/story.php?item=964
2015年1月15日、全米人文科学基金(NEH)とアンドリュー・メロン財団が、絶版になった優れた人文学書を電子書籍にし、CCライセンスで無料公開する助成プログラム“Humanities Open Book: Unlocking Great Books”を発表しました。学術出版社や学会、博物館などの人文書の出版者を対象としたプログラムで、電子書籍への変換、および、テキスト検索が可能で、さまざまな端末で利用できるフォーマットとしてダウンロードできるようにするため、100万ドルを助成するとのことです。