アーカイブ - 2014年 9月 12日

CiNii ArticlesでJ-STAGE収録論文全件の利用が可能に

2014年9月12日、国立情報学研究所(NII)が、CiNii Articlesに、科学技術振興機構(JST)のJ-STAGE収録の論文情報全件を収録し、検索できるようになったと発表しています。

これまでは、J-STAGE収録の論文情報のうち、出版元の学協会から許諾を得られた論文情報のみをCiNii Articlesに収録し、J-STAGE上の論文本文へリンクを張っていましたが、このたび、J-STAGEにおける論文収録ポリシーの変更に伴い、論文情報全件が収録・検索対象となったとのことです。

CiNii Articlesで、J-STAGE収録論文全件をご利用いただけるようになりました (NII, 2014/9/12)
http://ci.nii.ac.jp/info/ja/index_2014.html#20140912

関連:
Google等との連携強化およびオープンアクセス対応方針について
https://www.jstage.jst.go.jp/pub/html/pdf/AY04S260.files/renkei0612.pdf
※J-STAGEにおけるCiNii Articlesへの論文収録ポリシーの変更について、7ページ目に記載があります。

参考:
CiNii Articlesの本文PDF、文字情報付与

ノースカロライナ州立大学図書館、ソーシャルメディアの収集・保存を支援するウェブ・ツールキットの開発へ:州立図書館の助成制度を活用

米国のノースカロライナ州立大学図書館(North Carolina University Library)が、ソーシャルメディアの収集・保存を支援するウェブ・ツールキットの開発を行うことを発表しています。同館では、Instagramから画像を収集・提供するオープンソースツールであるLentil platformによりこの分野をリードしてきましたが、今回の開発はその基盤の上で進められるものだそうです。ツールキットのリリースは2014年夏を予定しているそうです。

なお、この開発にあたっては、ノースカロライナ州立図書館が2014年に開始した新しい助成制度“EZ Innovation”から助成を受けているとのことです。

NCSU Libraries developing toolkit to make it easier to collect and preserve social media(NCSU, 2014/9/9付け)
http://news.lib.ncsu.edu/2014/09/09/ncsu-libraries-developing-toolkit-to-make-it-easier-to-collect-and-preserve-social-media/

ノースカロライナ州立図書館のEZ Innovation grantについて

人文社会系出版社6社、「新刊ハイブリッドモデル」のサービス開始を発表

2014年9月12日、慶應義塾大学出版会、勁草書房、東京大学出版会、みすず書房、有斐閣、吉川弘文館の人文社会系出版社6社と、丸善株式会社及び京セラ丸善システムインテグレーション株式会社が共同で、学術・研究機関を対象とした「新刊ハイブリッドモデル」のサービスを開始することを発表しました。プレスリリースによると、同サービスは、学術書の新刊を冊子体と電子書籍をセットにしたハイブリッドモデルで販売するもので、コンテンツの配信は電子図書館プラットフォーム「BookLooper」と、電子書籍閲覧サービス「Maruzen eBook Library」を通じて行うとのことです。

学術・研究機関(図書館)向け電子書籍サービス「新刊ハイブリッドモデル」提供開始 (京セラ丸善システムインテグレーション株式会社, 2014/9/12)
http://www.kmsi.co.jp/press/2014-09-12.html?001

参考:
丸善と京セラ丸善システムインテグレーション、大学図書館向け電子図書館サービスを提供開始へ
Posted 2014年5月14日
http://current.ndl.go.jp/node/26134

慶應義塾大学など8大学、合同で電子書籍の総合的な実証実験の実施へ
Posted 2013年9月30日

公共図書館がコミュニティにもたらす文化的価値を分析したレポートが公開(オーストラリア)

2014年8月8日、オーストラリアのヴィクトリア州立図書館とヴィクトリア州の公共図書館のネットワーク“Public Libraries Victoria Network”によるレポート“Creative Communities: the cultural benefits of Victoria’s Public Libraries ”が公開されました。

