アーカイブ - 2014年

12月 12日

E1637 - CrossRef×JaLC合同ワークショップ<報告>

 2014年11月6日,第16回図書館総合展において,ジャパンリンクセンター(JaLC)運営委員会の主催により,CrossRefとの合同ワークショップ「識別子ワークショップ JaLC,CrossRef,DOI,ORCID,そして…」が開催された。当日は,JaLC運営委員会の委員長を務める国立情報学研究所(NII)の武田英明氏,CrossRefのペンツ(Ed Pentz)氏,欧州原子力研究開発機構(CERN)のメレ(Salvatore Mele)氏の3名による発表とフロアを交えた質疑応答が行われた。識別子が果たす役割と意義については,2014年11月4日に開催されたORCIDのアウトリーチミーティング(E1633参照)でも関心が集まったところである。本稿では,識別子の利活用の事例と可能性に関する話題を中心に報告する。...

E1636 - 第62回日本図書館情報学会研究大会シンポジウム<報告>

 2014年11月30日,梅花女子大学において,第62回日本図書館情報学会研究大会シンポジウムが,「学びの空間デザインとファシリテーション~図書館を活用した学習支援を考える~」とのテーマで開催された。このシンポジウムはテーマにあわせて,参加者も巻き込むアクティブで実験的な形式で行われ,参加者には『はい』を意味するピンクと『いいえ』を意味する水色の紙,『WoW!』や『Nice!』等といったコメントが書かれたメッセージカードが各1枚ずつ配布された。参加者は,それらを利用してシンポジウムの内容に対する積極的な意思表示を求められた。

 シンポジウムの冒頭では,Pharrell Williamsの楽曲“Happy”にあわせて,同志社大学のラーニング・コモンズ(LC)での学生によるダンス映像が流れ,パネリストである同志社女子大学の上田信行氏,玉川大学の河西由美子氏,三重大学の長澤多代氏,及びコーディネータである日本大学の小山憲司氏がリズムにのりながら登場した。...

E1635 - 図書館でティーンの学びを育む「ラーニングラボ」(米国)

 米国の図書館や博物館では,ティーンの学びを育む新しい場である「ラーニングラボ(Learning Lab)」が注目を集めている。2012年から2年間,米国博物館・図書館情報サービス機構(IMLS)とジョン・D・アンド・キャサリン・T・マッカーサー財団(以下,マッカーサー財団)が行った助成プログラムがその普及を後押しした。American Libraries誌によれば,ラーニングラボとは,「図書館で得られる活動や興味と,学校や将来のキャリア形成において役立つスキルとの接続を支援する場」とされている。具体的には,サイエンスやテクノロジーに関わるプロジェクトやワークショップが行われたり,アニメーション動画を創作できたり,電子繊維(E-textile)で装飾品を作ったり,工作機械から3Dプリンタに至るまでの多様な機械を使って買い物カートを改善したり,ぬいぐるみに電子部品を組み込んで改造したりできるような「場」である。...

E1634 - オンライン資料の納本制度の現在(1)フランス

ウェブサイトや電子書籍など,オンライン上の情報をどのように収集し,次世代に残していくのかは大きな課題である。『カレントアウェアネス-E』では,オンライン上の情報資源に関する納本制度や関連する取組みなどの現在の動向について,国別に紹介していきたい。...

12月 11日

12月10日、特定秘密の保護に関する法律(特定秘密保護法)が施行

2014年12月10日、特定秘密の保護に関する法律(平成25年法律第108号)が施行されました。

同日に、内閣に内閣保全監視委員会が設置され、内閣府に独立公文書管理監・情報保全監察室が設置されました。

特定秘密保護法について(首相官邸)
http://www.kantei.go.jp/jp/pages/tokuteihimitu.html

内閣保全監視委員会(首相官邸)
http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/naikakuhozenkansi/index.html

特定秘密の保護に関する法律のポイント
http://www.cas.go.jp/jp/tokuteihimitsu/point.pdf

特定秘密の保護に関する法律の概要
http://www.cas.go.jp/jp/tokuteihimitsu/gaiyou.pdf

特定秘密の保護に関する法律(平成25年法律第108号)
http://www.cas.go.jp/jp/tokuteihimitsu/houritu108.pdf

特定秘密の保護に関する法律【逐条解説】(内閣官房特定秘密保護法施行準備室, 2014/12/9)

国際図書館連盟(IFLA)のアジア・オセアニア分科会、2015IFLA年次大会の発表を募集

国際図書館連盟(IFLA)のアジア・オセアニア分科会が、2015年8月に南アフリカのケープタウンで開催されるIFLA年次大会の発表募集を開始しています。テーマは、“Repositioning Libraries in the Asia Pacific Region - Evolving Strategies, Innovative Services”で、図書館の効果や影響を高めるための取組についての投稿を求めています。アブストラクトの締切は2015年1月31日です。

Call for Papers - Repositioning Libraries in the Asia Pacific Region - Evolving Strategies, Innovative Services(2014/12/10付け)
http://www.ifla.org/node/9252

IFLA World Library and Information Congress 81st IFLA General Conference and Assembly (2014/12/10)
http://conference.ifla.org/ifla81/node/988

