2014年6月30日付けで、Pew Research Centerのブログに「我々の調査からわかった図書館に関する7つの驚くべき事実」(”7 surprises about libraries in our surveys”)と題した記事が掲載されています。これはPew Research Centerが行ってきた図書館に関する複数の調査の結果をまとめたものです。
ドイツ図書館協会(Deutschen Bibliotheksverbandes)等が選ぶ“Bibliothek des Jahres(Library of the Year)”の2014年受賞館に、ドイツ経済学中央図書館(ZBW)が選ばれたようです。
Deutsche Zentralbibliothek fur Wirtschaftswissenschaften ist Bibliothek des Jahres 2014: Exzellenz und radikale Innovation uberzeugten die Jury(2014/6/30付け)
Taylor & Francisが、2014年6月付けで“Taylor & Francis Open Access Survey June 2014”と題した調査レポートを公表しました。これは同社の出版物の著者に対して、オープンアクセス(OA)に関する意識や行動について尋ねた結果をまとめたもので、7,936件の回答があったとのことです。同社は2013年3月にも同様の調査結果のまとめを公開しており、今回のレポートでは前回の調査との比較も行われています。
2014年6月27日は、1994年6月27日にStevan Harnad氏がバージニア工科大学が運営する電子ジャーナル・メーリングリストに「転覆計画」あるいは「破壊的提案」(" A Subversive Proposal”)と呼ばれる投稿を行ってから20年目にあたりました。この投稿は研究者自身がプレプリントや査読後の論文をオンラインで公開することで、必要最低限の経費で成果発信が実現できると呼びかけるもので、後にオープンアクセス運動につながっていきました。
Richard Poynder氏のブログ”Open and Shut?”ではこの「転覆計画」から20年の節目に、提案者であるHarnad氏に対して行ったメールインタビューのまとめを公開しています。インタビューではGold OAとGreen OA、OA方針、OAと途上国の関係等のトピックが扱われており、最後に「もし2014年の今に向けて、『転覆計画』を書き直すとしたら?」と問われたハーナッド氏は、「研究者は自分ではやらないことがわかったので、もし今『転覆計画』を行うなら研究者ではなく、その所属機関や助成機関に呼びかける」とした上で、具体的な文言が簡潔に述べられています。
The Subversive Proposal at 20(Open and Shut?、2014/6/28付け)