アーカイブ - 2014年 9月 18日

図書館や博物館でデジタルの効果を最大限に活用するには?(文献紹介)(オーストラリア)

2014年9月付で、オーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO)がオーストラリアのギャラリー、図書館、アーカイブズ、博物館(GLAM)を対象に、ブロードバンドとデジタルのサービスの導入の条件と課題について分析したレポート“An Innovation Study: Challenges and Opportunities for Australia's Galleries, Libraries, Archives and Museums”を公開しました。

レポートでは、GLAMにおけるデジタル技術の効果を最大限に活用するためのロードマップが示されているとのことです。サマリーによると、4つの戦略(「国民の参加を促す」「コミュニティの幸福を中心に」「デジタル化を超えた創造的な再利用」「戦略的なプログラムのためのファンドの立ち上げ」)、デジタル資源の保存など6つの分野での国家的な協力の枠組み、国家的なリーダーリップと協力のためのフォーラムの3点が推奨されています。

Australian museums must innovate or risk becoming ‘digital dinosaurs’

ダグラス郡図書館、地域のビール醸造所を巡るツアーを開催

米国コロラド州のダグラス郡図書館が、地域のビール醸造所を巡るツアー“The Great Douglas County Beer Tour”を開催しているそうです。この企画は、地域の5つのブルワリーの協力を得て実施するもので、地域のビジネスと製品とホスピタリティを楽しみ、また図書館を新しい方法で体験するものとのことです。

この企画は、北米の図書館135館以上が参加しているキャンペーン“Outside the Lines”の一環として行われるものとのことです。

Douglas County Library Goes Outside the Lines
http://douglascountylibraries.org/outside-the-lines

Douglas County Libraries launches the Great Douglas County Beer Tour in September(2014/8/21付け)
http://douglascountylibraries.org/files/docs/presskit/082114-DCL-Great-DCBeer-Tour-in-September.pdf

図書館がハイキング用品の貸出とトレイルへの本の設置を実施:ホリンズ大学の図書館が“Library Hike”を開催

米国ヴァージニア州のホリンズ大学の図書館Wyndham Robertson Libraryが、“Library Hike”という企画を、2014年9月12日から22日にかけて実施しています。この企画の参加対象は、大学の学生、教員、職員で、図書館は参加者に対し、毛布や日焼け止め、虫よけスプレーなどの入ったハイキングパックを貸し出すそうです。参加者の目的地は、国立自然保護区の“Carvins Cove National Reserve”で、そのトレイルには、図書館職員が、人文学から自然科学まで様々な本を設置し、参加者が立ち寄って読むことができるようにしているそうです。

この企画は、北米の図書館135館以上が参加しているキャンペーン“Outside the Lines”の一環として行われるものとのことです。

Library Hike Seeks to Inspire Creativiti(Hollins News, 2014/9/12付け)
http://hollins.edu/news2/?p=2728

Outside the Lines Encourages Creativity and Innovation in Libraries(Information Today, 2014/9/16付け)

シンシナティ・ハミルトン郡公共図書館でも公共図書館で高校卒業資格が得られるプログラムの実施へ(米国)

オハイオ州のシンシナティ・ハミルトン郡公共図書館が、オンラインで高校卒業資格が得られるプログラム“Career Online High School”を実施すると発表しています。

ハミルトン州の21歳以上の住民で、eighth grade(中学2年生相当)まで修了しており、高校卒業資格の取得を希望する人を対象としているとのことです。

受講にあたっては、オンラインで自己評価を受け、2週間の事前コースを受講し、対面での面接を受ける必要があるとのことです。受講生として選定されると、アドバイスや成績の評価を行い、講座を修了するためのリソースを紹介してくれる、コーチがつくとのことです。

SERVICES · CAREER ONLINE HIGH SCHOOL
http://www.cincinnatilibrary.org/services/cohs.html

