2014年7月18日、ベルギーの大学図書館や専門図書館のコンソーシアム“Anet”がOCLCのWorldCatに参加することで合意したと発表されています。Anetには、アントワープ大学やCity of Antwerp Heritage Libraryなど大学図書館や専門図書館20館が参加しており、これにより、200万件のレコードがWorldCatに追加されることとなったとのことです。AnetはベルギーからWorldCatに参加する最初のコンソーシアムとのことです。
シンガポール国立図書館委員会(NLB)が、児童書“And Tango Makes Three”、“The White Swan Express: A Story About Adoption”などを書架から撤去し、廃棄するとされていた件について、この2作品については、児童セクションではなく、一般向けのセクションに移すことになったとのことです。
第一次世界大戦に関するデジタル化資料を集めた“Europeana 1914-1918”のコンテンツを収集するためのイベント“Family History Roadshows”が、2014年8月2日、英国図書館で開催される予定とのことです。第一次世界大戦に関する写真、手紙、日記やフィルム、音声記録などとあわせて、その所有者や、家族にとってその品が重要な理由についてのストーリーの募集が呼びかけられています。
Wikimedia blogに“Expanding local history with The Wikipedia Library”と題する記事が2014年7月22日付けで掲載されています。これによると、The Wikipedia Libraryは、これまでの成果を受け、アクセス可能な研究資料の拡大に向けての交渉も進行しているようです。
記事では、特に良い情報源として英国図書館(BL)のBritish Newspaper Archive(BNA)が取り上げられています。BNA(記事閲覧は有料)は、当初50アカウント分の無料アクセスがThe Wikipedia Libraryのために提供され、さらに初期に希望が多かったため100アカウントに拡大したそうです。またそのコンテンツにより、18世紀、19世紀、20世紀の英国等に関するWikipedia記事の情報源となっているそうです。記事の例として、以下の記事へのリンクが張られています。