アーカイブ - 2014年 7月

7月 15日

ALA年次大会でのAltmetricsに関する発表資料

2014年の米国図書館協会(ALA)年次大会でエルゼビア社が出展したブースで行われたAltmetricsに関する発表の資料が、同社の運営するウェブサイト、Library Connectで公開されています。

公開されているのはElsevier社の研究員であるMike Taylor氏、米国情報標準化機構(NISO)のTodd Carpenter氏、Altmetric社のJean Liu氏の発表スライドです。

SLIDES: New horizons in evaluation metrics for scholarly research(Library Connect)
http://libraryconnect.elsevier.com/slides-new-horizons-evaluation-metrics-scholarly-research

米国図書館協会(ALA)の図書館教育ラウンドテーブル(LIRT)、情報リテラシーに関する優れた活動を行った図書館員を表彰(第1回)

米国図書館協会(ALA)の図書館教育ラウンドテーブル(LIRT)が情報リテラシーにの発展に寄与した個人を表彰する賞を開始し、その第1回としてKenneth Burhanna氏(ケント州立大学図書館)が選ばれたことが、2014年7月14日、ALAより発表されています。

同氏はケント州立大学図書館のTRAILSなどのプロジェクトにも寄与してきたそうです。

Burhanna wins inaugural LIRT Librarian Recognition Award (ALA, 2014/7/14付け)
http://www.ala.org/news/press-releases/2014/07/burhanna-wins-inaugural-lirt-librarian-recognition-award

シンガポール国立図書館委員会(NLB)、児童書“And Tango Makes Three” などを撤去

シンガポール国立図書館委員会(NLB)が、2羽のオスのペンギンがみなしごの雛を育てる話の“And Tango Makes Three”など、複数の本を、公共図書館の書棚から撤去したことが報じられています。

報道によると、“And Tango Makes Three”のほか、“The White Swan Express: A Story About Adoption”、“Who's In My Family: All About Our Families”が対象となり、またそれ以外のタイトルでも留保されているものがあるようです。

Singapore backs call to destroy gay-themed books(AP, 2014/7/12付け)
http://bigstory.ap.org/article/singapore-backs-call-destroy-gay-themed-books

Removal of children's titles from libraries not first time (The Straits Times, 2014/7/10付け)

第28回世界知的所有権機関(WIPO)著作権等常設委員会(SCCR)が開催、図書館やアーカイブにおける著作権の権利制限等について議論

世界知的所有権機関(WIPO)の第28回の著作権・著作隣接権常任委員会(Standing Committee on Copyright and Related Rights:SCCR)が2014年6月30日から7月4日にかけて、スイスのジェノバで開催されました。

第27回の成果に基づき、図書館とアーカイブに関する著作権の権利制限について議論が行われましたが、EUを含む多数の参加国は、各国の著作権の権利制限と既存の国際的な枠組みで対応できると考えており、合意には至らず、条約案の公開もなされなかったようです。

Standing Committee on Copyright and Related Rights: Twenty-Eighth Session(第28回SCCRのページ)
http://www.wipo.int/meetings/en/details.jsp?meeting_id=32092

Standing Committee on Copyright and Related Rights (SCCR) | Twenty-eighth Session | Geneva, July 4, 2014
Chair’s Conclusions

国立台湾図書館、開館100周年記念行事を開催

台湾の国立台湾図書館が2014年で開館100周年を迎えます。開館記念日にあたる8月9日に記念式典が開催されるほか、8月から9月にかけては展示会、11月には記念シンポジウムなどの関連イベントが実施される予定です。また、100周年記念特別仕様の読者カードの発行、期間限定での貸出可能冊数の増加、利用者満足度特別アンケートの実施、記念切手の発売など、一般利用者にアピールする活動も行われるとのことです。

これら一連の活動については、6月に開設された100周年記念特設ホームページで紹介されています。同ページ内には、同館100年の歴史紹介や所蔵する貴重書の電子展示なども掲載されています。

百年好圖 : 國立臺灣圖書館100週年館慶 (国立台湾図書館100周年記念特設ページ)
http://www.ntl.edu.tw/mp.asp?mp=15

日本図書館協会、「学校図書館法の一部を改正する法律について(見解及び要望)」を発表

2014年7月4日付で、日本図書館協会が、「学校図書館法の一部を改正する法律について(見解及び要望)」を発表しました。法改正の経緯をまとめ、新設された条項および附帯決議に関して、同協会の見解と要望が述べられています。

学校図書館法の一部を改正する法律について(見解及び要望)(日本図書館協会, 2014/7/4付)
http://www.jla.or.jp/demand/tabid/78/Default.aspx?itemid=2363

※PDF版
http://www.jla.or.jp/Portals/0/data/kenkai/20140704.pdf

7月 14日

文部科学省、学校図書館司書教諭講習科目に相当する授業科目の開設状況実態調査を実施

文部科学省が、平成26年度における、学校図書館司書教諭講習科目に相当する授業科目の開設状況実態調査を行っています。調査票の提出期限は2014年8月8日18時とのことです。

平成26年度学校図書館司書教諭講習科目に相当する授業科目の開設状況実態調査(文部科学省)
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/dokusho/sisyo/1349638.htm

米国議会図書館の“National Digital Stewardship Residents”、次年度の研修生が公表、今年度の研修生のインタビューが掲載

米国議会図書館(LC)のブログで、LCが博物館・図書館サービス機構(IMLS)とともに行っている“National Digital Stewardship Residents”プログラムについて紹介されています。このプログラムは、図書館学、情報学等の修士課程を最近修了した人に、デジタル保存分野で経験を得る機会を提供するもので、9か月に及ぶ活動が予定されています。

初回である2013-2014年は、ワシントンD.C.の機関に、二年目は、ニューヨークとボストンの機関に派遣されるとのことで、決定した研修生や、プログラムが公表されています。

また、2014年7月22日から24日に開催される“Digital Preservation 2014”のカンファレンスで、初回の研修生によるこのプログラムに関するパネルの開催が予定されているということで、研修生へのインタビューが紹介されています。

Residency Program Update and Panel Preview for DP2014(THE SIGNAL, 2014/7/11付)
http://blogs.loc.gov/digitalpreservation/2014/07/residency-program-update-and-panel-preview-for-dp2014/

米国ジョンズホプキンス大学のSheridan図書館等、近世の欧州の読書行動調査プロジェクトでアンドリュー・メロン財団から助成金を獲得

2014年7月11日、米国のジョンズホプキンス大学Sheridan図書館、プリンストン大学図書館及び英国University College LondonのCentre for Editing Lives and Letters (CELL) が、共同で実施する調査研究 "The Archaeology of Reading in Early Modern Europe"に対して、アンドリュー・メロン財団から488,000ドルの助成金を獲得したことを発表しました。この調査研究は、初期に印刷された資料に残された手書きの注記を介して、歴史的な読書行動を調べるデジタル人文学プロジェクトとのことです。

Exploring the Archaeology of Reading(Johns Hopkins University, 2014/7/10)
http://releases.jhu.edu/2014/07/10/exploring-the-archaeology-of-reading/

ILLのトランザクションに関する国際標準規格、ISO 18626:2014が刊行

2014年7月9日、国際標準化機構(ISO)が、ILLのトランザクションに関するISO規格“ISO 18626:2014 Interlibrary Loan Transactions”を刊行しました。

この規格は、最終的には、既に刊行されているILL関係のISO規格(ISO 10160、ISO 10161-1、ISO 10161-2)を引き継ぐとのことです。これらの既存の規格と異なり、ISO 18626は、ウェブベースの技術環境に対応しており、XMLベースの規格とのことです。

ISO 18626:2014
Information and documentation -- Interlibrary Loan Transactions(ISO, 2014/7/9)
http://www.iso.org/iso/catalogue_detail.htm?csnumber=63064

参考:
E1451 - 2013年ISO/TC46国際会議<報告>
カレントアウェアネス-E No.240 2013.07.11
http://current.ndl.go.jp/e1451

CA1409 - ISO ILLプロトコルとNACSIS-ILL / 鵜澤和往
カレントアウェアネス No.264 2001.08.20

無料オンライン学習サービス「gacco」を図書館で:試験導入、体験イベントを熊本、指宿で実施

無料オンライン学習サービス「gacco」が、くまもと森都心プラザ図書館(熊本県熊本市)、指宿市立指宿図書館(鹿児島県指宿市)に、試験導入されることが、アカデミック・リソース・ガイド株式会社より、発表されています。gaccoラーニングハブとして、「gaccoの受講環境を図書館に設置することで、特別な費用をかけずに大学レベルの講座を受講できる環境を市民へ提供する」ものとのことです。

また、導入開始にあたり、7月15日にくまもと森都心プラザ図書館で、7月16日に指宿市立指宿図書館で、それぞれ体験イベント「gaccoを使って図書館で大学の授業を受けよう!」が開催されるとのことです。「gaccoを図書館で受講可能にすることの意義を語り、これからの学びのあり方を考える」ものとのことです。

アカデミック・リソース・ガイド株式会社と両図書館が実施主体、gaccoを提供する株式会社NTTドコモとNTTナレッジ・スクウェア株式会社のほか、キハラ株式会社、株式会社カーリルが協力、となっています。

「gaccoを使って図書館で大学の授業を受けよう!」in 熊本
https://www.facebook.com/events/667345123349720/

「gaccoを使って図書館で大学の授業を受けよう!」in 指宿

Library Copyright Alliance(LCA)、HathiTrust訴訟の判決の図書館への影響について分析を発表

2014年7月11日、米国図書館協会(ALA)、北米研究図書館協会(ARL)、大学・研究図書館協会(ACRL)から構成される“Library Copyright Alliance”(LCA)が、2014年6月10日に下されたHathiTrust訴訟の判決の、図書館にとっての意味を分析した“What Does the HathiTrust Decision Mean for Libraries?”を発表しました。

このペーパーでは、この判決が、大規模デジタル化とストレージ、著作物へのアクセス、その他のアクセス方法への示唆、関係者団体の立場などといった観点から、図書館にとって示唆される意味を分析しているとのことです。

WHAT DOES THE HATHITRUST DECISION MEAN FOR LIBRARIES?(LCA, 2014/7/7)
http://www.librarycopyrightalliance.org/bm~doc/article-hathitrust-analysis-7jul2014.pdf

Authors Guild v. HathiTrust: Implications for Libraries(ARL, 2014/7/11)

【イベント】第2回マイクロ・ライブラリーサミット:Little Free Libraryの創設者の講演も

第2回マイクロ・ライブラリーサミットが、2014年8月29日・30日に大阪で、9月1日に東京で開催されます。今回は、「Little Free Library(リトル・フリー・ライブラリー)」の創設者、Todd Bol (トッド・ボル)氏による特別講演も予定されています。

第2回マイクロ・ライブラリーサミット2014
http://opu.is-library.jp/ml/mls2014/
※プログラムの詳細等を掲載。

参考:
E1468 - 第1回マイクロ・ライブラリーサミット,大阪で開催 カレントアウェアネス-E No.243 2013.08.29
http://current.ndl.go.jp/e1468

【イベント】第1回マイクロ・ライブラリーサミット(8/24・大阪) Posted 2013年7月29日
http://current.ndl.go.jp/node/24027

「レファレンス協同データベース登録事例集 第1集 参加館種別編」が公開

国立国会図書館の運営するレファレンス協同データベース事業において、2014年7月11日、「レファレンス協同データベース登録事例集 第1集 参加館種別編」が公開されました。レファレンス協同データベースに登録されている事例の中から、多くのアクセスを集めている読み物としても楽しい事例を選び、作成したものです。

>刊行物等>登録事例集
http://crd.ndl.go.jp/jp/library/publication.html#examples

レファレンス協同データベース登録事例集 第1集参加館種別編
http://crd.ndl.go.jp/jp/library/documents/crd_examples_01.pdf

「鯖江市役所JK課」の図書館アプリ、Sabotaが公開

2014年7月11日から、「鯖江市役所JK課」が考案した、図書館アプリ「Sabota」の運用が開始されました。「Sabota」は、福井県鯖江市図書館のサービスをより身近に、より便利に利用したいという女子高生のアイディアから生まれたアプリで、「さばえ(Sa)本(bo)データ(ta)」で「Sabota」と名付けられたとのことです。

利用できる機能は、福井県鯖江市図書館の個人用机(11席)の空席状況がわかる「つくえなう!」(試験運転中)、図書館の本が検索できる「本さがし」(鯖江市図書館の資料検索サイトにリンク)、図書館の本が返却できる施設が地図上に表示される「まっぷ」の3種類とのことです。

JK課の図書館アプリSabotaができました!(鯖江市, 2014/7/10更新)
http://www.city.sabae.fukui.jp/pageview.html?id=15134

sabota
http://sabae-jk.jp/app/

JK課作成のポスター
http://www.city.sabae.fukui.jp/bin/015134-18-1.pdf

JK課発、図書館アプリ「sabota」テレビ&SAPフォーラムにてお披露目(福野泰介の一日一創, 2014/07/11付)
http://fukuno.jig.jp/716

7月 11日

COAR、研究成果の迅速な公開を求める共同声明に対する、出版社協会からの声明への回答を公開

オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)、EIFL、LIBER、SPARC等が、2014年5月14日に公表した、研究成果の迅速な公開を支援する共同声明に対して、その後、多くの機関が声明への指示を表明しているとのことです。この共同声明に対して、国際STM出版社協会(International Association of Scientific, Technical & Medical Publishers)が5月28日に声明を公開しており、7月8日、COARがこれへの回答を公開しています。

7月8日に公開された回答では、COARは、短期間のエンバーゴ、もしくはエンバーゴなしに出版された記事をリポジトリで公開する形でのグリーンOAを強く支援することを表明しているようです。また、出版社や出版社団体からなされる、OAリポジトリを通じた迅速な公開が購読契約に悪影響を与えるとする批判について、Taylor & Francisの調査を引き合いに出し、根拠がないと指摘しているようです。

また、COARは学術コミュニケーションには財政的な支援の必要性を痛切に認識しつつ、多くの商業出版社に指示されている論文処理費用(APC)モデルは、支払う事ができない多くの研究者に不利な状況をもたらすものであり、グリーンOAこそが継続可能でグローバルなOAへのアプローチであるとしているようです。

Jコミ、電子書籍サイトを「絶版マンガ図書館」にリニューアル

株式会社Jコミが、2014年7月11日、運営している電子書籍サイト「Jコミ」を「絶版マンガ図書館」に改称しリニューアルしました。

絶版マンガ図書館
http://www.zeppan.com/

絶版漫画の電子化をより効率的に、Jコミが「絶版マンガ図書館」開始(Internet Watch, 2014/7/10付け)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20140710_657400.html

「漫画版YouTubeを」――読者が漫画ファイルをアップ、作者の許可得て無料公開 Jコミ「絶版マンガ図書館」で海賊版を撃滅へ (1/2)(IT Media, 2014/7/10付け)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1407/10/news099.html

「絶版マンガ図書館(旧Jコミ)」の発表記者会見と、「漫画家4名による電子書籍シンポジウム」同時開催のお知らせ
Jコミ((株)Jコミの中の人、2014/7/7付け)
http://d.hatena.ne.jp/KenAkamatsu/20140707/p1

Jコミから絶版マンガ図書館へ、セリフ検索導入(コミックナタリー、2014/7/10付け)

米国の高等教育機関及び図書館の関連団体がネットの中立性に関する原則を公表

2014年7月10日、米国の高等教育機関及び図書館の関連団体が、ネットの中立性に関する原則“Net Neutrality Principles”を公表しています。ネットの中立性を保護していくことは、言論の自由、学業、経済成長を保護する上で不可欠であるとの立場に立つもので、米連邦通信委員会(FCC)がこの原則に基づいた強制力のある方針を採用するよう求めています。

米国図書館協会(ALA)や北米研究図書館協会(ARL)などを含む、以下の機関が承認しているものとのことです。

American Association of Community Colleges (AACC)
American Association of State Colleges and Universities (AASCU)
American Council on Education (ACE)
American Library Association (ALA)
Association of American Universities (AAU)
Association of Public and Land-grant Universities (APLU)
Association of Research Libraries (ARL)

米国地質調査所とesri社、米国の地図178,000点にアクセスできるアプリケーションを公開

米国地質調査所(USGS)とGISデータを手掛ける米国のesri社が協力し、1884年から2006年までの米国の地図178,000点にアクセスできるアプリケーション“USGS Historical Topographic Map Explorer”を公開しました。年表から高解像度の地図画像を選択し、表示できるとのことです。

New York to LA: History of America’s Maps in One App (esri, 2014/7/1)
http://www.esri.com/esri-news/releases/14-3qtr/new-york-to-la-history-of-americas-maps-in-one-app

USGS Historical Topographic Map Explorer
http://historicalmaps.arcgis.com/usgs/

Historical Topographic Maps - Preserving the Past(USGS)
http://nationalmap.gov/historical/index.html

参考:

米国図書館協会(ALA)、下院での労働力の投資と機会に関する法案の可決について声明:同法案の図書館に関する規定を歓迎

2014年7月9日に、米国議会下院にて、“Workforce Innovation and Opportunity Act”が可決されたのを受け、7月10日、米国図書館協会(ALA)が、これを歓迎すると発表しています。同法案は、上院で2014年6月25日に可決されています。

同法案では、職業訓練と求職支援を行う“One-Stop”のパートナーに公共図書館が追加されるなど、図書館に関する規定が含まれており、ALA会長は、公共図書館が職業訓練や求職支援のサービスを受けられる場として認識されたことを歓迎しているようです。

ALA applauds Congress for passing the Workforce Investment and Opportunity Act(ALA, 2014/7/10付)
http://www.ala.org/news/press-releases/2014/07/ala-applauds-congress-passing-workforce-investment-and-opportunity-act

Bill Summary & Status | 113th Congress (2013 - 2014) | H.R.803

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