アーカイブ - 2014年 9月 24日

デジタル開発のためのブロードバンド委員会、世界各国のブロードバンドの普及状況に関するレポート2014年版を公表

2014年9月21日、国際電気通信連合(International Telecommunication Union;ITU)とユネスコが運営するデジタル開発のためのブロードバンド委員会 (Broadband Commission for Digital Development) が、世界各国のブロードバンドの普及状況等に関するレポート“The State of Broadband 2014: Broadband for all”を、ニューヨークで開催された同委員会の第10回会議において公表しました。レポートによると、2017年までに、世界の人口の50%以上がスマートフォン、タブレット端末等を用いて、インターネットにアクセスできるようになることが予想されるとのことです。

Half the world will be online by 2017 (ITU, 2014/9/21)
UN Broadband Commission releases new country-by-country data on state of broadband access worldwide(ITU, 2014/9/24)

The State of Broadband 2014: Broadband for all(PDF)

科学技術・学術政策研究所の『科学技術動向』2014年9・10月号に科学技術・学術情報共有の枠組みの国際動向と研究のオープンデータに関する記事が掲載

2014年9月22日、科学技術・学術政策研究所が、「科学技術動向」9・10月号を公表しました。レポート2「科学技術・学術情報共有の枠組みの国際動向と研究のオープンデータ」が掲載されています。

レポートでは、科学技術・学術の存在基盤である研究データに着目し、その共有とオープン化について、G8の会合の合意等、国際動向を含めて解説しているとのことです。また、研究データを研究論文とおなじく研究成果として捉えて出版や引用を行い、保存することについても論じられているようです。日本においても、科学技術・学術研究システムの再構築に、科学技術・学術研究情報の電子化・オープン化を進める制度の整備まで含めて取り組むことが求められてると指摘されているようです。

レポート2「科学技術・学術情報共有の枠組みの国際動向と研究のオープンデータ」
http://www.nistep.go.jp/wp/wp-content/uploads/NISTEP-STT146J-12.pdf

21世紀の図書館、文書館、博物館のための資料の保存管理ハンドブック(文献紹介)

2014年4月に、図書館、文書館、博物館のための資料保存管理ハンドブック“The preservation management handbook: a 21st-century guide for libraries, archives and museums”が刊行されました。2014年9月14日付のオランダ王立図書館のバーバラ氏のブログに書評記事が掲載されています。

文化遺産の専門家、特にリソースが限られており、専門的な支援がいつも得られるわけではない小中規模の機関の専門家にとっての重要な参考となり、保存について学ぶ学生の教科書にもなりうる幅広いトピックを取り扱った資料とのことです。

多様なコレクションや資料の現実に即して、また、アナログとデジタルの両方のコレクションの課題を対象とした、主要なツールや保存管理プログラムの原則を紹介するものとのことです。

目次情報によると、保存の原則や、方針・評価・計画策定などの保存のマネジメント等を扱った「FUNDAMENTALS」、物理的な資料と情報の特徴や保存の環境を扱う「COLLECTIONS」、メタデータや記述等について扱う「MATERIALS AND OBJECTS」、紙媒体や写真、録音資料、デジタル保存媒体やファイルなどを扱った「MEDIA AND MATERIAL」の4章で構成されているようです。

米国政府印刷局、ケネディ大統領暗殺事件に関するウォーレン委員会報告書の関連資料を公開

2014年9月22日、米国政府印刷局(GPO)が、政府刊行物提供サイトであるFederal Digital System(FDsys)において、2013年に公開したウォーレン委員会の報告書に追加し、報告書の関連資料も公開したことを発表しました。ウォーレン委員会は、ケネディ大統領の暗殺を検証するためにリンドン・ジョンソン大統領によって設けられた委員会で、関連資料は全26巻あり、GPOは関連資料のデジタル化をボストン公共図書館と協力して行ったとのことです。

GPO Provides Digital Access to Warren Commission Report and Hearing Volumes (GPO,2014/9/22)
http://gpo.gov/newsroom-media/presspage/14presspage21

アジア太平洋議会図書館長協会 (APLAP) のウェブサイトが公開

2014年7月に、アジア太平洋議会図書館長協会(Association of Parliamentary Librarians of Asia and the Pacific:APLAP)が新しく協会のウェブサイトを公開しました。2014年9月23日のIFLAのブログで紹介されています。

