アーカイブ - 2014年 8月

8月 7日

E1594 - 電子書籍を長期保存するために:論点整理

 米国をはじめとして,公共図書館,また大学図書館においても,電子書籍の提供が広がりを見せている(E1233E1465参照)。図書館における電子書籍の提供については,多くの事例を踏まえて論点が整理されてきている(CA1816E1293参 照)。このうち,特に電子書籍への長期的なアクセスを確保するという視点から,電子書籍の長期保存の課題について論点を整理したレポート “Preserving eBooks”が2014年7月3日,電子情報保存連合(Digital Preservation Coalition)によって公開された。レポートでは,論点を次の7つに整理し,電子書籍のフォーマットやメタデータ,識別子の技術的な動向,事例をま とめた上で,出版者および図書館等の保存機関のそれぞれに対して提言を行っている。ここでは,整理された論点を中心に紹介する。...

E1593 - Altmetricsに関するNISOプロジェクト第1期のまとめ

 2014年6月9日,米国情報標準化機構(NISO)は,Altmetricsに関する研究開発プロジェクト“NISO Alternative Assessment Metrics Project”(代替的な評価指標プロジェクト:AAMP)の第1期の成果をまとめたホワイトペーパー(ドラフト版)を公開した。

E1592 - 少年院法改正の経緯と条文における「読書」への言及について

第186回通常国会において,少年院と少年鑑別所の根拠法である少年院法の改正法案が2014年6月4日に参議院本会議で可決され,6月11日に公布された。今回の改正は,同法が1948年に制定されて以来,初めての抜本的改正であり,読書等に関する条文も新たに追加されている。本稿では,改正の経緯や改正内容等について,読書等に関する部分を中心に紹介する。...

E1591 - 大震災と小松左京が遺したもの

 2014年6月21日,宮城県図書館でトークイベント『小松左京が遺したもの-震災の記憶・未来へのことば-』が開催され,100名を超える参加があっ た。宮城県図書館は震災11ヶ月後には,東日本大震災文庫の原点となった震災の記録等を紹介する特別展を行った。以降,震災支援や復興の道のり,震災記録 の伝承に関する特別展を断続的に続けている。本イベントは,阪神淡路大震災の取材を通して震災記録に関する提言を行ったSF作家,小松左京氏の軌跡を紹介 した東日本大震災文庫展IVの関連企画として行われたものである。作家の瀬名秀明氏,東北大学教授で作家の圓山翠陵氏,小松氏の元マネージャーの乙部順子 氏が,震災の経験を防災・減災に役立てるためのアーカイブのあり方について,小松氏の取組みを交えて語った。...

E1590 - 東日本大震災後の図書館等をめぐる状況(2014/8/4現在)

 東日本大震災後の図書館等をめぐる状況について,本誌での既報(E1555ほか参照)に続き,2014年4月中旬から8月上旬にかけての主な情報をまとめた。...

ウィキメディア財団、透明性レポートを公開

2014年8月6日、ウィキメディア財団(Wikimedia Foundation)が透明性レポート(Transparency Report)を公開しました。ウィキメディア財団は政府、個人、企業等からユーザー情報の公開や、コンテンツの変更等のリクエストを受けており、このレポートでは、同財団が受け取ったリクエストの数、どの国からのリクエストか、どのように対応したか等の二年分のデータがまとめられているとのことです。

Wikimedia Foundation releases its first transparency report(Wikimedia blog, 2014/8/6)
http://blog.wikimedia.org/2014/08/06/wikimedia-foundation-releases-first-transparency-report/

大阪府立中央図書館でピースウィークの取組みとしてパネル展「平和ってなんだろう?~震災を忘れない~」を開催

大阪府東大阪市、東大阪市教育委員会等が主催するピースウィークの取組みの一環として、大阪府立中央図書館で2014年8月5日から8月10日まで、パネル展「平和ってなんだろう?~震災を忘れない~」が開催されます。

以下のパネルが展示されているとのことです。

・報道写真パネル『福島の記録』(福島民報社)
・東日本大震災〜被災地の子どもたちからのメッセージ〜(公益財団法人人権教育啓発推進センター)
・災害時の助けあいとボランティアパネル(東大阪市社会福祉協議会)

パネル展「平和ってなんだろう?~震災を忘れない~」を開催します【ピースウィーク】
http://www.city.higashiosaka.lg.jp/0000011064.html

北米研究図書館協会(ARL)が報告書シリーズ“SPEC Kit”第340号を刊行 - 「オープンソースソフトウェア」がテーマ

2014年8月6日、北米研究図書館協会(ARL)が、報告書シリーズ“SPEC Kit”第340号を刊行しました。今号のテーマは「オープンソースソフトウェア」です。

統合図書館システム(ILS)、ディスカバリーレイヤー、電子情報資源管理、ILLなどのオープンソースソフトウェアをとりあげ、ARL参加館を対象に、開発したコードの公開にあたっての方針や実務、オープンソースプロジェクトへの貢献の頻度、コードを公開することへの抵抗がないかどうか、コード公開による利益や課題等について調査を行った結果をまとめているとのことです。

