アーカイブ - 2014年

12月 17日

スペイン版Googleニュースが閉鎖へ

2014年12月11日、Google Europeのブログで、スペイン版Googleニュースの閉鎖が発表されています。スペインの著作権法の改正により、Googleニュースのようなサービスが出版物のスニペットを表示する場合であっても、全ての出版物について、料金の徴収が義務づけられることとなったとのことです。そこで、Googleは、新しい法律が施行される1月より前の12月16日をもって、Googleニュースからスペインの出版物を削除し、スペインにおけるGoogle Newsを閉鎖するとのことです。

An update on Google News in Spain(Google Europe Blog, 2014/12/11)
http://googlepolicyeurope.blogspot.jp/2014/12/an-update-on-google-news-in-spain.html

Google News in Spain
https://support.google.com/news/answer/6140047#English

BOLETÍN OFICIAL DEL ESTADO
https://www.boe.es/boe/dias/2014/11/05/pdfs/BOE-A-2014-11404.pdf
※法律の改正を伝える官報

米国議会図書館(LC)で永久保存対象に選ばれた25本の映画作品(2014年)

米国議会図書館(LC)が、文化的・歴史的・美学的に意義のある映像資料の永久保存レジストリ“National Film Registry”に追加する2014年分の映画25作品を発表しています。新たに保存される作品は「プライベート・ライアン」(1998年)、「ルクソーJr.」(1986年)、「ドラゴン・ペインター」(1919年)などです。今回の追加によりレジストリで保存される作品は650作品になったとのことです。

Cinematic Treasures Named to National Film Registry(LC, 2014/12/17)
http://www.loc.gov/today/pr/2014/14-210.html

Complete National Film Registry Listing(保存作品一覧)
http://www.loc.gov/programs/national-film-preservation-board/film-registry/complete-national-film-registry-listing/

National Film Preservation Board

公共図書館による電子書籍配信のための提言にフランス文化・通信省、関連団体の代表等が署名(フランス)

2014年12月8日、公共図書館による電子書籍配信のための提言に、フランス文化・通信省、フランス図書館員協会(association des bibliothecaires francais:ABF)、フランス出版協会(Le Syndicat National de l'Edition:SNE)などの関連団体の代表が署名を行いました。提言は、著者や出版者、書店、図書館の代表及びフランス文化・通信省により選ばれた人々が参加したワーキンググループで検討したもので、図書館への電子書籍配信の条件、図書館による電子書籍配信の利用モデル、ビジネスモデル、法的枠組み等について、当事者間で共有された、12の原則やベストプラクティスで構成されるとのことです。

Recommandations pour une diffusion du livre numérique par les bibliothèques publiques(Ministre de la Culture et de la Communication, 2014/12/10)

国立教育政策研究所、教育情報共有ポータルサイト(CONTET)の正式運用を開始

国立教育政策研究所が、2014年12月15日から、初等中等教育に携わる教職員や教育関係者が、教材・指導資料など教育に関する様々な情報を共有し、日々の授業や学校運営に役立てることを目的とした「教育情報共有ポータルサイト(CONTET)」の正式運用を開始したと発表しています。

このポータルサイトでは、都道府県及び市町村の教育委員会、教育センター、文部科学省、国立教育政策研究所等が持つ有用なコンテンツ(教材・指導資料,研究資料,研究報告書等)を集積・提供するとのことで、2014年12月15日現在、3,000件を超えるコンテンツが登録されており、今後も充実していくとのことです。

教材・指導資料等コンテンツの共有機能のほか、「グループによる情報交換、交流機能」「掲示板での情報発信・共有機能」の3つの機能を提供するポータルサイトとのことです。

教育情報共有ポータルサイト(国立教育政策研究所)
https://www.contet.nier.go.jp/

CA1839 - Akoma Ntoso :法令・議会情報のためのXMLスキーマ / 澤田大祐

 本稿では、法令・議会情報を記述するためのXMLスキーマ、Akoma Ntoso(1)について、開発の経緯と目的、EUを中心とした最新の状況について取り上げる。紙幅の都合上、技術的な詳細にまで言及することはできないが、ぜひ脚注に示したWebページ等を参照していただきたい。...