APLAPは、アジア太平洋地域における議会図書館の連携協力を通じて各国の議会サービスの拡充を図ることを目的として1990年に設立された機関とのことです。約40館が加盟しており、隔年毎にアジア・太平洋地域の各国で大会が開催されるようです。

ウェブサイトでは、過去に開催された会議の資料等も公開されています。

Association of Parliamentary Librarians of Asia and the Pacific
http://asiapacificparllibs.org/

図書館情報資源振興財団(CLIR)、経営的観点から図書館や情報サービスにおける変化を概観するホワイトペーパーを公開

2014年9月付で、図書館情報資源振興財団(CLIR)が、図書館や情報サービスにおける変化を概観するホワイトペーパー“The Changing Landscape of Library and Information Services: What Presidents, Provosts, and Finance Officers Need to Know”を公開しました。

電子技術やサービスの急速な発展は多くの大学図書館の財務モデルに影響を与えており、伝統的な解決方法のみでは、高等教育機関のビジネスモデルにおける増え続ける課題には対応できなくなってきているとのことです。2013年12月に、CLIRが開催したワークショップで、図書館や情報サービスの提供機関が次世代に直面するであろう課題を認識し、その将来に向かってどのような戦略を立てることができるのかについて検討されており、このホワイトペーパーは、その検討結果をまとめたものとのことです。

The Changing Landscape of Library and Information Services: What Presidents, Provosts, and Finance Officers Need to Know|Abstract(CLIR)

英国図書館・情報専門家協会(CILIP)、「人生を変える図書館賞2014」の授賞プロジェクトを発表

英国の図書館・情報専門家協会(CILIP)が、2014年の「人生を変える図書館賞」(Libraries Change Lives Award)の授賞対象プロジェクトが発表されています。最終選考に残った3件のうち、ノーサンプトンシャーの「Enterprise Hubs」が選ばれたとのことです。

このプロジェクトは、創業等を支援するもので、Northamptonshire Library and Information Serviceの図書館員が、Northamptonshire Local Enterprise Partnershipとの共同により構築したものとのことです。2012年の開始以来900人以上の人を支援してきており、これは、同地域のスタートアップの10%を占めていたそうです。

Award-winning support for business start-ups and self-employment from Northamptonshire libraries
http://www.cilip.org.uk/cilip/news/award-winning-support-business-start-ups-and-self-employment-northamptonshire-libraries

【イベント】図書館海援隊サッカー部、「フットボール×ブック・フェスティバル2014」を開催

2014年10月31日、図書館海援隊サッカー部が主催し、公益社団法人日本プロサッカーリーグが後援する「フットボール×ブック・フェスティバル2014」が日本サッカーミュージアムで開催されます。

ワールドカップイヤーの読書週間(10月27日から11月9日)に、“サッカー本”に関わる著者、出版社、書店、図書館、そして読者・サポーターが一同に集い、“サッカー本”の魅力や文字活字だからこそ伝えることのできる豊饒なフットボール文化について語り合うことで、フットボールと本の魅力を再認識するとともに広く世間に発信することを目指すものとのことです。参加費は1,000円を予定しているとのことです。

2014読書週間企画「フットボール×ブックフェスティバル2014」 を後援(J.LEAGUE, 2014/9/16)
http://www.j-league.or.jp/release/000/00006034.html

図書館海援隊サッカー部が「フットボール×ブック・フェスティバル2014」開催(J's GOAL, 2014/9/14)
http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00179160.html

図書館海援隊サッカー部
https://www.facebook.com/japan.football.library

関連:

文部科学省、開かれた大学づくりに関する調査の報告書を公開

文部科学省が、2014年9月22日、「平成25年度開かれた大学づくりに関する調査研究」の報告書をウェブサイトに掲載しました。全国の大学・短期大学1,128に対して実施し、回収率は90.3%となっています。

この調査では、大学の施設開放についても、その有無と、開放施設数・開放日数を質問しています。「施設を開放した」との回答割合は全体で約86%とのことです。また、施設別開放日数の全体に占める割合については、図書館が約75%との結果が示されています。

平成25年度開かれた大学づくりに関する調査
http://www.mext.go.jp/a_menu/ikusei/chousa/1352138.htm