アーカイブ - 2014年 8月 5日

米国エネルギー省“Public Access Gateway for Energy and Science(PAGES)”を公開

2014年8月4日、米国のエネルギー省(Department of Energy:DOE)が、DOEの資金による研究の学術論文とデジタルデータへのアクセスを増加させる新しい方策として、査読済み原稿や出版済みの科学雑誌記事を提供するポータルサイト“Public Access Gateway for Energy and Science(PAGES)”のテスト版の公開を発表しました。今後1年間で更にメタデータや記事へのリンクを追加し、毎年20,000から30,000の記事等の増加が予想されるとのことです。

DOEは、米国大統領府科学技術政策局(OSTP)が2013年の2月22日に公表した文書“Memorandum for the heads of executive departments and agencies”に応えて、2014年7月24日に“Public Access Plan”を完成させ、その中でPAGESの設置について明言しています。

PAGES
http://www.osti.gov/pages/

U.S. Department of Energy Increases Access to Results of DOE-funded Scientific Research(DOE, 2014/8/4)

総務省、「災害時等の情報伝達の共通基盤の在り方に関する研究会」報告書を公表

2014年8月1日、総務省は、災害情報を多様なメディアに一斉同報する共通基盤として地方公共団体に普及しつつある「公共情報コモンズ」の一層の発展に向けて、全国普及に向けた課題や推進すべき対応策等について検討することを目的として、2014年3月より、「災害時等の情報伝達の共通基盤の在り方に関する研究会」を開催してきたとのことです。このたび、同研究会において報告書が取りまとめられ、公開されています。

「災害時等の情報伝達の共通基盤の在り方に関する研究会」報告書の公表及び「公共情報コモンズ」の新たな名称の決定(総務省, 2014/8/1)
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01ryutsu06_02000065.html

災害時等の情報伝達の共通基盤の在り方に関する研究会報告書概要(PDF;14ページ)
http://www.soumu.go.jp/main_content/000305850.pdf

災害時等の情報伝達の共通基盤の在り方に関する研究会報告書(PDF;64ページ)
http://www.soumu.go.jp/main_content/000305852.pdf

参考:
『科学技術動向』6月号に、震災における情報入手・伝達の分析記事等が掲載
Posted 2011年6月30日

東京都立中央図書館、陸前高田市立図書館の被災資料の第2弾として、郷土史関係研究資料を追加修理

東京都立中央図書館では、東日本大震災復興支援活動の一環として、2013年、2014年度の2年間をかけて、東日本大震災の津波で被災した陸前高田市立図書館(岩手県)所有の郷土資料51点を修理しているとのことです。同館は、2014年8月4日に、貴重書庫にあった郷土史関係研究資料83点について追加修理を行うことを公表しました。

貴重書庫の資料のうち岩手県指定文化財「吉田家文書」などは博物館等関係者によって救出されましたが、2014年5月、その他の資料113点についても関係者等により救済されていたことが判明したとのことです。東京都立中央図書館では、陸前高田市立図書館から追加修復の依頼を受け、113点の資料のうち、陸前高田市立図書館及び岩手県内図書館で所蔵されているものを除く郷土資料83点について修理することとしたとのことです。

修復期間としては、2016年度末までを予定しているとのことです。被災を受けた陸前高田市の貴重な郷土資料の長期保存、研究等での活用を目指し、被災資料の解体・洗浄・損傷部分の補修・再製本等を行うそうです。

作業の様子は、同館のFacebookを通じて紹介されています。

【都立中央図書館】陸前高田市立図書館の被災資料を修理します。(第2弾) (東京都立中央図書館, 2014/8/4)

OCLC Research、ランガナタンの『図書館学の五原則』の現在における解釈を考察するレポートについて、ウェビナーを公開

OCLCの研究開発部門であるOCLC Researchは、2014年6月30日に、ランガナタン(Shiyali Ramamrita Ranganathan)の『図書館学の五原則』について、現在の図書館の資源及びサービスを反映した解釈を考察するレポート“Reordering Ranganathan: Shifting User Behaviors, Shifting Priorities”を公開していますが、8月4日、これに関するウェビナー(録画)を公開しました。