参考:
国際図書館連盟(IFLA)の国立図書館部会、2014IFLA年次大会の発表を募集 

日本出版インフラセンター(JPO)が説明会資料「出版情報登録センター設立に向けて」を公開

2014年12月10日、日本出版インフラセンター(JPO)が説明会資料「出版情報登録センター設立に向けて」(2014/12/11付け)を公開しました。同センターは、電子書籍にも出版権を認める改正著作権法が2015年1月に施行されることを受け、出版権情報等を登録するシステムとして設立されるものです。資料では、センターの設立目的や、全体スキーム図、登録資格・料金、登録する出版権情報、管理体制等について記されています。12日には、出版社向けの説明会が開催される予定です。

出版情報登録センター設立に向けて(PDF:16ページ)
http://www.jpo.or.jp/topics/data/20141210_jpoinfo.pdf

日本出版インフラセンター(JPO)
http://www.jpo.or.jp/
※トピックスに2014/12/10付けで「「出版情報登録センター設立に向けて」をアップいたしました。」とあり。

参考:
日本出版インフラセンター(JPO)、改正著作権法に対応するための出版情報登録センターについての説明会を開催
Posted 2014年11月21日
http://current.ndl.go.jp/node/27492

文化庁、平成26年通常国会での著作権改正について解説するページを公開、改正法に関するQ&A等を掲載

Times Higher Education社、BRICSと新興経済国の大学ランキング2015年版を公開

世界大学ランキングを発表しているTimes Higher Education社が、BIRCS(ブラジル、インド、ロシア、中国、南アフリカ)及び新興経済国に限った大学ランキングの2015年版を公表しています。同ランキングは世界大学ランキングと同様の方法に基いて集計されたものです。

2015年版ではトップ100大学の4分の1以上が中国の大学で、1位は北京大学、2位は清華大学でした。また、2014年版と比べトップ100大学に含まれる大学が大きく増えた国としてはロシア(2大学から7大学)があり、トルコもトップ10に3大学、トップ100に8大学が含まれ、存在感を示していることが指摘されています。

BRICS & Emerging Economies Rankings 2015(Times Higher Education)
http://www.timeshighereducation.co.uk/world-university-rankings/2015/brics-and-emerging-economies

BRICS & Emerging Economies Rankings 2015 results: China racing ahead(Times Higher Education、2014/12/4付け)

Jiscがラーニングアナリティクスに関するレポートを2本公開

英国のJiscがLearning Analytics(ラーニングアナリティクス/学習解析)をテーマしたレポートを2本公開しています。2014年12月4日に公開された“Code of practice for learning analytics: A literature review of the ethical and legal issues”は、ラーニングアナリティクスの倫理的・法的課題についての文献レビューです。11月に公開された“Learning Analytics: the current state of play in UK higher and further education”では、英国の13の教育機関におけるラーニングアナリティクスの事例についてまとめられています。

Jisc releases report on ethical and legal challenges of learning analytics(Effective Learning Analytics 2014/12/4付け記事)
http://analytics.jiscinvolve.org/wp/2014/12/04/jisc-releases-report-on-ethical-and-legal-challenges-of-learning-analytics/

【イベント】歴史資料ネットワーク設立20周年記念「全国史料ネット研究交流集会」(神戸2/14・15)

阪神・淡路大震災を機に設立され、2015年に20周年を迎える歴史資料ネットワークが、国立文化財機構と共催で、2015年2月14日、15日に、兵庫県神戸市で「全国史料ネット研究交流集会」を開催するとのことです。集会では、奥村弘氏らによる記念講演のほか、各地の資料保全ネットワークからの報告が予定されています。また、交流の場を通した連携を、これからの実践につなぐ契機としたいとのことです。参加費は無料です。

歴史資料ネットワーク設立20周年記念「全国史料ネット研究交流集会」を開催します(2/14・15)(歴史資料ネットワーク 2014/12/10付けブログ記事)
http://siryo-net.jp/event/zenkoku_shukai/

参考:
文化庁、2014年度の美術館・歴史博物館重点分野推進支援事業を決定 Posted2014年7月3日
http://current.ndl.go.jp/node/26505

大阪市立図書館、デジタルアーカイブで『播磨椙原』の画像を公開

2014年12月10日、大阪市立図書館が、デジタルアーカイブで、『播磨椙原(はりますぎはら)』の画像を公開しました。この作品は、江戸 中期の浮世草子作者「都の錦」の手に成る、「忠臣蔵」の原型といわれるものであり、日本で2冊しかない貴重な作者自筆本とのことです。

大阪市立図書館twitter
https://twitter.com/oml_tweet/status/542476360481259520

忠臣蔵の原型 デジタル公開 市立中央図書館 (大阪日日新聞、2014/12/11付け)
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/141211/20141211032.html

リポジトリ用ソフトウェアFedora、バージョン4正式版公開

リポジトリ用ソフトウェアFedoraのバージョン4(Fedora 4)正式版が公開されました。2014年12月3日付けのDuraSpace.orgの記事によれば、Fedora 4ではスケーラビリティ、Linked Dataの可用性や研究データの支援機能等が向上しているとのことです。

