アーカイブ - 2014年 9月 2日

米国ケンタッキー州の公共図書館2館が出版を志す人たちを支援するプログラムを開始

米国ケンタッキー州のデイビース郡公共図書館とヘンダーソン郡公共図書館が協同し、出版を志す人たちを支援する活動を開始したそうです。ePublish or BUST!プログラムと称するもので、(1)Discover Your Voice、(2)Tell Your Story、(3)Find Your Audienceの3つの要素からなる事業により、出版を志す人たちが作品を作り、出版し、販売促進をする活動を支援することを企図した事業のようです。ePublish or BUST!のウェブサイト(ベータ版)が公開されており、また、他の図書館にも参加が呼びかけられているようです。

作家が図書館において話をするイベントも開催しているようです。

Henderson, Daviess County libraries setting up e-publishing network for authors(Daily Reporter, 2014/9/1付け)
http://www.greenfieldreporter.com/view/story/83e6926b64144d4c9e49ae605b086b17/KY--Libraries-E-Publishing

ePublish or BUST! (beta)

図書館情報学分野の一流誌には誰が投稿しているのか?(記事紹介)

大学・研究図書館協会(ACRL)の刊行する“College and Research Libraries (C&RL)”のVol.75, no.5に、Quinn Galbraith氏らによる“Who Publishes in Top-Tier Library Science Journals? An Analysis by Faculty Status and Tenure”と題する記事が公開されました。

2007年から2009年の図書館情報学分野の雑誌から、影響力の高い23タイトルを選定し、掲載されている記事の著者で、米国の機関に所属する1,986名のうち、1,712名を対象に調査を依頼し、595名から回答があったとのことです。著者がテニュアトラックの教員の地位を得ているのか否か等について調査を行ったとのことです。全体として、のべ1,806件の調査結果が得られたとのことです。

結果として、著者全体の中で、テニュアトラックの教員の地位を得ている図書館員は27%、図書館情報学分野の研究者は19%、その他の分野の研究者は21%であったとのことです。

今回の調査では、量的、質的観点から影響力の高い23誌を選定しており、23誌について、2010年のScopusやWeb Of Scienceのインパクトファクター等によるランキング結果が表にまとめられています。

『情報の科学と技術』64巻9号が、「震災アーカイブ」特集

『情報の科学と技術』64巻9号(2014年9月)が、「震災アーカイブ」特集を組み、以下の記事を掲載しています。

特集 : 「震災アーカイブ」の編集にあたって
東日本大震災記録のアーカイブの現状と課題/今村文彦,柴山明寛,佐藤翔輔
国立国会図書館東日本大震災アーカイブ(ひなぎく)の現状/諏訪康子
地域コミュニティにおける震災アーカイブ/坂田邦子
東日本大震災の資料収集から公開:東松島市図書館の事例(震災体験を後世に残す)/加藤孔敬
日本原子力研究開発機構図書館における福島原子力事故関連情報アーカイブ化への道のり/權田真幸,池田貴儀,長屋俊
日本赤十字社における「赤十字原子力災害情報センター デジタルアーカイブ」への取り組み/浦上利之,志波一顕
新潟県中越大震災に関する記録の収集と活用 主に利活用の観点から/稲垣文彦,筑波匡介
震災記録のアーカイブの運用:「震災文庫」の経験から/稲葉洋子
「震災資料」保存の取り組みの現状と課題-阪神・淡路大震災から東日本大震災へ-/川内淳史

2014. 9 特集=震災アーカイブ
http://www.infosta.or.jp/journals/201409-ja/

参考:
『情報の科学と技術』62巻9号が「災害と情報」特集 Posted 2012年9月4日

オープンアクセス雑誌の国別の出版タイトル数をインフォグラフィックで表現(記事紹介)

2014年8月29日付けのザールラント大学Ulrich Herb氏のブログで、国別のオープンアクセス(OA)雑誌の出版タイトル数を地図上で色分けして表現したインフォグラフィックが公開されています。各国のオープンアクセスの取組みの度合が視覚的に表現されています。Directory of Open Access Journals(DOAJ)のデータを用い、オンライン上で、データから地図を作成する“CartoDB”というサービスを使用して作成したものとのことです。

Open Access Heatmap(scinoptca Blog、2014/8/29)
http://www.scinoptica.com/pages/topics/open-access-heatmap.php

Directory of Open Access Journals (DOAJ)
http://doaj.org/

OCLC Research、Linked Dataを利用したサービスやプロジェクトについての調査を実施、結果をブログで紹介

OCLC Researchが2014年7月7日から8月15日にかけて行った、Linked Dataを使用したサービスやプロジェクトについての調査の結果をブログ(hangingtogether)で紹介しています。合計で92の回答があり、比較として、OCLCの6つのプロジェクト/サービスについても回答しているとのことです。