本文は有料ですが、目次とサマリーは無料で公開されています。

Open Source Software, SPEC Kit 340, Published by ARL (ARL 2014/8/6)
http://www.arl.org/news/arl-news/3344-open-source-software-spec-kit-340-published-by-arl

SPEC Kit 340: Open Source Software (July 2014)
http://publications.arl.org/Open-Source-Software-SPEC-Kit-340/

参考:

8月 6日

立命館大学アート・リサーチセンター、日本文化資源「デジタル・アーカイブ」共同利用・共同研究拠点/共同研究課題の公募を開始

立命館大学アート・リサーチセンターが、2014年8月22日まで、共同研究の公募を行っています。

2014年度より文部科学省 共同利用・共同研究拠点に認定されたことを受けた公募で、デジタル・アーカイブ、データベース構築を基本としたボーンデジタル型研究手法によって、日本文化研究資源を活用した研究を活性化することを目的としているとのことです。

公募する研究課題は、以下の通りです。

(A)テーマ設定型
京都盆地にある世界文化遺産や無形文化遺産相当の文化資源を対象とする研究
デジタル・アーカイブ技術やデジタル・ミュージアムの開発型研究
海外の日本文化資源収蔵機関(博物館・美術館等)の収蔵品をデジタル・アーカイブし活用する研究

(B)個別テーマ型
日本史学、歴史GIS、日本美術・工芸、日本文学、日本伝統芸能、日本映画、ビデオゲーム、テレビCM等、本センターが収蔵する研究資源やそれに関連する研究材料を活用した研究

日本文化資源「デジタル・アーカイブ」共同利用・共同研究拠点/共同研究課題公募開始
http://www.arc.ritsumei.ac.jp/lib/JURC/activity/apply/jurc-gl.html

参考:

EBSCO、看護師のためのエビデンスデータベースNursing Reference Center Plusを発表

EBSCOが、2014年8月5日、看護師のためのエビデンスデータベースとしてNursing Reference Center Plusを発表しています。最新のエビデンスを提供するとともに、処置のデモンストレーションの動画等を提供するものとのことです。

EBSCO Health Introduces Nursing Reference Center Plus(EBSCO Health, 2014/8/5)
http://health.ebsco.com/news-center/press-releases/ebsco-health-introduces-nursing-reference-center-plus

Nursing Reference Center Plus
http://www.ebscohost.com/nursing/products/nursing-reference-center-plus

EBSCO Healthの製品一覧
http://health.ebsco.com/products

via.
EBSCO Health Introduces Nursing Reference Center Plus(Library Technology Guide, 2014/8/5付け)

Bookshare、提供コンテンツ数が250,000点以上、メンバー数が300,000名以上になったことを公表

2014年8月5日、読むことに困難のある人々に対し、著作権のある図書をデジタルフォーマットで提供しているオンライン図書館“Bookshare”が、提供コレクション数が250,000点以上、メンバー数が300,000名以上になったことを公表しました。

Bookshare Accessible Library Celebrates Exponential Growth in Collection and Membership to Advance Reading Equality for Individuals with Print Disabilities(PRweb, 2014/8/5付け)
http://www.prweb.com/releases/2014/08/prweb12071276.htm

Bookshare
https://www.bookshare.org/

農学分野等の“CABシソーラス”が更新

農学、生命科学やそれに関連する分野の統制語彙集であるCABシソーラスの2014年版が、2014年7月21日に刊行され、またウェブサイトが更新されたとのことです。収録語の数は、約264,500となったとのことです。

New edition of CAB Thesaurus published(2014/8/5)
http://aims.fao.org/community/general-information/blogs/new-edition-cab-thesaurus-published

About CAB Thesaurus
http://www.cabi.org/cabthesaurus/

遠泳でファンドレイジング:図書館情報学修士号取得等を支援する奨学金制度のため

米国図書館協会(ALA)は、米国在住のマイノリティに対し、図書館情報学修士号(MLS/MLIS)取得等を支援するための奨学金制度“Spectrum Scholarship Program”を設けていますが、この資金を獲得するためのファンドレイジング活動および広報活動のひとつとして、ニューヨークの図書館員(Miriam Tuliao氏)が、エリー湖で開催されるAnnual Lake Erie Open Water Classicに出場すると、ALAが発表しています。

Tuliao氏は、同じ目的で、2008年にトライアスロンに挑むなど、ファンドレイジング活動を行ってきています。

NYC librarian swims to raise funds for Spectrum and honors librarians George and Deborah Trepp(ALA, 2014/8/5)
http://www.ala.org/news/press-releases/2014/08/nyc-librarian-swims-raise-funds-spectrum-and-honors-librarians-george-and

BookOps
https://sites.google.com/a/nypl.org/bookops/

参考:

Code4Lib JAPAN、カンファレンス2014の発表プログラムを公開

Code4Lib JAPANが、2014年9月6日、7日に、福井県の鯖江市図書館で開催するCode4Lib JAPANカンファレンス2014の発表プログラムを公開しました。