NOW AVAILABLE: Fedora 4 Production Release—Not Your Dad’s Fedora(DuraSpace.org、2014/12/3付け)
http://duraspace.org/articles/2394

Downloads - Fedora Repository(DuraSpace Wiki)
https://wiki.duraspace.org/display/FF/Downloads

デジタルコンテンツ業界で最も影響力のある企業100 2014-2015年版公開

2014年12月1日付けで、デジタルコンテンツ業界で最も影響力のある100の企業を選出・掲載したリスト”EContent 100”の2014-2015年版が公開されていました。同リストはデジタルコンテンツ関連企業の過去1年の動向に基づき、パネルらが選出するものです。

2014-2015年版のリストにはGoogle、Amazon等のほか、EBSCO、Elsevier、HighWire Press、ProQuestも掲載されています。

The Top 100 Companies in the Digital Content Industry: The 2014-2015 EContent 100(EContent、2014/12/1付け)
http://www.econtentmag.com/Articles/Editorial/Feature/The-Top-100-Companies-in-the-Digital-Content-Industry-The-2014-2015-EContent-100-100607.htm

EBSCO Information Services Selected to the 2014 EContent 100(STM Publishing、2014/12/10付け)

Altmetricスコアの“2014年トップ100”論文発表

Altmetric.comのサイトに2014年版の”Altmetric Top 100”が掲載されています。これは2013年11月以降に刊行された論文について、Altmetricスコアの高い論文トップ100をリストアップしたものです。2014年の第1位は、2014年6月に米科学アカデミー紀要に掲載された論文” Experimental evidence of massive-scale emotional contagion through social networks”でした。

Altmetric Top 100 – 2014
http://www.altmetric.com/top100/2014/

Altmetric Top 100 2014(Altmetric Blog、2014/12/9付け)
http://www.altmetric.com/blog/altmetric-top-100-2014/

『カレントアウェアネス-E』272号につきまして

本日発行を予定しておりました『カレントアウェアネス-E』272号につきましては、発行を延期いたします。

12月 10日

W3C、HTML5とHTML4の仕様の違いをまとめたノートを公開

2014年12月9日、W3Cが、HTML5とHTML4の仕様の違いをまとめたノート“HTML5 Differences from HTML4”を公開しました。

HTML5 Differences from HTML4(W3C)
http://www.w3.org/TR/2014/NOTE-html5-diff-20141209/

HTML5 DIFFERENCES FROM HTML4 NOTE PUBLISHED(W3C, 2014/12/9)
http://www.w3.org/blog/news/archives/4219

参考:
World Wide Web Consortium(W3C)がHTML5を「勧告」で公開
Posted 2014年10月29日
http://current.ndl.go.jp/node/27326

三重県立図書館、企画展「昭和東南海地震から70年~過去の震災から学び、未来に活かす~」を開催

昭和東南海地震の発生から70年の節目の年を迎え、三重県立図書館では、みえ防災・減災センターと連携して、昭和東南海地震を実際に体験された方々の体験談や、当時撮影された写真などを展示する企画展「昭和東南海地震から70年~過去の震災から学び、未来に活かす~」を開催するとのことです。展示の期間は、2014年12月11日から12月26日までとのことです。

企画展「昭和東南海地震から70年~過去の震災から学び、未来に活かす~」を開催します(三重県立図書館, 2014/12/10)
http://www.library.pref.mie.lg.jp/app/details/index.asp?cd=2014120078

Open Knowledge Foundation、世界規模でのオープンデータ現況調査にもとづいた“Global Open Data Index 2014”を公開

2014年12月9日、Open Knowledge Foundationが、世界規模でのオープンデータ現況調査にもとづいた“Global Open Data Index 2014”を公開しました。政府支出、選挙結果、交通時刻表、環境汚染レベル等を含む主要10領域における情報の可用性とアクセシビリティに基づいて、各国をランク付けしたとのことです。Open Knowledge Foundation Japan(OKFJ)の発表によると、日本はこのインデックスで、2013年の27位から19位に上昇したとのことです。

The Global Open Data Index 2014 is now live! (Open Knowledge Foundation Blog, 2014/12/9)
http://blog.okfn.org/2014/12/09/the-global-open-data-index-2014-is-now-live/

広島県立文書館、リーフレット 「土砂災害で被災したアルバム・写真への対処法(手引き)」を公開

2014年12月付で、広島県立文書館がリーフレット 「土砂災害で被災したアルバム・写真への対処法(手引き)」を公開しています。2014年8月20日の豪雨により「広島土砂災害」が発生しました。同館では、この時被災したアルバム・写真の一部を受け入れ、約1ヶ月半にわたり乾燥・洗浄作業を行ったとのことです。このリーフレットは、その作業結果をもとに、土砂等で被災したアルバム・写真を乾燥・洗浄する方法をまとめたものとのことです。

土砂災害で被災したアルバム・写真への対処法(手引き)(広島県立文書館, 2014/12)
http://www.pref.hiroshima.lg.jp/soshiki_file/monjokan/hozonkanri/syashin.pdf

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