このウェビナーは、7月8日に実施されたもので、レポートの概要を紹介するものです。45分のプレゼンテーションと、15分の質疑応答から構成されています。

Reordering Ranganathan: Shifting User Behaviors, Shifting Priorities webinar recording now available(OCLC Research, 2014/8/4付け)
http://www.oclc.org/research/news/2014/08-04.html

参考:
OCLC Research、ランガナタンの『図書館学の五原則』の現在における解釈を考察するレポートを刊行 Posted 2014年7月1日

「国立情報学研究所が取り纏めるJaLC準会員」のWebページ公開

2014年8月1日、国立情報学研究所(NII)は、ジャパンリンクセンター(JaLC)準会員のうち、自身が取り纏める機関向けの情報をまとめたWebページを公開しました。

NIIは機関リポジトリを所有し、NIIが運営する学術機関リポジトリデータベース(IRDB)へデータ提供を行っている等の条件を満たす機関を対象に、JaLC準会員の取り纏めを行っています。NIIが取り纏めるJaLC準会員になると、機関リポジトリのコンテンツにJaLC DOI等を付与できるようになります。なお、NIIが取り纏めるJaLC準会員の先行受け付けは2014年7月で完了していますが、2015年1月から一般募集が開始される予定であるとのことです。

「国立情報学研究所が取り纏めるJaLC準会員」のWebページを公開しました(学術機関リポジトリ構築連携支援事業、2014/8/1付け)
http://www.nii.ac.jp/irp/2014/08/jalcweb.html

国立情報学研究所が取り纏めるJaLC準会員(学術機関リポジトリ構築連携支援事業)
http://www.nii.ac.jp/irp/archive/system/jalc

参考:
機関リポジトリコンテンツにDOIが付与できるように まずは紀要論文から
Posted 2014年3月25日

SPARC Japan、平成25年度の年報を公開 2003年以来の活動に関する総合年表も掲載

2014年8月1日、国立情報学研究所・国際学術情報流通基盤整備事業(SPARC Japan)が、平成25(2013)年度の年報を公開しました。2013年から始まったSPARC Japan事業第4期の活動計画や概要、2013年度の活動のまとめ等のほか、2003年からこれまでのSPARC Japan事業をまとめた総合年表も掲載されています。

国際学術情報流通基盤整備事業 (SPARC Japan) 年報 平成25(2013)年度
http://www.nii.ac.jp/sparc/publications/annual/pdf/sparc_annual_2013.pdf

国際学術情報流通基盤整備事業(SPARC Japan)年報(国際学術情報流通基盤整備事業、2014/8/1付け)
http://www.nii.ac.jp/sparc/publications/annual/

トークライブ「すばらしき伊勢うどんの世界」:三重県立図書館、多気町立多気図書館、伊勢市立伊勢図書館で連続開催

三重県立図書館と、多気町(11月に町内で世界伊勢うどん料理コンテストを開催予定)の図書館、伊勢市(伊勢うどんの地元)の図書館が連携し、2014年9月6日、7日に、トークライブ「すばらしき伊勢うどんの世界」を開催するとのことです。この講座は、“400年もの昔から、伊勢地域で食されてきた郷土料理”である伊勢うどんについて、その魅力を知ってもらうためのものとして企図されたもののようです。会場は、三重県立図書館(6日午後)、多気町立多気図書館(6日午前)、伊勢市立伊勢図書館(7日午後)となっています。

トークライブ「すばらしき伊勢うどんの世界」を開催します(三重県立図書館、2014/7/31付け)
http://www.library.pref.mie.lg.jp/app/details/index.asp?cd=2014070440

トークライブ「すばらしき伊勢うどんの世界」を開催します(三重県環境生活部)
http://www.pref.mie.lg.jp/D1KANSEI/app/details/index.asp?cd=2014070440&ctr=jbls&jbox=3

世界伊勢うどん料理コンテスト(多気町商工会のFacebook)

大学図書館におけるデータキュレーションに関する調査

米国の調査会社Primary Research Groupが、大学図書館におけるデータキュレーション・データマネジメント業務に関する調査レポート”International Survey of Academic Library Data Curation Practices, 2014-15 Edition”を刊行しました。本文は有料ですが、結果の一部と目次、配布した質問紙等が無料で公開されています。