CA1838 - 欧米における図書館活動に係る著作権法改正の動向 / 南 亮一

 図書館活動に係る著作権法改正の動向は、日本については紹介されることがある(参照)(1)ものの、外国の動向については、特定の国(参照)や特定の分野(参照)を扱ったものはあるが、全体については管見によれば見当たらない。

 そこで本稿では、欧州連合(EU)を含む欧米諸国における著作権法の改正の動向についてレビューすることで、世界的な動向を明らかにすることとしたい。

CA1837 - ウェブで広がる図書館のメタデータを目指して―RDAとBIBFRAME / 柴田洋子

図書館では、いわゆる本や雑誌のように書庫で所蔵できる資料だけでなく、これらをデジタル化したものやデジタルファイルでしか存在しないものまで多様な情報資源を扱うようになってきた。...

CA1836 - CrossRefの動向 revisited / 長屋 俊

 電子ジャーナルをはじめとした電子情報資源を相互にリンクするとともにリンク切れを回避するための解決モデルとしてDOI(Digital Object Identifier)というデジタル識別子の仕組みが考案(1)され、CrossRefにおいて2000年6月にDOIシステムは稼働を開始した(2)。...

CA1835 - デジタルアーカイブと利用条件 / 生貝直人

 デジタルアーカイブは、何のために作るのだろうか。世界各国の図書館・美術館・博物館・文書館等の文化施設がデジタル化・公開する無数の文化資源デジタルアーカイブ、そして欧州連合(EU)のヨーロピアナ(参加文化施設数2,300超、登録データ数3,000万超)(1)、米国のDPLA(米国デジタル公共図書館、参加文化施設数1300超、登録データ数700万超)(2)をはじめとする統合的ポータルの第一義的な目的は、おそらく元来は物理的な条件に制約されていた無数の文化資源を、デジタル情報に媒体変換することで「保存」し、インターネットという手段を通じて世界中の人々に「公開」することであったものと考えられよう(3)。...

CA1834 - 図書館整備「反対運動」とその争点 / 桑原芳哉

 公共施設の中でも、福祉施設や環境施設の整備にあたっては、住民による「反対運動」や議会による反発等への対応が課題となっている。ゴミ処理施設や火葬場などの「環境衛生施設」の整備に関する紛争のほか、近年では「保育所」についても「迷惑施設」とされ反対運動が起こる例もある。福祉施設や環境施設に関する紛争については、「施設コンフリクト」として、1990年代以降、事例の報告(1)や研究(2)が進んでいる。...

CA1833 - 大学の研究戦略支援業務を支える研究力分析ツール / 山野真裕, 鳥谷真佐子

近年、日本の大学の研究力を測る取り組みが、国として本格的に行われている。研究力は、研究のアウトプットである論文生産の状況、および、研究を行うためのインプットである研究費や研究時間、支援体制の状況などから評価されている(1)。特に、発表された論文の引用関係から研究力を評価・分析するアプリケーションが急速に発展し、多くの大学で導入が進んできた。...

東京大学社会科学研究所付属社会調査・データアーカイブ研究センター、社会調査メタデータ管理ソフトEasy DDI Organizer(EDO)を公開

2014年11月28日、東京大学社会科学研究所付属社会調査・データアーカイブ研究センターが、社会調査メタデータ管理ソフトEasy DDI Organizer(EDO)のVer1.5.4.3を公開しました。インストーラに加えて、マニュアルもダウンロードできます。

EDOは、社会調査メタデータの国際規格であるData Documentation Initiative(DDI)に基づいたメタデータの編集・管理ソフトとして、同センターにおいて開発が進められているプロジェクトとのことです。

社会調査メタデータ管理ソフトEasy DDI Organizer(EDO)(東京大学社会科学研究所付属社会調査・データアーカイブ研究センター)
http://ssjda.iss.u-tokyo.ac.jp/international/ddi/edo/

社会調査メタデータの編集・管理ソフト、Easy DDI Organizer(EDO)を公開しました。(東京大学社会科学研究所, 2014/11/28)
http://issnews.iss.u-tokyo.ac.jp/2014/11/easy-ddi-organizerver1543.html

Data Documentation Initiative
http://www.ddialliance.org/

via:

12月 16日

米ソルトレイクシティ公共図書館、週7日・24時間開館を計画(記事紹介)

2014年12月15日付けの米Library Journalオンライン版の記事で、公共図書館としては米国初の24時間開館を計画しているソルトレイクシティ公共図書館の試みが紹介されています。

米国では多くの大学図書館が試験期間に24時間開館しており、30を越える図書館が学期期間を通じて24時間開館しているものの、公共図書館では現在の実施例はないとのことです。ソルトレイクシティ公共図書館はダウンタウン分館を試験的に週7日・24時間開館することを計画しており、図書館運営委員会とソルトレイクシティ市議会の承認を得ることができれば実施に至るとのことです。

Library Journal誌の記事では計画の詳細等も紹介されています。

Salt Lake City Public Library Proposes 24/7 Operations(Library Journal、2014/12/15付け)
http://lj.libraryjournal.com/2014/12/library-services/salt-lake-city-public-library-proposes-247-operations/

参考:
ミルウォーキー公共図書館、24時間自動貸出機を導入予定
Posted 2013年10月15日

MITの学生が図書館スペースに求めるもの(記事紹介)

2014年11月25日付けの米マサチューセッツ工科大学(MIT)図書館のブログで、同図書館がMITの学生を対象に、図書館スペースに何を求めるかを尋ねたセッションの結果が紹介されています。このセッションはMIT図書館のリノベーションに活かすことを目的に、2回にわたって開催されたもので、50を超える学部生・大学院生の参加があったとのことです。

MIT図書館のブログでは学生から出てきたアイディアを「図書館スペースは多様な活動をサポートする場であって欲しい」、「図書館の環境は行きたくなるような、居心地のいい場であって欲しい」、「図書館スペースはテクノロジーの利用を支援する場であって欲しい」という大きく三点にまとめた上で、それぞれの詳細を紹介しています。また、学生から出てきた全アイディアを5ページにまとめたファイルもあわせて公開されています。

What do students want in a library? Here’s what they told us:(MIT Libraries News、2014/11/25付け)
http://libraries.mit.edu/news/students-library/16556/

PMCに論文情報の書き出し機能が実装される

生物医学・生命科学分野を対象とした無料の論文アーカイブPMC(PubMed Central)が、論文の引用時等に使える、論文情報の書き出し機能を新たに実装していました。

論文検索結果画面等に表示される”Citation”というリンクをクリックすると、その論文の情報を米国医師会(AMA)、米国医学図書館協会(MLA)、米国心理学会(APA)の定める引用文献書式で表した場合の表記が示されます。また、JSON、RIS等の形式で文献情報をダウンロードすることもできるようになったとのことです。

November 18, 2014 — Citation Exporter Feature Now Available(New in PMC、2014/11/18付け)
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/about/new-in-pmc/#2014-11-18

57.6億ドルを投じたハリファックス公共図書館がオープン(カナダ)

2014年12月13日、カナダのハリファックス公共図書館(Halifax Central Library)がオープンしました。同図書館はハリファックス市に14ある公共図書館の中心として建てられたものです。建設には57.6億ドルが投じられており、その特徴的なデザインからCNNが選ぶ、2014年にオープンする“目を見張るような新しい建物”10選にも含まれていました。

2014年12月15日付けのLJ INFOdocket掲載記事で、同図書館の情報に加え、各メディアでの取り上げられ方をまとめて紹介しています。

Canada: The New $57.6 Million Halifax Central Library Opens! (Roundup)(LJ INFOdocket、2014/12/15付け)
http://www.infodocket.com/2014/12/13/canada-the-new-halifax-central-library-is-now-open-grand-opening-took-place-earlier-today-roundup/

参考:
2014年にオープンする“目を見張るような新しい建物”10選に、ハリファックス公共図書館(カナダ)
Posted 2014年2月4日

Altmetricsに関するNISOプロジェクト、第2期の活動計画承認

米国情報標準化機構(NISO)は2014年12月15日付けで、代替的な評価指標(いわゆるAltmetrics)に関する研究開発プロジェクト“NISO Alternative Assessment Metrics (Altmetrics) Initiatice”の第2期の活動計画を承認したことを発表しました。

同プロジェクトはAltmetricsに関する標準・推奨実践を定めることを目的に,スローン財団の助成を受け開始されたものです。2013年から開始された第1期の活動では研究者、図書館員、大学経営層、助成機関、出版関係者らの意見を集約し、今後プロジェクトで検討すべき課題を整理していました。第2期では以下の5つのトピックについて扱うこととし、2016年3月までの標準策定を目指すとしています。

・代替的な評価指標の定義の確立
・研究成果のタイプに応じた適切な指標とその集計方法の確立
・指標の元になるデータの質の向上のための方針立案
・学術コミュニケーションにおける恒久的な識別子利用の推進
・ステークホルダーの種類ごとの、主なユースケースの作成

全国大学ビブリオバトル2014~京都決戦~開催 グランドチャンプ本は『ペナンブラ氏の24時間書店』

2014年12月14日、京都大学で大学生ビブリオバトルの全国大会「全国大学ビブリオバトル2014~京都決戦~」が開催されました。当日は全国の予選大会を勝ち抜いた30名の参加者が5組に分かれて準決勝を行った後、準決勝の勝者5名で決勝戦が行われたそうです。

決勝戦を勝ち抜きグランドチャンプ本に選ばれたのは、北九州市立大学の半田鈴音さんが紹介したロビン・スローン著『ペナンブラ氏の24時間書店』でした。そのほか、名古屋大学の河合さやかさんが紹介した『タテ書きはことばの景色をつくる』が準チャンプ本に、尾道市立大学の荻野奈々さんが紹介した『どんどん変に・・・エドワード・ゴーリー インタビュー集成』がタレントの眞鍋かをりさん、お笑いコンビ「笑い飯」の哲夫さんらゲストが選ぶ特別賞に選ばれました。

なお、前日となる12月13日には、立命館大学において、「ビブリオバトル・シンポジウム2014」も開催されています。

本戦 出場本一覧(全国大学ビブリオバトル2014~京都決戦~)
http://zenkoku14.bibliobattle.jp/records2014/book-honsen

参考:
【イベント】ビブリオバトル発祥の地で「全国大学ビブリオバトル2014~京都決戦~」開催、前日には「ビブリオバトル・シンポジウム2014」も(12/13,14・京都)

エクアドルで機関リポジトリネットワークRRAAE立ち上げ

2014年12月4日、エクアドルの研究・教育機関ネットワークであるCEDIA(Consorcio Ecuatoriano para el Desarrollo de Internet Avanzado)が、新たに国内の機関リポジトリネットワークRRAAE(Red de Repositorios de Acceso Abierto del Ecuador)を立ち上げました。

RRAAEでは加盟機関のリポジトリの統合検索機能を提供しているほか、加盟機関等が作成したコンテンツの保存やオープンアクセス化、相互運用性の確保等を支援するとのことです。

現段階で15の大学・研究機関がネットワークに参加もしくは参加を検討しており、RRAAEのサイトで検索できるコンテンツの数は46,630にのぼります。

RRAAE
http://rraae.org.ec/

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