CAREER ONLINE
http://www.careeronlinehs.gale.com/cincinnatilibrary/

via:

オーストラリア図書館協会(ALIA)“ALIA LIS Education and Employment Trend Report 2014” を公表

2014年9月18日、オーストラリア図書館協会(ALIA)が、図書館情報学(LIS)教育と雇用に関するレポート“ALIA LIS Education and Employment Trend Report 2014” を公表しました。ALIAのウェブサイトによると、2014年のレポートは、LISの専門家の雇用の見通しには今後5年間、前向きな展望があるが、雇用状況は厳しいままであると結論づけているとのことです。また、このレポートは過去5年でLIS教育で何が起きたかを概観し、これからどのように努力することが最適かを理解するのに役立つとのことです。レポートは今年初めて刊行され、ALIAは今後毎年刊行することを計画しています。

LIS future employment prospects are positive — new ALIA report on LIS education, skills and employment (ALIA, 2014/9/18)
https://www.alia.org.au/media-releases/lis-future-employment-prospects-are-positive-%E2%80%94-new-alia-report-lis-education-skills-and-employment

“Documenting Ferguson”:ワシントン大学図書館(セントルイス)、黒人青年射殺事件のデジタルアーカイブを公開、コンテンツ提供を呼びかけ

ミズーリ州セントルイスのワシントン大学図書館が、2014年8月9日にミズーリ州ファーガソンで起きた白人警官による黒人青年射殺事件に関連して、その後の抗議活動等に関するコンテンツのデジタルアーカイブ“Documenting Ferguson”を公開し、またコンテンツの提供を呼びかけています。コレクションには現時点で写真などが含まれており、動画や音声、記事なども対象となっています。

同館のアフリカ及びアフリカンアメリカン研究の専門司書であるRudolph Clay氏によるコメントとして、多くのコンテンツはインターネット上で今見ることができたとしても一週間後には見られないかもしれないため、これらの資料を保存することに取り組むとの趣旨が紹介されています。

‘Documenting Ferguson’- free, online archive created by Washington University Libraries (Washington University Libraries, 2014/9/17付け)
http://news.wustl.edu/news/Pages/27397.aspx

Documenting Ferguson
http://digital.wustl.edu/ferguson/

関連:

アイルランドのアーカイブズ資料検索ポータルサイト“Irish Archives Resource”、提供コレクションを拡大

アイルランドのアーカイブズ資料検索のためのポータルサイト“Irish Archives Resource (IAR)”が、提供するコレクション数を拡大したことが報じられています。記事によると、新たにトリニティ・カレッジ・ダブリンのManuscripts and Archives Research Departmentやアイルランド国立博物館等のアーカイブズ資料が検索できるようになったとのことです。

IAR
http://www.iar.ie/

Ireland’s only archive web portal makes hundreds of unique archival collections freely available online(Businessand & Leadership, 2014/9/17)
http://www.businessandleadership.com/leadership/item/47593-irelands-only-archive-web/

Irish web portal doubles its number of archive collections(irishexaminer, 2014/9/18)

NISOがInformation Standards Quarterly刊行、今号はオープンアクセスのインフラストラクチャーがテーマ

2014年9月17日、米国情報標準化機構(NISO)が、季刊誌“Information Standards Quarterly”(2014, vol.26, no. 2)を刊行しました。今号はオープンアクセスのインフラストラクチャーが特集テーマとなっており、OA出版を管理するにあたっての規格の役割や、出版社からのOAへの視点をまとめた記事の他、SHared Access Research Ecosystem(SHARE)、Clearinghouse for the Open Research of the United States(CHORUS)等のプロジェクトについての記事等も掲載されているようです。

Information Standards Quarterly (ISQ) Summer 2014, volume 26, no. 2
http://www.niso.org/publications/isq/2014/v26no2/

Themed Information Standards Quarterly Issue on Open Access Infrastructure Published by NISO(NISO, 2014/9/17付)