公共図書館のサービスがコミュニティに与える影響について分析したレポートの3部作の一つで、1つ目の“Libraries Building Communities (2005) ”が社会貢献に、2つ目の“Dollars, Sense and Public Libraries (2011)”が経済的価値に焦点をあてていたのに対し、このレポートでは、公共図書館がコミュニティにもたらす文化的価値をテーマにしているとのことです。

文献調査、オンライン調査、実地調査の結果を分析したものとのことです。

CREATIVE COMMUNITIES: The cultural benefits of Victoria’s public libraries
http://www.plvn.net.au/sites/default/files/Creative%20Communities%202014.pdf

米国プリンストン大学図書館、第一次世界大戦時の欧州のパンフレットのデジタルアーカイブを公開

米国のプリンストン大学図書館が、第一次世界大戦時の欧州のパンフレットのコレクションをデジタル化し、公開しました。このパンフレットのコレクションは“European Theater Political Pamphlet Collection”と称するもので、経済、報道、軍隊等様々なトピックをカバーするもので、言語別には英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、ロシア語等のものがあるとのことです。

WWI European Pamphlet Collection Now Available Online(Princeton University Library, 2014/9/9)
http://library.princeton.edu/news/2014-09-09/wwi-european-pamphlet-collection-now-available-online

米国の大手出版社Macmillan社、図書館コンソーシアムに対する電子書籍販売開始

米国の大手出版社のマクミラン社が、図書館コンソーシアムに対する電子書籍の販売を開始することを決定したそうです。OverDrive社が2014年9月11日付けのブログで報じています。

マクミラン社の電子書籍は、貸出52回か、あるいは2年経過すると利用できなくなる販売形態となっています。

Macmillan titles now available to consortia!(OverDrive, 2014/9/12付け)
http://blogs.overdrive.com/front-page-library-news/2014/09/11/macmillan-titles-now-available-to-consortia/

米国博物館・図書館情報サービス機構、51の博物館・図書館に総額920万ドルの助成を発表

2014年9月11日、米国の博物館・図書館情報サービス機構(IMLS)が、先進的な活動を行っている米国の博物館・図書館51機関に対し、総額約920万ドルの助成を行うと発表しました。

IMLS Awards $9.2 Million to Improve Library Services in the U.S. (IMLS, 2014/9/11)
http://www.imls.gov/imls_awards_9.2_million_to_improve_library_services_in_the_us.aspx

米国コピーライト・クリアランス・センター(CCC)、Ringgoldの機関情報を“RightsLink”に統合し、APC管理等に活用

米国の著作権集中管理団体であるコピーライト・クリアランス・センター(CCC)が、機関にIDを付与し、管理しているRinggoldの機関情報を、“RightsLink for Open Access”のプラットフォームに統合し、オープンアクセスの論文処理費用(APC)の管理に活用すると発表しています。

Ringgoldのデータベースは、学術情報流通に関わる39万件以上の機関についての典拠情報を提供しており、複雑な機関管理を容易にするものとのことです。

Copyright Clearance Center Integrating Ringgold Identify Database into RightsLink for Open Access(CCC, 2014/9/9)
http://www.copyright.com/content/cc3/en/toolbar/aboutUs/newsRoom/pressReleases/press_2014/press-release-14-09-09.html

Ringgold
http://www.ringgold.com/

参考:
米国化学会(ACS)がコピーライトクリアランスセンターのAPC管理サービスを導入
Posted 2014年1月22日

図書館におけるデジタル化について、欧州司法裁判所が裁定

2014年9月11日、欧州司法裁判所が、ダルムシュタット工科大学とドイツの出版社Eugen Ulmer KG社の裁判(Case C-117/13)に関して裁定を行いました。

裁定では、著作権に関するEU指令(Directive 2001/29/EC)第5条(3)(n)および第5条(2)(c)において、各国政府は、図書館にその蔵書のデジタル化を行い、その図書館内の専用端末で提供する権利を与えてもよいとの解釈を示しているようです。

