アーカイブ - 2014年 9月 5日

ハドソン川に浮かぶ船上の図書館:ニューヨークのアーティストらが企画

ニューヨークのハドソン川に、2014年9月6日から10月3日までの期間限定で、船上図書館“Floating Library”が登場します。アーティストであるBeatrice Glow氏らによるもので、船のメインデッキは読書ラウンジとなり、船内では文学に影響を受けた音楽アーティストらによる作品の公開や無料の討論会、パフォーマンス、ワークショップ等が行われる予定とのことです。

“Floating Library”のウェブサイトによると、歴史的に知的・文化的活動の場であったコーヒーハウスやサロンなどがニューヨークから消え、公共の緑地は廃れつつあり、地下鉄での読書は狭苦しく、自分たちのアパートは鶏小屋の様に狭く、公共図書館はあるが室内空間は行動や思考を制限するとし、このジレンマから、参加型の活動や人々と関わるための場として“Floating Library”を立ち上げたとのことです。

Floating Library
http://www.floatinglibrary.org/

Hudson River Hosts a Floating Library(Paste Magazine, 2014/9/4)

シェアリングエコノミーと図書館(記事紹介)

OCLCのWebJunctionのウェブサイトに、シェアリングエコノミーと図書館についての記事“For Social Good: Libraries and the Sharing Economy”が、2014年9月3日付けで掲載されています。記事は、2014年7月24日に開催されたウェビナーの内容をベースとするもので、ウェビナーの3人の講演の概要などを紹介しているものです。

記事によると、講演者の一人Jeremiah Owyang氏は、図書館が、資料を共有しているという点で、シェアリングエコノミーの原型であると確認した上で、近年のシェアリングエコノミーの発展について解説したそうです。

記事ではこれを受けて、比較的新しいシェアリングエコノミーの概念が、図書館では、革新的なサービスを生み出すことに用いられていることを述べています。メイカースペースを設置して機材やスペースを共有していること、トロント公共図書館を拠点としているKitchen Libraryが、料理の電気器具を貸し出していること、多くの図書館が健康に関するプログラムを提供していることを例に挙げつつ、図書館がシェアリングエコノミーに積極的に参加しているとしています。

JMOOC、大学のMOOC活用に関するワークショップの開催報告として資料と動画を公開

2014年9月4日、日本オープンオンライン教育推進協議会(JMOOC)が、全国12か所で開催された大学のMOOC活用に関するワークショップの開催報告としてワークショップの資料と2014年7月11日に明治大学で開催されたワークショップの動画を公開しました。このワークショップは各大学におけるJMOOCへの加盟・講座提供の検討にあたっての不明点や懸念に回答するために開催されたとのことです。

公開された資料によると、ワークショップは「MOOCの海外動向とJMOOCの展開」「JMOOC事務局からのご案内」「講座制作についてのご案内」「QAセッション」で構成されたようです。

なお、今後、東京(9月30日)、長野(10月10日)、大阪(10月23日)の3か所でワークショップの開催が予定されているようです。

大学のMOOC活用に関するワークショップ開催報告と第2クール開催日程のお知らせ(JMOOC, 2014/9/4)
http://www.jmooc.jp/news/announce/p781/

大学のMOOC活用に関するワークショップ(PDF;52ページ)
http://www.jmooc.jp/wp-content/uploads/2014/09/jmoocworkshop_1407.pdf

参考:

オープンサイエンスについての研修を推進するプロジェクト“FOSTER”がウェブサイトを更新:カンファレンスの資料や研修ポータルを公開(欧州)

2014年9月、“Facilitate Open Science Training for European Research:FOSTER”のウェブサイトが更新されました。

FOSTERは、欧州連合(EU)の第7次研究開発枠組み計画(FP7)の助成を受けた2年間のプロジェクトで、欧州研究図書館協会(LIBER)など、13機関が参加しているものです。同プロジェクトでは、研究者、大学院生、図書館員その他関係者が、その研究の手順や日常の業務フローの中に、オープンアクセスの取組を組み込むのを支援するよう、欧州規模での研修プログラムの構築を目指しているとのことです。

ウェブサイト更新のポイントは2点あり、1点目は、ここ数か月に行われたFOSTERの参加機関によるカンファレンスやイベントなどの活動成果の公開、2点目は研修のポータルサイトの公開とのことです。ポータルサイトでは、FOSTERが助成したり共催する研修イベントの情報等を集めて提供しているようです。

Renewed web presence for FOSTER – Facilitate Open Science Training for European Research(LIBER, 2014/9/4)

文部科学省、「がん教育」の在り方に関する検討会(第1回)の配付資料を公開

文部科学省が、2014年7月16日に開催した「がん教育」の在り方に関する検討会(第1回)の配付資料を公開しました。2012年に策定された、がん対策基本計画における「がんの教育・普及啓発」の目標を踏まえたものです。

なお2013年度には、文部科学省の補助事業として公益財団法人日本学校保健会に検討会が設置され、2014年2月に「がんの教育に関する検討委員会 報告書」が公開されています。

「がん教育」の在り方に関する検討会(第1回) 配付資料
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/sports/022/shiryo/1351685.htm

高根沢町図書館:『高根沢町史』デジタル化公開記念イベントと「図書館ご縁まつり」を開催

栃木県高根沢町の『高根沢町史』がデジタル化され、9月27日に、歴史資料検索閲覧システム“ADEAC”にで公開されるとのことです。この公開にあわせ、高根沢町図書館が、記念イベントを開催するとのことです。また同日「図書館ご縁まつり」も行うとのことです。

『高根沢町史』デジタル化&図書館ご縁まつり!!(高根沢町図書館)
http://www.library.takanezawa.tochigi.jp/news.html#takanezawapos1

ちらし
http://www.library.takanezawa.tochigi.jp/img/news/takanezawapos.png

スミソニアン、電子教科書(iBooksテキストブック)のコンテンツとして“Expedition: Insects”を無料で提供開始

Smithsonian Science Education Centerが、2014年9月4日、電子教科書(iBooksテキストブック)として、“Expedition: Insects”の提供を開始しました。昆虫を題材とするもので、インタラクティブな画像等を含むものです。

Smithsonian Science Education Center Launches Free iBooks Textbook for Students(Smithsonian, 2014/9/4付け)
http://newsdesk.si.edu/releases/smithsonian-science-education-center-launches-free-ibooks-textbook-students

YALSA、「National Forum on Libraries and Teens」の次のステップへ:会員を対象とするアンケート調査を実施

米国図書館協会(ALA)のヤングアダルト図書館サービス協会(YALSA)が、次の戦略計画を策定するため、会員を対象とするアンケート調査(オンライン)を開始しています。この戦略計画は、YALSAが2014年1月に刊行したレポート「National Forum on Libraries and Teens」を出発点としつつ、策定するもののようです。9月17日までの期限となっています。