この調査はマサチューセッツ工科大学やトロント大学など17の大学を対象に、図書館が研究者の研究助成申請時のデータマネジメント計画にどのように関わっているかや、研究者向けのデータマネジメントに関するチュートリアル等をどのように行っているか等を質問紙で尋ねたものです。調査の結果、回答機関の70%以上では研究者に対しデータマネジメント計画立案のアドバイスを行っていること、ビデオあるいはオンラインでのチュートリアルを行っている機関は約18%にとどまること、データキュレーションに携わる職員数はフルタイム換算で平均2.14人であったこと等がわかったとされています。

International Survey of Academic Library Data Curation Practices, 2014-15 Edition

「お尋ねします。あなたのお気に入りの、そして普通ではない、読書の場所はどこですか?」:ニューヨーク公共図書館が企画

ニューヨーク公共図書館が、2014年8月5日から、世界中の著者、図書館員、読者に対し、「お気に入りの、そして普通ではない、読書の場所はどこか」を質問する企画を開始しています。ハッシュタグ#ireadeverywhereとハンドル(@NYPL)をつけてシェアしてほしいそうで、それが他の人の本を手に取るきっかけになることを期待しての企画のようです。

また、NYPLのスティーブン・A・シュワルツマン図書館(Stephen A. Schwarzman Building)では、8月5日から、建物の外側に閲覧スペースを設けるとのことです。

The Library Inside Out ? Read Everywhere
http://www.nypl.org/voices/connect-nypl/readeverywhere

IFLA、異なる宗教間の対話を促す場としての図書館に関する書籍”Libraries Serving Dialogue”を刊行

国際図書館連盟(IFLA)のReligious Libraries in Dialogue Special Interest Group(RELINDIAL)が、異なる宗教間の対話を促す場としての図書館の活動を取り上げた書籍”Libraries Serving Dialogue”を刊行しています。RELINDIALは2012年に立ち上がった、宗教に関する知識の普及を通じて、異文化間の交流を促す場となろうと取り組んでいる図書館に関するグループです。

今回刊行された書籍では、異文化間の対話のためのツール、コレクション、子ども・ヤングアダルトの国境を越えた対話、対話としてのストーリーテリング等、異なる宗教間の対話のための図書館の取り組みの実例が紹介されているとのことです。

New IFLA Publication: Libraries Serving Dialogue(IFLA、2014/8/4付け)
http://www.ifla.org/node/8898

日本原子力研究開発機構の池田貴儀氏、GreyNet Award 2014を受賞 福島第一原子力発電所事故関連情報の収集・整理・発信に関する功績が認められる

2014年8月4日、灰色文献に関する国際的なネットワーク“GreyNet(Grey Literature Network Service)”が、2014年のGreyNet Awardに日本原子力研究開発機構(JAEA)の池田貴儀氏を選出したことが発表されました。

池田貴儀氏はJAEAの図書館員です。これまでの福島第一原子力発電所事故関連情報の収集・整理・発信に関する功績が認められ、受賞に至ったとのことです。

GreyNet Award 2014(IAEA.org、2014/8/4付け)
http://www.iaea.org/inis/highlights/2014/news-20140804.html

GreyNet International
http://www.greynet.org/

参考:
日本原子力研究開発機構、福島原子力事故関連情報アーカイブを公開
Posted 2014年6月23日
http://current.ndl.go.jp/node/26417

日本原子力研究開発機構、NDL、IAEAと連携し、東京電力福島第一原子力発電所事故関連情報アーカイブ化への取組みを本格化
Posted 2014年1月27日
http://current.ndl.go.jp/node/25335

英国国立公文書館、第一次世界大戦に関するインタラクティブな地図“First World War: A global view”を公開

2014年8月1日、英国国立公文書館(TNA)が第一次世界大戦から100年を機に行っている“ First World War 100”プログラムの一環で、インタラクティブなオンライン地図“First World War: A global view”を公開しました。TNAの所蔵資料を用いて、戦争の世界的影響を示すもので、国や領土を現在の地図と比較してみることや、重要な出来事、歴史的な重要人物、あまり知られていないストーリーなどについて読むことができるとのことです。今後4年間で、更に情報が追加されるとのことです。

First World War: a global view
http://www.nationalarchives.gov.uk/first-world-war/a-global-view/

Launch of online global map of the First World War(TNA, 2014/8/1)
http://www.nationalarchives.gov.uk/news/951.htm?news=rss

The First World War: a global view (TNA blog, 2014/8/1)