C4ljp2014/program
http://wiki.code4lib.jp/wiki/C4ljp2014/program

参考:
【イベント】Code4Lib JAPANカンファレンス2014(9/6、7・鯖江)
Posted 2014年6月5日
http://current.ndl.go.jp/node/26281

RUSA、図書館における金融リテラシー教育サービスの提供に関するガイドライン等のドラフト版を公開、意見募集

2014年8月5日、米国図書館協会(ALA)のレファレンス・利用者サービス協会(RUSA)が、図書館における金融リテラシー教育サービスの提供に関するガイドラインとベストプラクティスのドラフト版を公開し、意見を募集しています。このガイドラインとベストプラクティスは、米国の博物館・図書館サービス機構(IMLS)による、図書館や博物館がサービスや運営において革新的な取組みをテストすることを奨励するための助成事業“Sparks! Ignition Grants”の成果とのことです。

Library-based Financial Literacy Education Guidelines and Best Practices(RUSA, 2014/8/5)
http://rusa.ala.org/blog/2014/08/05/library-based-financial-literacy-education-guidelines-and-best-practices/

参考:
RUSA、図書館における金融リテラシー教育サービスの提供に関するガイドラインの作成に向け、プロジェクトの総括責任者を公募
Posted 2013年8月29日
http://current.ndl.go.jp/node/24268

赤十字原子力災害情報センター、デジタルアーカイブで企画展「赤十字すまいるぱーく」を公開

2014年8月5日、赤十字原子力災害情報センターのデジタルアーカイブで、企画展「赤十字すまいるぱーく」が公開されました。

ウェブサイトによると、「『赤十字すまいるぱーく』は、福島第一原発事故による放射線の影響により、屋外で十分に遊ぶことができない福島県内の子どもたちに、思いきり遊んでもらう場を提供することを目的として実施され」たもので、2012年2月から2013年12月までの間に、6都市で計13回開催された、とのことです。

赤十字原子力災害情報センター デジタルアーカイブ
http://ndrc.jrc.or.jp/special/

赤十字すまいるぱーく
http://ndrc.jrc.or.jp/special/2894/

米SPARC、米国エネルギー省の“Public Access Plan”に対して声明を発表

米国のエネルギー省(Department of Energy:DOE)が公開した“Public Access Plan”に対して、2014年8月4日、米SPARCが声明を発表しました。声明は、DOEの“Public Access Plan”が記事の再利用の権利について明確に述べていない点等を問題であるとし、記事の出版後12か月以内に一般公開するとしている点等は評価する内容となっています。

SPARC responds to the Department of Energy's Public Access Plan(SPARC, 2014/8/4)
http://www.sparc.arl.org/news/sparc-responds-department-energys-public-access-plan

【イベント】ビブリオバトル発祥の地で「全国大学ビブリオバトル2014~京都決戦~」開催、前日には「ビブリオバトル・シンポジウム2014」も(12/13,14・京都)

2014年12月14日、「全国大学ビブリオバトル2014~京都決戦~」として開催されます。2010年から2013年まで毎年開催されたビブリオバトル首都決戦について、2014年は名称を新たにし、ビブリオバトル発祥の地である京都で開催するものとのことです。会場は京都大学です。

この前日となる12月13日には、立命館大学において、「ビブリオバトル・シンポジウム2014」が開催されます。これは、「図書館、書店、教育機関、全国の市井のビブリオバトルに関わる多くの関係者が、ビブリオバトルについての実践や研究に関する意見交換、情報交換を行う場」として新たに創設したものとのことです。協賛企業・団体の募集が行われています。

■全国大学ビブリオバトル2014~京都決戦~
ホーム
http://zenkoku14.bibliobattle.jp/

■ビブリオバトル・シンポジウム2014
ホーム
http://sympo14.bibliobattle.jp/

プログラム
http://sympo14.bibliobattle.jp/puroguramu

協賛団体募集
http://sympo14.bibliobattle.jp/cf_sponsors
※ビブリオバトルシンポジウム2014の開催趣旨に賛同し,協賛して頂ける企業・団体を募集

参考:

8月 5日

米国エネルギー省“Public Access Gateway for Energy and Science(PAGES)”を公開

2014年8月4日、米国のエネルギー省(Department of Energy:DOE)が、DOEの資金による研究の学術論文とデジタルデータへのアクセスを増加させる新しい方策として、査読済み原稿や出版済みの科学雑誌記事を提供するポータルサイト“Public Access Gateway for Energy and Science(PAGES)”のテスト版の公開を発表しました。今後1年間で更にメタデータや記事へのリンクを追加し、毎年20,000から30,000の記事等の増加が予想されるとのことです。

DOEは、米国大統領府科学技術政策局(OSTP)が2013年の2月22日に公表した文書“Memorandum for the heads of executive departments and agencies”に応えて、2014年7月24日に“Public Access Plan”を完成させ、その中でPAGESの設置について明言しています。

PAGES
http://www.osti.gov/pages/

U.S. Department of Energy Increases Access to Results of DOE-funded Scientific Research(DOE, 2014/8/4)

ページ