Elsevier社のScopusがカバーするジャーナルについて、1999年から2013年までの評価指数が公開されました。集計された評価指標は、Elsevier社がジャーナルに対する指標として用いている“Source Normalized Impact per Paper(SNIP)”、“SCImago Journal Rank(SJR)”、“Impact per Publication (IPP)”の3つです。
大学・研究図書館協会(ACRL)の刊行する“College and Research Libraries (C&RL)”のVol.75, no.4に、Karen Antell氏らによる記事“Dealing with Data: Science Librarians’ Participation in Data Management at Association of Research Libraries Institutions”が掲載されています。
2014年7月2日から5日まで、ラトビアのリガで開催された欧州研究図書館協会(LIBER)の第43回年次大会の発表資料等が公開されています。今回は、“Research Libraries in the 2020 Information Landscape”をテーマとして開催されたとのことです。「クラウドソーシングとオープンソース」、「Linked Open Data」など10のセッションのペーパーとその発表者のプロフィール、「Europeana Sounds」や「Europeana Cloud」など20のポスター(一部は概要のみ)等が公開されています。
LIBERとSPARC Europeが共同で開催したワークショップでは、EU加盟国のオープンアクセスおよびオープンデータ政策を推進するプロジェクト“Open Access Policy Alignment Strategies for European Union Research(PASTEUR4OA)”や研修等を通じて若手研究者等のオープンサイエンスの実践を支援するプロジェクト“Foster Open Science Training for European Research(FOSTER)”が紹介されたようです。
“Library as Incubator Project”(芸術のインキュベーターとしての図書館プロジェクト)において、マディソン公共図書館の創作活動支援のプログラム“Bubller”を紹介する記事及び動画が複数掲載されています。中央館での取組のほか、7月24日付の記事では地域の分館での取組も紹介されています。
エドモントン公共図書館(Edmonton Public Library)が、図書館サービスの届いていない地域をリテラシー・バン(literacy van)で回るサービス“epl2go”を開始したとのことです。このリテラシー・バンでは、パペットのショーやストーリータイム、Lego、またデジタル関連ではiPad、ゲーム、ロボットなどを届けるとのことで、子どもから高齢者までを対象として、リテラシー教育やコンピュータの個別指導などを提供するものだそうです。
なお、エドモントン公共図書館は、Library Journal誌の“Library of the Year”を、2014年に、カナダの図書館として初めて受賞しています。
プレスリリース
That’s how EPL rolls! New literacy van brings EPL programs and services outside the library and into the community(Edmonton Public Library, 2014/7/23付け)
米国のサンアントニオ公共図書館が、2014年7月24日から、“Digital Library Community Project”を開始するとのことです。図書館カード保有者が同館のデジタルコレクション(電子書籍など)に容易にアクセスできるよう、地域の高齢者センターやYMCAなどの施設に、QRコード付きの壁紙を張るものとのことです。3か所から開始し、今後数か月のうちに掲示場所を追加させていくとのことです。
国際図書館連盟(IFLA)が、途上国の図書館情報学に関する書籍“LIS Education in Developing Countries - The Road Ahead”を刊行しています。アフリカ、南アジア、東アジア、南米等で図書館情報学教育が直面するさまざまな課題を取り上げ、効果的で前向きなロードマップを示唆するような方法に焦点をあてて紹介しているとのことです。