どういった機関がどのようにLinked Dataを使用しているのかについて調査したもので、Linked Dataを実装したサービスやプロジェクトを行っていないという回答は92のうち26あったとのことです。残りの66では、160のLinked Dataのプロジェクト/サービスが実装されていると回答されたとのことです。半分以上は米国のプロジェクト/サービスで、残りは14か国(オーストラリア、カナダ、チェコ共和国、フランス、ドイツ、アイルランド、イタリア、オランダ、ノルウェー、シンガポール、韓国、スペイン、スイス、英国)のものであったとのことです。

この調査結果はブログ(hangingtogether)で連続して紹介する予定とのことで、2014年9月2日現在、“Who's doing it”、“Examples in production”、“Why and what institutions are consuming”の3つの記事が公開されています。

新しいラトビア国立図書館が開館、本格稼働は9月から

2014年8月29日、新しい建物でのラトビア国立図書館の開館を祝うセレモニーが行われました。17か国の国立図書館やIFLA等の図書館関係団体から代表など約100名の外国からのゲストが招かれたとのことです。図書館のファサードでは、一般の人も参加できる、“Salasīšanās”(ラトビアで語で、「集める」と「読む」という2種類の意味を持つ語)と称するイベントが行われたとのことです。利用者向けの全面的なサービスは9月から開始される予定とのことです。

THE OPENING WEEK OF THE NATIONAL LIBRARY OF LATVIA(National Library of Latvia, 2014/8/27)
http://lnb.lv/en/opening-week-national-library-latvia

Inauguration of the National Library of Latvia(LIBER, 2014/9/1)
http://libereurope.eu/blog/inauguration-of-the-national-library-of-latvia/

NLL NEW BUILDING(National Library of Latvia)
http://lnb.lv/en/nll-new-building

米国議会図書館、2014年の“Library of Congress Literacy Awards”受賞団体を発表

2014年8月30日、米国議会図書館(LC)は2014年の“Library of Congress Literacy Awards”の受賞団体を発表しました。同賞は、米国や世界における非識字問題の軽減等に取り組む団体を支援するプログラムで、慈善活動家David M. Rubenstein氏がスポンサーとなっています。2014年の受賞団体は以下の3団体です。

David M. Rubenstein Prize ($150,000): Room to Read
The American Prize ($50,000): Start Making a Reader Today (SMART)
The International Prize ($50,000): Mother Child Education Foundation (AÇEV)

LCのサイトでは、各団体の取組み等が紹介されています。

Library of Congress Literacy Award Winners Announced (LC, 2014/8/30)
http://www.loc.gov/today/pr/2014/14-156.html

北米研究図書館協会(ARL)、大学図書館の投資指数の2012‐2013年版を公表

2014年8月29日、北米研究図書館協会(ARL)が、ARLに加盟する大学図書館の支出総額、専門職員の人件費、資料費総額、専門職員及びサポートスタッフの人数等をまとめた“Library Investment Index”2012‐2013年版を公表しました。

Library Investment Index Summarizes Relative Size of ARL University Libraries for 2012–13 (ARL 2013/8/29)
http://www.arl.org/news/arl-news/3364-library-investment-index-summarizes-relative-size-of-arl-university-libraries-for-2012-13

final data tables(エクセルファイル)
http://www.arlstatistics.org/documents/ARLStats/index13.xls

interactive analytics
http://www.arlstatistics.org/analytics
※ARLの統計サイト。ウェブサイト上で、特定の館や特定の項目のデータについて、表やグラフを作成する事ができます。

【イベント】「第5回DAN(Digital Archive Network)ワークショップ」開催(9/19・岡山)

2014年9月19日に、第5回DAN(Digital Archive Network)ワークショップ「知のデジタルアーカイブの構築・連携」が開催されるとのことです。会場は、岡山県立図書館です。

ウェブサイトによると、総務省におけるデジタルアーカイブや、国立国会図書館東日本大震災アーカイブ(ひなぎく)についての講演のほか、「東日本大震災アーカイブ福島協議会が目指すもの~東日本大震災アーカイブ Fukushima での実証成果より~」(菊池尚人氏)や、「大学や自治体等の東日本大震災アーカイブの構築について」(柴山明寛氏)の講演などが予定されています。

第5回 DAN(Digital Archives Network)ワークショップ 「知のデジタルアーカイブの構築・連携」
http://www.kc.tsukuba.ac.jp/symposium/dan201409/

琉球大学附属図書館、ハワイ大学マノア校図書館所蔵の阪巻・宝玲文庫デジタル公開

2014年9月1日、琉球大学附属図書館が、ハワイ大学マノア校図書館との連携事業により、マノア校ハミルトン図書館が所蔵する、阪巻・宝玲文庫(The Sakamaki/Hawley Collection)のデジタル公開を開始したことを発表しました。今回公開されたのは阪巻・宝玲文庫全902件の内、琉球・沖縄に関する古典籍・古文書その他110件とのことです。今年度中にはさらに110件の公開を予定しているとのことです。

ハワイ大学所蔵阪巻・宝玲文庫のデジタル公開について(琉球大学, 2014/9/1)
http://www.lib.u-ryukyu.ac.jp/?p=11842

琉球・沖縄関係貴重資料デジタルアーカイブ
http://manwe.lib.u-ryukyu.ac.jp/d-archive/