また、第5条(3)(n)において、デジタル化した資料を紙に印刷したり、USBメモリスティックに保存し、専用端末から持ち出せるとは解釈できないとしているようです。ただし、個別の事例では、第5条(2)(a)もしくは(b)の例外規定が適応できる可能性があるとしているようです。

この裁判に関しては、2014年6月5日に法務官(advocate general)の意見が公開されています。

JUDGMENT OF THE COURT (Fourth Chamber) 11 September 2014
In Case C‑117/13,
Technische Universität Darmstadt
v
Eugen Ulmer KG,

第100回全国図書館大会の海外からの招待者決定

2014年10月31日から11月1日にかけて開催される、第100回全国図書館大会について、海外からの招待者が決定したとのことです。招待者は、開会式の祝辞のほか、2日目の第10分科会「世界の図書館情報学教育」での発表が予定されています。招待者は以下の通りです。

・国際図書館連盟(IFLA):
 ジェニファー・ニコルソン(Jennifer Nicholson)事務局長
・韓国図書館協会(KLA):
 ユン・ヒユン(Hee-Yoon Yoon)会長
 キム・ヨンスク(Young-Seock Kim)国際交流委員会委員長
 チョ・インキョン(In-Kyong Choi)事務局次長
・米国図書館協会(ALA):
 コートニー・ヤング(Courtney Young)会長
・アリゾナ州図書館協会(AzLA):
 ジーン・プフェンダー(Jeanne Pfander)ホーナーフェローシップ委員会委員長
 アレクサンドラ・ハンフリーズ(Alexandra Humphreys)ホーナーフェローシップ委員会次期委員長

第10分科会のテーマは「世界の図書館情報学教育」で、「図書館情報学教育の最新動向や、今日の図書館員に求められるスキル、さらには履修カリキュラムの質的保証、基準の設定といった共通の課題に対する解決方法を探る」ものとのことです。

【イベント】日本点字図書館、「点字図書館オープンオフィス」を開催(11/15-16・東京)

2014年11月15日、16日に、日本点字図書館が「点字図書館オープンオフィス」を開催します。高田馬場にある日本点字図書館の館内を開放し、同館の事業の紹介を行うとともに、ミニ点字教室や盲導犬体験コーナーなど体験型、参加型の催し物を行うとのことです。また、同館のテープライブラリー事業草創期にボランティアとして協力した、女優の黒柳徹子氏の講演も予定されているとのことです。

なお、オープンオフィス開催後の11月18日は、臨時休館日となるとのことです。

2014年「日本点字図書館オープンオフィス」開催のお知らせ(日本点字図書館)
http://www.nittento.or.jp/news/open_office2014.html

参考:
E1509 - 「点字図書館オープンオフィス」に込めた思い
カレントアウェアネス-E No.250 2013.12.12
http://current.ndl.go.jp/e1509

【イベント】NII、オープンアクセス・サミット 2014(第1部は第3回SPARC Japan セミナー2014「「オープン世代」のScience」)開催(10/21、22・東京)

2014年10月21日、22日に東京の国立情報学研究所にて、オープンアクセス・サミット 2014が開催されます。オープンアクセス促進のための世界的なイベントであるOpen Access Week(2014年10月20日から26日)にあわせて開催されるもので、今年のテーマ、“Generation Open”に沿って、第1部は第3回SPARC Japan セミナー2014「「オープン世代」のScience」、第2部は「未来への飛躍~機関リポジトリの更なる発展を目指して」と題したイベントが行われるとのことです。

講演会への参加費は無料ですが、事前に申し込みが必要とのことです。

オープンアクセス・サミット2014(NII)
http://www.nii.ac.jp/content/event/2014/OA_summit.html

第3回 SPARC Japan セミナー2014 (オープンアクセス・サミット2014 第1部)「「オープン世代」のScience」(NII)
http://www.nii.ac.jp/sparc/event/2014/20141021.html

オープンアクセス・サミット2014
https://krs.bz/nii/m?f=178
※申し込みページ

参考: