研究資源共有化システムは、同機構の構成機関や関連拠点のデータベース等を横断検索する「nihuINT(統合検索システム)」、同機構の研究成果を簡易に公開する「nDP(nihu Data Provider)」、多様な情報を時間と空間を切り口として解析するためのソフトウェア「時空間解析ツール」から構成されており、このたび人名一覧表示システム(人名一覧)が公開されたとのことです。
2014年7月28日、オーストラリアのThe Canberra Timesが、政府図書館サービスの外部委託化の動きがあること等について報じています。これに関して、オーストラリア図書館協会(ALIA)が同日、“Federal Government's evidence-based policy making under threat”と題して外部委託化の動きへの懸念を表明しています。
米国ワシントン州のシアトルにおいて、“Little Free Library”のデザインコンペティション「Libraries on the Loose!」が開催されます。条件を満たすLittle Free Library(本の貸出ポスト)を設計し、シアトルの都市圏に実際に設置し、その出来栄えを競うものです。非営利法人のArchitects Without Borders等によるもので、審査員にはシアトル公共図書館の図書館員も含まれています。審査は、創造性のほか、材料費の値ごろ感や適用性、コミュニティの交流を促進するものかどうかなどの基準で行われるそうです。
BIBFRAMEで録音・映像資料を記述するためのモデルについて検討したペーパー“BIBFRAME AV Modeling Study: Defining a Flexible Model for Description of Audiovisual Resources”が2014年5月15日付で公開されています。 あわせて、音楽のジャンルによる録音資料の課題や、ディスコグラフィーのデータモデル、クラシックなど複雑な構成の作品についてなど、より詳細な事例を取り扱った添付資料も公開されています。
オープンアクセス誌“D-Lib Magazine”の2014年7・8号に、米国デジタル公共図書館(DPLA)の技術的な側面を紹介した記事“On Being a Hub: Some Details behind Providing Metadata for the Digital Public Library of America”が公開されています。メタデータ要件の選択やソフトウェアの評価から、DPLAのメタデータ収集のワークフローまで、サービス・ハブの技術的な側面を紹介しているとのことです。
Lisa Gregory ; Stephanie Williams. On Being a Hub: Some Details behind Providing Metadata for the Digital Public Library of America. D-Lib Magazine. 2014, 20(7/8). http://www.dlib.org/dlib/july14/gregory/07gregory.html
欧州連合(EU)のデータ保護指令第29条作業部会(Article 29 Working Party)が、欧州司法裁判所による2014年5月13日の裁定の履行に関して、Google、Microsoft、Yahoo!の3社と、2014年7月24日に会合を行ったとのことです。同委員会は、EU加盟国のデータ保護担当部局の代表から構成されるものです。
北米の研究図書館センター(Center for Research Libraries: CRL)が、CLOCKSSについて、2013年9月から2014年5月まで「信頼できるデジタルリポジトリのための監査及び認証(Trustworthy Repositories Audit & Certification:TRAC)」による監査を行い、電子ジャーナルについての信頼できるリポジトリ(trustworthy digital repository)であると認証されたと発表しています。監査レポートも公開されています。さらに、今後もこの認証結果を保証していくため、CLOCKSSは、CRLに対して定期的に情報開示を行うとされているようです。
中国:Services for the Handicapped:A Case study on China Digital Library for Visual Impairment
日本:Services for handicapped people at the National Diet Library: Implementation Plan for Library Service for the Visually Disabled and Print Handicapped Users 2014 - 2016
韓国:Service of the National Library for individuals with disabilities
Elsevier社のScopusがカバーするジャーナルについて、1999年から2013年までの評価指数が公開されました。集計された評価指標は、Elsevier社がジャーナルに対する指標として用いている“Source Normalized Impact per Paper(SNIP)”、“SCImago Journal Rank(SJR)”、“Impact per Publication (IPP)”の3つです。